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【霊感持ちの】シリーズ物総合スレ5【友人・知人】

1 :本当にあった怖い名無し:2008/08/19(火) 21:06:09 ID:3CK9TmjL0
シリーズ物、霊感の強い人にまつわる話を集めるスレです。
考察や、好きな話について語り合いましょう。

・投下歓迎。実話、創作不問。新作も歓迎。
・作品投稿者はトリップ(名前欄に#任意の文字列)推奨。
・話を投下する際はなるべくまとめてから投下しましょう
・sage進行、荒らし煽りはスルーでお願いします。
・他スレへの迷惑が掛かるような過度の勧誘やはご遠慮下さい。


2chオカ板シリーズ物総合倉庫        まとめサイトその2
http://occult.nobody.jp/           http://www35.tok2.com/home/ganbanbee/index.html

洒落コワ投稿掲示板(煽りは嫌、洒落コワまとめに載りたい!と言う人はこちらへ)
http://jbbs.livedoor.jp/study/9405/

前スレ
http://hobby11.2ch.net/test/read.cgi/occult/1216318669/

2 :本当にあった怖い名無し:2008/08/19(火) 21:11:04 ID:3CK9TmjL0
前スレが容量オーバーだったので急遽立て。
コピペ荒らしって意外と洒落にならんのね。
コピペシリーズ(自称)をスレ違い(荒らし)と明確にする為にも、シリーズ物の定義をはっきりさせる必要があると思われます。

3 : ◆T4X5erZs1g :2008/08/19(火) 22:31:26 ID:fkpUHwKQ0
>>1->>2
乙。
ageとく。

前スレの
>>879
ありがとうww

>>881
そう。昔の話だ。

さっそく馴れ合いで使ってスマン。

4 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/19(火) 22:32:32 ID:fkpUHwKQ0
<整理−1>
翌日、出版社に顔を出し、H先輩に経緯を説明した。先輩は「寺じゃなくて病院を紹介したほうがよかったか」と呆れた。
俺はノイローゼなんかじゃないんだがww
「霊なんてものを信じるヤツは、みんなおかしい」と断言するクソH。実証してやるとばかりに、俺の体験を合理性で解読し始めた。

H「まず、いいか?カリノを見たなんてのはその典型だ。お前は俺から事前に情報を得ていたんだから、具体的にカリノの焼死現場を妄想することは難しくなかったろ?その証拠に、与えなかった情報については何も見てこなかったじゃないか」
俺「見えはしなかったけど、カリノが入れあげてた女性の存在はなんとなく感じましたよ」
H「そのオンナは生きてるか死んでるかもわからないんだぜ。もし生きてたら?お前の霊感とやらがいかに似非か証明されることになるぞw」
相変わらず気に触る言い方で、カリノの件は一蹴されてしまった。

5 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/19(火) 22:33:36 ID:fkpUHwKQ0
<整理−2>
俺「それじゃあ白骨のヤツは?俺は、あのトンネルでバラバラ遺体が発見されてたことも知らないうちに、巡査や由香さんのパーツを集め始めたんですが」
H「フラストレーションを発散させるのに、その手の妄想に浸るヤツは珍しくない。お前は一見暴力とは無縁そうだが、内在してる嗜好まではわからんさ」
うーん。。。反論できないな。。。
H「特に馬鹿女のほうは昔の恨みでも引きずってたんだろ。コンビニの店員仲間と話題にしたことによって、リアルに悪感情を思い出したんじゃないのか?」
俺「そこまで激烈な恨みなんか持っていませんよ。ただ、生理的に受け付けなくなっているだけです」
母親と姉を軽蔑している俺は、男に対して誠実にふるまえない由香さんに対しても、同じような感情を抱いてしまうんだ。
H「ま、あの馬鹿女は殺したって死なないから、せいぜいズリネタにでもしてやれ」
歯をむき出して笑うクソHを、俺はまた怒鳴りつけそうになった。

6 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/19(火) 22:34:47 ID:fkpUHwKQ0
<整理−3>
H「案外、巡査っていうのにも心当たりがあったりしないか?」
H先輩の突っ込みに、俺は苦笑いしながら頭を掻いた。
俺「実は。。。と言っても、ガキのころのたわいのない話なんですが」
中学生のとき、俺はどちらかといえば悪ガキだった。学校の備品盗んだり、連れを用水に突き落としたり。田舎のノリの範疇だったけど、大人からは煙たがられてた。
ある日、学校からの帰り道に警官の巡回に出くわした。特に悪さはしていなかったと思うが、その巡査は俺のこと知ってたんだろうね。「あんまりふざけたことしたら撃ち殺すぞ」って言って、本当に拳銃を構えてきたんだ。まあ、いま思うと、これもある種のノリだったな。
思いっきり逃げたww いい薬になったよ。

H「お前が腕を引き抜いたのは、その巡査だったのか?」
俺「もっとガタイのいい人だった気がしますが、俺自身が中学から成長してますから。まあ、あんな感じだったかも」
結局、これも説明がついちまったようだ。

7 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/19(火) 22:36:06 ID:fkpUHwKQ0
<整理−4>
「じゃあ最後に昨日の件だが」
H先輩は自分のPCのメールボックスを開きながら言った。
「お、来てる来てる。ちょうど俺んとこの顧客だったらしくってな。不審死なんで、担当者が事情を詰めてたとこだったんだ」
着信したメールには『原田園恵の死亡原因について』とタイトルが入っていた。

先輩がクライアントからの出向だっていうのは前述したが、そのクライアントは生命保険会社なんだ。大手の生保は自社で調査部署を持ってて、不自然な請求があると徹底して調べることになってるらしい。
原田園恵は数年前に先輩の会社の終身保険に加入していた。特異な死に方ではあったが、メールには『いたって自然な理由による自殺』と書かれていた。

俺「自然な理由ってなんすか?腹に子どももいたっていうのに」
H「マタニティブルーって知ってるか?俺の嫁もひどかったが、妊娠中はホルモンのバランスが崩れてウツになることがあるんだぜ」
俺「先輩の奥さんがウツになったのは、妊娠のせいじゃなくて。。。」
言い終わらないうちにスリッパが飛んできた。
H「原田園恵にはその兆候が強かった。自殺してもおかしくないほどな。だから『自然な自殺』と報告が来たんだろうよ」

8 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/19(火) 22:36:47 ID:fkpUHwKQ0
<整理−5>
。。。見事にこじつけられた。数年前の俺だったら、H先輩の言葉を信じただろうな。
でも違うんだよ。うまく説明できないけど、俺は妄想に浸ってるわけじゃないんだ。だって、今までの霊現象のほとんどは沙耶ちゃんも一緒に体験してるんだから。
沙耶ちゃんは信じる。H先輩はあの世界を知らないだけだと思えちまう。
俺は反論をやめて「あんまり気にしないようにしますわ」と先輩をあしらった。

9 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/19(火) 22:37:50 ID:fkpUHwKQ0
<整理−6>
仕事が終わってバイトまで時間があったので、不眠覚悟で沙耶ちゃんのアパートを訪ねた。
実は、昨日、あの駅から帰ってきて居座った先は彼女のアパートだったんだ。意識のハッキリしなかった俺に、一晩中沙耶ちゃんが話しかけてくれたおかげで、こうやって日常に戻ってこれたってわけ。
あの子はもうすぐバイトに出るはずだ。顔だけ見て自宅に帰ろう。そう思ってインターホンを鳴らす。
。。。出ない。留守か。それとももうコンビニに行っちまったか。
まあ、いいや。どうせ後で会えるんだ。急ぐこともない。

水戸黄門がなぜ1話完結にしてあるか知ってるか?視聴者に年寄りが多くて次週まで健在でいる保証がないから、って理由らしい。
俺はいま連続投稿という形で話をぶつ切りにしている。時間の制約があるから仕方がないんだが、でも、実はすごく心苦しい。明日は保証されないからね。

『後で会える』なんて、なぜこのとき思ったんだろう。
店まで10分の距離を歩いて沙耶ちゃんの姿を確認することを、なぜ惜しんでしまったんだろうか。

10 : ◆T4X5erZs1g :2008/08/19(火) 22:40:28 ID:fkpUHwKQ0
終わりです。明日から少し間が空く。
割り込みすんません。

11 :本当にあった怖い名無し:2008/08/20(水) 00:25:08 ID:dQR0fO2X0
まこと乙。
前スレ容量オーバーなのかよ。
普通に荒らし認定可能だな。

12 :本当にあった怖い名無し:2008/08/20(水) 08:33:08 ID:fGt16Mlg0
>>1
まこと乙
age

13 :本当にあった怖い名無し:2008/08/20(水) 18:10:32 ID:m9T3DsA40
>>1

>>10待ってる。

14 :本当にあった怖い名無し:2008/08/21(木) 01:25:42 ID:V1/R7xrL0
age

15 :本当にあった怖い名無し:2008/08/21(木) 03:50:29 ID:y1W5HURrO
>>1、乙
前スレのやりとりをログごと持ってって通報すりゃ、一発でアク禁じゃん
嵐の詭弁に騙されるほど削除人はバカじゃないよ


16 :本当にあった怖い名無し:2008/08/21(木) 05:38:49 ID:kEdP4vm10
通報とかやめろ
もし俺と同地域で同プロバだったら洒落にならん
まあないだろうが

17 :本当にあった怖い名無し:2008/08/21(木) 16:34:16 ID:bt6C1rofO
保守age

18 :本当にあった怖い名無し:2008/08/21(木) 19:04:02 ID:Afph3IDY0
>>15
それこそアク禁になるわけない。
お前ら感情的になってるから分からないだろうけど、前スレのやり取りで荒らし扱いは絶対されない。
第1に、スレに沿った話題をしている。それが元で荒れたのは事実だが、奴の言動そのものが規定に反している訳じゃない。

第2にそれに反応している点でアク禁対象から外れる。
「荒らしに反応するのも荒らし」という大前提があるからね。だから「荒しはスルー」というテンプレがあるのに誰も守らない。

あと、>>2>>11

そう言う理由なら大量投下のウニも該当するぞ。というより、ウニの投下量の方が奴より多い。何故その可能性を考えない?
少しは考えて発言した方が良い


19 :本当にあった怖い名無し:2008/08/21(木) 20:24:02 ID:KZS+rkYh0
>>18
何というか・・・自分も少しは考えてから発言したほうが良いと思うぞ?

20 :本当にあった怖い名無し:2008/08/22(金) 02:43:42 ID:gQUgMYHJ0
>>18
>スレに沿った話題をしている

ど こ が ?

>反応している点でアク禁対象から外れる

あれ?おまえ荒らしって認めてなくね?w

21 :本当にあった怖い名無し:2008/08/22(金) 07:41:21 ID:Yj/5+Z9B0
ウダウダ言ってねーでさっさと通報しろよ
どこで通報すればいいかもしらんから俺はしねえが、誰か絶対しろ

22 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/22(金) 10:29:47 ID:pj0PbAe50
1/7
ここは田舎の一軒家。悪霊が住む家。俺のことだ。
いつからここに居るのか、何でここに居るのか、俺は分からない。
訪れる人間に恐怖と呪いを与える。それだけ。とても楽しい。
危険な場所と分かっている筈なのに、ここに来る人間は後を絶たない。
ん?誰か来たな。こんな昼間に。昼なら安全とでも思ったか?
バカなヤツだ。

女が1人。死にたいみたいだな。安心しろ、ちゃんと殺してやるから。
部屋に入ってきた。逃がさない・・・即座に襲い掛かる。
手を伸ばし、その身を・・・掴ん・・・ん、なんだ?手が止まるのはなぜだ?

あぁ、来たのか。来られたのか。よかった。ほんとによかった?何のことだ?
女が何か言っている。約束?誰との?俺は知らない。
いつも通り、殺すだけ。既に気が狂っているだけか?何だろう、何だか・・・気分が悪い。


23 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/22(金) 10:31:48 ID:pj0PbAe50
2/7
手を伸ばして掴む。削り取る。引き千切る。笑いが止まらない。

いつも通りそうしたいのに、なぜ届かない?まだ俺を止める気か?消えろ。
あぁ、気分が悪い。何か言っている・・・俺に話しかけるな。ダメだ。逃げてくれ。
俺の名?思い出せ?何を言っているんだ。表札にあるだろ?寺坂だ。
何を調べたって?ここのこと?俺のこと?それが何だって言うんだ。早く・・・。

俺を知っているのか?俺の名を・・・?
ダメだ、言うな。俺・・・名前は?名前は・・・牧・・・村?
何をバカな。俺は俺だ。俺だろ?誰だよ。俺の名じゃ・・・ない・・・?

・・・・・・!!
あぁ!違う!違うんだ。俺なんだ。俺の名前なんだ。分かった。お前じゃない。俺なんだ。
あぁぁぁぁ思い出した。でもダメなんだ。ダメだダメだ。俺には出来ないんだ。
ダメだったんだ。なんてことだ。意味が無い。思い出したって、こんなこと、意味が無い。


24 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/22(金) 10:32:45 ID:pj0PbAe50
3/7
俺は過信していた。自分を。
霊感が強かった。除霊も出来た。俺は優れた霊能力者だと言われた。
その道じゃ少し有名になった。

でも違った。優れていたのは使っていた道具だ。洗礼された道具だ。
俺自身は弱かった。ここに来て分かった。こいつに直接触れられて分かった。
俺には何も出来なかった。情けない。俺は震えた。怖かった。
結果、この通り、殺された。

そして、あぁ最悪だ。俺は取り込まれた。全てを奪われた。
優れた、しかし本当は無能な霊能力者は行方不明になった。タチの悪い悪霊になった。
意識は残ったが、徐々にそれも奪われて・・・こんな有り様だ。


25 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/22(金) 10:34:00 ID:pj0PbAe50
4/7
頼む、逃げてくれ。死なせたくない。もうあの時とは違う。
こいつは更に力を増した。本気で動き出した。これ以上止められない。
手が届くぞ。動けないのか?もう?あぁぁぁ・・・届く・・・掴ん・・・だ。
くそっ・・・やらせる・・・ものか・・・!固まれ・・・!!

・・・何か聞こえる。直接全身に響いてくる。
何だろう、これは・・・?聞いたことが・・・ある気がする。
こいつに向けて響いている。苦しんでいるのが分かる!どこからだ?
人の言葉じゃない・・・呪言か?
手からだ。掴んでいる手。俺が固めている手から響いてくる。先に何がある?
その・・・なんてことを。刻んで来たのか。その身に、呪いの言葉を。


26 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/22(金) 10:34:59 ID:pj0PbAe50
5/7
しかし何故だ。どうやってそれを。あぁ、そうか、病気か。前に言っていたな。
不治と言われた病・・・生死の境まで行って、それでも戻ってきたのか。
そのとき持ち帰ってきた訳か・・・死者の業を。

あんた、強いな。そんな業を背負って生きていられるのだから。
そうだよな。大事なのは、意志の力だよな。病気にも勝てた訳だ。
あぁ、苦しんでいる。消えていく。ここに住んでいた奴。昔から居た奴。
ただ人を殺すだけが目的の、悪霊。取り込んでいた俺が離れて、呪言を受けて、消えていく。


27 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/22(金) 10:35:58 ID:pj0PbAe50
6/7
・・・終わったな。あぁ、光が見える・・・俺も消えるのか。
その前に、君に何かしてあげたいな。
それ、持っていってやるよ。苦しいだろ?その業は。なんでわざわざ持ってきたんだ?
ん?俺を?ハハ・・・照れるな。でも俺、何もしてないぜ?

いや、君の力さ。病気に勝てたのは。頑張ったんだな。嬉しいよ。本当に嬉しい。
また会いたかったんだ。出来れば、俺が生きているうちに会いたかったけどな。
あぁ、光が広がっていく・・・もう消えそうだ。ありがとう・・・助かったよ。
あぁ、こちらこそ。・・・もっと話がしたかった。


28 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/22(金) 10:37:00 ID:pj0PbAe50
7/7
・・・えぇと、最後に、やっぱりこう言わないとな。
また、会おう、な。いつか会えると思うんだ。
あぁ、そうだな。
その業は、いいのか?そうか、背負っていくのか。
どこかで誰かを救う、か。君なら出来るよ。
俺とは違う・・・。

そうだ、名前は?・・・まい、か。舞うの舞。良い名前だな。
覚えておく。忘れないよ。

ありがとう。それじゃ、また会える時まで。元気でな。
本当に・・・ありがとう。

さようなら・・・



29 :本当にあった怖い名無し:2008/08/22(金) 11:27:08 ID:LEQ+1ieA0

もう終わりかよ
あと2〜3小話を挟んで欲しかったな
小難しい設定とか無いから読みやすかった

30 :本当にあった怖い名無し:2008/08/22(金) 15:51:46 ID:OV2hEx7U0
前スレ容量オーバーに全く気づかなかった

31 :本当にあった怖い名無し:2008/08/22(金) 19:31:59 ID:rowDo+0T0
スレが容量オーバーってどういう事?よく分からん。なにが原因なの?

32 :本当にあった怖い名無し:2008/08/22(金) 21:28:45 ID:+BmN38d+O
>>31
スレの容量は512kバイト。それを越えると書き込みができなくなる。
過去にも長文コピーを大量投下して容量オーバーを狙う荒らしはいたよ。
対策は早めの次スレ立て。700を越えたあたりで検討するのがいいかも。

33 :本当にあった怖い名無し:2008/08/22(金) 22:05:52 ID:6CeoIqz80
投稿者乙。

>>32
様子見ながら、ですね。

34 :本当にあった怖い名無し:2008/08/23(土) 01:20:46 ID:64z/BQczO
つか、前スレでもコピペ荒らしが出てきた時、要領に関する話題出てなかった!?
結局オーバーしちゃったんだね。

ウニはお盆の間に田舎に帰れたんだろうか。。。
結末は気になるけど終わって欲しく無いジレンマ。

35 :本当にあった怖い名無し:2008/08/23(土) 05:58:43 ID:8j8I8rLOO
まとめから忍シリーズが消えているようなんですがどうしたら読めますか?

36 :名無し:2008/08/23(土) 11:18:47 ID:DHPMpUw8O
深夜の静かな校舎の、ベランダというベランダに立ち並ぶ子供達のイメージ。
微動だにせず、ただこちらを見つめている。ただそれだけなのに、そのイメージは
考えただけで背筋が薄ら寒くなる。そんなイメージを、俺に刷り込んだ奴がいた。
中学一年生の夏頃かな、昔から仲の良かった、幼なじみなんだが、
男のくせに、御幸なんていう、かわいらしい名前の奴だ。
あまり周囲に溶け込めず、かと言って、浮いてるわけではないんだが、
何だか故意に一人でいるような、陰気な奴だったのを覚えている。
そいつとは、度々、夜中にお互いに家を抜け出して、何するでもなく夜の街を歩く
という、そんな遊びをする仲間でもあった。夜の校舎、堤防、デパートの屋上、廃墟、色んなとこに行ったな。

37 :名無し:2008/08/23(土) 11:24:16 ID:DHPMpUw8O
夜の校舎。その当時はつい最近まで通っていた小学校なんだけど。何だかあまり月日も経ってないのに、
妙に懐かしく感じた。その学校の、グラウンドの鉄棒に、二人並んで背中からもたれながら、話しをしていたんだ。
不意に話しが途切れて、俺は何となく空を仰いでから、真っ正面にある校舎を眺めた。
「幽霊いんのかな」突然声をかけられて、咄嗟に「わかんない」とだけ返事をしてから御幸を見た。
御幸は真っ直ぐに暗い校舎を見てる。俺は、ふざけて「そんなに見つめると、お呼ばれしちゃうよ」
と言ってから、校舎に向き直るんだけど、なんだかその発言に酷く後悔した。
教室の窓の暗がりから、誰かが手招きをする想像をして、ゾッとした。

38 :名無し:2008/08/23(土) 11:27:11 ID:DHPMpUw8O
何だか怖くなって、場所を変えようと提案しようと、横を見たら、御幸は俺を見て笑ってた。
何?と聞くと、ごめんごめんと言いながら話し始めた。
「あの教室から、誰かが手招きしていたね。」ギクリとした。指さした教室は、つい先程の俺の想像した教室だ。
俺はあまり見ないようにした。「幽霊いたねえ」行こうか。そう言って身体を起こした。
ちょっと待ってよ。俺は歩きながら、先程の想像の話しをした。
「案外、想像も馬鹿に出来ないね」そう言ってから、何人?と聞いてきた。「?」
と思っていると、「幽霊」ボソリと俺の横で呟いた。背筋がゾワゾワした。嫌でも想像は止まらない。
俺は薄暗い校舎の、ベランダというベランダに立ち尽くす、無数の人ならざるもの達の想像をしてしまった。
皆、視線は定まらず、思い思いの方向を向いている。心なしか、寒気立つ。
「いるんだ」歩きながら、御幸はお構いなしに囁いた。厳かに、怪談を語るみたいに。
「ベランダいっぱいに」みんなこっちを見てる。あいつら何を考えているんだろう。
その瞬間、想像の中でそいつらは、一斉にこちらを見た。背中に突き刺さる、無数の視線。
その視線の意図は解らない。言うなら、まるで、底のない井戸を覗くような、
そんな不気味さと言うか、向けられた者を不安な気持ちにさせる視線。
それからは、そのイメージが頭にこびりついて離れないでいる。

39 :本当にあった怖い名無し:2008/08/23(土) 15:07:13 ID:kZ2cFJWwO
新シリーズキタコレ!


40 :本当にあった怖い名無し:2008/08/23(土) 19:19:03 ID:RmzaWw8E0
ウニが一番の戦犯だろ。<容量オーバー

41 :本当にあった怖い名無し:2008/08/23(土) 19:54:37 ID:lvwgdT500
いいえ

42 :本当にあった怖い名無し:2008/08/23(土) 21:54:11 ID:RmzaWw8E0
いいえ?お前ウニがどれだけ投下してるのか知らないのか?
客観的な判断すら信者は出来ないようだな。

>>39
新シリーズ?
何勝手認定してるんだよ?ただの単発だろ。スレ違いでしかない。
ほんとにお前ら都合の良いように解釈するよな。


>>36-38
ここはシリーズ物のみ扱ってるようです。単発モノはスレ違いですのでお引き取りを。
それ以外はどんな物でも荒し扱いらしいからもう来ない方が良いよ


43 :本当にあった怖い名無し:2008/08/23(土) 22:34:27 ID:mAJtyzRS0
ウニって何?

荒らしじゃないよ派 ─┬─ ただの寿司ネタだよ派(寿司派)
               │
               ├─ 師匠シリーズの作者だよ派
               │    │
               │    ├─ あれは創作だよ派
               │    │
               │    ├─ 途中まで実話で途中から創作だよ派
               │    │    │
               │    │    └─ 途中で代が変わってるよ派
               │    │
               │    └─ 実はプロのラノベ作家だよ派(過激派)
               │
               ├─ ウニ=主人公だよ派
               │    │
               │    ├─ ウニは物語の最後には死ぬよ派(悲劇派)
               │    │
               │    └─ 師匠シリーズは実話だよ派
               │
               │
               └─ もっと世間に広まればいいよ派
                    |
                    ├─ 書籍化すれば買うよ派
                    |
                    └─ 友人達に広めまくってるよ派(ミーハー派)


44 :本当にあった怖い名無し:2008/08/23(土) 22:36:12 ID:mAJtyzRS0
荒らしだよ派 ─┬─ トリップをNG登録してるよ派(見たくもない派)
             │
             ├─ 洒落コワの殿堂入りを占拠してて図々しいよね派
             │
             ├─ あまり面白くないから荒らし認定派(中立派)
             │    │
             │    └─ 断筆宣言以前は面白かったのに派(昔はよかった派)
             │
             ├─ 大量に投下しすぎてスレを圧迫してるよ派
             │
             ├─ シリーズスレじゃなくて師匠スレに投下しろよ派(本当は読みたい派)
             │
             └─ 海産物もろともまとめて荒らしだよ派(坊主憎けりゃ袈裟まで憎し派)

45 : ◆T4X5erZs1g :2008/08/23(土) 22:44:49 ID:5DwZQ5v70
>>11 >>12 >>33
d

>>13
待たせたww

長いの投下します。

46 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/23(土) 22:45:42 ID:5DwZQ5v70
<親父の死−1>
2時間ほど仮眠を取って、夜中のバイトの支度をしているところに電話が入った。親父の面倒を看てもらっている叔母(母さんの妹)からだ。
「まことくん、お父さんの容態が急変したの。もう飛行機もないでしょうけど、できるだけ急いで来てあげて」

俺はすぐに自家用車で空港まで向かった。
バイト先には途中で連絡を入れた。まだ店にいた店長は快諾してくれた。
H先輩には朝一の飛行機の時間を調べてもらった。最近思うんだが、俺はなぜこの人をあんなに毛嫌いしていたんだろう。

空港に着いたが、最終便の出た後の国内線ロビーは、当然のように閑散としている。駐車場に置いてきた車まで戻り、早朝までの充分な時間を睡眠に費やした。
なぜだろう。気は焦るが、親が死ぬという絶望感はない。きっと『親孝行ができた』と実感しているからだ。余命宣告よりずっと長生きをしてくれた親父に感謝。。。

0時を回って15分ほどした頃、沙耶ちゃんの携帯の番号を押した。「今日は送っていけなくてごめん。昨日はありがとう」と言うつもりだった。
でも彼女は出なかった。数回のコール音の後、「ただいま電話に出ることができません」とアナウンスが流れ、通話が切れた。ああ、まだ仕事中だったかな。

47 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/23(土) 22:46:56 ID:5DwZQ5v70
<親父の死−2>
夜明けの陽の光で目が覚めた。出発までは時間があったが、空港内に行って、メシと洗面を済ませた。
大丈夫。まだ親父は死んでいない。確信があった。叔母からの連絡もなかったし、夢枕にも立たなかったしww
そういえば、例の悪夢みたいな幻覚も見なかったな。このときばかりは白骨に感謝したよ。

飛行機に乗り込んで海を渡った。そこからバスで1時間。
郷里の総合病院で無事に生きてる親父と面会したよ。父さんは、自力呼吸もできないのに、酸素マスクを外して「俺はお前に孝行してやった」というようなことを言った。
そして死んだ。
わけがわからず湯灌の間に叔母に聞くと、そんなことにこだわってたのか、と笑いがこみあげるほど親父らしい考えを聞かされた。
「お父さんは、まことくんがお父さんより先に死んでしまうんじゃないかと、ずっと心配してたのよ。あなたが家を飛び出して音信不通になったときも、ずっと連絡が途切れていたときも」
「だから、お父さんが先に死んであげることがまことくんへの孝行になったの。そうしたら、まことくんは賽の河原で石を積まなくても済むでしょう」

賽の河原っていうのは、一般化してはいるが仏教思想の一つだな。親より先に死んだ子どもは、三途の川を渡れずに(転生の手続きができずに)、親が迎えに来るまで延々と石を積まなくてはならないっていう、あれ。
親父が先に死んだから、俺はもういつ死んでもいいわけだ。

「なんで俺が死ぬなんて思ってたんだよ、あの人は?」
笑いながら叔母に聞くと、叔母は、至って真面目な口調で言った。
「姉さん(俺の母親)が、そこまであんたたちの一家を追い込んだからよ」 そして謝られた。「あんなのが身内で、ごめんね」
俺がその謝罪を受け入れるわけはない。愚考に走った母さんが悪いのは確かだし、おそらく、知らず知らずのうちにその原因を作った俺と親父が悪いのも納得できる。でも叔母は関係がないからね。

48 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/23(土) 22:47:47 ID:5DwZQ5v70
<親父の死−3>
親父が歓迎されない病死(アルコール中毒を経ての肝臓癌だったんだ)だったということと、喪主の俺が遠方から来ているということで、葬儀は内内で済ませることになった。
その夜、親戚だけの簡単な通夜をしていると、玄関が開いた。読経の最中だったので目だけ上げると、母さんと姉さんがバツが悪そうに立っていた。
末席の叔母が2人を中に誘っている。(ああ、声をかけておいてくれたのか) 少し苦々しく思いながらも、久しぶりの顔が元気そうなのに安心した。

式が終わり、親類連中は帰った。叔母は俺と仏さんの番をすると言い張っていたが、1人のほうが気楽なので帰した。母と姉は町に宿を取っているという。
ビールを開け、親父の棺の横で、どうでもいいことに頭を巡らせた。
叔母の話によると、母さんは親父と結婚する前に付き合っていた相手がいたらしい。結婚してからも感情的には切れていなかったんだろう。
気持ちの冷めている親父の世話をし、親父の子どもである俺を育てているうちに、現実から逃げ出したくなったのかな。
今では、その男と充実した生活を送っているはずだ。。。
ふと、沙耶ちゃんの言葉を思い出した。『強力な守護霊に守られている人間は、努力しなくても、人生が好転するの』 羨ましい限りだね、まったく。

イライラしてきた。沙耶ちゃんの声が聞きたい。
携帯の番号を押すと、電源が入っていないとアナウンスされた。そっか。バイト中だったな。。。

49 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/23(土) 22:48:50 ID:5DwZQ5v70
<親父の死−4>
神経が昂ぶっていたが、それでもウツラウツラと眠れそうになってきた頃、玄関の戸が開いた。
挨拶のない訪問者を不審に思いながら出ると、母さんと姉さんと。。。泥だらけの子どもが立っていた。。。
「もうみんな帰った?ちょっと話があるんだけど」
母さんは、通夜の恥じ入った態度とは正反対のふてぶてしい表情で、親父の安置された部屋に上がりこんでいく。姉さんは俺と顔も合わせずに母さんの後ろについている。
坊主は、俺の隣りで止まって、そこだけ泥がはげた薄い唇を動かした。「次は頭」
全身が緊張したよ。そっか。。。そういうお膳立てなわけか。。。

冷静さを欠いちゃまずい。深呼吸を繰り返しながら自分に言い聞かせた。
母さんは、親父の死に顔に興味も見せずに切り出した。「この家とお父ちゃんの預金のこと、あんた、聞いてる?」
知るか。首を振る。
「妹(叔母)の話だと、お父ちゃん、全部あんたに遺すって遺言書いちゃってるらしいんだわ。でもね、あたしはともかく、同じ子どもなのに、お姉ちゃんに何ももらえないっていうのは、不公平すぎるからね」と母。
。。。てか、ここまで強欲だと母親扱いするのも抵抗があるわorz
「俺は遺言のことなんか知らないし、どうしようもないんだから、そんな話、持ってくんな」吐き捨てると、姉ちゃんが初めて口を開いた。「相続を放棄してくれればいいのよ。そうしたら、母ちゃんに半分、私たちには4分の1ずつ配分されて、みんな公平になるじゃない」
母親は「お姉ちゃんにだけは遺産を渡して」と繰り返す。姉は執拗に母親の権利を出張する。
なんかほんと。。。面倒。。。
「じゃあさ」俺は、自分の言葉に自覚のないまま、言った。「俺と姉さんがいなくなったらいいんじゃねーの?」

50 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/23(土) 22:49:32 ID:5DwZQ5v70
<親父の死−5>
人間の首って、こんなに激しく脈打ってるもんなんだな。姉さんの顔が紫に染まっていくのを見ながら、俺はさらに両手の力を込めた。
母さんは腰が抜けたみたいで、大声を上げることもせずに、親父の棺桶を狂ったように叩いている。
なんだか予想どおりすぎて、拍子抜けだよ。どうせ夢なんだろ、これ。もう少し俺に不利な状況にしてもいいんじゃねーの?
なあ、坊主。

姉さんが泡を吹き始めた。そろそろ死ぬかな。馬乗りになった俺が浮き上がるほどの抵抗をしてた体も、もうほとんど動かないし。
瞳孔が開いた。あー。。。なんつーか。。。気分は悪くないんだけど心残りがあるって感じだ。。。
沙耶ちゃんに連絡がついてたらなあ。。。俺、こんなことしなかったのに。。。

そう思った瞬間、こわばってた手から力が抜けた。姉さんの喉に酸素が流れる感触が現れた。
まだ生きてる!よかった!
母さんに向かって叫んだ。「誰かを呼んできてくれ!早く!!」でも、母さんは動かない。
畜生!自分の娘の緊急事態だろーが!

自力で姉から離れようとしたんだが駄目だ。脳が俺の意思を無視する。
また徐々に力が入ってきた。腕が攣るほど抵抗してるんだけど『負けてる』。
いっそ、手が動かなくなれば。。。見回すと、祭壇のでかい燭台が目に入った。ロウソクを抜けば使える!
俺は自分の肩に思いっきり噛みついた。痛みで我に返って、一瞬、体が自由になった。
祭壇に飛びつき、火のついているロウソクをねじ取って、鋭い針をむき出しにする。
そして、親父の棺桶の上に置いた自分の左手に、思いっきり突きたてた。

51 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/23(土) 22:50:39 ID:5DwZQ5v70
<親父の死−6>
母親の喚き声で集まった近所の親族が、救急車を呼んでくれた。意識の朦朧としている姉を尻目に、運ばれたのは俺のほうだったww
燭台が大きかったので、針は俺の掌を貫通して骨を砕いてた。親指と人差し指は普通に動いたが、後の3本は再起不能かもしれない。
ま、どうでもいいや。。。

治療を終えて病室で横たわっているときに、夢を見たよ。
俺は、体と右腕の再生した女の肉体を背負って、あのトンネルの脇に立っていた。女は下に続く急勾配を指差している。
指示に従いながら、ゆっくりと下りてやった。何かを探しているみたいだ。
女の指がさまよい始めた。場所が特定できないのか。「ううん。見たくないの」意外に若い声で、女は答えた。
すると、10mぐらい前方の薮が動いて、中から薄汚れた沙耶ちゃんが現れた。「何やってんの、そんなとこで?」と笑いながら聞くと、沙耶ちゃんも笑いながら、「先に来て探してたんですよお」と返す。
そして、俺の背中に向かって、足元を指差しながら、言った。「ここでずっと待ってたんだよ」

沙耶ちゃんの足元には幼児が眠っていた。女を背中から下ろしてやると、右手で幼児の頭を撫で始める。
「子どもと一緒に殺されちゃったんだよね。可哀相だったね」沙耶ちゃんも傍らにしゃがみこんで、同じように幼児を撫でる。
いつのまにか坊主が来ていて、母親の首に頭を取りつけた。あれ?姉さんは生きてるはずだが?
母親は穏やかな表情で、子どもに頬ずりをした。
俺は坊主に言った。「右腕だけじゃ子どもが抱けないから、俺の左腕をやれないかな?」坊主は黙って母親を指差した。母親は両腕で子どもを抱いていた。
そこで夢から覚めた。

医者が来て、俺の手は神経が寸断されてしまったので元どおりには動かないだろうと説明した。大きな病院でなら神経の縫合をしてもらうことができるかもしれない、とも慰められたが、俺は断った。
俺が持ってるより、あの母親にやったほうが、何倍も役に立つ腕だったからね。

52 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/23(土) 22:51:43 ID:5DwZQ5v70
<親父の死−7>
包帯だらけの手だったからか、翌日の葬儀には野暮なツッコミは入らなかったww
親戚の何人かが「あの馬鹿どもは昨日のうちに追い出してやった」と報告してくれた。田舎の団結力は頼もしいなw
火葬場に移り、骨上げ(骨が焼けること)を待っているときに、焼き場の職員から呼び出された。「とても申し上げにくいんですが。。。お父さんの頭のお骨が見当たらないんです。どうしましょうか?」
そっか。親父が姉さんの代わりに首を提供してくれたのか。。。
親族には黙っておいてくれと頼んだ。どうせ、酒びたりだった親父の骨はまともな原型を留めていなかったし。

すべての儀式を終えた後、俺は空港の待合室で久しぶりに携帯を取り出した。驚いたよ。40件近い着信が入ってる。
そのうちの30件以上を占めていた梶に電話をすると、ヤツは深刻そうに切り出した。「沙耶ちゃんってまことさんとそっちに行ってる?バイト、ずっと無断欠勤してるんだけど」

すぐに梶を切って、沙耶ちゃんにかけ直す。。。。電源が入ってない。
最後に会ったのは、踏切事故の翌日の朝だ。もう6日も経つ。その間、電話は一度も通じなかった。
『先に来て探してたんですよ』夢の中では、沙耶ちゃんはトンネルにいた。事故?嫌な想像が頭をかすめた。

53 : ◆T4X5erZs1g :2008/08/23(土) 22:52:17 ID:5DwZQ5v70
今日は終わりです。

54 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 01:28:13 ID:5qSOn8nS0
さんざん前スレが容量オーバーで落ちたのは長文投下が原因だって言われてるのに、「長いです」と前置きして
投下するのはわざとですか?
もう君はいいよ。お腹いっぱい。
もうさ、長文連投は禁止にした法がよくね?

55 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 01:41:23 ID:RDXm9qLI0
文句言うなら見なきゃいいのに

56 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 04:38:49 ID:5c3s295W0
お前のどうでもいい4行レスの方が無駄だっていう

57 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 07:17:11 ID:azYoWxlF0
>>54
お前トリ付けろよ
NGするから

58 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 09:57:08 ID:rZqaQTFnO
まこと乙

ぞわぞわ怖いな
さやちゃんが気になる!続き楽しみだー

59 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 10:17:09 ID:ZB2f/s8W0
ひとつのスレでレスが1000までないと、どうしても困るってんならともかく
シリーズ物投下というちゃんとした目的にそってやってるんだから
1000が800でも全然構わないと思う。
次のスレ立てを早めにすればいいだけだし。



60 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 11:05:03 ID:HSRihgiv0
ほんと、批判レスには容赦ないなw

61 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/24(日) 12:07:37 ID:Wh0JTQrU0
[少女]
1/5
あるところに少女がいた。
少女は公園で、いつも1人で遊んでいた。
公園で遊んでいる他の子供たちは、少女にはあまり近寄らなかった。
子供ながらに謎めいた雰囲気を持つ少女には、誰もが、子供たちの親でさえ、近寄り難かった。
少女は美しかった。

中には少女と仲良くなろうという子供も居た。
ある少年が少女に話しかけた。
「どこに住んでいるの?」
「何歳?どこの学校に行っているの?」
少女は答えた。
ここから少し歩いた所にある家に住んでいること、先月9歳になったこと、学校には行っていないこと。
少女は少し寂しそうな顔をした。魅惑的な表情だった。
少年は赤くなった。なぜか、胸が心地よく締め付けられた。


62 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/24(日) 12:08:41 ID:Wh0JTQrU0
2/5
少女は、少年が通っている学校の、どんな女の子とも違った。
公園で遊んでいる、他の女の子とも違った。
一言で言えば、大人だった。
身なりがよかった。礼儀正しかった。そして何より、子供とは思えぬ色気があった。少女はあまり気付かれない程度に、軽く化粧をしていた。とても良い香りがした。
「名前、なんていうの?おれ、健太。」
「優理。」
「ゆうりちゃん、か。」
「けんた君、ね。優理、お友達ができてうれしい。」
少女はうれしそうに微笑んだ。とても可愛らしい笑顔だ。


63 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/24(日) 12:09:36 ID:Wh0JTQrU0
3/5
少年は少女を家に誘った。
楽しいゲームがある、マンガがある。美味しいお菓子がある。
しかし少女はまた寂しそうな顔をした。
「ごめんね。優理、他の子のお家に行くとパパに怒られるの。」
「えー変なのー。そうかー、厳しいパパなの?」
「うん・・・。パパ、優理のことすぐ怒るの・・・。」
「ママは?ママも怒るの?」
「・・・優理のママ、お家にはいないの。天国にいるんだよ、ってパパが言ってた。」
少年は同情した。ママがいない、というのはちゃんと理解できなかったが、すぐ怒る怖いパパと2人きりで暮らしている、というのが可哀想に思えた。
しかし少年には何と言ったらいいか分からなかった。
すると少女は言った。
「ねぇ、けんた君。うちに遊びに来ない?」
「え、いいの?」
誘いに喜ぶ少年。
「うん。今からでも良い?そろそろ暗くなるかも知れないけど・・・」


64 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/24(日) 12:10:51 ID:Wh0JTQrU0
4/5
時刻は17時をすこし回っていた。気付けば、公園には誰も居ない。
本来なら家に帰る時間。しかしここで誘いを断る訳はなかった。
自宅の電話番号は覚えている。少女の家からでも電話をさせてもらえばいい、と少年は考えた。
「平気だよ。すこしくらい遅くなっても、大丈夫。」
「良かったぁ。じゃあ、行こー。」
こうして2人は少女の家に向かった。

15分ほど歩き、辺りが徐々に暗くなり始めてきた頃、少女の家に着いた。
少年は驚く。そこはとても立派な洋館であった。
表札にはローマ字で名前が書いてあった。少年には読むことが出来なかったが、そこには[TERASAKA]と書いてあった。
「うわぁ〜。すごいな〜。ゆうりちゃん、ここに住んでるんだ〜。」
「うんー。」
少女が玄関のカギを開けて中に入る。
中はすこし薄暗かった。そしてどことなく・・・陰鬱な空気が流れていた。
しかし少年はまったく気にしなかった。
そこら中に飾ってある珍しい装飾品の数々に、少年の心は奪われていた。


65 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/24(日) 12:12:14 ID:Wh0JTQrU0
5/5
少女は、館の一番奥の部屋を目指す。
廊下の突き当たり。重そうな扉の前に着いた。
「ここがゆうりちゃんのお部屋?」
「ううん。ここは、パパがお仕事してるお部屋。」
「パパの?」
パパに挨拶ってことなのかな?こういうときは、おじゃまします、って言うのだったけな。少年は考える。
重い扉を開けながら、優理は言う。

「パパ、また連れてきたよー。」

そして健太くんは、私の部屋に入ってきた。


食事を終えて、私の可愛い優理は、部屋に戻っていった。
美味しかったね、優理。ちゃんと歯を磨いて寝るんだよ。
また、連れておいで。


66 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 12:18:07 ID:4WfYizx0O
>>61->>65
新章?


67 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 12:35:58 ID:RDXm9qLI0
一軒家のやつの過去話的なポジションなのかな
乙。

68 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 13:39:41 ID:oSprp6eB0
Z。

69 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 14:00:01 ID:hlrZX5/70
ちょっと長いが、つい一昨日の話。
大学生らしく怠惰な夏休みを満喫してた俺は、格安ボロアパートの一室で寝っ転がって漫画読んでたんだわ。
そしたら、隣の部屋からホラー映画ばりの悲鳴とガッチャーンっていうなんか割れる音がしたわけ。
寄りかかってた壁のすぐ裏からもろに音が響いてきたんで、この時点で結構冷や汗もん。
十秒ぐらい経って、今度は俺の部屋のインターホンが鳴ったから、「はーい」とか言いながらドアを開けたんだわ。

ドア開けたら、ほっぺから血を垂らした隣の家の娘さんが泣きながら立ってるんだわ。
これまた冷や汗。俺も「ちょ、え?なに?どしたの?」とかきょどっちゃってさ。
とりあえずタオル持ってきて傷口に当てさせてから改めて話を聞いたら、虫にびっくりして机にごっつんしたそうな。
「処理してほしい」っていうからさ。俺もかっこいいとこ見せたいじゃん。所詮虫だろと思って退治しに行ったわけよ。

部屋の壁にムカデの群れ。冗談じゃないの。マジで群れてんの。10本ぐらい入りくねって。
ムカデってカラフルなのね。赤とか黄色とかが黒と一緒にテラテラ輝いてんの。
比較的虫耐性強くて、ゴキとかクモなら素手でいける俺も、これには流石に背筋凍った。

結局、部屋からちりとり持ってきて、全部すくって近場の土手に放り投げてきた。
三段階で背筋凍るってのもなかなかない体験だったわ。


70 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 14:00:55 ID:hlrZX5/70
彼氏のマンションの部屋に一緒に帰って
電気をつけ、何気にカーテンを開けた瞬間、ベランダに立ってる人と
目が合った時。
心臓止まるかと思った。
が、相手もびっくりしていた。

隣人の女が間男を連れ込み、
そこに本命男が来たので慌ててベランダ伝いにこちらに
逃げてきたらしい。
一生懸命ゼスチャーで訴えるその男の情けない姿は
忘れない。
結局、ウチの中を通して逃がしてやった。

一人の時じゃなくて良かったホントに。


71 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 14:02:00 ID:hlrZX5/70
都内の地下鉄のトイレで、早朝メイクを直してから出勤します。
いつも、独り言を言ってる、派手な格好した都蝶々のような
おばあさんがいました。顔は見たこと無いけど、
個室に入って、出るとき、丁度私はトイレから出て行く時間なので、
顔自体を見たことがありませんでした。ある日、いつものように
洗面台の横のスペースで(化粧専用)、メイクをしていると、その人が
突然、横に立っていてニヤニヤしながら、「ねねね、お嬢さん、このマスカラ、
昨日100円で買って今してるんだけど、どう?似合ってる?お嬢さん見たく、
私は若くて美しくないから、似合わないかしら?」と顔を近づけて言ってくる!!!
確かに、、、しわしわの目に凄い太いアイラインを目の上と下に引き、
マスカラもたっぷり。瞬きの度に皮膚に黒く色がついてる。怖くて怯えた私は、
とっさに、隣でもう一人知らないOLが化粧してたので、「このマスカラ、お似合い
だと思いませんか?ねぇ」と話を振った。彼女も「えぇ、変じゃないですよ」って
笑顔でおばあさんに答えた。おばあさんはニヤニヤしながら私たちに何度も、
「大丈夫?変じゃない?」と聞いてきて、本当オカルトでした。その後、また
ぶつぶつ言いながら個室へ。被害に巻き込まれたOLさんは、笑顔で「では、
お先に」と言って去ってしまい、私もさっさと荷物まとめて出て行きました。
あれからあのトイレは行ってない。


72 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 14:03:57 ID:hlrZX5/70
今住んでる賃貸マンション、夜中になるとラップ音が酷かった
昼間もみしみしいってたが夜中が特に酷かった。

旦那が冗談で何かいるかもw
と笑ってたが多分何かいた。夜中寝れなくて起きてると
背後に気配を感じることが何度かあった。
怖いので冷蔵庫の音と思うことにしていた。

ある日金縛りにあった。金縛りで夢の中で霊らしきものは
何回か見たがその日は不思議だった。
夢の中で隣で明かりつけて本読んでいる旦那が見えるのに
体が動かなかった。天井には気配がする。
夢?の中でその気配に一生懸命お前は死んでいる!死んでいるんだ!
と動かない体で必死にもがいていた。

その後意識を取り戻し、夢?から覚めたが、やはり隣で明かりをつけた
旦那が本を読んでいた。
夢なのか?なんなのかわからないまま、体が疲れてるんだと思いながら
寝てしまった。

後日、夜中になっても一切ラップ音がしないことに気づいた。

それに気づきゾッとした。


73 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 14:05:43 ID:hlrZX5/70
富士に行って来た。
私はこの話を思い出した。

「今日から山登りだ」
「お父さんと登るのも久々」
この夫婦には息子が一人いた。
「気を付けてね」」
息子が送った後、二人は山に入った。
「良い天気ね」
「登山日和だ」
二人は登山をつずけた
その夜、遠い方から女の悲鳴が聞こえた。
「お父さん、がんばって」
妻に励まされた父は命綱を確かめ悲鳴があった処に向かう。

ようやく辿り着いた父は命綱をだす
遭難したカップルを助け出す。
女性の方はもうぐったりしていた。
父は男性に命綱を体に巻くように指示をした。
すると男性が抱えていたのは足を滑らせ転落しそうになった恋人の上半身
その彼女の下半身が今もなお上半身を探し山をあるっている。


74 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 14:09:41 ID:hlrZX5/70
夜中寝てるときハエが二の腕に止まったと思って
叩いたら激痛が走った。みるとハエではなくハチだった。
当時パンツ一枚で寝てたので局部だったらと思ったら
ゾッとした。あと小学生低学年のとき
長袖の服を着て腕を袖口から外し
その袖口を自分の首にまきつけて絞めるのにはまってたこと
だんだん周りの背景が真っ白になってって眠る寸前の頭の芯から
とろけるかのような感覚が気持ちよかった。
意識が飛ぶと手元の袖口を絞る手が緩んで
意識が戻るんだけど戻る瞬間ドクンって音が頭からして
すごい衝撃が走った。
それがすごい気持ちよくて
今度友達や妹(当時まだ乳幼児)に試してやろうと思ってた。
今思うとゾッとする。


75 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 14:11:49 ID:hlrZX5/70
マンソン管理会社勤務
昨日滞納者宅にスペアキーで入室

ドア開けた瞬間強烈な死臭あり。
絶対死んでると思い恐る恐る室内探索。ベッドなどみたが死体なし。

おかしいなぁと思いつつ風呂場みると扉にガス発生中の貼り紙
硫化水素の自殺は初めてなんでちょっと焦った。まぁ死臭がかなりしてたのでガスの心配はなかったが…
死後3週間位だったので匂いと体液で風呂場は地獄でした

今年の夏だけで2件目。
前回のお盆前の方が酷かったが…

管理会社に勤めてると日常ではあまり遭遇しない事や物件にまつわる怖い体験をします


76 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 14:12:35 ID:hlrZX5/70
小学生のとき自分の部屋にやけにでかくて
飛ぶのすげえ遅いハエがいた。
この遅さなら手でやれるなと思って
ティッシュ2〜3枚持って
壁に止まったハエを捕まえようとした。

ら、軽く外し潰してしまった…
うわ〜と思ってティッシュの中見たら
ハエの腹から白いうにょうにょした
小さいウジ虫?みたいなのが
大量に出てきてた(((;゚Д゚))
壁にもちょっとついてて
まじで吐くかと思った。
全部で拭き取ってティッシュ
何重にもして窓から捨てた。

でもハエって卵から生まれるんじゃないっけ?
なんだったんだあれは…


77 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 14:13:30 ID:hlrZX5/70
バスの停留所でバスがくるのをボケーと待ってたら
いきなり後ろからドン!と押されてこけて、バスの前輪が
顔の真横まで来たこと

しかも、そのとき俺を押したやつは無表情で俺を見てた


78 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 14:16:30 ID:hlrZX5/70
以上、お馴染みのコピペシリーズでした。
荒し認定されてもの凄く悲しいですが、読んでくれる人がいるかぎり続けていきたいと思います
人が嫌がるような事書き込んでる人って何が楽しいんでしょうかね。ああいう貧しい心の持ち主にはなりたくないものです
2chなんだから気軽に楽しみましょうって!ではまた!

79 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 14:31:21 ID:ZB2f/s8W0
どうしようどうしよう
こまった




80 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 15:09:34 ID:TU44yVuXO
>>78
よく人から空気読めと言われない?

81 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 15:40:01 ID:hlrZX5/70
>>80
そうやって人を馬鹿にして何が楽しいんですか?

82 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 16:11:28 ID:pqhDr6+p0
まあべつにいいんじゃね?
容量オーバーったって即死するわけじゃないんだし。
でも長文連投する人はコテトリつけてほしい。いやつけてくれ。
読まずに飛ばすのも大変なんだ。

83 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 16:28:01 ID:4WfYizx0O
>>82
テンプレにもあるし、最低限のマナーだな。

84 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 17:44:55 ID:/z3isrff0
>>78
コテトリつけましょうね。
NG登録するから。

85 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 18:08:23 ID:aC7D6LX70
コピペシリーズによって、他の投稿者のモチベーションが下がらないなら生温かくヌルーでいいと思っている。
そしてコピペシリーズ投稿者はシリーズ物というのであればローカルルールにのっとりコテトリをつけて頂きたい。
NG登録するから。

86 :本当にあった怖い名無し:2008/08/24(日) 20:25:56 ID:N5Dqc9nR0
推奨なのに強制する奴らって・・・
荒らしはスルーというテンプレ守れない奴らが「テンプレ守れ」だ?自分がテンプレ守れないなら人に命令するなよw

87 : ◆T4X5erZs1g :2008/08/25(月) 00:07:39 ID:vAC56l8G0
>>58
ありがとうw

>>61->>65
「歯を磨いて」の下りが好きだなw


そろそろ締めに入ります。<エンディング>までオカルトの要素は入れられないと思うんで、適当にスルーしてて。ごめん!

88 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/25(月) 00:08:44 ID:fdz6BKAj0
<沙耶の行方−1>
夕方に空港に到着。沙耶ちゃんのアパートに直行した。
郵便受けには大量のチラシが入りっぱなしになってる。インターホンを鳴らしたが返事はなかった。
電話は相変わらず電源が切れている。
勘弁してくれよ。。。

バイト先まで歩き、店長に、帰ってきた挨拶と沙耶ちゃんの欠勤の話を聞いた。
俺が親父の危篤を聞いた夜、沙耶ちゃんはすでに出勤していなかったらしい。ただ、この日は連絡があった。
翌日の欠勤時、それまで真面目に働いていたこともあって、店長は自ら彼女のアパートへ足を運んだんだ。でも人のいる気配はなかった。
「女の子の独り暮らしだし、もしかしてと思ってね」店長は沙耶ちゃんの実家にまで電話を入れた。
父親が出て「存じません」とぶっきらぼうに切られたそうだ。

89 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/25(月) 00:11:34 ID:fdz6BKAj0
<沙耶の行方−2>
「こうまで長引くと心配だね。まこちゃん、沙耶ちゃんの実家にもう一度連絡を入れてみてくれないかな。捜索願を出させたほうがいいかも」と依頼されたので、「なんで店長がやらんの?」と聞くと、「僕はあのお父さんはどうも苦手で」と頭を掻いてた。
沙耶ちゃんの履歴書から電話番号をもらってプッシュすると、平日の夕方だからだろうか、父親ではなく母親らしき女性の応答があった。

警戒心を抱かれないように、できるだけ穏やかな声で伝えてみる。
「私は沙耶さんにアルバイトに来てもらっているコンビニの責任者ですが、沙耶さんがここ数日、連絡なしに欠勤されてるんです。もしかして、そちらに帰ってらっしゃるんでしょうか?」
H先輩が聞いたら「小学校からやり直してこい」と言いそうな言葉遣いだな。
でも母親らしい女性にはちゃんと通じたようだ。あっさりと「こっちに帰ってますよ。ごめんなさいね。もうそちらには戻らないと思います」との返事をもらった。

なんだか釈然としない。っていうのも、沙耶ちゃんは以前「実家に居場所がないから1人で出てきた」と言ってたんだ。
実は、彼女は、父親とその浮気相手の子どもなんだよ。だから正妻に目の敵にされて実家にいられなくなったみたいなんだ。
そんな家に自主的に戻ったのか?それとも。。。

考えるだけ無駄なんで、店長に労いの意味でもらった今晩の休みを、沙耶ちゃんの実家行きに使うことにした。

90 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/25(月) 00:13:38 ID:fdz6BKAj0
<沙耶の行方−3>
少し田舎に下るとはいえ、見事に開拓された新興住宅地の中に沙耶ちゃんの家はあった。立派な門構えとその奥の広い庭が、裕福な暮らしを示している。
沙耶ちゃんの親父さんは、従業員数百人を抱える中小企業の副社長だ。以前、興味本位に調べさせてもらった。
重役はすべて家族親類という典型的な同族会社の中で、唯一、身内外からその地位に上りつめた人だ。女癖はともかく、まあ有能なんだろう。
沙耶ちゃんにお嬢さんな雰囲気があるのも、この家で育ったんなら納得できるな。

カメラつきのインターホンを鳴らすことをためらっていると、左手の路上から人の話し声が聞こえてきた。年配の男と若い女の子の声。
「お父さん、今日は帰り遅いよ。家で待ってるのイヤなんだから、もっと早く帰ってきて」と女の子。。。。あれ。。。?
「これが普通の帰宅時間なんだぞ。今までは沙耶のために無理して帰ってたんだから」と。。。沙耶ちゃんの父親らしき人物。。。
門に取り付けられた電灯が2人の顔を照らし始めた。向こうも俺に気づいたようだった。
俺は真っ先に沙耶ちゃんに飛びつきたい衝動を押さえww、父親に頭を下げる。すると、彼から声をかけてきた。「君は?」
どの立場にするか少し思案してから、答えた。「沙耶ちゃんの友人です」

沙耶ちゃんは父親の顔を見て、それから俺を見て、首をかしげた。「わかんない。誰ですか?」
父親が「事故で名前も家族のことも忘れましてね。たぶん元には戻らないと思います」と補足した。

91 : ◆T4X5erZs1g :2008/08/25(月) 00:15:00 ID:fdz6BKAj0
書くのがしんどい部分なんで、細切れになって申し訳ないっす。
続きは明日。

92 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 00:53:36 ID:Hw7jqdejO
乙!!
続きが楽しみだ

93 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 19:56:14 ID:mvD1eOdA0
●東原亜希伝説
☆競馬連敗記録で38連敗という恐ろしい内容
☆本命にあげた馬が三回も骨折
☆超大本命でも東原が選ぶと惨敗
☆武豊をはじめ数々の騎手に自分が騎乗する馬は本命にしないでくれといわれる
☆二十連敗したときは新聞にまで報じられる
☆世界中でほぼ敵なし状態であった井上康生とつきうも直後アテネオリンピック四回戦敗退
☆東原が初観戦に訪れた05年1月の嘉納杯で右大胸筋断裂の大けが
☆今年入籍するもオリンピック代表からも外れ引退となる
☆K-1グランプリ 応援してた選手が全員敗退
☆かつて自身がCMキャラクターになっていた消費者金融のディックが全店舗閉鎖
☆『スーパー競馬』のレギュラーになってわずか3ヶ月後に番組終了。『スーパー競馬』20年の歴史を閉じる
☆「ウオッカ以外の全馬の名前をデスノートに書いときます」→馬インフルエンザ蔓延。中央競馬中止。ついでにウオッカも故障
☆2007年7月1日放送の『ジャンクSPORTS』に出演した際、武幸四郎騎手から「もうカンベンしてください」
 と懇願された東原は「名前いっぱい書いてやりますから!」と逆切れ。
 2ヶ月後の9月9日、武幸四郎は札幌の利尻特別で落馬。検査の結果、全身打撲、左肺挫傷、左肋骨骨折の重傷と判明
☆友人と日本−キューバ戦を観戦。星野JAPAN大事な初戦を落とす。
☆試合前日デスブログ上に名前を載せられた鈴木桂治、北京にてあえなく一本負けで初戦敗退。中澤さえも初戦敗退。
 観客席には東原の姿が・・・。フジのスタジオからその信じがたい光景を見つめていたのは、夫の康生。
☆柔道開始時間に無事間に合った東原。見事鈴木中澤両一回戦敗退の快挙を達成。
☆カワカミプリンセス秋華賞のプレゼンター→次走エリザベス女王杯1位入線降着→Vマイル惨敗→骨折長期休養
☆マラソン野口みずきを激励→故障で北京欠場
☆競泳東原北島を熱烈応援→北島、200金死守するも世界新記録を逃す
☆フェンシング太田に元気わけあたえに行きたい→決勝で破れ金逃がす
☆まだ一度も会ったことのない谷本歩は見事2大会連続のオール一本勝ちで金メダル
☆男子体操個人観戦中、内村あん馬で落下、富田吊り輪で落下。柔道会場に移動後、内村奇跡の逆転銀メダル。


94 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 19:58:06 ID:mvD1eOdA0
スレの最後のほうに「このスレのレス番○○○番台にガチでヤバい情報があるからさっさと埋めろ」とやたら煽る奴がいて
どうせハッタリだろ?と思ってその前後のレスをチェックしてみたら
たいていニュー速のタブースレなんて毎回おなじみの鮫島とかそういう定番ネタしかないんだけど
たしかにそこには他では聞いたこともない話が繰り返し出てきていた
スルーされてたけど

ヒント
・いわゆる童話武楽(仮)の成り立ち
・「在日」と言えばきまって「朝鮮人」。日本近代史を知っていれば「在日朝鮮人」がいるならなぜ「在日○○人」がいないなんて言い切れる?
・漫画などで中国人キャラは必ず「○○アル」という口調だけど、実際「○○アル」なんて喋る中国人なんて見たことない。
・じゃあ「○○アル」はどこの方言?


95 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 19:59:39 ID:mvD1eOdA0
簡単に説明すると狂牛病というのはプリオンと呼ばれるタンパク質が変異を起してしまい、
この異常プリオンが脳に蓄積されて神経細胞が破壊され脳に空洞ができてスポンジ状になる病気。
これが羊だとスクレイピー病、人間だとクロイツフェルト・ヤコブ病と呼ばれ称してプリオン病と呼ばれてる。
ただしこの説明は一般論で、まだ分からないことも多く異説もあって定説までにはいたらない。

さて、はっきりしたことは解明されてないわけだが、どうも感染するかも知れないらしい。
解明されてない今なにを言っても根拠とはならないけど関連する情報として・・・・



かつてニューギニア島では葬儀の際の食人習慣というのがあってそれにに起因するクールー病という病気もプリオン病の一つ。
こちらはちゃんと解明されてる、共食いというかカニバリズムはやばいっぽい、特に脳。

次に、狂牛病の起源はヤコブ病ではないか?というレポートがあったりあったりする。
人の死体を食べた牛がヤコブ病に感染したのが狂牛病という話。
そんなアホなことが・・・・ありうるそうなw
「崎谷博征 ヤコブ病」でぐぐれば出てきます、結構有名な話らしい。

最後に研究者達がが不審な死に方をしているという話、これも表に出てこない有名な話。
アルツハイマー病の世界的権威であった斉藤綱男博士を含むプリオン病の研究者たちが不審な死に方をしている。
ちなみに変異型クロイツフェルト・ヤコブ病とアルツハイマー病はつながりがあるかも知れないらしい。

プリオン病は潜伏期間があるから直ぐには発症しないが若くして発症する者もいる。
信用できない物を口にするのはいかがなものか、と。
自分も詳しくはわからんからこの辺で、既出だったらスマソ。


96 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 20:00:19 ID:mvD1eOdA0
知人が警察の人から聞いた話。

旅館のトイレで女性が喉を切られて死んだ事件があった。
ここのトイレは、客からのクレームで、覗きがあるとかで、
防犯のためにトイレの窓が映るようカメラを設置していた。
事件があったときに、カメラの映像を確認したところ、
窓から鎌を持った小さいおばあさんが入ってくるところと、
出て行くところが映っていた。

既出ですか?
知ってる人いる?


97 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 20:01:05 ID:mvD1eOdA0
よく、「出る」ホテルとかってあるでしょ?
これは実際に泊まった人が見て、それが噂として広まっていくのが多いんだけど、
一部は工事を請け負った関係者からのものもあるんだよね。

ラブホとか、ラブホオーナーの持つビジネスホテルとかって、経営者が893とか
同和関係とか、ちょっとダークなところだったりします
工事中に壁に死体を塗りこめる・・・というのはよく話に出てきますが、信憑性は
微妙なところ


98 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 20:01:52 ID:mvD1eOdA0
先日知ったのは、発注者がガチ893か童話系だったかで、今までも違法脱法が
当然のようなやり方をしてきた所の裏話
建物が完成したあと、発注者は自分のイメージと違うとか、納期がどうのこうのと
ゴネたりとかして、大工に金を支払わなかったらしいんだわ
相手が相手だけに、生真面目な大工は出るとこにも出れず泣き寝入り


99 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 20:02:38 ID:mvD1eOdA0
お金が入ってこなけりゃ負債だけ残ります
一生懸命仕事をしたのに、自分に非がないのにえらい仕打ちを受けました
結局その大工、自殺したそうです
同じ土建業に携わる身からすると、どんだけ落胆したろうと気の毒でなりません

そのあたりの経緯から、きっとあのホテルには出るぞ、という噂ができ始めてます
実際、竣工後に怪異な現象に逢ったという噂もチラッと聞きますよ
まあその大工も化けて出るくらいしないと、気が済まんでしょうね


100 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 20:04:00 ID:mvD1eOdA0
ホテルに出るのはその部屋でなくなった方だけではなく、その施主に泣かされた
かわいそうな大工だったりするのかもしれないなぁ、と
つい最近思い始めたところです

ちなみにそのホテルは営業を始めていて、かなり好評のようです
来るお客さんは上のような経緯は知らないですしね


101 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 20:08:44 ID:mvD1eOdA0
小ネタだけど投下。
セガサターンの「Dの食卓」ってゲームに嵌ってたんだけど、
話の佳境近く、女主人公が敵に会いに透明な階段上がる所で画面フリーズ。
仕方なしゲーム終了させて、翌日やってみたら又同じ場面で止まった。
で、機体が悪いのかと思って、友達んちに持って行って一緒にやってみたんだ。

見事に同じ場面でフリーズ。
気持ち悪くなってそれでやめてしまったんで、ラストだけ未だに見てない。
ソフトはそのまま友達の間を回って行方不明。
結局ラストまでやれた奴居なかった。バグか何かだったのかなあ。


102 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 20:12:32 ID:mvD1eOdA0
以上、コピペシリーズでした。
なんか、やたらと「お前コテにしろ」と言う人がいますが、コテなんて2ちゃんでは忌み嫌われる存在だし、コテにしろ
と言う理由が「NGにするから」なんてふざけた理由なので絶対しませんよ。
他の書き手もそうだと思うけど、他の人に読んで欲しいから投下してるのに、NGにするからなんて言語道断。


103 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 21:20:44 ID:+VNNVl/dO
>>91
まこと乙!
書くのがしんどいって実話設定だっけ?
細切れでも更新早いんで期待して待ってる

104 : ◆T4X5erZs1g :2008/08/25(月) 21:29:52 ID:fdz6BKAj0
>>92 >>103
d
そそ。実話『設定』ねwww

今日は続きが書けそうにないんで、番外だけ投下させてもらいます。
明かり消すのが楽しみだ。

105 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/25(月) 21:30:27 ID:fdz6BKAj0
<番外>
あるきっかけがあって、一ヶ月ほど前から、昔の体験をここに投下させてもらっている。おかげさまで、もうすぐ完了にこぎつけそうだ。

実は、作中にも、レスの中にもまったく書いてこなかったが、この行動を始めてからすぐに、右の空間から人の気配がするようになった。この類の経験は珍しくはないので、「ああ、また回線が繋がったんだな」ぐらいにしか思っていないが。
一ヶ月間、ほぼ毎日、ラップ音と息遣いの音。たまに執筆を休んで空気をリセットするんだが、そろそろ限界の波が来ているみたいだ。

今日ははっきりと廊下を歩く黒いTシャツの子供を見た。なぜか俺の視る霊は子どもが多い。
そいつは、玄関の方向から来て、突き当たりの壁の中に消えていった。

で、いま、非常に体調が悪いwww

俺にとって、霊は『怖いもの』でも『悪いもの』でもなくて、むしろ『いてほしいもの』なんだが、俺の感応の仕方に問題があると、こういう事態を招くらしい。
久々に霊と会話ができそうで、いま、少しわくわくしている。

106 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 21:47:25 ID:UKY5vm5A0
完了か・・・名残惜しいナァ。
あ、コピペシリーズはさっさと終わってほしいw

107 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 21:50:51 ID:oOLIM9c90
同感。
一度やりだすと長いし目新しい話も無いし、ホント迷惑

108 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 22:32:22 ID:mvD1eOdA0
中学のとき、霊感がある子に私の守護霊を見てもらったら、
若くて綺麗で早死にした親戚の女性、と言われました。
祖母にそんな人いるかと聞いたら、暫く考えてて。
「いた!30歳過ぎくらいで無くなった、色の白くて美人だった子。
結婚も決まってたんだけど、顔のホクロを気にしてて、手術したんだけど、
そこから細菌が入って病気になって亡くなった子」と言われた。
偶然かもしれないけど、それ以降気にしてる。私は今そのくらいの年齢になり、
なぜか年とともに容姿がマシになってきた。そして、昔から顔にホクロがある。
数年前にいくつか手術したが(数が多い)、
まだ残ってる大き目ののは、その過去例が怖くて取ってない。そして、
今まで病気すらしたこと無いのに、内臓関係でちょっと怪しいかも知れない。
厄年というもあるだろうけど、怖い。死にたくない。


109 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 22:34:40 ID:mvD1eOdA0
子供の頃から結構雷が好きで夏とか夕立と共に
雷鳴るとテンション上がりまくりだった
 
でも数年前に雷が鳴る中歩いて帰らなきゃならなくなった
光と音がほぼ同時だったからホント真上だったんだと思う
その時はさすがに怖くて民家に這うように歩いてた(避雷針下なら安全なのかなとか思って)
 
したら爆発でも起きたかのような爆音と共に視界が真っ白になった
音も聞こえないし視界ゼロだしで何が起こったのか分からずその場でフリーズしてた
しばらくして視界が戻ってきて耳にも雨と雷の音が聞こえるようになった
 
その後なんとか無事に家に帰れたけど
あれはやっぱり近くに雷落ちたとかそういうことなのかな?
もしも自分に直撃だったらと思うと…今思い出してもゾッとします


110 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 22:35:50 ID:mvD1eOdA0
うちの旦那は外国人なんだけど派遣会社の社員やってる。工場や倉庫とかにバイトの人々→アフリカ系
中南米・フィリピン・タイ・東欧 を派遣しているが、社長がバイトへの給料を払わないまま倒産したので
エライことになってしまった。旦那は転職したが、給料のことで激怒の電話殺到!出ないと私の電話に
かかってくる。しばらくするとかかってこなくなったが、旦那が仕事先から頻繁に電話してきて、”変な
人がいたらスグ電話して、警察にも電話”と言う。一度変なオヤジがいたから旦那に電話したら血相変えて
帰ってきて、外国人だったかどうか聞いてきたから日本人だった、と言ったらなぜか安心してんだよ、
そしたら”外国人、悪い人もいっぱいいる、家にきたら必ず電話だよ”って。それって、バイトの人が激怒
して住所調べて家までくるかもしれないって事ぉーーっ!?社員は関係ないからと言っても通用しないし、
何してくるかわからん!自分らの国の不良外人つれてきたりしたらどーしよー!!!
怒りの電話は減ってきたけど、今でも旦那が出張で夜一人だと怖くてたまらない。ちょっと物音がしたり話
声がすると目が覚めてしまい眠れないときがある。こわいよーーー



111 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 22:36:38 ID:mvD1eOdA0
因果応報、自分の身にも最近あった。

往路、使ったのに未使用で手許に残った券切符があって、払い戻した。
ウマーだった。
帰路の切符は予めもらっており、仕事場の引き出しに入れてあったが、
帰る日が近づいたある日、ゴミとまちがって、自らの手でゴミ箱へ。
詳細は省くが、直前に「ゴミとまちがってしまうだろうなぁ・・・」と
ふと思う状態があった。そのとき自分で対処できていれば、とも思ったが
果たして予想したとおりになてしまった。
気づいたのは翌朝、建物のゴミ集積所へ行くも既に出た後でした。

悪いことをしたから自分へ返ってきたんだと素直に思いました。



112 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 22:37:23 ID:mvD1eOdA0
十年来の知り合いに人を利用するのを何とも感じない女がいる。
他人を陥れたり、イジメの荷担をしたりしていた。

ただ、保身だけは上手く、集団心理を操るのがやたら上手だった。
先頭に立たず周囲を自分に有利なように操作していた。
そのため、彼女を表立って批判する人間はいなかった。

学校の成績も良く、華やかな美人なのも有利に働いたのだと思う。


 そんな事ばかりやっていたので友人はドンドン離れていった。
常に新しい人が寄ってくるため、ぱっと見「周囲の人気者」ではあったが。


 そんな彼女も最近ツケが回り始めたらしく、チラホラと不運に見舞われ始めた。
父親死にかけたり、複数のストーカー(傷害・殺人未遂含む)されたり色々あったらしい。

就職を気に取り巻きはバラバラになり、交流は絶え彼女は孤立した様子。
二十代半ば過ぎにも関わらず、高校以来交流が殆どない私を愚痴吐き相手に呼び出す所をみると親身になってくれる人はいないのだろう。
 正直同情する気にはなれない。


 上手くやっていると思っても、案外他人にバレているもの。
自分本位で他人を蔑ろにばかりしていると、手痛いツケが回ってくるよと言うお話でした。


 余談だが、別口で彼女の被害者に再会した。
現在、仕事も上手くいっており私生活は充実しているそうだ。

これを見るとイジメ被害者の最大の復讐法は、自分自身が幸せになることなのだろうとつくづく思う。


113 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 22:38:11 ID:mvD1eOdA0
因果応報とかって、ニンゲンが勝手に決めていいんでしょうかね〜。

昔、父母がはまってた新興宗教の雑誌に
「(その宗教の)集まりに、部活動で山登りをするからといって参加しなかった息子が
山登りで事故死した。」
とかいう手記が載ってて、
その母親が「何がなんでも、集まりに息子を呼んでいれば」とか書いてて
それを読んでた父母及び周辺の信者たちが
「信仰をゆうせんさせなかったから〜pkr」とか言ってるのを見て
「あんたら神様になった気分なん??」って思ってしまった。

確率は低いかもしれないけど、ダレでも事故やの突然の病死やのになってしまうことがある。
それを「生前 ○○やったからや〜」
って言う資格、だれかにあるんかな????


114 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 22:40:29 ID:oOLIM9c90
また連投かあ…
楽しみにしてる人っているのかな?


115 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 22:40:56 ID:mvD1eOdA0
自殺サイトを覗いてた時期があるんだけど、
そこのとある男性とメールするようになって、
ある日いよいよその男性は自殺を決意したみたいで、
樹海の入り口から私にメールしてきた
怖くて怖くて、何とか止めようとしたんだけど、
結局どんどん樹海の奥に入ってしまって、
途中で電話してもつながらなくて、そのまま連絡が途絶えた
でも、放っておけなくてすぐ警察に電話してしまったんだ
数日後、警察から、無事だったと連絡が入った

2日間樹海をさまよっていたらしい
今その人は、何とか立ち直って、社会復帰したみたい
樹海は恐ろしい…………


116 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 22:43:40 ID:mvD1eOdA0
自殺しようとして青木が原にやってきた人たちは、遺書を
残してあるだろうし、そうでなくても如何にも自殺しそうな
雰囲気だったことだろう。
そこで悪い奴が考えた。自殺者を殺して臓器を取り出して売るのだ。
腎臓が300万、肝臓だと1000万。肺が・・胃が・・・角膜が・・・。
全部で3千万ぐらいになるかな。
あとは放置しておけば野生動物に食い荒らされて証拠は無くなる。
遺書でもあれば警察は最初から自殺として扱うからね。

白骨死体なんかも、元はこれなのかもね。
これって殺人になるの?それとも自殺幇助なの?どっちでも良いか。


117 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 22:44:33 ID:mvD1eOdA0
高校の頃バイトで土建屋に行ってて、夏休みに出張があるとかで
俺も一緒に行く事に成ったんだけど、場所がまんま樹海・・
いや、樹海の勝山側の出口に近い、変な芸能人の別荘の近くだけど
そこを整地して、基礎までをやる仕事なんだけど。
何で群馬からこんな所の仕事をやるのか不思議だった・・
地元の業者を使えばイイのに・・とか。
まず、引き込み道路から50mほど道を作るんだけど・・
ユンボやブルで樹木を切り倒して道を作って行くのだけど
時間が予想以上に掛かり、宿泊代を少しでも浮かす為に
ユンボの中で寝泊りをした最初の夜・・
俺の見間違いで無かったら、ボーッと歩いてる(幽霊)を
3人見たし、変な音(木を折る様な音)はしょっ中聞こえてた。
3日目以降は、整地した土地に男が立ってて、ずっと俺を見てるし
60才程の親父がタバコに火を付けると、フロントガラス越しに現れて
ブルのキャタに置いてる半分飲んでるお茶にも人影が集まってるし
今まで、チラッチラッとは幽霊みたいな奴は見たことあったけど
きっと、この時の別荘は幽霊屋敷に成ってると思うな。


118 :本当にあった怖い名無し:2008/08/25(月) 22:49:22 ID:mvD1eOdA0
5年前の元旦に富士山の麓に初日の出を見に行こうって話になり友人と合わせて4人で富士山に向かった。
勢いだけで出発したので最初はテンション高かったけどしだいにめんどくさくなってきた。
そのうち一人が「ってか樹海いかね?冬に肝試しとかメチャかっこよくね?しかも樹海。」
とか言い出した。内心俺はふざけんなと思ったが周りが
「おまえすげぇw」「かっこよすぎんぞw」とか盛り上がっていたので止める事もできなかった。
へんなわき道にそれてどんどん樹海っぽ感じになって、ちっさいバス停があるところで車停めた。
はっきりいってしゃれになるわけも無く、しかも寒くてみんなメッちゃメチャ震えていた。
「シャレにならんな」「早く帰ろう」と言う中で
「はいりて〜〜」と言い出す馬鹿。樹海行きを発案した馬鹿だ。
何を思ったのかダッシュで樹海に突っ込むそいつ。
俺ともう一人は急いでダッシュで追いかけた。もう一人は意味わからずにポカーン。
100メートル位入ったところで無事捕まえる。するとそいつ泣いてたんだよ・・。
車に戻ってそいつの話を聞いてみた
どうやら3年付き合っていた彼女が浮気して、それがきっかけで別れたらしい。
親には言ってなかったが婚約指輪みたいなのも買ってて、結婚も真剣に考えていたと。
でもそんなだせぇ事言える筈もなく普段通りにふるまっていて、今日富士山に行くと聞いたときに
なんとなく樹海に行きたくなったと。
別に樹海みてどうこうしたいわけじゃなかった・・・ただ樹海を近くで見たらもう走っていたとそいつ。
はっきりいって普通の神経の持ち主ならまだ暗い、しかも寒いあの樹海見たら3分も居たくなくなる。
それなのにそいつは走って樹海に突っ込んでいった。・・・普通じゃない。
そいつを落ち着かせて車でゆっくりと地元に帰った。
帰りの車で、そいつは泣きつかれたのか、全部しゃべってすっきりしたのかぐっすり、子供のような
寝顔で眠っていた。
朝日がまぶしい。大分家に近づいてきた、近所の酒屋が目に入った。今日はみんなで飲もう。

上手い酒 3600円
イカのつまみ 300円

仲間との思い出 プライスレス




119 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 00:15:10 ID:+ZMKtFCXO
コピペまじうぜぇ

120 :S谷ナ夫:2008/08/26(火) 01:52:36 ID:ZVUWhQzO0
>>90
全生活史健忘って現実にあるんですか。
特殊な脳の持ち主なら逆にあるのかな。

121 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 03:21:21 ID:3JkGa4ZrO
どうでもいいけど、コテじゃなくて酉ね

122 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 08:37:45 ID:uyymS3Gf0
>人が嫌がるような事書き込んでる人って何が楽しいんでしょうかね。
って自分で言ってる癖に、いつまでもコピペ連投やめないの矛盾してない?
気軽に楽しめって誰も楽しんでないのでは?

123 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 09:07:59 ID:83f3gaBYO
どう見ても通報対策の詭弁じゃん
相手すんなって

124 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 10:25:32 ID:QVvbNkWP0
反応するヤツがいる限り通報しても無駄になるだろうな
反応してるヤツもわかっててやってるだろうから性質悪いよな

125 :INDEX:2008/08/26(火) 12:45:38 ID:qIJyIUHq0

・まこと ◆T4X5erZs1g

整理 >>4-9
親父の死 >>46-52
沙耶の行方 >>88-90
番外 >>105


・赤緑 ◆kJAS6iN932

舞 >>22-28
少女 >>61-65


・御幸

>>36-38

126 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 12:52:02 ID:qIJyIUHq0
まこと氏ペースはえぇ!
もうちょっとゆっくりと楽しみたいのは俺だけか?
もうすぐ完結っぽいけど、初登場からあっという間だった気がするわ。

赤緑はSSとして秀逸。
ネタがある限り終わらないから、完結を迎える嫌さがないのはいいな。

御幸は他の話の期待も込めて。

127 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 19:17:42 ID:eoXG7xZC0
・読売が九州方面の拡販を目論んだものの、西日本新聞の妨害を受け失敗
→報知のスクープで黒い霧事件が発覚

・野村克也(現東北楽天監督)が阪神タイガースの監督に就任
→開幕の直前になって、日テレのワイドショーがミッチーサッチー騒動のキャンペーン開始
 後に野村沙知代逮捕

・2004年の球界再編で、近鉄とオリックス、ロッテとダイエーを合併させて1
0球団一リーグ制を目指すが後者の合併が頓挫。
→ロッテの選手がグリーニーを使用しているという疑惑が浮上。
 未だにサブローが「シャブロー」と呼ばれるなど、その傷跡は根深い
 (唯一グリーニー使用が明らかになったのは、覚せい剤で逮捕された元巨人の野村貴仁のみ)

・2004年の球界再編で、ライブドアの堀江貴文が近鉄球団の買収に名乗りを上げる
→ライブドアの粉飾決算で堀江逮捕。実刑判決を受ける

タブーというか陰謀ってより、読売が関わってあまりにタイミングのいいプロ野球事件史を挙げてみた。


128 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 19:21:57 ID:eoXG7xZC0
実体験投下
彼氏と行ったホテルのノートに、二人の名前で相合い傘書いた。
そしたら私の元カレが、私の名前の下に、電話番号と住所と『一回〇万円』って書いてたらしい。
そのページは、彼氏の友達が見つけて捨ててくれたらしいんだけど、ホテルの後ろについてるヤ〇ザから、ホテルで無断で売春したから、警察に言われたくなかったら金払えって400万請求された。
彼氏がヤ〇ザ にツテがあったから、なんとかなったけど…

ああいうノートには絶対名前書いちゃダメだな…


129 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 19:24:32 ID:eoXG7xZC0
あることが起きてから、行かなくなったホテルがある

すごい安いからいつも利用してたホテルなんだけど

毎回変な現象が起きてた
鏡に写る下半身とか青い色の玉が浮いてたりとか

で、ホテル備え付けノートがあったから
要望の欄にお祓いした方がいいと書いたんだけど
10分ぐらいしたあと、すげ〜腹が痛くてなって、
のたうち回るような痛みで
パートナーに救急車って言おうとした時
もしやと思い、さっき書いたノートの文章を塗りつぶした
ボールペンで書いてたから
そしたら嘘のように痛みが消えた

それから怖くて行ってない
ガチな話です


130 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 19:25:21 ID:eoXG7xZC0
以前休憩で行ったホテルなんだけど
ドコも一杯で仕方なしに古いホテルに入った時の話です。

古い事は気にしないでお風呂へ入って体を洗いっこしてたら
ドコからともなく『ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛』って地を這う様な声が聞こえ
2人とも動きが止まりました。

かすかに聴こえた程度だったし、疲れてたから気のせいだよって
言い合ってまた体を洗い出したら
1回目より少しばかり大きな音で『ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛』

2人とも洗うのをソコソコにしてベッドへ

事を済ませて(この間1時間程度)またお風呂へ
そしたら2回目よりもだいぶ大きな音で
『ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛』

怖いことを考えたくないから、多分SMか何かしてんだよーアハハー
で笑い話に変えて帰る用意をしてドアへ向かった矢先
『ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛』

もし、プレイだとしても怖かった。



131 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 19:27:26 ID:eoXG7xZC0
心霊現象ではないが、この前行ったラブホでの不気味な体験。
大阪の最近改装して小綺麗な小さなホテルなんだけど。
部屋は綺麗だし良い雰囲気なんだけど一カ所だけインテリアがたくさん掛かってあって、少し浮いた壁があったんだよ。
そこの壁を叩いたら薄い板を隔てて中が空洞になってる分かって、興味本意で端っこから薄い壁の裏側を覗いてみたら中にはビッシリ染みみたいなのがついてて、一枚だけ白い紙切れが張ってあった。
紙には書きなぐったような汚い字で何か書かれていたけど暗くて分からなかった。
気持ち悪いなぁと思いながら風呂に入って44444444224 あ つ   a gよ



132 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 19:28:19 ID:eoXG7xZC0
少し前ですが、彼女と安くてすいてるからってサン○マリーって奈良のラブホに2回いったんだけど、一回目は電気の接触が悪いのかライトがパッパッパッパッって何回もなって、そのときはなんかやだなってぐらいだったんです。
2回目に利用したときは端っこの部屋だったんですがエレベーターであがって部屋に近ずくときに目の視覚にフッと他の部屋のドアの隙間からのぞいてる人が見えたんです。
目があまりよくないのもあって少し見てたんですがそっちもずっと見たままなんです。そのときは怖くてすぐに部屋にはいっちゃったので人かどうかは確認できませんでした><
場所も値段も手ごろなので次も利用したいのですが、川沿いにあり少し気になったんですがあそこってなにかあったんですか?
ちなみに霊感はほとんどないです…。


133 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 19:29:10 ID:eoXG7xZC0
もう前の話でごめんなさい。

10年ぐらい前、お互いが実家のため週末は彼氏と港北のラブホに泊まってました。
色々行ってみたけど、結局お気に入りができていつもそこに泊まってた。
港北のどっかのラブホにオバケでるらしいよって噂は聞いてたけど二人とも信じてなかった。
なんでも殺人があったらしい。

ある日、お気に入りが満室で別のとこに行った。
寝ようとしてベッドのトコにある電気を消そうと彼が振り向いたから
私もなんとなく振り向いてスイッチを見てたら、(回すタイプのやつ)
彼が触る前に勝手にスイッチがくるっと回り電気が消えた。

慌てて彼がスイッチを元に戻して「今の・・・見た??」「見た・・・」
二人でしばらく黙り込んだ。

私は、霊感ってほどじゃないけど「ここなんかイヤな感じ」と感じる場所がある。
それを言うと彼がイヤがるから言わないようにしてたけど、その部屋も入った途端ヤな感じしてた。
もうエッチ気分じゃなくなって、煙草を吸いにテーブルの方に二人して移った。

気のせい、気のせい、と二人で笑って忘れようとしてテーブルの上の「ラブホ」によくある落書き帳を何気なくめくったら、
「この部屋、やばいぞ」とか「ここの窓からまっすぐに見える隣のホテルの窓の部屋で例の事件があったんだって。
俺達、この部屋で金縛りにあった。もう帰る。この部屋に泊まるカップルは、気をつけろよ」
っていう書き込みが、かなりマジな口調でたくさんあった。


134 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 19:30:07 ID:eoXG7xZC0
この前地元で幽霊でるとか噂されてるラブホに行った時の話
四階建てで田舎地帯にぽつんと在るから夜中とかピンクがかった赤い照明が若干気味悪い所だった
パネルで部屋選んでる時なんとなく一番上の四階が良くて
鍵もらってエレベーターで四階迄登った
んでエレベーター降りたらなんかフロントと空気が違うんだよな
重たくてじめじめしてる?って言うのか
部屋入ったらすげーカビ臭いし明かり付けても薄暗さ拭えないし
お互い気味悪さ最高潮で10分もせずに部屋出たんだ
そしたら彼女がだんだん具合悪くなってフロントで清算してたら
いきなりホテル飛び出しちゃったんだ
追っかけて話聞いたら身体重たくて寒くてたえられなかったって
初めにフロント来たときはなんもなかったのにって言うんだよ
久々に笑えねーと思った
駄文すまん


135 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 19:31:03 ID:eoXG7xZC0
去年の夏、千葉県のN市のラブホに彼女と泊まった時の話なんだけど…
そこに泊まるまでの経緯を簡単に説明すると、
彼女と電車でプチ旅行するっていうテーマでデートしてて、
終電間近になって、とりあえずラブホがありそうな駅降りるかーってなった。
しかしいくら探してもラブホ見つからずwww
終電過ぎてしまったので、もうこの駅近辺で探すしかなくなってしまった。
彼女に『なんでこんな駅で降りた!』と怒られながら、恥をしのいでコンビニの兄ちゃんに聞いても知らんの一言w
もう歩くこと2時間近く。ついに古ぼけた看板を見つけた。
『や、やっとあった…』そのラブホの概観は…ここ営業中なの?え、大丈夫?ってレベル。
一部屋ずつ車庫が付いてるタイプのラブホだった。

部屋はカビ臭いわ、コンドームの使用済みの袋は転がってるわで最悪な部屋だった。
でも、疲れきってた俺と彼女はお構いなしに『やっと寝れるー!』つってベットにもぐりこんだ。

つづく


136 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 21:16:52 ID:eoXG7xZC0
以上「コピペシリーズ」でした。また明日。

137 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 22:03:50 ID:zOdcJ8aIO
>>125
ありがとう!
助かります。

138 : ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 00:01:01 ID:Lrb4upts0
>>106 >>126
そう言ってもらえるとは思わなかったねww
ありがとう。

あと、INDEXも意外だったわ。
感謝感謝。

>>120
現実にあるよ。テレビでも当事者主演でドキュメント組んでた。

もう少しなのに、終わらないなあ 汗

139 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 00:02:10 ID:JnCr76Dp0
<沙耶の行方−4>
掲示板に投稿しているのだということを忘れて、油断していたら先を越されたww
いまさら解説するのも間抜けだか、一応、説明をつけておく。

沙耶ちゃんの病名は「全生活史健忘」といって、自分に関する事柄をすべて忘れてしまう症状なのだそうだ。社会的な通念や技術は覚えていることも多いため、生活には困っていないらしい。
実際、家に上げてもらってから沙耶ちゃんがお茶を出してくれた仕草などは、昨日今日習ったという手際ではなかった。
記憶喪失というと=頭部損傷ってイメージがあった俺に、親父さんは、主な原因は心因性だと教えてくれた。つまり、沙耶ちゃんは過去を忘れてしまうほどのストレスを受けたということなのか。
「どこで?」の質問には答えてもらえなかった。
「どんな事故?」の質問には、やんわりと帰宅を促された。

食い下がることもできたが、帰ることにしたよ。沙耶ちゃんが無事でいることがわかっただけで収穫だしね。

門まで見送ってくれた彼女に手を振ると、なぜか泣きそうな顔になって「ごめんなさい」と謝られた。

140 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 00:02:54 ID:Lrb4upts0
<沙耶の行方−5>
それからの半年は、本当に忙しい時間を過ごしたと思う。バイトはやめたが、本腰を入れた出版社の仕事(+いろいろとやらされたがww)のせいで、就労時間は変わらなかった。
わずかでも時間が取れれば沙耶ちゃんの顔を見に行ったよ。親父さんは警戒心バリバリだったけど、お袋さんはわりとすぐに打ち解けてくれた。

「こんなことを言うのはなんだけど、私は沙耶が病気になってくれてよかったと思ってるの」
印象に残ってるお袋さんの一言だ。
「あの子にはずいぶんひどいことをしてしまったから、恨んでるだろうなと、ずっと気にしてたんです。今は全部忘れて慕ってくれるので助かります」
その微妙な関係、俺にはよくわかるよ。

141 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 00:04:06 ID:Lrb4upts0
<沙耶の行方−6>
最低限の人間関係を維持しながら、俺がメインに時間を使っていたのは『事故の解明』についてだった。休日のたびに、心当たりのある場所や機関を回って、情報をせがんだ。
あのトンネルのある市の警察や消防署の窓口。救急病院の受付。同業の地域情報誌発行元の会社まで回ったこともある。
結果わかったことは。。。日本の守秘義務を舐めちゃいけないということだけだったorz

行く先々でたしなめられたよ。原因なんて些細なことを今さら蒸し返すんじゃないって。今、問題なく。。。むしろ以前より幸せに過ごしているんなら、それでいいんじゃないか、と。
そうかもしれんね。
たしかに、沙耶ちゃんは明るくなったよ。いい意味で甘え上手にもなって、みんなに可愛がられてる。復帰した大学でも友人(男がダントツに多いっていうのが気になるがww)が増えたと喜んでいたし。

でもさ。。。。じゃあ、以前の沙耶ちゃんはどこに行ったんだろう。生真面目で不器用だったけど、彼女の本質はそれだったような気がするんだよな。
以前、出版社の仕事で突風の被災地の写真を撮りに行ったことがあった。えっと。。。ああ、<復職>で書いてるな。そのときに沙耶ちゃんの写真を一枚撮ったんだが、彼女の周りに集まってた光だけが写ってて、沙耶ちゃん本体は写っていなかった。
今の沙耶ちゃんは陰のない光みたいな存在だと思う。だけど、そこに彼女の本体はいない気がしてしょうがないんだ。。。

142 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 00:04:53 ID:Lrb4upts0
<沙耶の行方−7>
珍しく、H先輩だけが俺の行動を肯定してくれた。。。というか、先輩の言によると、俺の行動が正しいとしか言えなくなるんだけどねw

「全生活史健忘」は、記憶が戻ってくることがほとんどらしい。意志の力で封じ込めているようなものなので、傷が癒えれば自然に解放されるんだろう。
そのときに、理解者が周囲にいないというのはものすごい悪影響になるそうだ。
沙耶ちゃんの今の状況を手放しで喜んでいる彼女の家族が、記憶の戻った沙耶ちゃんをちゃんと受け入れてやれるのか。「顔も知らん俺でも心配になる」と、H先輩は初めて善人らしいことを言った。

先輩からモチベーションを維持する力をもらった俺は、あの日も、例のトンネルの地区を管轄している駐在を訪ねた。
すっかり顔馴染みになった40代の巡査部長が奥の座敷に通してくれたときは、思わず(やたっ)と心の中で叫んだよ。

143 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 00:05:49 ID:Lrb4upts0
<沙耶の行方−8>
以下は、巡査部長と、その後に訪れた市警の担当者の話を総合して書く。

半年前の6月の終わり頃のこと。深夜にかかろうかという時刻に、交番を一組の親子連れが訪れた。母親は小さな幼児を抱いていたらしい。雨が降っていたので、2人ともずぶ濡れだったようだ。
巡査部長は2人をこの座敷に上げ、わけを聞いた。母親は早口で「山中に若い女性が放置されている」という旨のことを告げた。地図を指し示して場所まではっきりと教えたと、巡査部長は、その地図を広げながら語ってくれた。
眠っている幼児を抱えた母親を連れまわすのは気の毒だったので、彼は一人でパトロールに出かけたそうだ。目的の場所はトンネルから脇に逸れた林道の途中。滅多に人の入るところではないので、ふだんは立ち入ることもない。

狭い林道をミニパトでとっつきまで走り、何もないのを確認して折り返す。このとき巡査部長は『あの親子に騙された』と思った。こんな道を徒歩で入る人間がいるわけがない、と。
サーチライトさえ吸い込まれそうな真っ暗な山道を慎重に進むと、前方に、何か動くものが見えた。それは左の木々の間に消えていった。
「あの親子連れに見えたから、驚いてな」 俺の前で、巡査部長は鳥肌の立った腕をさすって、熱い茶を飲んだ。
彼は車を止めて後を追った。薮が左右に分けられていて、確かに人の通った跡があった。

その先で、沙耶ちゃんが見つかった。
全裸で、絞首の痕があって、仮死状態だったそうだ。

144 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 00:06:30 ID:JnCr76Dp0
<沙耶の行方−9>
沙耶ちゃんは市内の総合病院に運ばれてから、意識を取り戻した。
市警の女性警察官が彼女の担当になり、事情聴取をした。
前夜、トンネルから徒歩で帰ろうとしたところを、見知らぬ集団の車に押し込まれたこと。その後に乱暴されたこと。
そこまで話して、沙耶ちゃんは『別人になってしまった』らしい。何を聞いても「わかんない」「ありえない」を繰り返した。

「輪姦は親告罪じゃないのよね。。。」女性警察官はぼそっと言った。
犯人を捕まえれば無条件で起訴になる。そして、沙耶ちゃんは証人として裁判所に呼び出される。
沙耶ちゃんの親父さんは「捕まえなくていい」と即答したようだ。

帰り道。運転しながら、いくつかの選択肢を描いた。
沙耶ちゃんが事件を思い出す→精神の崩壊の危機→そばにいないと。
沙耶ちゃんが事件を思い出す→意外に平気で乗り越える→微力ながらそばで応援。
沙耶ちゃんが事件を思い出さない→遠慮なくゲット
。。。俺って、つくづく自分勝手な発想しかできないらしい。。。

145 : ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 00:12:56 ID:JnCr76Dp0
今日は終わりです。

146 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 00:52:25 ID:RoyYDFby0
もう大詰めだね。
続きも楽しみにしてるノシ

147 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 08:47:29 ID:AsiU/umq0
Me too.ノシ

148 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 20:33:52 ID:92j6284F0
1年前くらいの実体験なんだけど。

旅館にバイトしに行ったんだよ、
学生のバイトの主な動機なんて「割のいい小遣い稼ぎ」てなもんだから、
俺もご多分に漏れず条件にあてはまるの探しに探して、
やっと自給850円の小規模な民宿のベットメイクに目をつけたんだ。
体力使うっていっても大したことじゃないし、シフト制なのもぴったしだったからさ。

んで、一通り先輩方に仕事のやり方を説明してもらってたんだけど、
そこで変なルールつきの部屋の説明を受けたんだわ。
4階の奥の方の部屋なんだけど、絶対ドアを閉めちゃいけないって言われたんだ。
「開かずの部屋」じゃなくて、「閉まらずの部屋」なんだって。
その民宿は4階建てで、上から見たら下の部分が長い凹の形をしててさ、
問題の部屋はその左上の端っこにあるから、
4階に上がってもそっちのほうに行く人しかドアが開いてるかどうかは目視できないんだよな。
別段景色のいいところでもなかったから、4階に泊まる客自体も少なかったし。


149 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 20:34:41 ID:92j6284F0
でも一応毎回部屋のクリーンアップはしなきゃならないから、
実際他の部屋と同じようにポット代えたり軽く掃除したりはするんだ。
ただ、終わって出てもその部屋のドアは開けっ放しにするだけ。

俺は霊感なんかこれっぽっちもないけど、そういう話は大好きで興味あったから
実際にバイト終わった後トイレに行く振りしてその部屋に行って調べたんだよ。
でも掛け軸の裏や箪笥の奥に札なんてのは何一つなかったし、
窓の外の外壁とかまで注意深く探してみても変なシミ一つさえ見当たらなかったんだよね。

そんなもんだから他のバイトにも実際どう思うよ?って話したら、
ほとんどの学生バイトの見解も「迷信じゃね?」ってな感じだった。
Aってやつとは話があったバイト仲間だったんだけど、
そいつと2人でやる時にも一緒に入って色々見たけどなーんにもなくてさ。

先輩にうまくからかわれただけだなw って結論を出した。


150 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 20:35:32 ID:92j6284F0
で、のらくらとバイト続けているうちにまたAと一緒に4階を回ることになって、
その時に堪え切れなくて言っちゃったんだな、
「あの部屋のドア別に閉めてもいいじゃん、何も変わったところないし。」って。

で、部屋のクリーンアップ終わった時に試しに閉めてみた。
立て付けが悪いわけでもなく実に自然に閉まった。風で変な音が出そうな気配も無い。
Aも「なんだ、壊れてるわけでもないのかよ」って呆れ顔だった。
んで、「どうせ俺ら明日もバイト入ってるんだし、閉めたまま様子見るのもよくね?」ってなったんだ。
俺もいけないとはわかってたけど、まぁ問題が起きても自己責任だしなって思って同意したんだ。
それよりなんで閉めちゃいけないのかがろくな説明も無かったから気になってさ。


151 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 20:36:22 ID:92j6284F0
んで、客はもういなかったから4階の廊下でシーツとかAと2人でまとめてたら、
その閉まらずの部屋のほうから突然、「出してくれええ!!」って男の野太い声が聞こえたんだ。

Aと顔を見合わせて、Aが「逃げるぞ!」って言った瞬間脱兎のごとく逃げ出したよ。
2階で仕事してた「入るな」の説明をしてくれた先輩にそのことを話すと、
ウンザリした顔で一緒に開けに行こうって言ってくれた。
大の男2人が女に連れられて部屋のドアを開けにいったんだが、もう体裁なんて気にしていられなかった。
自分たち以外人のいないとこからあんな声が出て本当に脂汗かいてたし、
泣いて許されるんだったら家に帰りたかったけど。

話によると、その部屋で持病の発作を起こして死んだ人がいるらしかった。
たまたま薬を持った人が小用で出てるときにそれが起こってしまって、ドアの前で絶命していたらしい。
それ以来、ときたま弱弱しくドアを叩く音が聞こえる現象が続いたらしくて、
もちろんその部屋は使用禁止+お祓いってことになったんだけど、結局消えなかったんだって。
けど、そのドア開けっ放しにしておくとその音はなくなるらしい。
その部屋の玄関口で倒れた霊がときたま出るから、なんだってさ。

もちろん俺とAは一端引き止められたものの結局バイトは辞めてしまった。
今でもその旅館は普通に営業してるけど、お札とかなくてもそういうのには気をつけなきゃいけないと本気で思ったよ。

後日談だが、その気味の悪い「出してくれええ!!」っていう声はAには聞こえていなかったらしい。。。
俺の錯乱した姿が恐ろしくて釣られて逃げただけだと言っていた。ただ何か不気味で嫌な空気は感じ取っていたらしいが。。
今では俺自身もそれが空耳だったのか何だったのか分からないままだ。
長文+稚拙な表現ですまんかった。


152 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 20:37:15 ID:92j6284F0
廃墟サイトにガチではまっていた頃、夜な夜な廃墟マニアの人のサイトを巡っていた。
するとあるサイトに民家の廃墟が結構多めにアップされていた。
実は廃墟の中でも民家が一番好きなのでわくわくしてクリック。

その民家はある地方の村に存在する一軒で、家の中には生活用品が全て残っていた
壁にかけてあるカレンダーを見ると昭和40〜50年くらい。
珍しいことに荒らされた形跡もなく、ほとんど綺麗に残っている室内風景。

これは良物件!とウキウキしながらページをどんどんクリックしていると…
パソコンから「…ほぉぉぉぉ…ぼぉう…ほぉおおおお…」という意味不明の音が。
深夜なので音量はOにしていたので音が出るはずが無い。
出たとしても何でこんな半端なところで?!

焦ってマウスをいじろうとすると何故か強制終了で画面が真っ暗。
血の気が引いた。それ以来、夜中に廃墟サイトは見ないようにしてる…。


153 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 20:41:43 ID:92j6284F0
19歳の時、私の兄と兄の友人が海で波にさらわれて行方不明になったんですが…

その時、ニュースで実名で報道され、ニュースを見た私の友人も何人か心配して連絡をくれました。
その中に占いができる友人がいて、私は藁にも縋る思いで「兄は戻ってくるのかどうか占って欲しい」と頼んだところ
彼女は「ごめん。占えない。ホントゴメン」と言って切られてしまった。
翌日、彼女は家にやってきて私に夕べの非礼を詫び
「実は私は占いなんてまったくできない。
ただ、少し不思議な力があるらしく、人に見えないものが見える時がある。
貴方のお兄さんは既に亡くなっているのが見えた。
現在はここらへん(地図を指差す)にいるはず。
でも、見つかるのは明日の昼少し過ぎでここら辺で見つかるはず」と教えてくれた。
そして実際、兄は翌日の12時半過ぎ、船で兄を探していた親族が発見された。
ちょうど彼女が指差した位置だった。

そして一昨年、近所でひき逃げ事故があった。
小学二年生の子供が殺されたのだが、犯人は逃走してその位置に看板だけが立っていた。
ある日、その友人が遊びに来た時、隣の家の車を見て一瞬驚いた顔をし、
そのまま私を引っ張って「家にはいろ。急いで」と家に引きずり込んだ。
「どうしたの?」と聞くと「あの隣の人の車のタイヤに、小学生の低学年くらいの子供が血まみれでしがみついてる」と言った。
数日後、その隣の家の息子さんがひき逃げで逮捕された。

余談ですが(あんまり怖くないかもですが)
兄が海の事故で死ぬ前の年、兄と私は親戚の船に乗せてもらい釣りにでかけた。
しばらく釣りを楽しんでいたら、突然兄が「海の中に人がいる」と言い出した。
私が覗き込んでも何も見えない。
「どんなのが見えたの?」と聞くと「骸骨みたいな手が俺を引っ張ろうとしていた」と言った。
ビビった親戚はそのまま船を動かし逃げて帰った。
それが8月某日。
偶然かもしれないけど、兄が亡くなったのも翌年の8月某日。
その時一緒だった親戚は「あの時の手が○○(兄)を捕まえたんだ」と葬式で言っていた。



154 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 20:42:32 ID:92j6284F0
大した話ではないんだけど、ふと思い出した。

小学6年生くらいの時、友達3、4人引き連れて
週2くらいのペースで近くの河川敷の鬱蒼とした森(かなりの規模)に
エロ本を探しに行っていた。
その日もいつもの如く放課後、現地へ向かったが友人の一人が
「今日は向こうを調査しよう」と言ったので
普段探索している方の対岸の森へ入っていった。
そして、探索を始めてかなりの時間が経過したが
目ぼしい物は発見できず、収穫と言えばビリビリのパンストを
一つ発見したのに留まり、一同激しく落胆していた。
奥に進むか迷っていたその時だった。
友人A「何か聞こない?」B「笛?」
確かに何やらリコーダーのような音色が聞こえた。
俺「歌ってね?」更に微かにではあるが笛のメロディに合わせて
女の人の歌声が聞こえる。凄く綺麗な声。
するとCが突如凄い速さで走り出した。C「女神だ!裸の女神だ!」
声の方へ!俺らは一気に色めきたった。こんな所に普通の人が居るわけがない。
不思議なことに声の主が間違いなく裸のお姉さんだと信じきっていた。
みんな全力で走った。そこにいけばお姉さんがいいことをしてくれる気がした。
明らかに声が近づいてくる。遠くに微かに明るい場所が見える。
俺「あれ?」突然歌声が聞こえなくなった。
そして、森の中だと言うのに約20メートルにわたって木が無く
何故か砂利が敷き詰められている円形の空間にたどり着いた。
一同呆然。C「あれを見ろ!」その空間の中心に雑誌とおぼしきものがある。
少年ジャンプだった。またもや声を失い、その後ジャンプをビリビリに破り
その場を立ち去った。帰路に向かう途中、友人Cは確かに女神のような姿が
いきなり頭に浮かんだのだと言う。いや、実は俺もはっきり見えたんだ。
何か貝の中に座ってる女の絵(名前忘れた)の女が突然頭に浮かんだんだ。
そしてその女は手招きしていた。あれは何だったんだろう。
その後例の空間を2度訪れたが、一度目は未使用の花火セット(皆で折った)
二度目は赤い紙テープが置いてあった。

155 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 20:44:40 ID:92j6284F0
全然オカルトじゃないんですが

5年位前にアメリカに留学していました。
昼過ぎに大学に行くためにバス停に行ったんだけど、
アジア系のおばあさんが私より前にバス停に立っていました。
10分ぐらいしてバスが来たんですが、
おばあさんがバスに乗ろうとしないんです。
そのバス停は終点近くでキャンパス行きのそのバスしか通らないんです。
おかしいなぁと思いながらも、バスに乗り込みました。
料金を払い バスのドアの外にいるおばあさんのほうを見ると、
おばあさんがニッコリと微笑みながら私に手を振っていました。
私は意味がわからず呆気にとられて、無意識に手を振りかえしていました。
そしてドアが閉まり、バスは発車しました。
私は席につくのも忘れて、おばあさんが見えなくなるまで
その場に立っていました。
すると運転手が「アンタのおばあちゃんかい?」といってきたので
「そうだ。」と答えました。(何でそう言ったのか自分でもわからない。)
運転手や他の乗客には微笑ましい光景に見えたんでしょうが、
私には不思議な体験として今でも記憶に残っています。
その日以来、そのおばあさんは見かけませんでした。


156 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 20:45:43 ID:92j6284F0
オカルトかどうかわからんが
昔知り合いが居酒屋でバイトしてて
バイト終わりに飯食いにいく約束してて店の前で待ってたんだけど店の前にある公衆電話がめちゃくちゃでかい音で鳴り出した
公衆電話の呼び鈴の音聞いたことないから比較できないけどかなり高い音
デパートの4階にあるから結構通行人とかいたんだけど誰も気にとめないしうるさいから電話にはでないで受話器上げてすぐ戻して音だけ止めたんだけどまたすぐ鳴り出した
出ようと思ったけど俺びびりだし友達きたから放置して帰った
友達に聞いたけど「鳴ってた?気にしてなかったわ」って言われた
明らかに耳につく音だったのに



157 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 20:46:37 ID:92j6284F0
まいど「コピペシリーズ」でした。また後で

158 : ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 21:08:07 ID:JnCr76Dp0
>>146
>>147
d

終わったよ。

159 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 21:08:42 ID:JnCr76Dp0
<沙耶の行方−10>
その後のことは、。。。まあ照れもあるしww、あんまり詳細には書きたくない。
H先輩が「猪突猛進って言葉があるが、猪だってお前よりは考えて行動するだろうよ」と表現したとおり、俺はまったく周囲が見えてなかった。勢いだけで求婚して、そして、承諾をもらった。

同居を始めた初日の夜、ベッドの中で沙耶ちゃんが緊張していたので、手を出しあぐねて、俺はソファで寝た。
お互いが寝ついた頃、ものすごい呻き声が聞こえたので電気をつけると、沙耶ちゃんが号泣しながら辺りを掻きむしっていた。止めても止まらず、結局、彼女は爪を二枚はがした。
翌日から通い始めた心療内科への通院は、何年も経った現在でも続いてる。もっとも、今はほとんど症状はないけどね。

やっぱり、都合の悪い過去だけ切り捨てて生きるなんてことはできないんだよ。
「こんなふうに漠然と嫌な感じを受けるより、あたし、何があったのか、はっきり思い出したほうが楽かも」
最近、沙耶ちゃんはしきりに『事故』のことを聞きたがる。教えるのは俺も抵抗があるから、とりあえず「思い出してもいいよ」とストッパーを外すように促している。

160 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 21:09:00 ID:JnCr76Dp0
<沙耶の行方−11>
奥さんは、きっと、近いうちに全部思い出して、元の性格に戻る。
俺ね、今、回線が開きっぱなしの状態だから、いろんなモノが視えてるわけ。生きてる人間とそうじゃないヤツの区別がつかないぐらい、くっきりと。
奥さんの後ろには3つの姿が見える。足のない母親と、。。。ちょっと成長したなw。。。7歳ぐらいの子どもと。
そして、2人に囲まれるようにして、以前の陰のある表情の沙耶ちゃんが、ね。

今の明るい奥さんも、俺は好きだよ。だから、うまく融合してくれるといいな。
とりあえず言っておくよ。

おかえり、沙耶ちゃん。

161 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 21:09:33 ID:JnCr76Dp0
<エンディング−1>
沙耶ちゃんのことをここに書き込み始めたのは8月1日の深夜だった。実は、その前日の昼間、俺は思いがけない人に会った。そのせいで過去を掘り起こす必要が生じたようなもんだ。

一作目から登場させた、泥沼に沈んで死んだ坊主。ヤツは、バラバラだった母親の体が再生した後から姿を消してしまった。成仏したかどうか、俺にはわからなかったから、それからもずっと花は供えに行ってたんだ。
7月の最終日は溶けそうなぐらい暑い日だった。小粒のひまわりと缶ジュースを、今は埋め立てられてる沼のほとりに置いて立ち去ろうとしたら、60は越えているだろう女性に声をかけられた。「○○の同級生の方?」
ちょっと驚いた。○○っていうのは、俺の現実の名前だったから。

その女性は坊主の母親だった。
俺、坊主が子どもの姿だったんで、てっきり母親も若いもんだと思ってたけど、考えてみれば、死んだときに子どもだっただけで、その後何年(何十年?)も経っていたわけだ。
適当に話を合わせながら雑談していたら、面白いことがわかったよ。俺と坊主は『同名』『同生年月日』だったらしい。

162 :まこと ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 21:09:58 ID:JnCr76Dp0
<エンディング−2>
俺ね、ずっと勘違いしてた。坊主は沙耶ちゃんに惚れてて、俺を敵視してるから、グロテスクな妄想を見せるのかと思ってたんだww
けど考えてみたらさ。
坊主がパーツ集めだと教えてくれなかったら、俺はわけがわからないまま、妄想で狂っていたかもしれない。

今は、俺、多少変な方向ではあるけど、平和で現実的に暮らしてるわけ。過去のオカルト経験なんか、もうどうでもいいぐらいに。
だけどもし、この先。
縁のある坊主とまた再会することができるなら、忘れちゃいけないだろ。このきっかけは。
だから書き残した。

巨大掲示板の中で、顔の見えない人からレスをもらうたびに、
「もしかして、この中の1人は坊主なんじゃないだろうか」
なんて馬鹿馬鹿しい想像をしてる。
だから、いろんな意味を込めて、「ありがとう」と返事をすることにしている。

163 : ◆T4X5erZs1g :2008/08/27(水) 21:10:57 ID:JnCr76Dp0
お付き合い、どもでした。

164 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 21:23:49 ID:msbMmNA8O
>>163
終わっちゃうのか…
さみしいよ〜

165 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 21:34:18 ID:ZM8gxYlY0
まことさん
面白かったです。どうか、お幸せに

166 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 21:42:37 ID:jofB9bmQO
まこと乙
面白かったぞ。

167 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 22:05:41 ID:ApO8rYH5O
ども!お疲れ様です!まことさん、以前…沙耶ちゃんと付き合えたら癒されるだろうなと書き込みしたものです!
書き込んだ日に夢を見ました!小さい子供と女性二人の出てくる夢をみたのです!関連性はないかと思いますが
一応、報告で色白で短い黒髪の中背の人と顔の見えない女性と子供といった内容でした!関連0ですよね?
沙耶さんとお幸せにお過しください!いろいろとありがとうございました。

168 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 22:22:45 ID:92j6284F0
2年前のお盆休みのときの出来事です。
私の菩提寺は鳥取県の米子にあり、墓もそこにあります。両親は既に他界しており13回忌や7回忌が過ぎると足が遠のき、今年も墓参りに行けなかったという想いだけが残ります。
母親は和風な趣味があり、お茶や着物が好きな関係も有って香も好きでした。
13日の夜9時頃に、そのことを思い出しながら自宅2階のベランダで香を炊いていたら、ベランダの外を2階の高さと同じ高さで風向きと逆方向に白い影がすーっと流れていったのです。ちょうど、一反木綿みたいな感じでした。
ベランダは隣と向き合う位置にあり、その下は我が家の駐車スペースと庭なので、そこは当然人が立てる場所でもないし、入り込むところでもないわけです。
ま、ただそれだけのことなんですが。


169 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 22:23:32 ID:92j6284F0
子供の頃から、不可解な出来事を時々体験するのですが、その経験を一つ。
中学生の頃の出来事で、未だ母方の祖母が生きていたときのことである。
学校の帰りに祖母のことが頭に思い浮かぶと、必ず家に祖母が来ているので
ある。
思い起こせば小学生のころからであり、その頃は特に意識していなかった。
が、中学生のときには明確にその一致性を認識していた。
特に可愛がってもらっていたわけでなく、むしろ、うっとしく思っていた
ところがあったが、互いにほとんど気にかけない関係であった。
にも関わらずである。
ちなみに、自分から思い浮かべるのではなく、気が付いたら思い浮かべていたと
いう、受身の感覚なんです。



170 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 22:24:23 ID:92j6284F0
昨日夢を見た
皆が空を見上げて赤い目をしてた
何か言ってたけど、自分には分からなかった
でも、皆すごく楽しそうだったから、僕もずっと笑ってた
なのに、途中で雲が落ちてきたから、全て台無しになった
雲を直すのには時間が掛かるのに、何てことしてくれたんだ
赤い目をした人達は急に怒り出して、水に向かって走りました

あははははははははははははははははは


171 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 22:25:15 ID:92j6284F0
4ヶ月前、ちょっとした出来事で思い出した不思議な思い出を書きます。
ずっと小さい頃の幻覚だと思っていたので、人にしゃべった事はほとんどありませんでした。
ちょっと変な話ですが、私は至って普通ですし霊感とかない方だと思ってます。

小さい頃(4歳くらいから10歳くらいまで)、熱が出たり夜中に起きたりしたときに金色の魚が空中をゆっくり漂っているのをよく見かけました。
凄くグロテスクな魚(調べたらホウライエソって深海魚にそっくり)なんですが、長い帯状で金色に輝いていて凄く綺麗だったのを覚えています。
その魚は私の周りをゆっくり囲むように泳いでいくんですが、その魚が現れると周りの空気が変わるって言うか、重くなるような感覚があるんですね。
耳もちょっと詰まった感じになるというか。小さいときに見たからなのか、不思議と恐怖心は全然なくて。
私は何故かその魚の事をキンピラって呼んでましたww。呼んだ所で魚は反応しないんですけどww。

最後にキンピラを見たときの事。ボーっとしてその魚を眺めていたらいきなり口に入ってきて凄く焦りました。
しばらくしたら出てくるかもってじーっとしてたら、胃の中で暴れまくって。
しばらく暴れてる内に私の胃の中で気泡みたいなものに変わって、勢い良く体内を廻った後、体中の毛穴から散っていく感覚がしました。
でも、その後かなり気持ちが悪くなってしまい、吐いてしまいました(汚い話でごめんなさい)。
それからキンピラを見なくなりました。


172 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 22:26:08 ID:92j6284F0
大きくなってキンピラの事は幻だと思ってたし、長い間忘れていました。

4ヶ月前に友達の薦めでヒーリングに行った時の事。
私の周りの空気がずんっと重くなる感覚があり、そのとき初めてキンピラの事を思い出しました。
目は閉じていたので何も見えなかったんですが、気配はしました。ヒーリング後、ヒーラーの方から、
「あなたの周りを金色の帯状の気がゆっくりと浮遊しているのが見える。」って言われて初めて幻じゃないんだって思ってしまいました 
(もちろん、ヒーラーの方にはキンピラの事を事前に話してません)。

ヒーラーの方もその金色の気が何なのか判らなかったみたいです(悪いものでは無いようですが)。

それから、キンピラは一度も見ていないし気配も感じないんですが、正体が判る方って居ますか?

話が長くなってすみません。


173 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 22:27:10 ID:92j6284F0
聞いてくれ
このスレの住人なら信じてくれると思って書くが
2001年頃の話だか家に自分以外誰も居ない時
突然当時自分の部屋にあった
デスクトップタイプのパソコン(OSはwin95)の
本体から誰か(2名)の会話がはっきりと聞こえた
そもそも電源は入っていないしなにかの電波を拾った
わけでもないし第一
内部に声だと分かるように再生させらるほどの
スピーカーのような類は搭載してなかった
当時は誰か二人の霊がパソコンに憑依したと思ってた
今思うと結局何だったんだろう


174 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 22:28:39 ID:92j6284F0
昔、中国武術習ってたんだけど、その先生が、我々物質生命以外に、
この地球上にはエネルギー生命みたいのがいるって言ってた。
その先生自身は気配としか感じないけど、たまに見える人がいる
とも…

ちなみに中国の龍なんかも、それを見た人が無理して絵にしたもの
ではないかと言っていた。
本当は純粋なエネルギー体なので、通常の生物のような姿はない
らしいが、見た人が脳内で似た姿に変換して認識しているそうだ。

…この話を聞いた時は正直眉唾物だと思って聞き流していた。
 が、あなたの体験を読むと、先生の言っていたことも本当だっ
 たのかも知れないと思った。


175 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 22:29:53 ID:92j6284F0
小学5年のころ、隣のクラスに関西から転校生S君がきた。
あるとき昼休みに、体育館の片隅でS君がクラスの野球部数名に
小突かれたりしてイジメられているのを発見した。

俺は当時、身体が学年でいちばんでかく、空手もやっていたので
「おまえら何やってんだ、やめろばかやろー」みたく割って入った。
野球部の連中は「遊んでるだけだよ〜邪魔すんなよ〜」と言ったが
なんだか無性にムカついて、蹴りを食らわせてやった。
すると野球部の連中はS君を置いて逃げていった。
そんでS君とちょっとだけ会話をして、そのときは終わった。

数週間後、帰宅時にうちの近所でS君とばったり会った。
「こないだはありがとう。俺、転校してきてからとにかく
イジメられんねんけど、こないだ助けてくれたおかげで、
あれからはただ無視されるだけになってん。
俺としてはそっちのほうがええから、ほんま助かった。
うちのマンションすぐそこやから、寄ってってや」
みたいなことを言われて、マンションへ上げてもらった。

上がるとお母さんが、「あんた友達できたの、よかったわ〜」
なんて喜んで、俺にいろいろ話しかけてきた。
結局それがきっかけでお互いの家を行き来するようになり、
よく遊ぶようになった。6年になっても変わらなかった。
釣りを教わったり、チャリで遠出したり、楽しかった。


176 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 22:30:53 ID:92j6284F0
6年の夏休み少し前に、S君から「また転校するんやけど」と言われた。
お父さんが金融の仕事してるんで転勤が多いらしい。
がっくりしたけど、夏休みに最後、また釣りに行くことに決めた。

釣りの日の数日前、S君が晩飯時に突然、我が家に来た。
「実は、釣りの日に離れることになってしまって、
だから挨拶に来たんよ。釣り行けなくてごめんな」と。
わざわざ、プレゼントまでもってきてくれた。
会うのはそれが最後になってしまった。

釣りはちゃんと準備してたから、当日は俺1人で遠出して行った。
でも1人でやっててもなんだかつまらなくて、
「今ごろ、新幹線乗ってるのか」なんて考えてた。
腹減ってきて持参のおにぎり食べてるときに
ふと気づくと、横におじさんがしゃがんでいる。
目が合うと、「ほんまありがとな」と言われた。ボソっと。
俺はもちろん、誰だこの人?と思って躊躇した。
次の瞬間に強い日差しがバーっと正面から来たので、
俺は手で顔を覆った。ふと目を戻すとおじさんはいなかった。
見渡してもおじさんはいなかった。誰もいなかった。
走ってそのへんを見たんだけど、俺しかいなかった。

家に帰ってそのことを話すと、父に
「1人で釣りなんか行くからだ。へんなヤツ多いんだよ最近」
とか言われて、1人釣り禁止になってしまった。
それまではS君としか釣りには行ってなかったので、
以降、釣りは一切やらなくなってしまった。
ただ、とても不思議な時間帯に感じたので(わずか数秒だけど)
そのおっさんの顔はちゃんと覚えていた。


177 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 22:33:56 ID:92j6284F0
以上今日の「コピペシリーズ」でした。また明日。

まこと乙でした。これからはあなたの分まで頑張りますので安心してご隠居ください

178 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 22:35:47 ID:VvmNCvxv0
沙耶ちゃんシリーズはなんか知らんが純粋に楽しめた。
そして今になって思う。
主役にDQN要素が無かったからだと。
他のシリーズ物は楽しみつつもこいつらぶん殴りてぇな的なある意味不快な部分があるのが、それが無かったのだ。
爽やかとは言えないかもしれないが、毒も無くきれいに終わった感が、嬉しくもあり寂しくもあり。

短い間でしたがお疲れ様でした。
そしてありがとうございました!

179 :本当にあった怖い名無し:2008/08/27(水) 23:27:36 ID:fjDuPXuW0
>>163
一応大団円・・・かな?
1ヶ月間楽しませてもらったよ。
ありがとう!

180 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 01:48:39 ID:ezJ8A4gHO
>>163まこと氏、乙です
以前にもカキコしたが…
初登場時、キャラ萌えヲタ狙いのよくある安っぽいSSかと思ってたオレをビンタしてくれw

独特の世界観があって、毎晩楽しみにしてたよ

今までありがとう
嫁さんと幸せにね

181 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 05:55:46 ID:PIY+lNgB0
短期連載禿乙。
お前らの前途に幸多からんことを。

182 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 08:38:32 ID:NmND6z9S0
まこと氏、お幸せにね!

183 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 12:21:34 ID:O64Us7Q/O
まこと乙
充実した時間をありがとう。
お幸せに!

184 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 15:49:24 ID:5xOx2O2Y0
寂しさも覚えてしまうが…
まこと乙
楽しい時間をありがとう

185 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 16:40:33 ID:6j6ndGUQ0
まこと乙
この1ヶ月程楽しませてもらった
今、沙耶ちゃんの隣にまことがいる事に安心した
心からお幸せにな

186 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 20:26:39 ID:Bd4mTwzX0
まとこありがとう


187 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 21:08:54 ID:zhG+O+DI0
23日午前2時ごろ、岐阜県各務原市鵜沼各務原町のマンション7階のベランダから、
住民の男性(43)の長男(13)が駐車場に転落した。病院に運ばれたが、間もなく
死亡した。各務原署が事故、自殺の両方ノ可能性があるとして、本人から事情聴取している。

 調べでは、長男は愛知県内の私立中に通う中学1年。直前まで部屋で勉強して
いたが、ベランダに出た後、姿が見えなくなったのを母親が気付いたという。ベランダには
高さ約1・1メートルの手すりがあった。


188 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 21:09:49 ID:zhG+O+DI0
大学3年のときの話

いつもの仲間でスノボから帰って来てそのまま駅近くの定食屋へ。
みんなでワイワイ食べてるとサイレンの音が。
目の前を救急車が。しばらくしてパトカーが通って行く。
食事を終え精算を済ませ外へ出るとさっきの救急車とパトカーが止まっている。
駅の方が何だか騒がしい。

もしかして、人身事故!?

自分が住んでる駅は快速も止まらない田舎駅
駅は凹みたいな形状で金網越しに線路を見下ろすことが出来る。
早速、金網の方へ皆で移動する。(不謹慎ですが若気の至りということで・・・)
田舎駅だけあって灯りが少ないが、誰かがシートにかぶせられているのと周りに人がいるのが何とか確認できる。

え、まじで?死んでる?
電車に轢かれたんやか

本当に人身事故でテンションも上がる!
と、思いきや実際目の当たりにするとさすがに動揺したのか皆は先に戻ってしまった。
自分だけ一人残って見ていると、いきなり警察?救護隊?の人が懐中電灯をシートに当てた。

うわ、びっくりしたぁ。目合ってもたやんか。

青白い顔が目に飛び込んで来て思わず声をあげてしまった。
さすがの自分も一気にテンションが下がったので戻ることに。

後日、定食屋のマスターの話によると、酔っ払ったオジサンが線路に落ちて快速電車に轢かれたらしい。
O駅で降りる予定が寝過してしまい折り返すところだったそうな。
皆さんも飲み過ぎには気を付けましょうね。


189 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 21:10:45 ID:zhG+O+DI0
昔の話。

再婚してすぐ、親父が深夜に食あたりで大変苦しみました。
家の中では、酒が入ると私や兄貴の飯とかも漁る最低な人だとはその当時知らなかったみたい。

その後私も同様に結婚できた。
その前後からは私達は更に仲が良くなった。
でも、実母がつけてくれた私の部屋の内鍵は、植付けられた猜疑心のため、まだ多分ついたままだと思う。


190 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 21:12:05 ID:zhG+O+DI0
昔から霊感ないんだけど、幽霊が見たくてちょっと近所の空き家(平屋)探検いってきた。
  別に心霊スポットでもなんでもないところだから、大して期待もしてなかったんだけどさ。

  入り口から入ると、ホコリが積もった廊下は靴跡ひとつなくて、
  何年も人がはいってないんだなー、なんて思いながら
  ホコリ踏みしめてひと通り家の中一周してみました。
  雰囲気は、ただただ薄暗くてホコリっぽいってだけで、
  何か出そうって感じでもなかったかな。

  案の定何か変な現象に遭遇することもなく、がっかりしながら
  入ってきた時のように、靴跡ひとつない廊下をたどって帰ったよ。


191 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 21:13:07 ID:zhG+O+DI0
同様にが指しているのは継母だろうね
自分も夫もちになったってことをいってるだけでそこまで深い意味はないと思う
下の鍵がさしているのは扉が開かないということのように見えるけど
たぶん鍵をかける仕組みが残ってるって話だと思う

この話は継母に薬もられてた、その後結婚を機に家を離れ
お互いに不安に思うこともなくなり仲はよくなったけれども
一度されたことの疑いは消えないってことが言いたいだけ

と考えてたんだけどまた深読みして

1.何故実母は部屋にかぎをつけたんだろ?
→もしかして実母は継母に薬もられて死んだ?子供がそうならないように鍵付けた?
2.自分自身は猜疑心もってるけれどもでは継母はどうなんだろうか?
→継母も猜疑心を持っており自分が殺されるかもという不安を感じた私がこのレスを書いた?
3.鍵のかかったが扉が開かないという意味なら部屋にいるのは?
→私のいなくなった部屋に継母が忍び込み何かをしている?いったい何を?

とか考えてたよ


192 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 21:13:57 ID:zhG+O+DI0
今現状の話なんだが、風呂で髪を洗ってたら壁越しになんかゴンゴンと壁を叩く音が聞こえたんだが
壁越しにトイレがあるから誰か入ってるんだと思ったが誰も入ってなくて
何故か何か隣の家がここ1,2週間全く電気を点けていないのが無性に気になってなんか怖くなってきた

零プレイ途中で寝てコントローラ投げつけたとき以来の恐ろしさだ


193 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 21:15:08 ID:zhG+O+DI0
掟の門前に門番が立っていた。そこへ田舎から一人の男がやって来て、入れてくれ、と言った。
今はだめだ、と門番は言った。男は思案した。今はだめだとしても、後でならいいのか、とたずねた。
「たぶんな。とにかく今はだめだ。」
と、門番は答えた。
掟の門はいつもどおり開いたままだった。門番が脇へよったので男は中を覗き込んだ。
これをみて門番は笑った。
「そんなに入りたいのなら、俺にかまわず入るがいい。
しかし言っとくが、俺はこのとおりの力持ちだ。
それでもほんの下っ端で、中に入ると部屋ごとに一人ずつ、順ぐりにすごいのがいる。
この俺にしても三番目の番人を見ただけで、すくみあがってしまうほどだ。」
こんなに厄介だとは思わなかった。掟の門は誰にも開かれているはずだと男は思った。
しかし、毛皮のマントを身につけた門番の、その大きな尖り鼻と、
ひょろひょろはえた黒くて長い蒙古髭を見ていると、おとなしく待っている方がよさそうだった。
門番が小さな腰掛けを貸してくれた。門の脇にすわっていてもいいという。
男は腰を下ろして待ち続けた。何年も待ち続けた。
その間、許しを得るためにあれこれ手を尽くした。くどくど懇願して門番にうるさがられた。
ときたまのこととだが、門番が訊いてくれた。故郷のことやほかのことをたずねてくれた。
とはいえ、お偉方がするような気のないやつで、おしまいにはいつも、まだだめだ、と言うのだった。
たずさえてきた色々な品を、男は門番に次々と贈り物にした。
そのつど門番は平然と受けとって、こう言った。
「お前の気がすむように貰っておく。何かしのこしたことがあるなどと思わないようにな。
しかし、ただそれだけのことだ」
長い歳月のあいだ、男はずっとこの門番を眺めてきた。
他の番人のことは忘れてしまった。
ひとりこの門番が掟の門の立ち入りを阻んでいると思えてならない。


194 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 21:16:13 ID:zhG+O+DI0
彼は身の不運を嘆いた。
はじめの数年は、激しく声を荒げて、のちにはぶつぶつと独り言のように呟きながら。
そのうち、子供っぽくなった。
永らく門番を見つめてきたので、毛皮の襟にとまった蚤にもすぐ気がつく。
すると蚤にまで、おねがいだ、この人の気持ちをどうにかしてくれ、などと頼んだりした。
そのうち視力が弱ってきた。
辺りが暗くなったのか、それとも目のせいなのか分からない。
いまや暗闇の中に燦然と、掟の戸口を通して煌くものが見える。
命が尽きかけていた。
死の間際に、これまでのあらゆることが、凝結して一つの問いとなった。
これまで終ぞ口にしたことの無い問いだった。
体の硬直が始っていた。
もう起き上がれない。
すっかり縮んでしまった男の上に、大男の門番が屈みこんだ。
「欲の深いやつだ。」
と、門番は言った。
「誰もが掟を求めているのに。」
と、男は言った。
「この永い年月のあいだ、どうして私のほか誰一人、中に入れてくれといってこなかったのだろう?」
命の火が消えかけていた。
薄れていく意識を呼び戻すかのように門番が怒鳴った。
「ほかの誰一人、ここには入れない。この門は、お前一人のためのものだった。
さあ、もう俺は行く。ここを閉めるぞ。」


195 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 21:17:59 ID:zhG+O+DI0
「トイレの花子さん」ってあるでしょ?
トイレの前でノックして、花子さんあそびましょうって言うやつ…

例えば、私と誰かとが、ノックして「あそびましょう」って言ったとするでしょ。
すると「はーい」って、誰も居ないはずのトイレから声がするのね。
恐る恐るドアを開けてみる。でも……誰も居ない。
一緒にいた子は怖くて逃げ出す。そういうシナリオ。
本当は、トイレの中には私の友達のAが入ってた。
ドアを開けたときに、見つからないようにドアと壁の隙間に隠れて。
見事にひっかかるのが面白くて、そんなことを繰り返してた。

ある年の夏休み、校舎が改装されてトイレも新しくなった。
Bが、もしかしたら新しい校舎にも花子さんは居るんじゃないかって言い出した。
(Bは散々、あのトリックに引っかかってた。種を教えたことは一度もないけど)
だから私とAは大急ぎで口裏を合わせて、以前と同じようにAはトイレに隠れた。
Bが恐る恐る言う。
「花子さん、あそびましょう」
「はーい。何してあそぶ?」
Aはいつもと違い、ちょっと裏声気味に返事をした。掠れているというか。
私とBは恐る恐るドアを引く。誰も居ない。
新しい校舎でも花子さんは居たんだ! とBは怖がっていた。
私とBがトイレから離れたのを見計らい、Aも出て行ったようだ。
その日の帰り道、Aに話を聞くと、こう返ってきたのを覚えている。

「トイレには誰もこなかったよ……?」

Aが髪型をおかっぱにしてきたのは、次の日からだった。


196 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 21:19:58 ID:zhG+O+DI0
まこと氏亡き後も私は粛々と「コピペシリーズ」を続けていきます。
ではまた。

197 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 21:44:36 ID:dyE49qnHO
いま122きろばいと
まだまだ落ちないヨ

198 :本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 22:50:06 ID:YDjlXc26O
新シリーズこないかなー

199 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 09:09:23 ID:Dzy+Cwqx0
はじめに・・・
話の中で出てくるオカルトサークル5人が〜というのは、
私が1年前に洒落コワPart170に投下した「嘘つき」という話です。
今回の話とはほとんど関連はないですが、あしからず。

To シリーズ物倉庫の管理人様
いつも更新ご苦労様です。
どうやらシリーズタイトルで困らせてしまっているようで・・・
私のタイトルは[赤緑]としていただけるとまとめ易いかと思います。


200 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 09:10:23 ID:Dzy+Cwqx0
[廃校]
1/16
夏の終わりのある日。友人が肝試しに行こう、と誘ってきた。
俺には霊感なんてまったく無し。こいつ、北上って奴だけど、こいつにも当然無し。
何でまたそんなモノに、と思って聞き質すと、
「同じ大学のオカルト好きな女の子2人と意気投合したから」
という、とても分かりやすい理由だった。
まぁ、そんな訳なら誘ってくれたことに感謝しないといけないが、目的地がちょっと不安だった。

S県の山中にある廃校。
学内で少し噂になったところだ。
というのも、うちの学校のオカルトサークルの5人がここに向かったきり、行方不明になったとか。

うちらにも何かあったらどうするのか、と不安になるが、
北上曰く、「有名なところだから、逆に安心。」ということらしい。
なんでも、行方不明者が出たことで話題になり、廃校での捜索も行われた。
しかしその結果、そこには怪しいものは一切何もなかったことが判明したので、
その廃校は“安全な心霊スポット”になった、と言う。


201 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 09:11:31 ID:Dzy+Cwqx0
2/16
肝試し当日、それでもビビリな俺は、万が一を考えて家族に行き場所を伝えておく。
すると何やら心配されて、お守りなんかを持たされた。
そういうのがあると、なんか逆に怖いのだけどね。
わざわざこちらから危ない場所に行って、危ない目にあうなんてバカげてる、と言われたが、
今回の場所は安全。ただそういう雰囲気を味わいたいだけ、と説得した。
俺もずいぶんと過保護なものだ。
まぁ仕方ない。小さい頃に父親を亡くして、家に男手は俺だけだ。

迎えに来た北上の車に乗って、目的地に向かう。
車内には既に女の子が2人乗っていた。神尾です、鮎川です、と名乗った。こちらも雨月です、と名乗る。
神尾さんはスラッとした明るい感じの子。北上の好みだろうと思う。
鮎川さんもスタイルに申し分は無いが、やや地味な眼鏡をかけている。
しかしどちらも中々可愛い。さすが北上様、お目が高い。
助手席には当然?神尾さん。自分と鮎川さんは後部座席に乗って、出発した。


202 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 09:13:53 ID:Dzy+Cwqx0
3/16
車中での取り留めの無い話。やがて話題は目的地である廃校のことになる。
さすがにオカルト好きな女の子2人は詳しく、
特にその手の話題に関しては、鮎川さんは相当なものだった。
取り壊そうとすると祟りがあった、とか、他にも何人か行方不明者が出ている、なんていう話を聞かせてくれる。
一体どこが「安全な場所」なんだ?と思ったが、
捜索を行ったとき、廃校内には子供と思われる足跡がたくさんあり、
どうやら麓の小学校の子供達の遊び場になっているらしい、とのこと。

子供の遊び場になるくらいなら、まぁなんとなく安心・・・かな?
肝試しに行ってそこで遊んでいる子供達に会ったら、興醒めしてしまうかもだけど。


203 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 09:15:04 ID:Dzy+Cwqx0
4/16
やがて、廃校のある山に到着する。麓に車を置き、ここから肝試しスタート。
時刻は21時。辺りは真っ暗だ。
俺と北上が懐中電灯を持ち、4人で廃校に向かう。

平坦な山道。熊でも出たら・・・と思ったが、この辺りには居ないらしい。
さすが安全心霊スポット。
とは言っても、流石に怖くなってくる。
都会では考えられないくらい、静かだ。聞こえるのは木々のざわめきと、何かの鳥の鳴き声のみ。
行方不明になったという人たちも、こんな感じで廃校に向かったのだろうか?
なんてことを考えてしまう。

そして廃校に到着。
これがなかなかどうして、いい雰囲気が出ている。
聞くところによると、女の子2人も今まで霊を見たとかいう体験もなく、霊感は0だと言う。
つまりここにいる4人、誰も霊感なんてものは無い訳だが、この雰囲気には全員が圧倒された。


204 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 09:16:29 ID:Dzy+Cwqx0
5/16
では行くか、というところでちょっとした事が起きた。

俺の横に立っていた鮎川さんが息を呑むのが聞こえた。
俺「どうしたの・・・?鮎川さん、平気?」
暗くて表情はよく分からないが、彼女はなにやら怯えている。
そして廃校の2階を指差してこう言った。

鮎川「今、中に・・・誰かが・・・」
北上「え?誰かって・・・誰?」
答えようも無いような質問をして、俺と北上は懐中電灯で彼女が指差す方向を照らす。
北上「・・・誰も居ないぞ?」
俺「見間違いじゃない?木の影が映ったとか」
神尾「もしくはあれかな?私達と同じ人か、例の子供達か」
さすがにこの時間、21時過ぎに子供がいるとは思えないが、うちらと同じ肝試し組なら居そうだ。


205 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 09:17:46 ID:Dzy+Cwqx0
6/16
普通ならここで尻込みしてしまいそうだが、そこはソレ系が好きな女の子達。
ただの見間違いである、という安易な結論にして校舎内に入ることにした。
俺は・・・もちろん怖かったが、女の子2人が平然としているのに、男の俺が情けないとこは見せられない。


東西に伸びた、木造3階建ての校舎。階段は中央と東西それぞれにあるらしい。
進行ルートは、1階の西まで行き、2階へ。2階の東まで行き、3階へ。
3階の西まで行き2階に下り、2階の東から1階、そして出口へ、というジグザグルート。
途中、どこかの教室にでも入ってみるか、という事になった。


206 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 09:19:11 ID:Dzy+Cwqx0
7/16
校舎正面の入口から入り、まずは西の階段を目指す。
校舎内は当然明かりが無く、懐中電灯2本の明かりを頼りに進んでいく。
1階というのは「外」が近いからか、又はすぐに建物から出ることができる、という安心感からか、余り恐怖を感じない。
校舎内の部屋には札が付いており、そこが何の部屋だか分かるようになっている。
俺たちは保健室、職員室の前を通りすぎ、何事もなく階段に着き、2階へ上がった。


2階にはずらりと教室が並んでいた。
教室の扉は全て開いており、廊下に面して窓も付いているので、中をなんとなく覗きながら通り過ぎていく。
ギシギシと床を鳴らし、中央階段を通り過ぎた辺りで俺は気付いた。
この次の教室、さっき外で鮎川さんが指差した教室だ。

その教室、2-3と書いてあるその教室の前に差し掛かったが、俺は中を見ないようにした。
他の3人もどうやら分かっているようで、中を見ようとしない。
なんだ、みんな少しは怖がっているじゃないか。なんとなく安心する。
扉の前を通ったとき、なんとなく冷たい風を感じたのは・・・きっと気のせいだろう。


207 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 09:20:10 ID:Dzy+Cwqx0
8/16
やがて東の階段に着く。ここで北上がふぅーーっと息を吐いた。
北上「いやー、さっきのとこ、何か怖かったなぁ」
俺「あぁ、2-3だろ?鮎川さんが何か居たって言っていた教室だよね」
神尾「ね〜。私も怖かった〜」
鮎川「ごめんね、何か怖がらせちゃって・・・。でも何もなかったね」
みんな堰を切ったように話し始める。緊張していた証拠だろう。

落ち着いた空気になり、3階へ。

この階には怪談の定番、音楽室があったが、部屋の中を見てみると、お決まりのピアノも肖像画も何もない。
当たり前と言えば当たり前だ。廃校に置き去りにするものでもない。
北上が入ってみよう、というので、音楽室に入ってみる。


208 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 09:29:30 ID:iMXY6XoTO
サル?

209 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 10:21:59 ID:Dzy+Cwqx0
9/16
がらんとした部屋。何も置いてないので、部屋の壁が防音壁になっていなければ
ここが何の部屋か分からないだろうと思う。
しかしここには別の特長があった。

床。床を照らしてみて気付いた。足跡がたくさんある。
大きさからして子供のものだろう。
どうやらここが、子供達の遊び場になっているようだ。
確かに他の教室より少し広いし、何も置いてないので遊び場にはいいかも知れない。
しかしこんなところで何をして遊ぶのだろう、とも思ったが、子供には子供の遊びがあるのだろう。

部屋を出て西の階段に向かう。
いくつかの教室を通り過ぎ、西の階段まで来る。そして階段を下りて再び2階へ。
先ほどと同じように、東に向かう。一度通った場所なので、何となく気が楽だ。
しかしそれは逆だったと思い知る。一度通ったからこその恐怖があった。

中央階段を過ぎ、2-3の教室前に差し掛かって気付いた。

教室の扉が、閉まっていた。


210 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 10:24:36 ID:Dzy+Cwqx0
10/16
みんな言葉を失う。恐らく同じことを考えているのだろう。
さっきは開いていた?本当に開いていた?さっきも実は閉まっていたんじゃないのか?
でもほんの10分くらい前の事。忘れる訳もない。
しかも以前通り過ぎたとき、俺は開いた扉から風が吹いてきたのを感じている。

鮎川さんが沈黙を破る。
鮎川「ねぇ・・・ここ通るの、止めない?」
神尾「そう、そうよね。中央の階段下りて、出よっか」
誰も閉まっている扉のことには触れない。触れずに回避しようとしている。
当然、俺と北上も同意する。
北上「よし、そうだな。そこの階段下りて、外に出よう」

2-3の方に背中を向けるのも怖い気がしたが、踵を返し、中央階段に向かおうとした。その時だった。


211 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 10:28:52 ID:Dzy+Cwqx0
11/16
何か聞こえた。すぐに子供の声だと分かった。それも複数人の笑っている声。
上から聞こえる。位置的には・・・音楽室からか?
4人で顔を見合わせる。いけない。何か破綻しそうな空気だ。
声が移動している。いくつかの足音がする。3階を移動して・・・中央階段に向かっている?

神尾「・・・何?何よ?何なの?誰か居るの?」
北上「おっ落ち着いて!早く、早く出よう、下りよう!」
俺「でっでも、あっちから来ているんじゃないのか?」
笑い声は中央階段の方に向かっていった。これで俺たちもそちらに向かったら・・・
冗談じゃない。あの声の集団とは、絶対に会ってはいけない気がする。
鮎川「じゃあ、やっぱり、そこ通って行くしかないの?」
2-3の前を通る。迷っている暇もないか?階段の方から聞こえる声は鮮明になってきている。


212 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 10:31:16 ID:Dzy+Cwqx0
12/16
再び2-3の方へ振り向き、全員、息を呑む。

・・・扉が開いている。

頭が混乱してきた。しかし行くしかない。声が、階段を下りているのを感じる。
北上「走ろう!雨月、鮎川さんを!」
北上が神尾さんの手を取って走り出す。俺も鮎川さんの手を取る。
俺「鮎川さん、足元、気を付けて!」
4人で駆け出す。

教室の前方の扉を通り過ぎたとき、俺は中から、射るような視線を感じた。
物凄く熱を帯びた、熱い視線。恐らく全員が感じたと思う。
熱い視線だが、冷水を浴びたような感覚。体温がサーっと一気に下がる。
出来るだけ教室の方は見ないようにするが、教室には廊下側に窓が並んでおり、
前を向いて走っていると、どうしても視界の隅にこれが映る。

そこで俺は見てしまった。その窓に浮かぶ、無数の顔を。
感情を感じない、無表情な顔。
廊下の一番端、教室側を走っていた俺にははっきり見えてしまった。
こちらが通り過ぎると、それを追うように視線も追ってくる。

そして後方の扉の前へ差し掛かる。通りたくないが仕方ない。
扉は開いている。何か、何かが出てくるに決まっている。
俺は泣きたい気分になったがどうしようもない。駆け抜けるしかない。
そしてそれはきた。


213 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 10:32:52 ID:Dzy+Cwqx0
13/16
手だ。いくつもの手が教室内から俺に伸びてきた。
扉の前を駆け抜ける瞬間、俺は腕や脚を掴まれた。
俺「〜〜〜!!」
俺は声にならない声を出す。引きずり込まれる?ダメだ!と思った瞬間、
掴んでいた手が弾かれたように離れた。

そして・・・俺たちはそのまま走って階段へ。
慌てて階段を駆け下り、1階も走りぬけ、出口から外へ出る。
1階の中央階段辺りも怖かったが、笑い声は既に消えていた。

外へ出た俺たちは、そのまま車の元へと走った。
そこで俺は一度振り向いた。どうしても気になったからだ。
あの教室の辺りを見てみる。窓にはたくさんの顔が見えた。こちらを睨んでいる。
・・・と、それはすぐに消えた。もう一度目を凝らして見ても、何も見えなかった。


214 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 10:35:55 ID:Dzy+Cwqx0
14/16
車に乗り、エンジンを掛け、帰路につく。
この頃にはだいぶ落ち着いていた。
車内では当然、今体験したことの話。
扉が開いていたとか閉まっていたとか、笑い声が聞こえたとか・・・。
4人が体験したことなので、これは間違いなく起こったこと。
しかし、教室内の顔、そして手が伸びてきたことに関しては、他の3人は知らないと言う。
どうやら俺だけが見たものらしい。

北上に「実は霊感あったんじゃないか?」
と言われたが、どうも実感がない。きっと気のせいだな、と言っておいた。
混乱していたし、幻覚でも見たのだろう、と。
他の事象についても、怪しいものだ。
心霊現象だったのか?と言われると、断言できない。
そもそも最初に鮎川さんが見た通り、校舎内に誰かがいた可能性があるからだ。
幽霊の正体なんて、大抵そういうものだろう・・・と思いたい。

そして北上の車で女の子2人を先に送り、俺も家まで送ってもらった。

家に着いたのは1時過ぎだった。


215 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 10:38:40 ID:Dzy+Cwqx0
15/16
家に入り、洗面所で顔を洗っていると、姉貴がやってきた。
姉「おかえり、光一」
俺「あぁ、ただいま。まだ起きていたんだ」
姉「ちょっと心配でね。平気だった?」
心配してくれていた。自他共に認めるシスコンな俺には嬉しい。

俺「うーん、まぁ平気平気。なかなか貴重な体験だったよ。あぁ、これ返す」
俺は行きがけに姉から受け取ったお守りをポケットから取り出した。
俺「・・・あれ?」
そのお守りを見て驚く。お守りの袋には、何かの石と紙切れが入っていると言っていたが、
袋の外から触ってみて、明らかに中の石が砕けていた。


216 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/08/29(金) 10:40:51 ID:Dzy+Cwqx0
16/16
姉「よかった・・・」
俺「・・・え?あぁ、ごめん、壊しちゃったかな」
姉「いいのよ、そういうものだから」
姉貴はお守りを受け取ると、中を見て何か確かめている。

母「あら、こんな時間にまだ起きているの?」
お袋が起きてきた。
俺「今帰ってきたとこ。風呂入って寝るよ。なんか疲れたし」
母「そう。舞も早く寝なさいね。また具合でも悪くなったら・・・」
姉「大丈夫よ、お母さん・・・」

心配なのも無理はない。
過去に大病を患っていた姉。しかし、奇跡的に一命を取りとめた姉・・・。

姉「もう寝るね。おやすみなさい」
彼女はそう言って少し微笑むと、部屋へと戻っていった。


217 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 10:50:11 ID:zKSdE4WW0
ウニさん待ち

218 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 16:14:17 ID:nQgG/7Zc0
ウニは次はいつ頃来るんだろう

219 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 19:32:22 ID:g0GEcXHG0
1 :可愛い奥様:2008/07/04(金) 03:12:43 ID:ewmKaMU80
宮尾すすむ(存命中)の死亡ニュースを
ワイドショーで見た記憶のある方、
情報お待ちしています。

1 :可愛い奥様:2007/09/09(日) 06:09:06 ID:Z67VBou40
何年か前に、宮尾すすむ(1934年3月8日〜)の死亡ニュースを
ワイドショーで確かに見た記憶があるんですが、
そういう方はいませんか?

8 :可愛い奥様:2007/09/09(日) 15:16:41 ID:wywcc3Qm0
えーっ!!!
宮尾すすむ生きてたの?
1さんと同じく、死亡ニュースを見た気がしていたけど…
なんで??

21 :可愛い奥様:2007/09/10(月) 19:39:26 ID:Ewf65M7O0
>>1
私もです!!
追突事故・・・宮尾すすむ・・・を聞いた時は、
え!?何で?お亡くなりになったはずでは・・・と思いました。

24 :可愛い奥様:2007/09/11(火) 13:19:12 ID:8tKdcN8S0
うわ。わたしもだよ。
事故のニュース聞いて、
「あれ?生きてたんだ。私ったらなんと失礼な事を。」
って思ったんだ。
ナンデ宮尾・・・


220 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 19:34:05 ID:g0GEcXHG0

392 :本当にあった怖い名無し:2008/07/03(木) 04:50:15 ID:O4uLj2p+0
え、あれ…?
私も可愛い奥様達と同じように思ってました…なぜだろう
奥さまの訃報じゃなくて本人のを見た気がしたんだけど

395 :本当にあった怖い名無し:2008/07/03(木) 08:05:14 ID:T3RENVWZO
>>392
俺も……。なんか気持ち悪いな、こういうの。

397 :本当にあった怖い名無し:2008/07/03(木) 10:53:31 ID:i7d4ml6V0
>>392
ちなみに俺も。なんでだろうな。


221 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 19:35:19 ID:g0GEcXHG0
118 :なんてったって名無しさん:2007/06/03(日) 18:27:40 ID:1cRg4whG
811 :本当にあった怖い名無し:2007/06/02(土) 20:59:02 ID:e1SVndG70
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200706/gt2007060205.html

宮尾すすむって何年も前に死んだのをワイドショーで見たんだけど、
憶えてる人いない?
94年に奥さんが若くして亡くなったのとはあきらかに別のニュースとして憶えてる。
確か脳卒中かなんかだった。
葬儀の中継に息子さんが出てたのもよく憶えてるんだけど。

俺の家にある会のパンフレットがあって
そこに宮尾すすむの写真があるんだけど
それを見るたびに、ああこの人もう亡くなったんだよなあって思ってた。
おれが好きだった時代劇にも出てたから
訃報を聞いたときは残念だったんだけど、
他にそういう人いませんか?

127 :なんてったって名無しさん :2007/06/11(月) 18:31:25 ID:haWUmxS8
>>118
憶えてるよ。
当時の宮尾すすむの訃報を見て、ああ、息子さんはお父さんもお母さんも
いなくなっちゃったんだな、と気の毒に思った。
だからこないだのニュースで、あれ?亡くなったんじゃなかったっけ?と
驚いた。

128 :なんてったって名無しさん:2007/06/11(月) 23:47:51 ID:I1d31/p8
>>118私も事故のニュース見て凄くビックリした。だいぶ前に亡くなってワイドショーでやってた記憶があるんだよね〜
不思議に思ってた人が他にもいたんだ!
でも私を含めて宮尾すすむについて不思議に思ってる人は誰と勘違いしてるんだろう?


222 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 19:36:17 ID:g0GEcXHG0
405 :本当にあった怖い名無し:2008/07/03(木) 14:03:31 ID:c68HoPkl0
今うちの母ちゃんに「宮尾すすむってまだ生きてる?」って訊いたら、「死んだ」と即答だった。
で、>>403の127と同じように、「子どもが一人ぼっちになっちゃったんだよねー」と付け加えてた。
私も亡くなってる記憶があるんだけど、wikiには載ってないんだな。何かあるのかね。




223 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 19:37:44 ID:g0GEcXHG0
懐疑的オカルト信者ですが、どうしても説明の付かない幼少の頃の事件があります。
科学的に説明できそうな類似の体験や現象があるなら教えてもらえると嬉しいです。

当時、たぶん小学校低学年、3年か4年くらいだったと思うけど
居間で父・母・俺・兄貴と4人でテレビを見てました。時刻は8時から9時くらい。

そのとき、ドーンという轟音と閃光が隣家の玄関先で起きました。
隣家の玄関先はウチの台所と面していて、
台所のその面の壁は全面ガラス窓が入ってました(特殊な家なので)
んで、居間と台所もアルミサッシのガラス戸で仕切られているので、閃光がまる見え。
そのときは夏くらいで、ガラス戸も開けていたので音もまる聞こえでした。

驚いたのは言うまでもありません。

が、もっと驚いたのは、俺以外の家族の誰一人として驚いてもいなければ
気にすることも台所を見ることもなく、普通にTVを見ていたことです。
当然、隣家から人が出てくることも無かった。

で、俺一人台所まで行ってガラス窓から外を見るも何も変化はないし
夜だったので外に出て確認するのも怖かった。
何しろ俺以外の誰も気付いてないので、兄貴や親父に説明してついてきて貰うわけにもいかなかった。

翌日、学校から帰ってきて昼日中に隣家の玄関先に行って調査するも
何かが落ちた形跡も無ければ、何かが起こった形跡もありませんでした。

あれは何だったのか、未だに不思議で説明がつかない。


224 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 19:39:18 ID:g0GEcXHG0
もう10年前になるけど、バイク(ミッション式)でバイト先から
帰宅していた途中の事。
信号待ちで青になったから発進しようと思ったらクラッチ繋げても
発進しなかったんだ。
「あれっ?クラッチミートしてるのに…故障かな?」と、思った瞬間…
信号無視したダンプカーが猛スピード(本当にすげぇスピードで)交差点に
進入してきた。
そのままスタートしてたら間違いなく横から突っ込まれてひき肉に
されてたと思う。
あの時は体の振えが止まらなかったのと同時に、「何かに守られた」という
感覚があった。当然マシンには故障はなくその後は何事も無く走ったもんだから
余計に不思議で…
普段から「俺ってついてないなぁ…」と思いがちだけど、こういう事が
あったことを思いだすと、あながちそうでもないのかなぁ…て思うよ。
長文ゴメソ。


225 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 19:40:25 ID:g0GEcXHG0
夜中ふと目が覚めた。
確かに起きているはずなのに、見ていた夢の続きが瞼の裏に映っている。
その時は近所の土手をただ歩いている夢を見ていた。
目を半分閉じると、視界の上半分に土手の風景が見える。
目が覚めてしばらくの間ハッキリ見えていたが、時間が経つにつれて、夢は徐々に薄くなって見えなくなった。

なんて事を、一昨年の夏に数回経験しました。
そろそろホスピタル行きですか?


226 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 19:41:46 ID:g0GEcXHG0
友人(男性)が体験した不思議な話

友人が一人車で一時間ほど離れたところに仕事で出かけた。
3〜4時頃に仕事を終え、会社へ戻る帰り道のこと。
そこは4車線の国道で車の通りも多く、両側にはファミレスやコンビニ、スーパー、大型電器店等が並ぶ通りであり、歩道には人通りもある場所だった。

信号で停まっていると、窓を叩く50代くらい男性がいたという。
助手席のウインドウを少し開けてると「車に乗せて欲しい」と言ったそうだ。
信号で停車していた時は前にも数台停車していたし、後ろにも何台もの車が停車していたというので、たまたま友人の車にだけ来たのか他の車にも声をかけていたのかはわからない。
ただ気持ち悪いので「仕事の帰りで、会社に戻るところだから」と男性に断り、その後信号も青になったので、車を走らせたそうだ。

その後、国道をまっすぐ走り一時間少しくらいで、会社のある町まで戻ってきた。
時間が夕方5時近くだったので、車の通りが多く少し渋滞していた。
そして信号で停まったときのこと。
窓を叩く音がして、助手席側を見ると一時間前に見た男性が窓を叩いていたそう。

彼は驚き、その時はウインドウを開けられなかったそうです。
その後は助手席を見ないで正面を向いたまま、青になるのを待って車を走らせ会社の戻ったそうだ。

友人は霊感はないって言っていたし、その時にとても真剣な顔で言っていたので本当なんだと思う。
まあ、違う男性だったとしても同じ日に二回もそんなことあったら気持ち悪いが。



その時は、


227 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 19:42:38 ID:g0GEcXHG0
小学生の頃、トイレの花子さんが流行っていて
放課後に友達と私の2人で校舎内でも一番人気の無いトイレに向かいました。
取り敢えず始めに全部のトイレに一回入り、
誰も入っていない事を確認すると
お決まりの3番目の扉を叩き「花子さん、遊びましょう」と叫びました。
その時は2人でここまでやったんだという武勇伝にしたかっただけなのですが
突然誰も入っていないドアから
コンコンコンコンコンと扉を叩き返してくる音がして
私達はびっくりしてその場から逃げました。
今でも廊下を走っていく中
遠くのほうでずっと叩く音がするのを思い出せます。

本当に不思議な体験でした。


228 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 20:35:27 ID:g0GEcXHG0
以上、毎度お馴染みの「コピペシリーズ」でした。読んでくれた人ありがとう。

229 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 21:22:35 ID:mlYH1qeHO
赤緑氏、乙。
今後どうなるか楽しみだ。

230 :本当にあった怖い名無し:2008/08/29(金) 21:32:18 ID:a6KsKpUi0
赤緑、乙。
まだつながりがわかんねーw

231 :本当にあった怖い名無し:2008/08/30(土) 01:54:48 ID:8PZ/aSFN0
赤緑乙。
奇跡的に助かったねーちゃんの話に繋がるんかいな?

232 :本当にあった怖い名無し:2008/08/30(土) 16:56:52 ID:3LvSjhjd0
赤緑も化ける予感・・・

233 :本当にあった怖い名無し:2008/08/30(土) 19:11:35 ID:cnIslVEZ0
コピペシリーズいい加減にしろよ。コメントもいちいちむかつくし、わざとやってるだろ。
こういう人間、リアル社会でも嫌われてるんだろうな。可哀想に

234 :本当にあった怖い名無し:2008/08/30(土) 19:54:44 ID:KSIWSMJvO
スルーしてたけどほんとうざいよ。
シリーズってつけりゃなんでもいいと思ってるのかね。

235 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/08/30(土) 22:44:18 ID:xePEZg9L0
蛇抜け 1/7

こんな話でもいいのかな。試しに投下させてもらいます。

兄貴がある寺の住職に納まった。
うちは普通のサラリーマン家庭なのに、昔っから出家に憧れていた、変わり者の兄貴だった。
そんな兄貴が、ある日、郷土史家だという知り合いを連れて家に来た。何でも、調査中に見つかった呪具を寺に持ち込んできた人らしい。
60代のお爺さんで、名前は大月。うちでのニックネームは、速攻で【オオツキ教授】に決まった(笑)。
オオツキ教授は、郷土史の中でも暗部、つまり呪いとか生贄とか関わってる史実を集めているみたいだった。
おどろおどろしい語り口調が面白かったこともあり、彼を一番気に入ったのは、他ならぬ私だ。

そろそろ運転の怪しくなってきた教授は、現地調査の際の運転手を求めているということだった。
2つ返事で引き受けた私に、母が小言を言う。
「そんなことしてるより、花嫁修業しなさいよ」
「修行しなくてももらってくれる人を探すから」
至極まともな返事をしたと思うのに、母は、失礼なことに、絶望的な溜息をついた。

236 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/08/30(土) 22:45:10 ID:xePEZg9L0
蛇抜け 2/7

その教授との記念すべき1回目のデートは、日本の中央に位置する県の山岳紀行になった。
なんでも、江戸時代までは絶えず水害に悩まされていた難所が、今から行く山の中に残されているとのこと。
具体的にどんな害だったのかというと、今で言う【鉄砲水】。当時は、細い山々の間を大蛇のような凶悪な濁流が押し寄せるイメージから【蛇抜け(じゃぬけ)】と呼ばれていたらしい。

指示されるとおりに車を進めると、急峻な崖の下に作られた小さな駐車場に出た。
車を出て見回すと、四方は連なる尾根に囲まれた、まさに谷間としか言いようがない土地になっている。
どこからか沢の音が聞こえた。あの水が増水したら、ここなど一発で餌食だなと思ったら、足が震えた。
駐車場から、申しわけ程度に伸びている遊歩道を、60代のわりに身軽な教授について登る。

237 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/08/30(土) 22:45:53 ID:xePEZg9L0
蛇抜け 3/7

鬱蒼とした樹木の間に伸びていく獣道。お世辞にも歩きやすいとは言えない。
堆積した落ち葉に何度も足を取られるのを忌々しく思っていると、少し先を行くオオツキ教授は、笑いながら小噺をした。
「このあたりは蛇抜けで水没をした最上部にあたる所でね。上流から流されてきた家屋やら人間やらが、よくこのへんに引っかかっていたようだよ」
私は思わず足元を見た。浮き上がった木の根が私の左足を捕らえている。だけだ。
「…自然の脅威ですね…」
ぞくぞくと冷気を感じるのは、標高が上がったから…だと思いたい(汗)。
「そうだね。恐ろしいね。そして人間は、その脅威に信仰で対抗しようとしていた」
教授は、薄く残る脇道に入って、私を招いた。
教授の横に立つと、そこが、巨岩の上であることが見て取れた。

238 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/08/30(土) 22:46:30 ID:xePEZg9L0
蛇抜け 4/7

眼下は深い谷になっていた。谷底には見事な水量を称えた渓谷が轟々と唸っている。
怖い…としか思わなかった。清涼さや自然美なんていうものは、【管理された自然という余裕】があって、初めて持てる感想なんだ。
オオツキ教授が、右腕を水平に起こして対岸を指差すので、つられて見る。そちらにも大きな岩がせり出している。
岩の下の斜面が大きくえぐられているせいか、今にも落ちそうな不安定さを感じた。

「見えるかな?」
と聞かれたので、光の届かない中、目を凝らすと、対岸の岩の上には古い木の棒が立っていた。
たぶん1mぐらいの高さだと思うけど、上部はちぎり取られたような折れ口を見せているから、もっと長いものだったのかもしれない。
「見えます」
と答えた。
教授は嬉しそうに、
「あれは人柱を立てた跡だよ」
と言った。
私は気分が悪くなって、座り込んだ。

239 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/08/30(土) 22:47:05 ID:xePEZg9L0
蛇抜け 5/7

「ごめんごめん。あの住職の妹さんだから気にしないと思った」
愉快そうなオオツキ教授に別の意味で不快さを感じながら、私は山麓まで安全運転を重ねた。
「兄貴よりはだいぶ繊細にできてますから」
老獪にどれほど効くか程度の嫌味だけど、返さずにはいられない。
「和やかな食卓で酒飲みながら話をしてるんじゃないんです。目の前に人が死んだ現場があるのに、平気でいられるほうがおかしい」
「それを想像するのが、僕には一番の楽しみだからね」
嬉々とする教授。改めてゾッとする。

240 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/08/30(土) 22:48:15 ID:xePEZg9L0
蛇抜け 6/7

私の気持ちなどお構いなしに、教授の解説はさらに細に入った。
「あの人柱に立てられたのは、主に子どもだった。貧しい村には、生まれては迷惑な子どもが現れるものだ。それを【禍つ神に捧げる】という名目で葬ったんだ」
「…ひどい話ですね」
「生贄には自然の怖さを充分に知らしめた上で葬らねばならない。だから、大雨ですぐに沈下してしまう水際ではなくて、蛇抜けが起こらない限り死ぬことのない岩の上に縛りつけられた」
「…」
言葉もない。
「足元を激流が逆巻き、雨粒が頬を打つ中、目を血走らせながら上流が決壊する瞬間を待っている心境を想像してごらん。神も自然も人間も、家族でさえも、呪いの対象としてしか見られなくなると思わないかい?」
何が言いたいのはわからず、返事を逡巡していると、教授はトーンを落として、ボソリと呟いた。
「それが人間の本性だよ。僕は、死を覚悟するなんて綺麗事はありえないと思ってるんだ」
「…」
教授は、歳を重ねた今でも、死に対する恐怖が薄れないんだな。そんなふうに思った。

241 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/08/30(土) 22:49:20 ID:xePEZg9L0
蛇抜け 7/7

教授は何度も足を運んでいるというふもとの資料館に、私のために寄ってもらえることになった。
蛇抜けの起きた年度や被害を綴った古文書が残っているという。
入ってみると、20畳ほどの空間には、当時の衣料や道具が展示され、地図と年表が壁に貼られていた。
真ん中には、ガラスケースに入った書籍が数点。でも、字が崩れすぎてて読めない(汗)。
奥の一角にも大型のケースが据えつけられ、中には腐った木片が大事そうに陳列されていた。説明文には【人柱の破片】と…。
そして…そして、その上の壁には、こう書かれていた。
【○○山の中腹には、今もその柱が立っていた穴を見ることができる】

車に戻ると、オオツキ教授は居眠りを決め込んでいた。すぐさま起こして確かめる。
「さっき、私に聞きましたよね?『見える?』って。あれって、人柱が立っているのが見えるかどうか聞いたんですよね?」
教授は目をこすりながら、
「そんなもの残ってるわけがないでしょう。岩に穴が開いているのが見えるかって聞いたんだよ」
と答えた。

もっと目を凝らしていたら。
あの棒に縛りつけられて上流を凝視している何か、を、私は見てしまったのかもしれない。
不遇の死者の執念に、手を合わせずにはいられない気分になった。

242 :本当にあった怖い名無し:2008/08/30(土) 23:24:32 ID:ku4OwBAdO
>>241乙です
なんか文学の香りがしていいなw
別エピソードも楽しみにしてるよ!

243 :本当にあった怖い名無し:2008/08/30(土) 23:27:14 ID:rGX1KLhVO
235-241
乙です!
ずいぶんクレイジーな人ですね〜
ってお兄さんもか。

244 :本当にあった怖い名無し:2008/08/31(日) 01:03:46 ID:RWZA9DU20
>>241いい!
このスレ充実してきたなー

245 :本当にあった怖い名無し:2008/08/31(日) 02:22:30 ID:NMQP5vIiO
>>241
乙!面白い!

246 :本当にあった怖い名無し:2008/09/01(月) 04:14:00 ID:q0m2lSHAO
ウニまだかなぁ

247 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/01(月) 13:22:13 ID:G3xoKKW20
目明き地蔵 1/8

評判がよかったので、調子に乗らせていただきます(笑)。
あと、まとめサイトの管理人様、早々に掲載してもらって感謝です。

郷土史家のオオツキ教授について回ると、たびたび遭遇する仏がいる。お地蔵さまと呼ばれるものだ。
立派な寺に安置されている場合もあるけれど、多くの場合は、簡素な社に入れられて道端に置かれたり、ひどいと野ざらしで風貌もわからなくなっていたりする。
教授の話によると、地蔵尊は、他の神仏のように祟りをなさないのだそうだ。人間を厄から守ることにひたすら精進してくれるありがたい存在であるらしい。

代表的な昔話である【傘地蔵】も、この地蔵尊の奇跡の物語の一つ。
江戸期以前、病気や災害といった厄疫に科学的な対抗手段を持たなかった人々は、自分たちの村にそういうものをもたらす【魔】が入り込むことを恐れた。
そこで、村の入り口である辻に地蔵尊を立て、バリアの役目を課したのである。
傘地蔵は何体だったか、すぐに思い出せるだろうか。答えは6体。
この数は、人間が死んだあとに振り分けられる【六道】という世界に関係がある。天国に行く道、人間として生まれ変わる道、動物に転生する道、戦闘に明け暮れる道、ひたすら飢える道、地獄に落ちる道。
どの道にも地蔵尊が現れて、迷える魂を最善の方法で昇華させてやるのだとか。
つまり、6体揃ったお地蔵さまは、死後の世界でまで無敵だったというわけ(笑)。

248 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/01(月) 13:22:56 ID:G3xoKKW20
目明き地蔵 2/8

そんな地蔵尊にまつわる呪いや贄の伝承があるはずもない。
「お地蔵さまを見に行くよ」
と教授が言うときだけ、私は安心してついていくことができた。
あの村に行くまでは。

そこは3つの県が境界を接している小さな村落だった。
いまは、それでも人口300人ぐらいはいるらしいけど、明治維新で統合される前は、U村一の沢、U村二の沢、というように、川に沿って、上流から小さな集落で分けられていた。
向かったのは、一番上流にある一の沢だった。いまは廃村となっている。

「一の沢は、それ以上登ることができない土地に開かれた集落で、作物が取れるような場所でもなかったんだ。だから、住んでいたのはエタや非人。どういう人間だったかわかるかな?」
教授に聞かれたので、うろ覚えの教科書の知識を引っ張りだした。
「たしか…自分で田畑を持てない、最下層の人たちのことでしたよね?」
「そう。農民となることすら禁じられた人間たちだよ。士農工商の身分制度の中で、実質、一番下に置かれた農民たちの劣等感を和らげるために作られた礎だ」
教授の話は中学の先生の話と合致する。私は素直に頷いた。

249 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/01(月) 13:23:34 ID:G3xoKKW20
目明き地蔵 3/8

「それでも、一の沢は住人にとって安住の地であったんだ。痩せた土地に芋を飢え、野生動物と競るように木の実を取り、なんとか命をつなぐような暮らしであってもね」
「…」
わかる。人間として扱われることすらなかった人々が、獣のような山野の暮らしではなく、定住する村を持てたんだ。
安心して眠れることが彼らをどんなに幸福にしたか。私には容易に想像がついた。
「ただ、住人には常に外敵がいた。二の沢以降に住む農民たちだ。米を食んで体力のある連中は、慢性的な栄養失調の非人たちを好きに蹂躙できた。意味はわかるかな?」
わからない。私は首を横に振った。
「つまり、現代でいう快楽殺人のようなものだ。一の沢の住人は、そこまで軽んじられていたんだ」
鼓動が倍になった。掌に汗が浮かぶ。

250 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/01(月) 13:24:18 ID:G3xoKKW20
目明き地蔵 4/8

教授の指示で車を進入させたのは、小さな川に沿って伸びる未舗装の道路だった。左手は沢、右手には金色の稲穂が実った田が延々と続いている。
民家も、まだチラホラと見ることができた。
「このあたりは四の沢と呼ばれていた所。先に進むと一の沢まで辿りつけるんだけど、車では無理だね」
と言うので、私は路肩に車を停めた。
降りて、見ると、まっすぐに進む小道は、数十メートル先で薮に侵食されていた。

日は高いのに、ものすごく心細かった。この先に、人が人を殺してきた現場が残っているんだ。
先に歩きながら、教授は続ける。
「農具すら持たなかった一の沢の住人には、現実的な自衛は不可能だった。彼らは何をしたと思う?」
「えっと…」
教授との会話だというのに、頭が麻痺してて、宗教がらみの答えが出てこなかった。
教授は気に触る高笑いを響かせて、言う。
「お地蔵さまを立てたんだ。一の沢と二の沢の間の辻にね。でも、そんなものは何の役にも立たなかった。立つわけがない」
「…」
そのとおりだけどね。そういう言い方はないんじゃないかな。
私は見つからないように、教授の背中に蹴りを入れる真似をした。

251 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/01(月) 13:25:12 ID:G3xoKKW20
目明き地蔵 5/8

「気休めの地蔵尊は、すぐに二の沢の人間に壊され、かえって怒りを買った。一の沢には大量の血が流れたようだよ」
「…せめて、嬉しそうに話すのはやめませんか?」
耐え難くなって、私は教授に進言したけど、【かえって煽りを与えた】だけだった。
教授はさらに饒舌になる。
「手口はこう。二の沢の住人、いや、殺人鬼どもと言い換えよう。彼らは、深夜、一の沢に忍び込んで、手薄な家から、病人や女子どもを誘拐する。それを自分の村の山中に連れて行き、数日にわたって加虐趣味に没頭する」
「リンチ後のボロボロの遺体は、これ見よがしに地蔵尊の前に打ち捨てられる。地蔵尊の前には血の海が広がり、いつしか、土台にまで染み込んでいった」
私は歩くのをやめて、教授から少し離れた。教授の話には多分に妄想が入っているような気がする。
一緒に、人気のない山に入っていくのが怖い…。
「…そのお地蔵さまが、まさか、まだ残っているんですか?」
史実なのか確かめるためにも、聞いておかないと。
「残ってるよ。今は四の沢の出口に移されたから、もうすぐ着く」
教授の言葉どおり、前方の薮に、木造の丸い頭が見え隠れしていた。

思いがけず早い対面に、足が震えた。

252 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/01(月) 13:25:50 ID:G3xoKKW20
目明き地蔵 6/8

オオツキ教授は、そこでいったん立ち止まった。
秋の風が稲穂を揺らし、赤とんぼが群生していった。

「でもね、地蔵尊はとうとう願いを叶えたんだ」
教授の声は、先ほどの熱に浮かされたようなまくしたて方とは一転して、静かだった。
「一の沢の住人がずっと祈っていた結果は、現実になった」
「それは何ですか?」
私は、そばの岩に腰かけて、動悸が治まるのを待ちながら聞いた。
「復讐だな。自分たちの生活を安穏とさせることより、殺人鬼どもが壊滅してくれることのほうが大事になっていたんだ、彼らは」
「…」
そう思って当然の状況に追い込まれた人たちのことが、哀れでしょうがなかった。

「ある日、いつものように一の沢から贄を連れ出した悪鬼たちは、いつものように彼に地獄を与えた。でも、その贄はある病気に罹っていたんだ」
教授は愉快そうに顔を歪めていた。
「天然痘だよ。生きながら腐っていく病気を、二の沢の連中は、自ら、自分の村に招いたんだ」
私も、なんだか、つられて笑った。

253 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/01(月) 13:26:35 ID:G3xoKKW20
目明き地蔵 7/8

二の沢はパニックになった。
助かりたい者が、我先に三の沢に押し寄せた。事情の飲み込めていなかった三の沢は病人を受け入れ、やがて自らも感染を広げていく。
四の沢の人間は、上流の2集落をけっして村に入れなかった。五の沢、六の沢も応援に駆けつけ、二と三の沢の住人は、四の沢の入り口のバリケードの前で次々と朽ちていった。

教授の話し方にも因るのだろうけど、二の沢と三の沢の味わった地獄は、一の沢のそれに匹敵していたように思う。

バリケードを越えて四の沢に入ろうとした天然痘患者は、容赦なく槍で突き殺された。
累々と重なっていく屍には、その場で火が放たれたが、中にはまだ死にきらなかった者も多かったらしい。
業火の中から響く悲鳴は、一刻にも及ぶことがあった。

「一の沢の人たちはどうなったんですか?」
と聞くと、教授は、目を細めながら、ゆっくりと歩き出す。
「【駆除】が終わって、麓の役人が検査に来たときには、すでに全滅していたそうだよ」
私も立ち上がった。
すべてが終わったいまのここの空気は、とても澄んでいる気がする。

254 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/01(月) 13:27:25 ID:G3xoKKW20
目明き地蔵 8/8

その騒動の後、上流の沢での蛮行を知った人たちの手で、地蔵尊は手厚く祭られた。
人の絶えた集落から下ろされて、ここ、四の沢に安置されたのも、そういう理由からだった。

教授について、薮の中に無造作に立っているお地蔵さまの前に回った。
台座は、すでに無数の薮の根が入り込んで、大きく割れている。色は特に赤くはなかった。
粗彫りの胴の手足は、わずかに判別がつく程度に刻まれている。鉄の道具を持たない民が、一生懸命、石で削った様子が想像できた。

「この地蔵はね、いまでも、ときどき目を開けるらしいよ」
教授が穏やかな地蔵尊の顔を覗き込みながら言う。
「監視してるんだろうね。人間の顔をした魔物が入り込まないように」
私は、人の営みが立ち消えたその先の山道を振り返って、心の中だけで祈った。
(復讐しか願うものがないような人生を、誰も送らなくてすみますように)

赤とんぼが山に向かって消えていく。
昔、とんぼには祖霊が乗っているから捕ってはいけないと教えてくれたのは、兄貴だっただろうか…。

255 :本当にあった怖い名無し:2008/09/01(月) 17:07:58 ID:Ezwsk5LO0
これを貼れと言われた気がした。

【霊感持ちの】シリーズ物総合スレ5【友人・知人】
http://hobby11.2ch.net/test/read.cgi/occult/1219147569/l50

コピペ荒らしがいるのを除けば良スレ。
逆吸血鬼さんは是非。

256 :本当にあった怖い名無し:2008/09/01(月) 17:09:36 ID:Ezwsk5LO0
ごめん間違えたw
教授乙。

遅ればせながらお幸せに! >まこと

257 :本当にあった怖い名無し:2008/09/01(月) 17:12:11 ID:WEPkZsjiO
>>256
誘導乙w

258 :本当にあった怖い名無し:2008/09/01(月) 18:50:53 ID:PfncZdM3O
教授乙
なんだかやりきれないなあ…

259 :本当にあった怖い名無し:2008/09/01(月) 21:03:17 ID:IeCSTT10O
>>255
おい誤爆してるぞ

260 :本当にあった怖い名無し:2008/09/01(月) 21:15:03 ID:2bM+e23q0
教授の人乙。
こんなに早く続きが読めるとはw

地蔵菩薩は衆生救済の仏だから、この話のお地蔵様も
呪いとかじゃなくて、一の沢の住人を救いたかっただけなのかな。
広島のおこり地蔵みたいに、探せば各地に逸話は色々ありそうだね。

261 :本当にあった怖い名無し:2008/09/01(月) 22:12:14 ID:JGmD0HOFO
教授の人、とても乙。
読んでてなんだかしんみりしてしまったよ。

262 :本当にあった怖い名無し:2008/09/02(火) 08:13:05 ID:Z575arJh0
ただの怖い話じゃない。
考えさせられる。

263 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/02(火) 10:42:45 ID:AcaYYwQz0
[視線(前)]
1/12
1限目の講義が終わる。
教室に人は少ない。
朝早くから真面目に勉強するなんて信じられない、とは美加の言。
1,2年生のうちに単位は稼いでおいた方が良いのにな、と思う。
なんとかなるわよ、とも美加は言っていた。
そうだろう。きっと彼女はなんとかする。不器用な私と違って。

少しの劣等感。
軽くため息をついた私に、教室に入ってきた男の人が話しかけてきた。
男「鮎川さん、神尾さん来てない?」
やや長髪の男性。名前は何といったかな?
私「美加は・・・今日は3限からだと思います」
男「あぁ、やっぱそうか。こんな早くに居るわけないよな。電話したんだけどさー出ないんだよねー。まだ寝てるのかなぁ」


264 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/02(火) 10:44:48 ID:AcaYYwQz0
2/12
時刻は10:40過ぎ。十中八九、寝ているだろう。
目は覚ましているかもしれないが・・・まぁ、寝惚けているだろうなと思う。
私「何か用事があるなら、伝えておきましょうか」
男「いや、いいよ。また電話してみる。しかしあれだねぇ・・・。鮎川さん、1限から頑張ってるねぇ。単位、結構いってるんじゃない?」

と、言いながら男は無遠慮な視線を私に向けてくる。
髪、顔・・・でしばらく止まり、胸、腰、脚・・・と上から下に視線を感じる。
9月のまだ陽気な季節、やや薄着なのがいけないのかな・・・
いや、自意識過剰だな。気をつけなくちゃ。嫌な女になりそう。
私「今のうちに取れるものは取っておこうと思って。それじゃ、次の講義があるから・・・」
席を立って、次の教室へと向かう。

男は講義を受けに来た様子でもなく、どこかに去っていった。
何と思われたか?簡単に分かる。つまらない女、だろう。
別に構わない。私は私だ。


265 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/02(火) 10:46:28 ID:AcaYYwQz0
3/12
2限も終わり、昼食を食べようと構内のラウンジに向かっていると、前から美加がやってきた。
美加「おはよーう くぉのふぁー」
古乃羽(このは)。私の名前だ。砕けた発音で呼びながら、美加が手を振ってこちらに駆けてくる。周りの人が何事かと、こちらを見ている。
私「おはよう、美加・・・恥ずかしいからそんなに手、振らないで」
抱きついてきそうな勢いだったが、なんとか押し止める。周りの視線が痛い。

美加「古乃羽、これからお昼でしょ?ボクと一緒に食べない?」
私「もちろんいいけど・・・何、そのボクって」
美加「どうかな、ボクっ子。なしかな?」
私「20歳でボクっ子は無いんじゃない?」
美加「年のこと言うなよー。まだ10代だからって・・・」
12月生まれの私はまだ19歳。5月生まれの美加は一足先に20歳になっていた。

美加とは小さい頃からいつも一緒だった。内気でイジメられがちな私を庇ってくれたりもした。
明るい性格。物怖じしない性格。誰とでも打ち解けられる、そんな性格。
私は美加が大好きだ。憧れるところもある。本人には恥ずかしくて言えないけど。


266 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/02(火) 10:49:30 ID:AcaYYwQz0
4/12
2人で昼食を食べながら、ふと思い出す。
私「そういえば朝、美加のこと探している男の人がいたよ」
美加「ん?誰?」
私「ちょっと長髪の・・・名前が思い出せないのよね。ピアスと指輪してた」
美加「んーー・・・誰だろう。長髪ピアス、指輪セットの人なんて居たっけな・・・?」
私「あ、美加に電話したって言ってた」
美加「電話?」
携帯を確かめる美加。

美加「着信は・・・昨日の夜の古乃羽が最後。それから1件もないよ?」
私「じゃ、番号間違えていたのかな」
美加「・・・ははーん、分かったゾ?」
美加がニヤッと笑った。

美加「その人、どうだった?古乃羽の好みだったりしない?」
私「私の好み?」
美加「多分ねー、その人、古乃羽に気があるんじゃないかなー。で、話しかける口実に私を使ったわけ」
私「えー・・・」


267 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/02(火) 10:52:33 ID:AcaYYwQz0
5/12
美加「ほら、どうなの?イイ男だった?背は高い?どんな格好してた?お金持ってそうだった?」
私「お金って、別に・・・うーん格好は・・・」
姿かたちを思い出してみる。が、思い出すのはあの嫌な視線だけ。
私「ダメかな・・・無い、と思う。何か気持ち悪かったし・・・」
美加「うひゃー、気持ち悪い、か。それは可哀想に。哀れ、謎の男」

私「美加の知り合いじゃないの?私、どこかで見たような気がするんだけど」
美加「私の知り合いには居ないよー、そういう人。どこかって、構内のどこかで見ただけでしょ?」
私「そうなのかなぁ・・・」
美加「よし、私が探してやろう。顔や体の特長を言いたまえ、古乃羽くん」


268 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/02(火) 10:55:00 ID:AcaYYwQz0
6/12
特長。
もう一度思い出してみる。顔の特長。
私「目が2つ、鼻が1つ、口が1つ・・・」
美加「うんうん・・・ってォィー。あぁ、古乃羽がそんな冗談言うなんて・・・ショック」
私「んー・・・半分冗談。なんか思い出せないの。特長、特長・・・」

思い出す・・・ダメだ。何でだろう、ほんの2時間くらい前なのに。
ピアスと指輪をしていた・・・していたっけ?そんなところ見たかな。
長髪。それだけは確かだ。でも長さは?肩くらい?背中まであった・・・?

美加「おーい。古乃羽さまー。勉強しすぎじゃないのー」
私「うーん、忘れちゃった。思い出したら言うね」
美加「ほい。ま、どうでもいいんだけどね」

その後、食事を終えた美加はイヤイヤ講義に向かった。
私はその時間は空いているので、また後でねと言って、静かな所を求めて図書室へと向かった。


269 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/02(火) 10:58:46 ID:AcaYYwQz0
7/12
図書室でレポート用紙を広げ、さっきのことを考えてみる。
ここは静かで、しかも涼しい。物思いに耽るには最適だろう。

特長。なんでもいい。思い出したことをメモしてみようと思う。
何故こんなに気になるのか?思い出さなければならないような気がしてならない。
別に好みとかではないのは確かだ。なにしろ、嫌悪感すら感じたのだから。

・・・嫌悪感?そんなに不快だったかな。
ジロジロと視線を送ってくる人は、たまにいる。普段はそんなに気にはならない。
でもあの目は・・・嫌だった。まるでこちらの全てを見透かすような目。
「特長:嫌な目」とレポート用紙に書く。

他にはなんだろう。目の色は?話をしたのだから、一瞬でも目を見ているはず。
えーっと、目は・・・あれ?
なぜかサングラスが浮かぶ。サングラス・・・してたっけ?
あ、でも口には・・・マスクもしていたような?・・・帽子もかぶっていたかな?
そもそも、男?本当に男だった・・・?声はどんな声?口調は?


270 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/02(火) 11:02:14 ID:AcaYYwQz0
8/12
おかしい、なにこれ。イメージが勝手に崩れていく。
気持ち悪い・・・。頭を抱えて机に伏す。
考えれば考えるほど、気持ち悪くなってくる。
頭の中がぐにゃぐにゃと歪んでいく。
思い描いていた顔の、目が、鼻が、口が、歪んでいく。

そしてイメージは崩れに崩れ、ついにそれは異形のものとなった。
オカルト本で見た挿絵の悪魔の顔。それをサングラス、マスク、帽子で隠している。
しかしそれでも隠し切れない、尖った耳。大きく裂けた口。鉤鼻。真っ黒なサングラスの奥で、怪しく光る目。

いけない。そっち系の本とか読みすぎかな。
中学のときオカルトにハマッテ以来、そんな本ばかり読んでいる。
この趣味に美加が付き合ってくれたおかげで、更に拍車が掛かった。

顔を上げ、眼鏡を外して机に置く。
度の強い、お世辞にも可愛いとは言えない眼鏡。
美加はコンタクトレンズを勧めるが、あれは怖くてダメだ。


271 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/02(火) 11:06:22 ID:AcaYYwQz0
9/12
気分転換にと、窓から外に目をやる。眼鏡が無いと視界がぼんやりして、よく見えない。
見ないで済めばよかったな、と思う。そうすればこんなに思い悩むことも無かっただろう。

大学の校舎、3階にある図書室からは、キャンパス内が一望できる。
眼鏡のレンズを拭き、掛けなおし、また外を見つめる。
講義が行われている時間なので、歩いている人は少ない。

大学で知っている人と言えば、美加の他には同じ学科の女の子数名。
それと、この前肝試しに・・・美加に強引に連れて行かれた肝試しに、一緒に行った男の子2人。
あれは何だか怖かった。足音や笑い声を聞いた気もするけど、結局全部気のせい、で片付けてしまった。

それより、場合はどうであれ、あの時初めて男の人と手をつないだ。
手を引いてくれた彼、雨月君、といったっけな。
ドキッとした。力強くて、恐怖心が無くなったのを覚えている。
彼はもっと別のものを見ていたようだけど、何を見たのだろう。
機会があったら聞いてみたい気もする。


272 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/02(火) 11:08:29 ID:AcaYYwQz0
10/12
窓の外をぼーっと眺め、なんとなく誰かを探す。
・・・と、向かいの校舎の隅に人影を見つける。外壁に寄りかかっている。
もしかして・・・目を凝らしてみる。

あの顔。あの男だ。悪魔・・・じゃない、あの長髪の男だ。
顔ははっきり見えた訳じゃないけど、分かった。黒いジャケットを着ている。
そうだ。さっきも着ていた。
こちらを見ているような気がする。行ってみよう。はっきりさせたい。
美加のこともあるし、学校に来ていると教えてあげよう。

レポート用紙を鞄に入れる。「特長:嫌な目」とだけ書いたメモ。
そうだ、あの目。気を付けないと。余り気にしないようにしないと。

校舎の外に出る。向かいの校舎の隅、さっき見たところを見てみると、
ジャケットの後ろ姿が見えて、校舎の裏に消えていった。
私は小走りで、その後を追った。


273 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/02(火) 11:11:17 ID:AcaYYwQz0
11/12
校舎の裏には、色々なサークルの部室が並ぶ、プレハブ小屋があった。
ジャケット姿を探す。
いた。部室の1つに入っていくのが見えた。

何のサークルだろう。ここまで来るのは初めてだ。
入口まで行ってみるものの、何の部屋なのか分からない。
他の部屋には「○○愛好会」とか「××同好会」とかあるのに、ここには何も書いてない。
それと、この雰囲気。入口から感じる、この冷たいような、しかし熱いような風と、圧迫感。それでいて中に誘われるような感覚・・・。
この前と同じだ。廃校で感じたものと。

これって霊感なのかな・・・
嬉しいような怖いような、複雑な気持ちになる。
オカルトの世界を見ているうちに、自分にも霊感があったら、
なんて考えたこともあったが、実際そうなると困ることになる。
だって・・・怖いもの。


274 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/02(火) 11:13:20 ID:AcaYYwQz0
12/12
どうしよう。明らかに誘われている。
当然、1人で入ってはいけない気がする。
誰かを呼んでくる?誰を?
美加は講義中だ。終わるまで待つ?
なぜか彼の・・・雨月君の顔が一瞬浮かぶ。まさか。連絡先も知らない。

少し迷った末・・・、
1人で入ることに決めた。
そうだ。私はもうすぐ20になる。いつまでも美加に頼っていちゃダメだ。

きっとこの決断は間違っているのだろう。
でもここで引き返したら、私はきっと、ずっと弱いままだ。

自分を変えないと。はっきりさせるんだ。
意を決し、私は部屋に入ることにした。


275 :本当にあった怖い名無し:2008/09/02(火) 12:30:17 ID:+eRrj8ak0
赤緑乙。
なんかこう…世界に引き込まれるね。
続き待ってる!

276 :本当にあった怖い名無し:2008/09/02(火) 12:51:25 ID:Y0ZnGb9VO
うーんいいねえ
他シリーズも好きだが登場人物が厨二病じゃないのが新鮮という

277 :本当にあった怖い名無し:2008/09/02(火) 13:39:31 ID:udk+VRFU0
赤緑乙。
文章に安定感があって、落ち着いて楽しめるよ。

278 :本当にあった怖い名無し:2008/09/02(火) 14:01:12 ID:n+uRVtSI0
>>263->>274

続き激しくキボンヌ

279 :本当にあった怖い名無し:2008/09/02(火) 19:58:02 ID:wd+tPNm+0
ウニさんと教授待ち

280 :本当にあった怖い名無し:2008/09/02(火) 20:10:31 ID:oxs5hAPoO
オレも
ウニと教授まち

281 :本当にあった怖い名無し:2008/09/02(火) 22:21:14 ID:9QfICBtXO
教授コトリバコ知ってそうですね。

282 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/03(水) 00:09:30 ID:x9pNnhBn0
女地蔵 1/7

誉められると舞い上がるタチですみません(汗)。また来ちゃった。
>>260に面白いお地蔵さまを紹介してもらったので、便乗してもう一つ地蔵尊の話を。

前回の目明き地蔵で、いわくつきの地蔵さまもあるのだと知ってから、しばらく。
教授が、また「地蔵を見に行くぞ」と言ってきた。

今回はほのぼのした話。N県の中規模のお寺に安置されている【女地蔵】の拝観だった。
このお地蔵さまは鎌倉期に造られた古いもので、人とほぼ同じ背丈を持ち、珍しいことに、体の造りが完全に女体化しているらしい。
「観音さまなら女性に見えないこともないんですが」
と教授相手に恥知らずな感想を述べると、
「インド神話のラクシュミという女神が起源だから当たり前だ」
と、呆れられた。
そんなこと、一般的な知識じゃないじゃんよ(涙)。

283 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/03(水) 00:10:26 ID:x9pNnhBn0
女地蔵 2/7

なぜ、女神起源説もない地蔵尊に女性の性別を与えたのか?
尋ねると、教授は、例の鼻にかかった気に触る言い方で答えた。
「女地蔵はもともとG村の守り本尊でね」
「昔、その村には、手のつけられない暴れ者の若い男がいた。男は出生時に母を亡くしていたので、村人は、男の暴力を収めるために、母親の代わりになる女地蔵を造ったんだ」
…なるほど。
「で、男はおとなしくなったんですか?」
と重ねて聞くと、
「なった。でも、すぐに病気で死んだ」
と、愉快そうに答えた。
まったく…。なんだかなあ、この人の思考回路って…。

山道も悪路もない順調な行程で、昼には寺についた。
観光客に混じって駐車場に車を停めた私は、少し浮かれ気分だった。
「お腹空きましたねえ。あとで駅前のメイン通りに行きましょうよ。食べるとこ、調べてきましたから」
と、教授に向かってガイドブックをちらつかせる。
意外にグルメの教授は、笑って承諾してくれた。

284 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/03(水) 00:11:06 ID:x9pNnhBn0
女地蔵 3/7

拝観料を払い、地蔵尊のお堂に向かう途中、教授が不穏なことを言い始めた。
「暴れ者の若い男が、地蔵ごときでおとなしくなったのはなぜだろう」
【ごとき】って…(汗)。祟られても知りませんよ、私は。
あ、お地蔵さまは祟らないか。
「村の人が、自分のことを心配してくれているのを知ったからじゃないんですか?」
隙がないぐらいまともなことを言った私。でも、教授はニヤニヤと笑う。
「君には若人の生理現象はわからないか」
…生理現象と地蔵のどこに関連がある?

靴を脱ぎ、堂に上がり込む。
御簾の向こうに、木像のおなかの部分が見えていた。
「あれが女地蔵ですか」
確かに、ウェストは艶かしくくびれていた。
無遠慮な教授の後について、もっと近寄ると、豊満な胸と腰布に覆われた下半身が目に入ってくる。
…私よりスタイルがいいかもしれない。
「母親と言うより、若い女だな」
教授は、無人をいいことに、賽銭箱も乗り越えて、御簾の中に入ってしまった。
や、やばくない(汗)?

285 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/03(水) 00:11:54 ID:x9pNnhBn0
女地蔵 4/7

「どこまで行くんですか?!怒られちゃいますよ」
ハラハラしながら教授を止めるけど、この人はまったく気に止めない。
地蔵尊の前に仁王立ちした後、側面を覗いたり、後ろに回ったりしている。
見ていられなくて、私は本殿に背を向けた。
「教授〜。それって、国宝級の文化財なのでは…」
と、半泣きになりながら、目は入り口を監視していたりする。誰も入ってこないでよお。
「そんな認定は後世の人間が勝手に決めたものだ。そういう差別は、僕は好かん」
いや…教授がどう思うかじゃなくて…。

「何してるんですか?そこまで近づかないと調べることができないんですか?」
畳み掛けると。
こんなことを言われた。
「精液の痕を探してる。若人の暴走を止める目的なら、射精で落ち着かせるのが一番だからね」

このときは、もう二度と教授に付き合うものかと思った。

286 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/03(水) 00:12:25 ID:x9pNnhBn0
女地蔵 5/7

結局、何も収穫がないまま、地蔵堂を後にした。
「僕は美談は信じないから、人間らしい痕跡を探したかったんだけど」
と言い訳する教授。
…もうどうでもいいよ。疲れた。

「教授は、若い男が暴れたのは、…その…性欲のせいだと思ってるんだ」
我ながら露骨だと赤面しながら、教授に確かめる。
「そう。フロイトも言ってるでしょう。思春期の青年を狂わせるのはリビドーだと」
リビドーっていうのは性衝動という意味らしい。
「でも、まさか木像相手に、そ…そんなこと、しないでしょ?」
と否定したけど、男性の性欲については、よくわからない。
「僕の若い頃には、普通に木や石なんか使ったけどね」
「………」
う、うーん…。なんと言っていいのやら。

287 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/03(水) 00:13:16 ID:x9pNnhBn0
女地蔵 6/7

「もしも、若人が暴れた原因がリビドーに因るものなら、若人は、いずれ、仮の道具なんかじゃ満足しなくなっただろうね」
駐車場に続く砂利道を下りながら、教授は続けた。
「村には女性もいたはずだ。手当たり次第に襲いかかる若人を、村人はどうしたのかな。病気で死ぬまで待っただろうか」
キーを開けながら、私は黙って聞いていた。
「単なる昔話なら、改心した若人は、村人のために尽くして大往生を遂げるはずだ。なのに、なぜすぐに彼は死んだんだろう」

教授に助手席に乗るように促し、自分も運転席に身を置きながら、思った。
それは反則だよ、教授。そんなふうに言われたら、教授の仮説を信じるしかなくなる…。
【若者は、村人に粛清されたんだ】

エンジンをかけ、いつもの癖でサイドミラーとルームミラーの角度を確認した。
両方ともに、私の背にへばりついて、私の顔を覗き込んでいる、獣のような大口を開けた若い男の姿が映った。

288 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/03(水) 00:14:34 ID:x9pNnhBn0
女地蔵 7/7

絶叫は境内まで響いたらしい。
私と教授は寺に保護された。

止まらない震えと涙を、それでもなんとか抑えた。
出してもらった熱いお茶をすすったあと、隣室に用意された布団にもぐらせてもらう。

教授と住職の話が聞こえてきた。
「若い女性にはときどきあるんですわ。まあ、すぐに落ち着きますが」
「それはありがたい。あれが運転してくれないと、昼飯を食いはぐれますから」
…教授の馬鹿。小声で悪態をついた。
「獣のような若い男を見たということですが、何かお心当たりが?」
住職が教授に聞いている。
「いえいえ。まったく」
教授は笑いながらとぼけた。ずるい!
「そちらには心当たりがありますかな?」
今度は教授が住職に聞いた。
私も耳をそばだてた。

住職いわく。
「女地蔵の由来に関係しているのかもしれません。あれは、表向きは和やかな話になっていますが、実は食人を重ねた異常者の魂を慰めるために造られたものです」
教授が補足した。
「それが【若い男】の正体ですな。業の深さゆえに、いまでも女性を食べる欲求を捨て切れていないと」

私は、頭から布団をかぶった。
いまにも食いつきそうだったあの顔が、脳裏から消えない。

289 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/03(水) 00:15:17 ID:x9pNnhBn0
>>281
読むとおなか壊すって聞いてるから、読んだことないよ。

290 :本当にあった怖い名無し:2008/09/03(水) 02:16:08 ID:zxBUld25O
教授乙!!まってました〜
今回もおもしろかったです!

291 :本当にあった怖い名無し:2008/09/03(水) 02:31:03 ID:yRL6LC4C0
教授面白かった〜♪

292 :本当にあった怖い名無し:2008/09/03(水) 04:06:07 ID:ZhLIOOtPO
教授の話は凄く引き込まれる
乙でした!

293 :本当にあった怖い名無し:2008/09/03(水) 10:06:23 ID:MfNqCsP30
オオ○キ教授の人乙です〜。
いつも面白い話ありがとう。
できればもっと聞かせて下さい。

294 :本当にあった怖い名無し:2008/09/03(水) 12:47:06 ID:OQOEaIDgO
>>289
そうですね。スレ違いでした、失礼。
教授の話し楽しみにしています。

295 :本当にあった怖い名無し:2008/09/03(水) 14:23:40 ID:w9whgwmg0
教授シリーズと見せかけて各地の地蔵紹介シリーズ。
そういうのも面白いかもしれない。

296 :本当にあった怖い名無し:2008/09/03(水) 15:54:01 ID:46pFD/xVO
教授乙

運転するときのミラーチェックが怖くなったorz


297 :本当にあった怖い名無し:2008/09/03(水) 17:38:27 ID:3bx9jMpcO
教授乙。
今回も興味深かったけど、ほのぼのじゃないじゃんかヽ(`Д´)ノウワァァァァン!!!

何かこのシリーズは心霊現象よりも、生きた人間の業の方が怖いと思わされるね。

298 :本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 08:58:06 ID:8jWRYOF50
すべてプラズマで説明できます。

299 :本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 09:04:48 ID:u5AsZvzTO
>>298
ワロタ

300 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/04(木) 09:10:47 ID:tHmnyYdo0
[視線(後)]
1/11
部屋の扉をノックする。
思った通り、返事はない。確実に中に居るはずなのに。
扉に手を掛けて、開けてみる。
扉は、これも思った通り、開く。
中に明かりは点いていない。これも思った通り・・・

罠に掛かったウサギ。それが今の私だろう。
中には狼が居て、私はきっと・・・
いや、考えちゃいけない。それも思った通りになりそうだから。
今は別のことを考えよう。見ない。見ないようにする。目を見ない。

部屋の中に入る。扉は閉めるべきだろうか。
常識で言えば、閉めるべきだろう。明かりが無いといっても、昼間だ。
部屋の中は真っ暗な訳じゃない。窓から光が差し込んでいる。
私は少し迷ってから、扉を閉めた。
これもきっと、間違った選択なのかな、と客観的に考えてしまう。


301 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/04(木) 09:12:44 ID:tHmnyYdo0
2/11
中に入ったものの、部屋の正面は見ないようにした。
なぜかは、単純明快。正面にあの男が居るのが分かったからだ。
胸の前で鞄を抱くようにして、手元をじっと見つめていることにした。

私「あの・・・」
問いかける私にかぶせるように、前から声がした。
男「やぁ、鮎川さん。何か用?」
普通の人の声だ。朝聞いたのと同じ声。

私「あ、すいません。勝手に入って。あの・・・美加が、神尾さんが、来ました」
しどろもどろに私は告げる。
男「へぇ・・・それを言いにわざわざ?」
ニヤニヤしたような声が聞こえる。
私「はい、えっと・・・それだけです。探している人がいる、って伝えておきました」


302 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/04(木) 09:14:25 ID:tHmnyYdo0
3/11
男「あ、そう・・・」
男が近寄ってくるような気配がした。
私「じゃあ、私、これで・・・」
男「ちょっと待ってよ」
きた。どうする?走って逃げるか?ダメだ。それじゃ入ってきた意味がない。
このモヤモヤする感じを、なんとかしたい。この男が何者なのか、はっきりさせたい。

男「あのさ・・・もう、分かっているのでしょ?鮎川さん」
私「・・・なんでしょう」
男が目の前まで来た。私は手元を見続ける。
男「・・・何を、だろうね。どこまで分かっているのかな?この子は・・・」
まただ。ジロジロとこちらを見ている。この視線が嫌だ。

男「こっち、見ないね。分かっているからだよね」
私「だから・・・なんでしょう」
少し語気を強めて言ってみる。

男「俺はさ。神尾なんて奴知らないし、あんたと会うのも今日が初めてだよ」


303 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/04(木) 09:16:54 ID:tHmnyYdo0
4/11
美加のことを知らない。予想通りだ。でも、私と会うのも初めて?
男「あんたは知っているんだろ?俺のことをさ」
知っている・・・気はした。でもなんだろう。いつ会った?覚えていない。
男「俺の顔、分かる?どう見えている?」

何のことだろう。顔は思い出せないのに。
想像した、悪魔の顔のことを言っている?
でも違う。あれはオカルト本の挿絵がイメージと重なっただけだ。
それとは別に、顔があるの?

男「ちっ・・・何も言わないんだな」
不機嫌そうだ。イライラしている。いけない、何か言わないと・・・
私「あの・・・」
男「ん?」
私「顔とか・・・分からない、です。よく・・・思い出せなくて」
男「じゃあ、顔をあげて見てみろよ。それともこっちから覗き込んでやろうか?」


304 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/04(木) 09:18:52 ID:tHmnyYdo0
5/11
だんだんと乱暴な口調になっている。
私は怖いのを必死で我慢した。
私「いえ・・・いい、です。もう、その・・・」
男「もう、見るんじゃねえぞ?」
私「え?」
見ろ、とか、見るな、とか。何を言っているの?どっちなの?
男「俺のこと、霊視するなって言ってるんだよ。分かってるんだろ?」

・・・?咄嗟のことで、私は顔を上げそうになり、慌てて押し止まる。
霊視?何のこと?そんなことした覚えもなければ、出来るわけもない。
男「俺は、邪魔するやつは許さないぜ・・・?」
そう言って、ますます視線は強くなる。
まるで、目だけが私に迫ってくるような、そんな感じがする。

男「へぇ・・・。意外と可愛い顔してるじゃない」
耐え難い、不快な視線・・・なんだろう。よくある好奇の目じゃない。
まるでこちらの全てを射抜くような視線。


305 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/04(木) 09:21:02 ID:tHmnyYdo0
6/11
男「とにかく、だ。」
男は少し離れる。それと同時に視線も離れた。私はホッとする。
男「二度と、俺を見るな。いいな?分かったか?」
何を分かれと言うのか。さっぱり分からない。

男「分かったか、って言ってるんだよ!はい、か、いいえ、だろ!?」
急に怒鳴るような声で私を問い詰めてくる。
私「・・・は、はい」
意味は分からないが、消え入りそうな声で答える。
男「よし・・・それじゃ、帰りな。こんなところにいたら、危ないぜ?」
不気味に優しい口調になる。しかし暗に感じる嘲笑。
きっと笑っているのだろう。私を。

しかし私にはそれ以上何も出来ず、後ろ手で扉を開け、何も言わず外へ出た。
出る瞬間はっきりと、勝ち誇ったような、あざ笑うような声が聞こえた。


306 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/04(木) 09:23:32 ID:tHmnyYdo0
7/11
外に出た私は、校舎の方へフラフラと歩いていく。

涙が溢れてきた。
怖かったからではない。悔しかったからだ。
部屋に入る前の決意。正体をはっきりさせてやる、と思った決意は、簡単に崩れ去った。
そして意味の分からないことを約束させられ、笑われ、部屋を追い出された。

いや、追い出されたのではない。逃げたのだ、私は。
それが悔しい。
無力で、臆病で・・・言いなりになってしまう自分。
昔からずっと変わらない・・・。変わりたいのに。

校舎の陰に着いた私は、しゃがみ込んでしまった。
もう立つのも嫌だ。私は泣き続けた。


307 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/04(木) 09:25:05 ID:tHmnyYdo0
8/11
・・・どれくらい時間が経ったか。チャイムの音が聞こえる。
涙は止まっていた。
しゃがみ込んだままの私は、何を見るでもなく、泣き腫らした目で構内を見渡す。
向かいの、図書室のある校舎。講義が終わったので、何人かの人がぞろぞろと出てくるのが見える。
その中に、あの人がいた。雨月君だ。
駆けていって声を掛け、話を聞いてもらおうかと思ったが・・・やめておいた。
こんな状態で話なんてできないし、何より泣いて腫れぼったくなっている、こんな顔を見られたくない。

彼の姿を目で追う。
そして、ふと思う・・・彼は、私を変えてくれるだろうか、と。
変えてくれる。そんな気がする。
いや、変わるのはもちろん自分だ。彼はきっと、そのきっかけを与えてくれる。
そう思える。そんな、ビジョンが見える。

すると不意に、不思議な感覚に襲われた。
私は彼を目で追っていただけだが、いつの間にか、そこに別のものを見ていた。
イメージが頭に浮かんでくる。彼の姿。そしてその後ろにあるもの。
光り輝く、暖かい存在。力強いその鼓動・・・。


308 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/04(木) 09:28:01 ID:tHmnyYdo0
9/11
私は思い出す。
あの男の言っていたこと。私は霊視をしている、と言っていた。
あれは、こういうことなの?だとしたら・・・
だとしたら、そうだ。これは私の力ではないか。

心の奥に火が灯る。
あいつはミスを犯したんだ。
私は知らなかった。あいつが教えてくれたんだ。気付かせてくれたんだ。
私は何かを見ることができる、ということを。

ならば、私はこれを信じよう。
私の目に見えたものを、信じよう。


309 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/04(木) 09:29:13 ID:tHmnyYdo0
10/11
鞄から携帯を取り出し、美加に電話する。
美加「はーい。どうしたの?」
明るい声。その声を聞くだけで癒される。美加はいつも、私に元気をくれる。
私「あー・・・えーっとさ、ちょっとお願いがあるの」
美加「何々?古乃羽お嬢様のお願いなら、何でも聞いてあげるわよ?」
さて、どう言うか・・・確実に誤解されるだろうな。

私「えっとさ、この前の肝試しのときの男の子、雨月君のことだけどさ。あの人、どんな人なのかな」
美加「どんなって・・・。こ…古乃羽!ついに・・・ハートを射止められちゃったの!?」
私「なんか古い表現だね・・・。いやあの、好きとか嫌いとか、そういう訳じゃないんだけど、ちょっと気になって・・・」
あぁ、ダメだ、余計誤解されそう。

美加「なるほど、なるほどねぇ・・・。古乃羽はああいうのが好みかぁ・・・。よし、分かった。美加お姉さんに任せなさい。古乃羽なら絶対大丈夫!うまくいくよ!」
・・・まぁいいか。詳しく説明できないし。それに彼なら別に・・・誤解されて嫌な気もしないかな。


310 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/04(木) 10:31:47 ID:tHmnyYdo0
11/11
私「ごめんね。私から話しかければ済むことなんだけど・・・」
美加「まさか。古乃羽にそんな真似させないって。ばっちりセッティングしてあげるから、楽しみにしてなさい」
セッティング。また会わせてくれるってことか。気が早いなぁ・・・。

それにしても、美加の中で、私は相当なお嬢様のようだ。
でもそうやってくれるのには、甘えてしまう。
私「うん。ありがとう」
美加「はいはーい。んじゃ、また夜、メールか電話するねー」

電話を切り、携帯を鞄に仕舞う。
目を閉じて考える。
私は大丈夫?大丈夫だ。
もう、負けない。逃げたりしない。

私は立ち上がり、陰から出て、光の下へと向かった。



311 :本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 10:54:22 ID:u5AsZvzTO
赤緑 乙。
エロい展開考えた俺は
オカ板の負け組…

312 :本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 10:57:22 ID:rjjVtVUb0
つまらなかったら煽ってやろう位の気持ちでこのスレに来たが…

>赤緑
引き込まれる文章だ。上手い。

313 :本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 11:06:46 ID:H8l8YEA70
赤緑はレベルアップした。

314 :本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 11:10:53 ID:NsOwZPLA0
赤緑まいど乙。
雨月&鮎川の話は一軒家の悪霊とリンクするのかな?

315 :本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 11:18:28 ID:Sz4NiK7+O
あれは姉さんの話かと思ってたよ

316 :本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 11:19:58 ID:Sz4NiK7+O
しまった…
赤緑さん乙です、続き楽しみにしてます

317 :本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 15:00:38 ID:DeE2cWbiO
なんか設定がラノベっぽくて、いまいちだな…

今までのが良かっただけに残念だわ

318 :本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 22:28:47 ID:wsN4yNUqO
赤緑乙。
話がどうつながるのか楽しみだな。

319 :本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 22:39:54 ID:QV/j+coTO
何度か見かけるけど話が繋がるって何と?
それはそうとさいきん忍の人来ないな。待ってる

320 :本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 22:50:45 ID:romvUwP/0
今日は教授来ないのかな

321 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 22:55:49 ID:Dy1HDJvD0
>>320
いる(笑)。

今日中に投下させていただきます。
あ。地蔵シリーズは勘弁して…。

322 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 23:24:28 ID:Dy1HDJvD0
鋏供養 プロローグ 1/2

長い話を引っさげてお邪魔します。
しかもこの話…ほんの少しだけラノベ風味かも(汗)。


兄貴が久しぶりに帰ってきた。教授を連れて来て以来だと思う。
今回は単独。
お寺でも酒肉は禁止されてないらしいけど、帰ってくると、
「禁欲生活の反動でさあ」
と言いながら、飲みまくり、食べまくりの破戒僧ぶりを露呈する。
ま、いいけど。家族だし(笑)。

323 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 23:25:28 ID:Dy1HDJvD0
鋏供養 プロローグ 2/2

夜中までウダウダと飲み続けている兄貴と父のテーブルに顔を出すと、
「まあ座れ」
と、ビールの缶を差し出された。お休みを言いにきただけなんだけど(汗)。
「オオツキ教授の運転手は楽しいかい?」
と聞かれて、複雑な気分になる。
実際、もう今回でやめると何度思ったか知れないのに、呼び出されると、ついつい好奇心が動いてしまうんだ。
「まあ…ぼちぼち」
と答える。

すると、兄貴は急に真面目な顔になって、持って来たカバンの中をごそごそとさばくりだした。
「今度行くところは障りがあるっていう話だから、これを持ってきた」
手渡されたのは、よくあるお守り。
でも、このお守り、表に何も書いてない。普通は何か文字が書いてあるでしょ?【交通安全】とか、ただの【御守】とか。
「これ、どんな効き目があるの?」
と聞いても、兄貴は馬鹿話に興じていて答えてくれなかった。
こんなことされたのは初めてだ…。なんだか不安になった。

324 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 23:26:26 ID:Dy1HDJvD0
鋏供養 1/8

「今日は障りがあるようなところに行くんですか?」
教授を自宅まで迎えに行き、車に乗せてから、開口一番に尋ねた。
教授はキョトンとしたけど、すぐに合点が行ったようで、
「ははあ…。住職が忠告でもしにきたかね?」
と楽しそうに聞き返した。
「ええ。お守りをもらいました。」
と答えると、見せろと言う。

教授に見せると効力が落ちそうな気がしてイヤだったけど、渡してみた。
教授はすぐに袋を開け、中のお札を取り出した。
「シバか。難しい神に帰依してるんだな」
謎の言葉を発して、お札を袋に戻す。
「何が書いてあったんですか?」
と聞くと、
「キリークだよ」
と、ますますわからない返事。

325 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 23:27:43 ID:Dy1HDJvD0
鋏供養 2/8

詳しく聞いてみると、こういうことらしい。
兄貴のお守りの中にあったお札には、梵字という文字が書かれていた。
梵字っていうのは、インドで使われている文字らしい。教授の時代にはキリークとも呼んだ。
卒塔婆の一番上に筆書きっぽい記号が書かれてるでしょ?あれが梵字。
お守りに書かれていたのは【大黒天】を表す文字だった。大黒天は、インド神話のシバ神の和名だ。

「大黒天は大黒さまとも呼ばれて七福神に登場しているね。仏教では愛嬌のある姿で描かれるけど、元々は、破壊とその後の再生を司る暗黒神なんだ」
教授は説明を続けた。
「仏教は、知ってると思うけど、インドのヒンズー教から派生した宗教だ。だからインド神話の神が形を変えて仏になっている場合も少なくない。大黒天のモデルはインド神話のシバ神。蒼い象の顔をした神様だよ」
私はなんとか理解して、先を促した。
「オリジナルのシバ神は、大黒天よりもさらに過激な性質で、世界を滅ぼす神とも呼ばれている。仏教の風土には合わない、恐ろしい存在だよ」
「…そんな縁起の悪い神様のお守りを、何で、兄貴は私に渡したんでしょうか…?」
なんだかウツな気分になる。
「魔には魔を、ということだろう。祟りに対して、これほど強力な守護神はないじゃないか」
教授の言葉に、即座に(兄貴ありがと!)な気分になった私は、かなり現金だ。

326 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 23:28:36 ID:Dy1HDJvD0
鋏供養 3/8

でも、やっぱり恐ろしい神様にはそれなりのリスクがあるよう。
教授は、
「喜んでいいものかは知らんよ」
と続けた。
「住職というのは、本来なら寺の本尊に帰依しなければならない。効果重視なのはわかるが、最高位の如来を差し置いて、格下の【天】なぞに入魂したら、それこそ障りじゃすまないんじゃないかね」
「…」
意味は…よくわからない。
でも、兄貴は、私のために、なにかとてもまずいことをしたんだろうか。

恐々としていると、教授が、突然、大笑いした。
「冗談冗談。神仏なんぞ何もせんよ。美しき兄妹愛を確認しようと思ってね」
「…」

私は思いっきりアクセルを踏んだ。60の老体が背もたれにバウンドするのもかまわずに。
教授は本当に意地が悪い!

327 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 23:29:22 ID:Dy1HDJvD0
鋏供養 4/8

1時間も走ると、今日の目的地に着いた。
小さなお宮だった。参道ばかりがやたらと長い。
両脇の鎮守の森からは、不思議なことに虫の鳴き声さえ聞こえなかった。晩秋とはいえ、まだ死に絶える時期じゃない。
「ここは刃物の中でも鋏(はさみ)を専門に供養するお寺なんだ。毎年、慰霊祭の終わったこの時期にお参りさせてもらってるんだよ」
人気のない径を行く教授の声も、いつになくか細かった。
「静かですね…」
呟くと、教授は森の樹木を仰いで、言った。
「刃物は生命を断ち切るからね。見つからないように、声を潜めておかないと」
「………」
見つからないようにって…何に?刃物に?
見つかったら…どうなるんだろう…。

328 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 23:31:18 ID:Dy1HDJvD0
鋏供養 5/8

長い長い、1kmはあるんじゃないかと思われる参道をやっと抜けて、私たちはお宮に辿りついた。
拝殿があるのかと思ったら、境内には小さな祠があるきりだった。
でも、私は足を止めた。と言うより、進めなくなった。
祠の手前に大きくて無骨な鉄製の檻が置かれている。その中に、ギラギラと殺気さえ感じさせる鋏の軍団が納められていたから。

立ちすくんでいる私に、教授が、きっと理由はわかってるんだろうけど聞いてきた。
「どうしたね?」
「痛くて近づけません」
我ながら妙な答え方をした。
教授は大きく頷きながら、
「だろうね。ここは現役の禍つ神だから」
と納得した。

……ってことは、祟るってこと(汗)?

「帰っていいですか?」
と怖気づいたら、教授はニヤッと笑った。
「僕も最初に訪れたときはお参りもせずに逃げ帰ったよ。それから、たびたび、運転中にタイヤがパンクするようになった。何も踏んでないのにゴムが裂けてしまうらしい」
「そ…」
そういうことは先に言ってよお…。
「だから君に運転手を頼んでいる。君まで祟られたら、今後の活動に差し障るから、しっかりと供養をしていくよ」

今日が済んだら、二度と、絶対に、教授には付き合わない。
私は改めて決意した。

329 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 23:32:37 ID:Dy1HDJvD0
鋏供養 6/8

敷地の許す限り、檻を大きく迂回して、そのむこうにある祠の前に立った。
教授は、想像するにかなり高額のお布施を封筒に入れて、賽銭箱に投じた。
榊を供え、二拝二拍手一拝する。私も真似た。
古語っぽい言葉で何かを唱えたので、終わってから内容を聞くと、鎮魂の祝詞だということだった。

祠が閉まっているのでご神体は拝めない。けれど、代わりに、観音扉の前に安置されている鋏を、祝詞の間、じっくり観察することができた。
なぜこれだけ檻に入れられていないのだろう?明らかに、他の物とは別格の扱いだ。
裁縫の布切り鋏ぐらいの大きさで、赤茶色の錆にまみれている。

帰り道の途中で、教授に聞いてみた。
「あの祠の鋏は何だったんですか?」
教授は、一段と声を潜めて、言った。
「中絶のとき、母体から取り出した胎児の臍の緒を切るのに使った鋏だよ」

刃物は生命を断ち切る。
さっきの教授の言葉が頭の中にぐるぐると回った。

330 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 23:33:27 ID:Dy1HDJvD0
鋏供養 7/8

帰路の運転が拷問のように感じられた。
緊張しすぎてガチガチに固まった腕は、ハンドル操作を何度もミスって、ガードレールを破りそうになった。
数キロ進んでは車を停めて休み、また走る。
チャイルドシートを乗せた車が近づくたびに、乗っている赤ん坊が本物かどうか目を凝らした。

怖い。いまにもタイヤが破裂してスリップしそうで。いまにも肩口から目も開いていない小さな赤ん坊の顔が覗きそうで。
私の怯え方が異常だったので、教授が非常に失礼なことを言った。
「もしかして君には水子がいたかな?」
「違うっ!」
キレ気味に返事するときさえ、涙目になる。

331 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 23:34:59 ID:Dy1HDJvD0
鋏供養 8/8

「高校のときに…」
気を紛らわすために、私は教授に語り始めた。
「私、クラス中にいじめに遭っていました。たぶん、かなり精神的に参ってたと思う。でも当時は、大丈夫って自分のこと元気づけてて」
「文房具を取られたり、連絡事項を伝えてもらえなかったり…。ただ、そういうのは、やっているほうが惨めなんだって言い聞かせて我慢できたんです。」
「強気でいられたのって、いじめのキッカケが正義感だったからかもしれない。うちのクラスに、ある日、下級生が呼び出されてきたんです。なんか細かいことで難癖つけられて泣いてて。だからやめさせようとして口を出したの」
そこまで話して、ちょっと落ち着いたので、笑う余裕ができた。
「半年ぐらいで、みんな飽きたのか、そういう陰険なことはなくなったんだけど、一つだけ、いまでも罪悪感を感じてることがあります」
「お金をたかられたんです。一回ね。クラスメートで、唯一私の味方をしていた女の子が妊娠したから、堕胎費用をカンパしろって。もちろん断った」
「嘘だと思ったら、その後、彼女、学校を辞めました。何が原因かはわからなかったけど、私は無関係じゃなかったと思う」

「仕方のない中絶は許されたりはしないのかな」
と呟くと、教授は、
「罪が許されるのは人間のルールの中だけだ。神仏の世界はもっと簡単で、人を殺せば地獄行き」
と明快に答えた。

332 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 23:35:49 ID:Dy1HDJvD0
鋏供養 エピローグ 1/3

幸い、事故もなく家に着くことができた。
1時間で済んだ往時に比べて、帰りは4時間近くかかった。疲れきってすぐに布団に入り、目を瞑る。
あ。兄貴に生還連絡をしなきゃ。
横になったまま携帯をプッシュすると、待ち構えたように力強い声が返ってきた。
「おー。無事だったかあ」
ほんとに心配してくれてたんだ(笑)。

今日一日のことを話して、お守りのお礼を言った。
兄貴は、
「げっ。教授、あの文字の意味がわかったの?」
って驚いてた。
「あんまり変な神様を信仰しちゃダメだよ」
と冗談めかして諌めると、
「他に跳ねる仏を思いつかなかったんだ」
と返事が返ってきた。
…跳ねる?

333 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 23:37:10 ID:Dy1HDJvD0
鋏供養 エピローグ 2/3

兄貴の話によると。
仏門の修行を修めたとはいえ、兄貴には、まだ退魔や破魔の力はないらしい。つまり、兄貴のお守りには【魔を退治する】効力はなかった。
だから兄貴は、大黒天という強力なバリアの機能を私の身につけさせて、魔を【外へ飛ばす】ことを試みた。
…【試みた】っていうのは、お守りなんか作ったのは今回が初めてだったそうで、兄貴自身にも効果はよくわかってなかったから(汗)。
外に飛ばされた魔は、私の意識や持ち物を通じて、父や母に仇をなすかもしれなかったみたいなんだ。
それを防ぐために、兄貴は、わざと、お守りの袋だけ祈祷をせずに不浄のままにしておいた。そしてその切れ端を自分の袈裟の袂に入れて、今日一日、行動をしてくれていた。

「そっそれで、兄貴には何もなかったの?!」
と聞くと、
「それがさあ」
と情けない声が返ってくる。
「俺、今日、葬式が入ってて、昼ちょっと前に檀家でお経上げてたんだよ。その最中に袂がえらく重くなったんで、こっそり見たら」
「生まれたての赤ん坊から、2歳ぐらいの子どもまで、数体が袖の中から腕のほうに上がってこようとしてたんだ。もうビビったのなんのって」
昼前といえば、あのお宮にいた時刻ぐらい。
そっかあ…。お守り、やっぱり助けてくれてたんだね。

334 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/04(木) 23:45:01 ID:Dy1HDJvD0
鋏供養 エピローグ 3/3

お葬式の後、兄貴は慌ててお寺まで帰って、こっそり護摩を焚いて供養した。
その最中、祭壇に置いてあった袈裟の袖が、切り裂かれたように何筋もの穴を開けた。
「お庫裏(くり)さんに怒られた怒られた」
10歳年上の奥さんを、兄貴はそう呼んでいる。奥さんはいまも修復にかかりっきりだそうだ。

「水子って怖いね」
としみじみ言うと、兄貴ははっきりと否定した。
「違う。子どもは親を慕っているだけだ。悪意があるわけじゃなくて、ただそばにいたいんだよ」
「でも…」
中途退学した友達の顔が浮かんだ。
「生きてる人間には、すごく迷惑だよ…」
こっそりと中絶さえできたなら、彼女は普通に高校生活を送れたのに。

…私がカンパさえしていたら、人生を狂わせることはなかったかもしれないのに。

「子どもっていうのは、すぐに大きくなって、手がかからなくなるんだぞ」
兄貴が反論する。
「ほんの数年がんばって育ててやれば楽になるのに、その不自由すら恐れて子どもを生んでやらないのは、親の前に人じゃねーよ」

神仏の世界は厳しいな。
と、こっそり思った。

335 :本当にあった怖い名無し:2008/09/05(金) 00:10:31 ID:UHNjdK1r0
教授の人おつ!
今回も面白かったです。

336 :本当にあった怖い名無し:2008/09/05(金) 00:30:42 ID:vWJIzl430
教授の人乙!
相変わらず後味が苦くて面白いです。

お兄さんの袖に纏わり付いてた子供、赤ん坊から2歳位ってのが何か引っかかる・・・
怖いからこれ以上考えないけどw

337 :本当にあった怖い名無し:2008/09/05(金) 07:07:08 ID:vcaoV7fE0
教授の人今回も乙です。
教授シリーズは人間の業がハッキリ出る話ばかりですね。

>>336
水子は死んでも成長するから。人間と違ってゆっくりだけど。
だから、2才位の見掛けのがいても死んだ時2才とは限らない。
オカルト好きなら覚えておいた方が良いよ。
業の深さを知る意味でも。

338 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/05(金) 10:13:18 ID:zxtJowEI0
>>337
フォロー、どもっ。

>>336
説明不足、スマヌ。

本編でここまで重い話をするのもどうかと思うから、軽ーく補足。
水子、というか、幼くして死んだ子どもは、死というものを理解できないらしいのです。
でもね。理解しないとあの世に行くことができないので、霊魂になっても、知恵が着くまでは成長するんだってさ。

339 :本当にあった怖い名無し:2008/09/05(金) 17:19:33 ID:rQ2SGMz10
>>教授の人
シヴァはゾウの顔じゃないよ。ゾウの顔をしているのは
息子のガネーシャだよ。
シヴァの妻のドゥルガーが破魔の神様なので
そっちのほうがよかったかも・・・と思った。あるいはカーリーとか。
気を悪くするかもしれないけど、一応気になったので

340 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/05(金) 17:52:35 ID:zxtJowEI0
>>339
うわ。やっちまいました(恥)。
どうも失礼。

大黒さんが出したかったんです〜。

341 :本当にあった怖い名無し:2008/09/05(金) 17:56:52 ID:HB0ZU96HO
乙w
次も期待してる

342 :本当にあった怖い名無し:2008/09/05(金) 20:05:05 ID:hHzTDC9B0
うんちくをふんだんに盛り込むのは好きだなw

343 :本当にあった怖い名無し:2008/09/05(金) 20:48:56 ID:zM8se9yz0
あ、教授来てたんだね♪
これからも楽しみにしています〜

344 :本当にあった怖い名無し:2008/09/06(土) 01:08:49 ID:SrnOcYdGO
なんか、、、

このスレの作者が全員 腐女子に思えてきたorz


345 :本当にあった怖い名無し:2008/09/06(土) 02:13:29 ID:SawTRllw0
>>344
腐女子の概念間違ってないか?

346 :本当にあった怖い名無し:2008/09/06(土) 05:38:54 ID:hu5h8SI70
>>344
厨二病の間違いじゃないか?

347 :本当にあった怖い名無し:2008/09/06(土) 15:24:01 ID:kDefK5F30
>>344
喪女の間違いですよね

348 :本当にあった怖い名無し:2008/09/06(土) 16:24:58 ID:xA9deo7QO
どーでもいいわw

349 :本当にあった怖い名無し:2008/09/06(土) 19:34:12 ID:N37/YRBJO
いままでどう思ってたんだ?

350 :本当にあった怖い名無し:2008/09/06(土) 20:58:55 ID:YRxenJpL0
ウニさんと教授待ち。

351 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 00:01:03 ID:qVNtFYwZ0
お諏訪さま 前編 1/8

今回は地名も施設名も公表しますね。
説明がうまく伝わるかは、すごく不安だけど(汗)。
あ、そうだ。この話には皇室批判が含まれます。気になる方は読まないでください。


「旨い蕎麦を食べに行くか」
教授が珍しく縁起のいい誘い方をしてくれた。
どうも、前回の鋏供養が後ろめたかったらしい(笑)。二つ返事で同行を引き受けた。

蕎麦といえば信州だ、というから、中央道をひた走って諏訪に向かう。
諏訪は、観光地である諏訪湖のイメージしかなかったので、
「もう少し北に上がったほうが、ほんとに信州って感じがする」
と提言したけど、却下だった。
要するに、蕎麦で釣って、諏訪に行かせたかっただけなのね…。

352 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 00:02:29 ID:qVNtFYwZ0
お諏訪さま 前編 2/8

諏訪インターを下りると、すぐに、
「北に上がってくれ」
と指示された。
ちょっと意外。まず南下して、諏訪大社の本宮にお参りすると思ってたのに。

諏訪大社っていうのは、竜神さまを祀っている、日本でも屈指の階位を持つ神社なの。それぐらいの知識は事前に仕入れてる。
上社と下社に分かれていて、本宮である上社には男神、下社には女神が祀られている。この2人は夫婦なのだそうだ。
上社と下社は、諏訪湖を挟んでほぼ対岸に位置している。真冬になると、夫婦の神様は、お互いを求めて、諏訪湖に張った氷の上を渡るのだとか。それが、よく名前を聞く【御神渡(おみわたり)】という現象らしい。

勉強の成果を自慢げに語ると、教授は、
「君らしくロマンチックな着眼点だな」
と、…たぶん、馬鹿にした。

353 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 00:03:02 ID:qVNtFYwZ0
お諏訪さま 前編 3/8

「上社に祭られている男神、タケミナカタは、大国主(おおくにぬし)の息子だ」
20号線を走っている間、教授は、私に【正しい】知識を授けてくれた。
「大国主は知ってるかな?」
「たしか…、【因幡の白兎】の歌に出てきた神様だと…」

大きな袋を肩にかけ だいこくさまが来かかると ここに因幡のしろうさぎ 皮をむかれて赤裸

うろ覚えの歌詞を歌うと、教授は、
「そのとおりだよ。島根県の出雲大社の主神で、国譲り神話の主人公でもある神様だ」
と誉めてくれた。
記憶が正しかったことに私は喜んだけど、
「国譲り神話…が、ピンときません」
と、恥も晒した(汗)。

354 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 00:03:57 ID:qVNtFYwZ0
お諏訪さま 前編 4/8

教授は、少し笑って説明する。
「日本神話に因ると、日本の国土はイザナギとイザナミという夫婦神によって生み出された。いわゆる国産みの神話だ」
「イザナギたち2神が代替わりした後に現れるのが、彼らの子どもであるアマテラスとスサノオとツクヨミという3神で、いまの天皇家の祖先と位置づけられている」
「彼らは、知力や武力を使って、日本のあちこちにはびこっていた【敵対勢力】を平定していくんだが、その最初の強敵が大国主だった」

「はあ…」
つまり、【だいこくさま】は、いまの皇室の敵、もっと広げれば日本人の敵だったってわけ、かな。

ウサギを助けた優しいイメージと合わないと訴えると、教授は補足した。
「大国主は出雲の大豪族だったと思われる。製鉄に秀で、高層建築まで手がけた優秀な技術者だよ。そこへ、アマテラスたちの率いる大軍団が押し寄せ、国を明け渡すように強制した。それが【国譲り神話】だ」
「…」

なんだかわからなくなってきた。
アマテラスは、それじゃあ侵略者ってこと?

355 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 00:05:00 ID:qVNtFYwZ0
お諏訪さま 前編 5/8

教授の説明は続く。
「壮絶な死闘の末、大国主は敗れて、出雲はアマテラス側のものになった。ところが、大国主の息子であるタケミナカタはそれを不服として最後まで抗戦し、ついには、この諏訪の地まで追いやられた」
「え?じゃあ、諏訪大社って天皇家の敵を祀ってるんですか?」
そんな立場の神社を日本の最高位に認定する日本って、どういう構造をしてるんだろう…。

教授が答えをくれる。
「表向きは、大国主がアマテラスに出雲を献上したことになっているから、敵ではない」
「…なるほど」
合点が行った。
大国主が【喜んで国譲りをした】から、大国主とアマテラスは仲良しのまま、お互いに神様となることができたってわけね。
そして、息子であるタケミナカタもお咎めなし、と。

「でも、もしアマテラス側に負い目がなかったら、そんな裏協定みたいなことをしなくても、堂々と【悪者の大国主をやっつけました】って言えるんですよね?」
私が言わんとしていることは、教授にすぐに伝わった。
「そうだね。アマテラスが一方的な侵略者だったからこそ、大国主を悪者として後世に伝え残すことができなかったんだ。悪いのは、むしろアマテラスのほうだったからね」

ほらほら。教授らしい話題になってきたぞ(笑)。

356 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 00:05:36 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 前編 6/8

「アマテラスの子孫がいまの皇室になれたのは、そういう侵略を重ねて、日本を牛耳っていったから?」
私の質問に、教授は躊躇なく頷く。
「じゃあ、いまの日本は、代々の皇族が、武力や権力で抑えつけて統治してきた結果なんですか?」
と聞くと、教授は、
「ダイレクトな言い方だ」
と苦笑しながらだったけど、肯定した。

私は、さらに重ねた。
「アマテラスたちは、もともと、どのあたりに住んでいた民族だったんでしょうか?」
即答する教授。
「朝鮮半島だ」

………………。
それって……。

357 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 00:06:21 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 前編 7/8

私は教授の知識を信用している。
たとえ、突拍子もないと思えることでも。

「もしかして、ヤバイ話を聞いてます、私?」
声を潜めると、教授は笑った。
「皇族渡来説は、いまや常識だよ。表立ってマスメディアに流れはしないがね」
「…」
ほっとした…。
皇室批判に先陣を切るほど、私の肝は強くない(汗)。

教授は続ける。
「高松塚やキトラ古墳に朝鮮系の壁画が残っているのは知ってるね?」
教科書の復元図を思い出しながら、私は頷いた。
「あの古墳群は宮内庁の管轄だ。天皇家と朝鮮は関わりが深いと、宮内庁自らが認めているんだよ」
改めて安堵の溜息をつくと、教授は大声で笑った。

358 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 00:07:23 ID:qVNtFYwZ0
お諏訪さま 前編 8/8

気分を変えるために、話題の方向を転じてみる。
「そういえば、大国主も【だいこくさま】なんですね。兄貴からもらったお守りも【大黒さま】だったような…」
「その2つは、昔はよく混同されたんだ。でも、まったくの別物だよ」
と教授は言う。
「前にも言ったと思うけど、住職のお守りの【大黒天】は、インド神話の神の変化した姿だ。一方で大国主は、日本土着の民族だった」
「そっかあ…。でも、興味深い一致ですね…」
私はポケットに入れているお守りに手を添えながら答えた。

古代の出雲で土地を守ろうと闘った大国主。破壊の神と恐れられながら、私を守ってくれた大黒さま。

「魔には魔を、かあ…」
と呟くと、教授は、
「現代人にこそ、その発想は必要だな。いまの人間は毒を抜かれすぎていて、些細な悪意にすら対抗できない」
と返した。

いじめなんか、その典型かもしれない。
と、自己反省してみたりする。

359 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 00:08:53 ID:XW2LtUv/0
オカルト要素は中編と後編で。
一気に書ききれなくてすみません。

360 :本当にあった怖い名無し:2008/09/07(日) 00:13:44 ID:UISnAmMH0
>>359
教授キター!!
乙です。

なんかのっけから、きわどい単語が飛び出してますが。
続き待ってます。

361 :本当にあった怖い名無し:2008/09/07(日) 00:45:33 ID:aZkYetYVO
教授おもしれー
いやはや続きが待ち遠しいね

362 :本当にあった怖い名無し:2008/09/07(日) 00:59:12 ID:ZUcoQ3fa0
地元住民としてwktkせざるをえない。

363 :本当にあった怖い名無し:2008/09/07(日) 01:09:24 ID:1jyxK8DSO
乙です!
続き楽しみに待ってます。

364 :本当にあった怖い名無し:2008/09/07(日) 02:38:45 ID:tA7rDwKdO
切ない歴史だなぁ・・・
おやすみなさい


365 :本当にあった怖い名無し:2008/09/07(日) 18:11:03 ID:2mqxt5BLO
教授の人乙
1スレの長さが読みやすいです。楽しみにしています!

366 :本当にあった怖い名無し:2008/09/07(日) 20:47:03 ID:pxGP7MQB0
いつもながら楽しいですよ。乙。


367 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 22:41:39 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 中編 1/12

諏訪湖畔を北上していると、左手に【諏訪湖間欠泉センター】の看板が見えてきた。
教授はそこに入れという。
半円形の近代的な建物は、教授のシュミとしては違和感がありすぎる。
「ここの3Fの展望室は、間欠泉が噴き出すと面白い空間になるよ」
と誘われたけど…。

なんか…今回の旅は、いつもと違う。
教授よりも私が主体になって考えられてるような気がする。

368 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 22:42:28 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 中編 2/12

展望室はガラス張りの明るい空間になっていた。
一角に小さなお土産屋さんがあって、全体にベンチが置かれている。
建物自体は高くないから、眺望は諏訪湖と温泉街の一角だけ。
でも、冬の風に叩きつけられた青い湖面が靄を漂わせている光景は、幻想的で、いろんな想像力をかきたてられた。

出雲を追われたタケミナカタは、この地でどんな生涯を過ごしたのかな。
下社に祀られた奥さんとは、よっぽど仲がよかったんだろうな。だって、神様になってからも会いに行くぐらいだもの。

窓に張りついて、そんなことを考えていた私は、ふと気づいた。

夫婦の神は、なぜ一緒に上社に祀られなかったのだろう?
毎年、この広い諏訪湖を渡らなくては会えないような配置にされたのは、なぜなの?

369 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 22:43:11 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 中編 3/12

「教授…」
私は、後ろのベンチで休憩をしていた教授を振り返った。
「タケミナカタは、アマテラスたちに追われて、ここまで来たんだよね?」
いまさら確認をする私に、教授は好奇の目を向けながら、頷く。
「そうだよ。正確に言えば、追ってきたのはアマテラスの配下の軍神で、タケミカヅチという神だけどね」
「じゃあ、そのタケミカヅチは、最後はタケミナカタを…どうしたの?」

そうだよ。
諏訪まで来たら終わり、じゃなかったんだ、タケミナカタの逃避行は。
追っ手は、彼を幽閉ないし殺害して、完全に抵抗を封じるはず。

370 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 22:44:11 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 中編 4/12

教授は、私の隣まで来て、窓の外の諏訪湖を眺めながら、言った。
「タケミカヅチは当然ながらタケミナカタを葬っただろう。日本神話では【相撲】で負かした、となっているが」
「…」
笑うところなんだろうか(汗)?

でも、笑えない。あえて和やかな話で決着をつけるのは、陰惨な裏事情を隠すためだと、私は、ずっと教授に教わってきたのだから。

「じゃあ、諏訪大社は、殺してしまったタケミナカタの魂を鎮めるために建てられたの?」
祖国の出雲が侵略に屈した後さえ、1人で抵抗を続けていた強靭な精神力を持つタケミナカタ。鎮めるのも大変だっただろうな、と私でも推測できた。
「いや」
教授は首を振った。
「鎮めるためではなく、封じるために造られたんだ。社殿の四隅に【御柱】を立てたのは、タケミナカタの怨霊を中に閉じ込める結界の意味があるんだよ」

371 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 22:45:28 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 中編 5/12

「御柱(おんばしら)…」
その名前で記憶を辿ってみる。

諏訪大社は、7年に1度、御柱祭りという盛大なお祭りを行う。
山から切り出した樅の大木を、人力で諏訪大社の本宮まで運び入れ、先端を三角錐に削って四方に建てるという神事だ。
勇壮さが売りのこのお祭りの起源は、でも、どこのガイドブックでも見ることができなかった。

「あのお祭りが、タケミナカタから、未だに自由を奪ってるんだ…」
私の言い方に落胆の色が濃かったからか、教授は慌てた様子で訂正した。
「これは僕の推論だよ。事実とは断言できない。信じてもらうのは勝手だけどね」
「…」
私は教授の知識だけでなく、妄想力も信用している。

あとから考えれば、なぜ自分がここまで気鬱になったのか、不思議な限りだ。
このときの私は、タケミナカタ…と、彼につき従って夫婦になった女神が可哀相に思えて仕方がなかったんだ。

372 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 22:46:47 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 中編 6/12

「下社に祀られた女神、タケミナカタの伴侶は、ヤサカトメと言う」
私が何も聞かないうちに、教授は女神のことを語りだした。
「ヤサカトメは出雲の神じゃない。この諏訪の土地神だ。タケミナカタとは、この地に逃れてから出会ったんだろうね」
神様とはいえ、馴れ初めの話はほほえましい。私は少し笑う。
「タケミナカタが倒されたあと、タケミカヅチは、当然ながらヤサカトメも放ってはおかなかっただろう」
「うん…」
寒気がする。
夫婦を別々に安置したのは、やっぱりタケミカヅチという神なんだろうな。
「ヤサカトメについては、僕もまったくの無知に近い。どのように粛清され、どういう意味で下社に祀られたのか」
教授は淡々と話す。
「まあ、妥当に考えれば、朝廷側にとって、タケミナカタとヤサカトメは、死んでからでも引き離したいほど憎い相手だったんだろう」

突然、館内にアナウンスが流れた。
「ただいまから間欠泉が噴き出します。お近くの方は離れてください」

373 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 22:47:48 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 中編 7/12

窓越しに地上を見下ろすと、小さな噴出孔から白い煙が上がり始めていた。
「間欠泉って、温泉が地面から噴き上がる現象ですよね」
隣りの教授に尋ねると、教授は楽しそうな顔をして、答える。
「そう。ここの水柱は日本一だね」

アナウンスが何度か繰り返され、屋外の客が避難している様子が見えた。
やがて噴出孔から熱湯が溢れる。
と思ったら、すぐに3Fの窓を飛び越えた。
同時に窓の外が湯気で真っ白に覆われ、展望室は、前後不覚の空間になった。

「…何も見えない」
私は、さっきまでの外の光景の片鱗を見ようと、白い闇に目を凝らした。
「そうでしょう。僕はこの圧迫感が好きなんだ。きっと、結界の中はこんな感じなんだろうね」
教授は悪趣味なことを言う(笑)。
「私には、少し怖い気がします」
この闇が何かを連れてきそうだ。

374 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 22:49:23 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 中編 8/12

数分で晴れるというので、そのまま窓際で待っていると、かすかに水の音が聞こえた。
湖に何かが落ちたような。
窓ガラスは厚い。それに、湖までは100m以上の距離がある。
聞こえるわけがない。
でも、私の耳に届くそれは、だんだん、はっきりと、人の声すら混じった現実の音になりつつあった。

『しぶといな』
男の野太い声。
『こうやって溺れてると、普通の女のようだ』
嘲笑の混じった別の声。

湯気の幕が薄まって、湖の真ん中が視界に現れる。一艘の小船が湖面に留まっていて、3人の人影が乗り込んでいるのが見えた。
その脇で、激しく水しぶきが上がっている。
もっと目を凝らした。
白装束を着た、黒髪の女性がもがいているのだと、わかった。

375 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 22:50:38 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 中編 9/12

見えるはずのない光景だと、頭では理解している。
だから教授を呼ばなかった。声も出さなかった。

溺れているのは若い女性のように見えた。
ヤサカトメだ。確信がある。
彼女は、なんとか顔だけを水面から出して、溺死を防いでいる。すぐ真横には船の縁があって容易に手が届くのに、助かろうとしない。
船の男たちも彼女に手を貸そうとしない。むしろ、溺れ死ぬのを待っている。

『叩き殺したほうが早いのに』
『体に傷をつけちゃいけねえんだから、しょうがない』
物騒な会話が船上で交わされる。

ヤサカトメはなかなか沈まなかった。
諏訪生まれの女神は、水に強い性質を持っているのかもしれなかった。
男の1人が業を煮やし、彼女の体を引き上げた。
女神の細い腕は後ろ手に拘束されていた。自分の力で船に這い上がることはできなかったんだ…。
女神の足は、長く長く伸びる白蛇の尾に変化していた。

376 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 22:51:50 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 中編 10/12

船に上げられた女神は、蛇の尾をくねらせて暴れた。
船は大きく揺れ、男たちが動揺する。
1人が櫓を女神の鳩尾に突き込んだ。女神はグッタリと動かなくなった。

そのとき、ずっと舳先に座って様子を見ていた3人目が、ゆっくりと船内を動き始めた。
体から稲妻が走り、右手は巨きな剣に化けている。
タケミカヅチだ、とわかった。
邪神は、ヤサカトメの尾に向かって剣を振り下した。
絶叫が聞こえ、女神から半身が切り取られた。
蛇の尾は、それ自体が生き物であるかのように、諏訪湖の底に揺らめきながら消えていく。

タケミカヅチはヤサカトメを湖に放り投げた。
瀕死の女神は、それでも生き延びようと浮き上がったが、頭を押さえつけられて沈められ、断末魔を迎えた。

377 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 22:55:16 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 中編 11/12

女神の遺体は下社の近くの湖岸に運ばれた。
簡素な祭壇には、供物ではなく、女神自身が乗せられた。
神官のような装束を着た老人が、長く細い、先端の尖った木槍を持って、やって来た。
サイズは小さいけど、写真で見た【御柱】の形にそっくりだ。

神官は女神から服を剥ぎ、切り取られた腿から下の傷口に躊躇することなく股を開き、性器を露出させた。
木槍をあてがい、力を込めて体内に押し入れる。
槍が体内を進むたびに、女神の体が苦しげに蠢いた。もう死んでいるはずなのに…。
神官は、細い喉元を通すときに、ことさらに慎重になった。
槍の切っ先が女神の脳に達すると、辺りから賞賛の声が上がった。

周囲の男たちは、勝ち誇ったように、槍を地面に突き立てた。
地上高く掲げられた女神の哀れな姿は、対岸のタケミナカタからもよく見えただろうね…。

378 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/07(日) 22:55:50 ID:XW2LtUv/0
お諏訪さま 中編 12/12

気がつくと、私は教授の隣りで、ベンチに横になっていた。
教授の話に因ると、外を見ているときに、突然ふらふらとやってきて寝転んだのだという。

「イヤな夢を見ました」
と告げた。
「君にはそういうことがよくあるね。神降ろしの能力を持っているのかもしれない」
と、教授は答えた。

379 :本当にあった怖い名無し:2008/09/07(日) 23:03:00 ID:pxGP7MQB0
リアル投下に出会ってしまった。

教授の人乙。
なんか悲しい話だね。じんわり涙が出てきたよ。
後編待ってるよ。


380 :本当にあった怖い名無し:2008/09/07(日) 23:45:51 ID:tA7rDwKdO
教授乙です!
教授のおかげでオカ板に来るのが楽しみになりましたわ。


381 :本当にあった怖い名無し:2008/09/08(月) 00:11:41 ID:O5OAogvUO
教授の話は面白いね
作者は郷土史とか学んでる学生さんかな

382 :本当にあった怖い名無し:2008/09/08(月) 09:14:24 ID:eBOz+H9bO
教授の人ありがとう♪
続き楽しみに待ってます(≧▽≦)

383 :本当にあった怖い名無し:2008/09/08(月) 09:57:34 ID:zoxYYxu40
教授の人おつです
とても切ない悲しいお話しですね・・・
続きも楽しみにしてます

384 :本当にあった怖い名無し:2008/09/08(月) 13:05:38 ID:JKsgF+BMO
教授乙。
面白いんだが、こういう話になると、どっかで見た感が拭えないんだよなぁ…
でも続き楽しみにしてます。

385 :本当にあった怖い名無し:2008/09/08(月) 21:18:28 ID:MvPh6qhV0
見たことない人もいるんでよろしく頼むよ。

386 :本当にあった怖い名無し:2008/09/08(月) 23:07:48 ID:7KJfF3s40
下がりすぎage
教授の人乙です。こういう民俗学モチーフの話は結構好き。

387 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/08(月) 23:13:52 ID:B1/qFjIu0
書ききれないから明日投下します。ごめんなさい。
いつも感想をありがとう。とても励みになっています。

あ。郷土史は習ったことないですよ。子どもの頃から好きだったので、独学で勉強しました(笑)。

388 :本当にあった怖い名無し:2008/09/08(月) 23:35:08 ID:Pp9/TPsPO
>>387
乙です
いつも楽しんで読んでます
投下間隔が短いから、息切れしない程度に頑張ってね!

389 :本当にあった怖い名無し:2008/09/08(月) 23:50:56 ID:5i9ESApNO
教授の人乙。
マイペースで頑張って下さいね。
楽しみにしています。

390 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 05:25:32 ID:KQ0d0eStO
教授の人とそれにレスしてるヤツ乙。
皇室の印象操作と日本人のルーツ朝鮮説興味深いね。
権力者同士の争い事なんて庶民イジメに比べたら同情の余地すらないのに。
現在も庶民イジメ&日本タカリしてる三国の方がオカルト。

391 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 06:18:07 ID:Qi7GIzk6O
>>390
いじめないでくださいよ。
可哀想なぐらい頑張ってたんですから

BY 福田

392 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 10:12:49 ID:wqEKoSra0
オカ板のアホしか相手に出来ないホロン部見習なんだろ

393 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 10:29:45 ID:cn8/3I8rO
話自体は好きだったけど…朝鮮て…

394 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 11:04:06 ID:MqYsyXG3O
日本人と朝鮮人は別民族って、DNA解析で明らかになってたじゃん。
百済人は日本人と同民族だった(要確認)という話は聞いたような気がするけど、
朝鮮人≠百済人だし、朝鮮人≠高句麗人だし、日本人と繋がりないでしょ。
朝鮮人=新羅人が、百済人たちを攻め滅ぼした、と記憶してるんだけど。

アパートの101号室に現在住んでいる朝鮮人のキムさんが、
以前101号室に住んでいた住人たちが残したアルバムを見つけて、
「これはわたしのアルバムで、これを見るとわたしは昔、結婚もして子供もいたようです」
みたいな、おかしなことを言っているのと同じですね。
しかも前の住人(百済人など)は、実はキムさんが殺してた、というオチ。

そもそも、韓国や北朝鮮の人を“コリアン”て呼んでいるけど、
コリアンて、高句麗(コグリョ)の人のことだから、
韓国や北朝鮮の人は「コリアン(高句麗人=Korean)」じゃなくて、
本当は「チョソニーズ(朝鮮人=Chosonease)」とでも呼ぶべき。

記憶ちがいだったらゴメンね。

395 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 11:13:31 ID:5dqbjtcJO
無事東亜+に晒されたね。おめでとう。
創作の腕試しのつもりかもしれないけど、間違った知識で日本人を中傷する結果になってるの気づいてる?
ここの住民はそんな前提的な知識はおろか、ラノベ紛いの作文wも疑問なく受け入れてるんだね。

396 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 11:21:17 ID:815wN4RP0
×晒された
○晒しました

397 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 12:15:08 ID:BScr0Keg0
別にいいんでね。
私のように皇室大嫌い人間にとっては面白い話だったし。

デタラメでも基礎があってもなんでもいいの。
楽しく読めればいいの。
オカルトだから。

398 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 12:22:54 ID:Aw/lilmz0
そう、オカルトだもの。
鬼の首でも取った様にはしゃぐのやめれ、恥ずかしいから。

教授の人気にしないで投下ヨロシク。

399 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/09(火) 12:23:58 ID:NH89CpIj0
>>394
古事記の編纂は8世紀で、日本神話はもっと古い時代のものです。
朝鮮半島は三国時代ではないかと…。

国名を明記しなかったのは悪かったです。でも、たとえいまはない国家でも、はっきり書くのは抵抗あるんですよねー。
高松塚って書けば、歴史的にはわかると思って。

400 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/09(火) 12:24:46 ID:NH89CpIj0
>>397
>>398
あ。ども(笑)

401 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 13:49:40 ID:M3+CcehK0
そもそも>>394の知識もどこかで捻じ曲がった情報かも知れない訳で
真実かどうかよりオカルト読み物として楽しめれば俺はそれで良いよ

教授の人、続き楽しみにしてます

402 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 14:15:27 ID:gBxvg8mxO
基本的には>>401に同意なんだけど、天津神を邪神と書くのだけはやめて欲しい

403 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 14:17:36 ID:C9wlkbIr0
創作でも何でもオオ○キ教授の話面白いよ

>>397みたいに「皇室大嫌いだから皇室貶める話は面白い!」
なんて言っちゃう人は頭どうかしてると思うけどなw

404 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 14:46:15 ID:f1b7pXZRO
>>394

> 日本人と朝鮮人は別民族って、DNA解析で明らかになってたじゃん。
いやいや、「日本人」全般の話じゃなくて「神様」の話だから。

405 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 15:34:31 ID:BScr0Keg0
>>402

邪神だよw
そんなのは宗派の違いと一緒。
国津神系の家では奴らは(ryという家もある。

406 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 15:41:35 ID:BScr0Keg0
ついでに追加

>>403
ああスマンね。理由は405。
教授の話とは違うが実家(神社)に伝わる話も似たようなもん。


407 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 19:38:36 ID:v46Yg9pyO
移転age

408 :本当にあった怖い名無し:2008/09/09(火) 19:54:04 ID:v46Yg9pyO
もっかいageとくね

409 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/10(水) 00:13:06 ID:r4RP7Qy80
まとめサイトの管理人様へ。
もし、この陰惨な話も掲載していただけるなら、もうしわけありませんが、【お諏訪さま 中編 10/12】の【邪神】を【鬼神】に替えてやってください。
面倒ごと、すみません。

>>405 >>406
国津神系の神社って、ものすごく限られません?(笑)
でも、非常に興味深い話です。神話の立場が、未だに形骸化されずに、信仰に生きてるんですね。

410 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/10(水) 00:14:34 ID:r4RP7Qy80
お諏訪さま 後編 1/10

おなか空いた。
あんな光景を見たあとなのに、健康な胃袋だ(汗)。

「蕎麦屋さんに直行していいですか?」
車を発進させながら教授に聞くと、
「もちろんいいよ。それが目的で来たんだから」
と答える。
うーん…。メインの目的は蕎麦じゃなかった、よね?

どうも居心地が悪い。
神社巡りも史跡巡りもなしで、諏訪湖だけ見て、この旅は終わり?
私には衝撃的だったけど、教授には何のメリットもなかったはず。

「教授は、今回、本当は何がしたかったの?」
聞いたほうが早いから、聞いた。
教授は悪びれる様子もなく、
「君を連れてくれば、資料や妄想で埋められなかった真実を、もしかしたら知ることができるかもしれないと思ってね」
と言った。

神降ろし、ねえ…。
私の【見る】ものも、多分に妄想だと思うけど…。

411 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/10(水) 00:15:30 ID:r4RP7Qy80
お諏訪さま 後編 2/10

「神降ろしや霊媒という現象は、本当に神霊が下りてくるのではなく、強いヒステリー状態で心の制御が外れることなんだよ」
教授には意外に現実主義な一面がある。その視点から解説すると、私の精神状態はこういうことになっていたらしい。
「ふだんの生活の中で、僕らはやりたいことをやってはいないだろう?法や良心といった無形の制約が行動を規制しているはずだ」
「行動に出せない本能的な欲求は、けれど、なくなるわけじゃなく、奥底に溜まり込んで、ストレスという抑圧感を生み出している」
「何かのきっかけで、その本能は表に現れる。傍目から見ると、理性のタガが外れた異常な状態に映るはずだ。それはトランスと呼ばれる」

トランス状態…。
よくは知らないけど、奇声を発したり、踊り狂ったりするイメージがある。
あれも、今回の私のような幻覚を見たために起こす行動なのだろうか。

「私って、ヒステリーな体質なんですかあ…。気をつけないと…」
自嘲すると、教授は、少し考え込んで、言った。
「そこはよくわからない。君は、僕が情報を与える前から、【正しいモノ】を見ることが多々あったね。だから、本当に神が降りて教えたのかもしれない」
そのほうが僕としては面白いからね、と、無責任なことを付け加えて、教授は話をくくる。

412 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/10(水) 00:17:09 ID:r4RP7Qy80
お諏訪さま 後編 3/10

「私の今回の妄想は、何か【正しいモノ】の痕跡があったんでしょうか?」
現実であってほしくはないけれど、もしヤサカトメが本当にあんな目に遭ったのなら、せめてお参りぐらいはしてあげたいと思う。
「こじつけだが、こんな一致はある」
教授は数点の情報を教えてくれた。

一つ目。
タケミナカタが逃げ込む前から、諏訪には固有の土地神がいた。その代表的なものはソソウ神(類似のミシャグチ神と同一視されている場合もある)。白蛇の姿をした神様なのだそうだ。
同じく土地神であるヤサカトメが、蛇の化身だという説はありうる、らしい。

二つ目。
タケミナカタにはコトシロヌシという兄がいて、国譲り後の出雲の平定に一役買った。
出雲に残ったはずのこの兄神は、なぜか諏訪大社にも祀られている。
コトシロヌシは七福神の恵比寿と同一視されることの非常に多い神様だ。恵比寿は、水死体を愛でる神である。

三つ目。
諏訪大社には御頭祭という神事がある。
現在は剥製の頭を使うが、昔は鹿の五臓を贄に捧げる儀式だった。史書に因れば、【脳和え】という代物もあったらしい。

四つ目。
タケミカヅチは手を剣に変化させることができる。

413 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/10(水) 00:18:13 ID:r4RP7Qy80
お諏訪さま 後編 4/10

「お蕎麦食べたら、やっぱりタケミナカタとヤサカトメのお参りに行ってもいいですか?」
私は、自分の幻覚を信じることにした(笑)。
でも、教授は渋い顔をした。
「僕は、以前、諏訪の地に張られた結界を体験したことがあった。帰り道が見当たらずに、20号線を行ったり来たりさせられたよ。感受性の強い君を連れて行ったりしたら、帰れなくなるかも知れない」
真面目な口調だったので、思わず吹き出した。

その問題の20号線を少し南下し、M町という交差点を左に折れるように指示されたので、素直に従う。
少し進むと道が細くなって、学校の脇を通った。
教授は、
「あと10分ぐらい進んでくれ」
と、目的地が近いことを告げる。

さらに走ると。
なぜか、上社の鳥居が見えてきた。

414 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/10(水) 00:18:54 ID:r4RP7Qy80
お諏訪さま 後編 5/10

「諏訪大社に着いちゃいました…けど…」
私には、まだ事態がよくわかってなかった。
「M町で曲がったはずだな?」
教授が念を押すので、頷く。
「やっぱりやられたか」
教授は、苦笑を浮かべながら、Uターンをするように言った。
駐車場の手前の交差点でハンドルを切り、元の道を引き返す。
「え?え?上社の方向に向かってたわけじゃ…なかったんですよね…?」
手が震えてきた。
「むしろ離れるように進路を取ったんだけどね」
教授は、諦めたように笑う。そして、
「無事に着けたら起こしてくれ」
と目を瞑った。

ええええっ。そんな〜!

415 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/10(水) 00:19:54 ID:r4RP7Qy80
お諏訪さま 後編 6/10

アクセルを踏む足に力が入らなくなってきた。
教授は本当に寝てる。
前方には、また上社の手前の駐車場が待ち構えてる。

なんで?絶対に反対に走ったはずだよ。なんで?!

タケミナカタを封じた結界は、社だけじゃなくて、諏訪全体にも張り巡らされていたんだろうか?
もしかして、町中に御柱が建ってたりするんだろうか?
馬鹿な想像をしながら、もう一度Uターンする。
あの鳥居をくぐったら絶対にダメだ。取り込まれる。

416 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/10(水) 00:20:45 ID:r4RP7Qy80
お諏訪さま 後編 7/10

何度もの交差点を、ひたすら直進した。
こうすれば、もう上社に近づくことはないはず。
前方の信号が赤に変わった。車を停止線で停め、辺りを確認する。
大丈夫。遠ざかってる。
細い支柱に支えられたLEDが青に変わるのを、焦りながらひたすら待った。長い。早く。

……………。
長いってば、この信号。
それに、支柱が木製って、絶対に変…。

交差点を囲む信号は、すべて御柱でできていた。
細く尖った先端が、空に向かって、悪意のある黒い空気を吐いている。

信号が青に変わった。
どうすればいいかわからなかった。
私は、ゆっくりとブレーキから足を離し、アクセルに置いた。
車は交差点に進入した。

417 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/10(水) 00:21:32 ID:r4RP7Qy80
お諏訪さま 後編 8/10

御柱が、4つとも、スローモーションで倒れてくる。
鋭い切っ先は、すべて私に向いていた。
ねえ、ちょっと待って。停まったほうがいいの?
「教授…」
頼みの綱を呼んでみるけど、声が上ずっているせいか、教授は気づかない。

このまま進んだら刺さる。しかも、狙われてるのは、頭、だよね。

ハンドルを大きく切りたい衝動に駆られた。汗ばんだ手に力が入る。
だけど、ハンドルは動かなかった。何かが軸を抑えているかのように、まったく回らなかった。

長い長い数mが、終わる。
交差点を無事に抜けた私の目に、諏訪インターの入り口が飛び込んできた。
迷わず車を入れ、高速に向かった。

418 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/10(水) 00:22:19 ID:r4RP7Qy80
お諏訪さま 後編 9/10

「でね、教授ってば、高速を下りるまで起きなかったんだよ」
帰ってきてすぐに、私は兄貴に電話で行程を説明した。
「蕎麦、食べそびれたし…。もう教授には絶対に付き合わない!」
と断言するも、兄貴は笑ってるだけだ。

兄貴に連絡したのは、あの交差点を無事に渡れたのが、もしかしたら兄貴のお守りのおかげかな、と思ったから。
でも兄貴には何も兆候はなかったらしい。

「今回の守護神は【大黒天】じゃなくて、【だいこくさま】だったのかもよ」
兄貴の発言は冗談めかしていたけど、私は、なんとなく、ほんとにそうだったんじゃないかと思ってる。
息子が封印されてる諏訪を、父親である大国主は、ずっと見守ってたような気がするんだ…。

419 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/10(水) 00:26:12 ID:r4RP7Qy80
お諏訪さま 後編 10/10

兄貴と話をして数時間後、今度は兄貴から電話が来た。
「諏訪大社の上社ね、1回丸焼けしてるわ」
「は?」
わけがわからない。

兄貴の話は、つまり、こういうこと。
諏訪大社の上社は、1582年に戦火で全焼してしまったらしい。
当然、封印の社も御柱もなくなったから、タケミナカタの御霊は天に上ることができただろう、と。
「ヤサカトメは?」
と聞くと、下社には焼失の事実はないとのこと。

「でもさ」
と兄貴は続ける。
「お姫さんの御霊は、いま、上社本宮のすぐ近くにある前宮ってとこに祀られてるんだ。諏訪湖を隔てて夫婦を祀るのは可哀相だってことでね。諏訪の人、粋な計らいをすると思わねえ?」
「………」

電話口で、私は、嗚咽を聞かれまいと必死だった。
怨霊とか悲劇なんて結末より、ずっとずっと。
2人がそばにいられる結末のほうが、心に響くと思わない?

心なしか、兄貴も嬉しそうにはしゃいでいる。

よかったね、ヤサカトメ。
優しい土地に祀られて、本当によかったね。

420 :本当にあった怖い名無し:2008/09/10(水) 00:31:26 ID:NYLYGdPP0
お疲れちゃん。
色んな事知ってるとそれはそれで楽しめんw
それもひとつの楽しみ方なのだろうが。



神々の系譜とかつっこみたい所色々あると思うが、「解釈の多様性」ということでシビアなことは言いっこなしで。
地元住民で郷土研究した俺が自重するんだから頼むよ。

421 :本当にあった怖い名無し:2008/09/10(水) 03:04:26 ID:PftH8IoIO
教授の人乙です♪
今回もワクテカしながら読ませて貰いました!
最近のささやかな(と言っちゃあ失礼ですが)私の楽しみになってます。
次回もどうぞお願いしますね(^ー^)

422 :本当にあった怖い名無し:2008/09/10(水) 07:23:53 ID:+SOuqHqSO
便乗して自慢するやつっなんなの?
馬鹿なの?

423 :本当にあった怖い名無し:2008/09/10(水) 12:03:47 ID:QawWkVkVO
教授さん乙です
邪神の変更ありがとう

424 :本当にあった怖い名無し :2008/09/10(水) 12:09:31 ID:CXixN4QX0
久々にスレ開いたんで遅レスになるけど
>>325
>>仏教は、知ってると思うけど、インドのヒンズー教から派生した宗教だ。
ここに誰も突っ込まないってここほんとにオカ板?

>>420
話の粗を指摘するのは無粋だけど
ここにいる人が間違って覚えちゃうのはどうなんだろうね

ここは話を楽しむ板で
学術的な者に関してはスルーした方がいいのかね



425 :本当にあった怖い名無し:2008/09/10(水) 14:28:08 ID:maU0Qocd0
いくら「解釈の多様性」とはいえ、あまりに天津神の扱いが酷いのと、
諏訪湖の神事である「御神渡り」が無視されているのがちょっと悲しいので、
取りあえず、正史って訳でもないが、書いておく。

まずタケミナカタはタケミカズチに追われて諏訪に逃げた。これは良い。
そしてそこでヤサカトメと出会い、結婚するわけだ。
だから、タケミカズチが逃げたタケミナカタを追い詰めた後、殺したなんて話は矛盾する。
追い詰めて降伏させて、タケミカズチが出雲に帰って、国譲りは終わりだからな。
タケミナカタがヤサカトメと結婚したのは国譲りの後だ。

で、二人は夫婦仲良く暮らすが、そのうち些細なことで喧嘩して、怒ったヤサカトメが下諏訪に行ってしまう。惨殺されて遺体になって運ばれたなんて話は無い。
下社にいるヤサカトメと上社のタケミナカタは仲直りし、タケミナカタは夜な夜な下諏訪の妻に会いに行く。
ここら辺の話が「御神渡り」の話。内容は割愛するが、タケミナカタが諏訪湖の氷の上を走ったことから、「御神渡り」と呼ばれる。今も諏訪湖で行われている有名な神事だ。

もちろん本当のことなんて誰にも分からないし、俺の知識も間違ったところはあるだろうが、
天津神があまりに酷い書かれようだったので、こういう話もあるんだ、程度に知っておいてくれ。


426 :本当にあった怖い名無し:2008/09/10(水) 16:46:11 ID:aooMZgv70
教授、お疲れさま〜
ヤサカトメ、本当に良かったねぇ…

427 :本当にあった怖い名無し:2008/09/10(水) 16:52:43 ID:XykzQqbO0
面白かったけどそれ以上に?マークが。
実在するものを出す。これがリアリティを高める。
しかし考証がなっちゃいないとむしろリアリティを失う危険を伴う、諸刃の剣。
素人にはry

>>420
地元住民の視点から検証とかきいちゃダメかな?
作品の否定じゃなくて雑学程度に。

428 :本当にあった怖い名無し:2008/09/10(水) 17:03:23 ID:+SOuqHqSO
>>427
それってオカルト?
別の板でやってくんないかな。

429 :本当にあった怖い名無し:2008/09/10(水) 17:51:36 ID:X40ZcBwo0
>>425
国譲りでタケミナカタが諏訪に逃れるということとタケミナカタとヤサカトメの結婚は
出典が違うから国譲りの時点で結婚してても矛盾はしないはず。

430 :本当にあった怖い名無し:2008/09/10(水) 18:36:12 ID:exeE5vdq0
検証は検証スレでも立ててやれば?

話を楽しめればいいと思うし、考えは人それぞれと思う。
どっちをどう書こうが宗教観によって全然違うだろうしね。


431 :本当にあった怖い名無し:2008/09/10(水) 19:22:42 ID:maU0Qocd0
出典の違いで言うと・・・
「国譲り」だと、ヤサカトメは出てこない。
タケミナカタがタケミカズチに追いやられて諏訪まで逃げ、そこで降伏、ってとこまでだ。
その後、タケミナカタがその地を平定して王国を築き、地元のヤサカトメを娶る。
そしてこの夫婦が諏訪大明神となり、上社と下社に祀られる。
ってのがタケミナカタとヤサカトメの話で、これはあくまでも「国譲り」の後になるのだが・・・。

別に矛盾しているからどうしろってこともない。
ただ、その解釈で天津神はこんな残虐を行った、と一方的に邪神扱いしているのが嫌だったんだ。
実在するものを題材にして、それを非難するような内容になっているのだから、そのフォローはしておきたい訳よ。


432 :本当にあった怖い名無し:2008/09/10(水) 19:31:14 ID:maU0Qocd0
>>430
うぁ、すまん。
個人的に建御雷が好きでね・・・熱くなってしまった。

433 :本当にあった怖い名無し:2008/09/10(水) 19:46:27 ID:exeE5vdq0
>>431
いえいえ。お気になさらず。

議論はそれなりに大切とも思うのだ。読む方もなかなか面白いです。
ただ、「宗教観」(というのかな?)の違いとか考え方の違い、或いは出典の表現の
受け取り方次第で変わってしまうので、ここで検証してると教授その他書き手さんが
書き込みにくくなるかもしれんとちょっと思ったので。

オカ板だと書き手本人が書き込むときIDなどで解ってしまうとまた荒らしを呼び込みそうなので
よければ難民とかにでも検証スレ立てるけど、実際検証とか議論したい人いる?
需要があればやっておきます。

そこまで必要ねえ、が大半な感じもするけどどうでしょう。

434 :本当にあった怖い名無し:2008/09/10(水) 20:30:27 ID:4iTG97u9O
検証するまでもない、ってのが正直なところか。
有名な場所だし自分で調べればすぐわかる。
鵜呑みにするのもまた一興。



まあ乙だったぜ教授。

435 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/10(水) 23:45:47 ID:r4RP7Qy80
>>424
指摘されて気がついた(汗)。【派生】は確かに間違ってるわ。
【色濃く影響を受けた】に脳内変換してくれると助かります。

>>432
そっか。ファンか…。
それはまことにスマンカッタ

>>423
いえ、全然(笑)。

スレチなレス、ごめん。

436 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/11(木) 09:33:59 ID:ypIINElh0
[連鎖]
1/9
すっかりハマッテしまった。
いつでも考えてしまう。まるで乙女だな、と思う。
俺は読んでいたオカルト系雑誌を脇にどけ、携帯を取り出し、考える。
メールをするか、電話をするか・・・。ここは慎重に事を運びたい。

ハマッタのはオカルトの世界に、という訳ではない。
まぁそれにも大分のめり込んでいるのだが・・・。
すっかり惚れてしまったのだ。彼女に。
オカルト系雑誌なんかを読むようになったのも、彼女の趣味がそれだからだ。

相手の趣味に合わせて、その勉強?をするなんて、なんて健気なのだろう。
・・・とかなんとか自分に酔っていると、持っている携帯がいきなり鳴った。

慌てて確認し、驚く。・・・彼女からだ!
なんという奇跡。思いが通じたのか?
おぉ、神様、仏様、阿弥陀如来様。
えーっとあと、インドラ様に薬師如来様。刺抜き地蔵様も入れておこうか。


437 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/11(木) 09:36:20 ID:ypIINElh0
2/9
とりあえず思いついた有難そうなものに感謝して、俺は電話に出た。
俺「はい、北上です」
携帯なのに思わず名乗ってしまった。
声「あー、北上。神尾だけど。今、ちょっといい?」
ちょっとじゃなくて、いくらでもいい。なんて軽口を言いそうになったが、
止めておいた。あぁ、俺、本気なんだな、と思う。
そしてなぜか正座していることに気付く。

俺「おう、平気平気。丁度暇してたとこだ」
神尾「ちょっと、お願いがあるんだけど・・・」

お願い・・・。お願いだって?
彼女が、俺にお願いしたいことがあるって?
これは夢なのか?俺は仁王様と恵比寿様に感謝した。
俺「な、何?」
神尾「あのさ、―――・・・」


438 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/11(木) 09:40:16 ID:ypIINElh0
3/9
その日の夜。
俺は雨月と一緒に神尾さんの家に来ていた。
家には既に鮎川さんが来ており、以前行った肝試しメンバーが集まったことになる。

神尾さんの部屋は1Kのよくあるタイプ。
綺麗に片付いており、4人集まっても狭さを感じない。
そして物凄くいい香りがするのは、気のせいではないだろう。
さすが俺の天使の部屋だ。うん。俺、キモイな。

しかしこんな急展開があるなんて。さすが恵比寿様だ。
それと、俺は雨月にも感謝した。やはり持つべきものは友だ。
というのも、神尾さんのお願いはこうだった。
「古乃羽が雨月くんに興味があるみたいだから、連れてきて」

こんなやつでよかったら、どこにでも連れて行く。
しかし、鮎川さんが雨月を、ねぇ・・・。上手くいけばいいが、俺は一抹の不安を感じる。
なにしろ、雨月は・・・姉好きだ。
それに対して鮎川さんは、どちらかというと妹属性だろう。
これは中々難しそうにも思える。


439 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/11(木) 09:45:26 ID:ypIINElh0
4/9
しかし、確か雨月の姉好きは、姉を守りたい一心から来ているようなことを、以前聞いた覚えがある。
詳しくは教えてくれなかったが、病気をしていたからだとかなんとか。
よって、鮎川さんのように見るからに守りたくなるような女の子なら、
望みはあるだろう、なんてのが俺の考えだ。

集まった表向きの目的は、みんなで鍋でも囲んで・・・オカルト話でもしよう、というものだった。
9月終わりのこの季節、鍋はまだ早い気もしたが、
人が集まって食べるものと言えば、鍋でしょう、と神尾さんが言っていた。無論、異議なし。
オカルト話ってのもどうなんだろう、と一瞬、ほんの一瞬だけ思ったが、鮎川さんの得意分野ってことで、これも異議なし。
間違いなく、俺は尻に敷かれるタイプだろうな。まぁ、それでもいいか。


4人が集まったところで、早速鍋を囲む。神尾さんと鮎川さんで作ったらしいが、
鮎川さん曰く、「美加は食器並べていただけでしょ」と言う。
鮎川さんは他の3人に配膳をしてくれる。これは雨月にとってもポイントが高いだろう。
一方、神尾さんは男2人と同様、食べるだけの係り。いいのさ。俺はそんな神尾さんに惹かれるんだ。


440 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/11(木) 09:53:07 ID:ypIINElh0
5/9
食事も終わり、だいぶ打ち解けてきたところで、神尾さんが、ちょっとオカルトな話があるという。
神尾「バイト先の先輩に聞いた話なんだけどね。ほら、先日××区で通り魔事件あったでしょ?」
確か、仕事帰りのサラリーマンがナイフで刺されて死亡した事件だ。
通り魔の犯行、ということで、犯人が捕まったという話はまだ聞いていない。

神尾「その事件の前から、同じ区とか、近辺の区で同様の事件が起きているのは知っているよね?どれも犯人は捕まっていないの。
これらの事件には共通してることがあって、どの事件も、現場に犯行に使ったナイフが残されているの。
で、そのナイフには犯人のものと思われる指紋がくっきり残っていて、
どれも違う指紋だから、犯人はそれぞれ違う人物だ、って言われているわ」
そうなのだ。
そういった事件だと、犯人が同一の人物である、と報道されると、不謹慎だが少しホッとする。
全て犯人が異なっているとしたら、それだけ危険人物が多いからだ。
でも今回はまさにそれで、まったく物騒な話だ。

神尾「でもね、その指紋の話なんだけど、おかしなことがあったんだって」


441 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/11(木) 09:58:43 ID:ypIINElh0
6/9
神尾「この前の事件と合わせて、あの地域だと4件も通り魔事件が起きていて、
それぞれの被害者を、古いほうから順にA、B、C、Dさんとするね。
で、この前のDさんの事件現場に残されていたナイフの指紋を照合したら、
一致する人が見つかったらしいの」
俺「あ、じゃあ犯人は特定できたんだ」
神尾「うん、でもそれがね、Cさんの指紋だったらしいの」
俺「ん・・・?」

神尾「でね、それに気付いた人が、なんとなく他のナイフも調べてみたんだって。
そうしたら、Cさんを刺したナイフにはBさんの、Bさんを刺したナイフにはAさんの指紋があったの」

オカルトだ。なるほど、これはオカルトな話だ。
鮎川「それ、逆じゃないの?逆なら話は分かるのだけど・・・」
確かに逆ならありえる。AさんをBさんが刺し、そのBさんをCさんが刺し・・・ならば。
神尾「私も確認したのだけど、違うんだって。
指紋だけ見ると、DさんをCさんが刺し、CさんがBさんを、BさんをAさんが刺したことになるのよ」


442 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/11(木) 10:03:35 ID:ypIINElh0
7/9
雨月「なんか、不気味な話だね・・・」
俺「本当なのかな・・・それ。ニュースでも言ってないし、そもそも指紋のことなんて、その先輩が何で知っているんだろ」
神尾「うーん、それは私も思ったのだけど、先輩の知り合いで警察の関係者がいて、その人から聞いた、って言っていたよ」
眉唾ものだが・・・まぁ、そこら辺を突っ込むのは無粋ってもんだ。

鮎川「それだとさ。じゃあ、Aさんを刺したナイフの指紋の主は誰なのかな?」
鮎川さんが疑問を投げかける。
雨月「なんか、話の感じだと・・・Dさん、とか?」
神尾「それも聞いてみた。Dさんなの?って。でも違うって。それは誰だか、まだ分からないみたい」

雨月「なんか、奇妙な連鎖が起きているとしたら、始まりはどこなのか、って大事だよね」
鮎川「そう、連鎖、よね。殺された人の怨みが、次の人を殺しているような感じ・・・」
俺「じゃあ、次はDさんの指紋がついたナイフが、誰かを・・・?」
Dさんの怨みが篭ったナイフが次の犠牲者を求めて彷徨う絵が頭に浮かび、ゾッとした。


443 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/11(木) 10:09:23 ID:ypIINElh0
8/9
雨月「あのさ、ナイフって、全部同じ型だったりするのかな」
雨月が神尾さんに質問する。
神尾「違うみたい」
雨月「被害者の、刺された箇所とかは・・・知っている?」
神尾「えーっと・・・、Dさんはお腹に数ヶ所と、頸部だっけ。あとは知らないや。調べれば分かると思うけど」
俺「気になることでもあるのか?」
雨月「いや…ただ何となく。何か他の共通項はあるのかな、ってさ」
神尾「警察も調べているだろうけど、被害者同士の接点とか、ほとんど無いみたいね」
雨月「そっかぁ・・・」

俺「なんにせよ、物騒な事件だよな。神尾さんも鮎川さんも、気をつけてな」
神尾「親にも言われたわ。夜道の一人歩きはしばらくしないように、って」
鮎川「私も実家から電話掛かってきたな・・・」

その後は、それぞれの実家の話やらで時間が過ぎ、その会はお開きになった。

鮎川さんは神尾さんの家に泊まるらしく、俺たち男2人はそれぞれ家路についた。
もちろん、またどこか遊びに行こう、という約束を取り付けてからの帰宅だ。


444 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/11(木) 10:13:14 ID:ypIINElh0
9/9
家に帰った俺は、先ほど話題になった事件のことを少し考えてみた。
指紋のことは確かに驚きだが、100%ありえないことではない。
何らかの形で、生前に触ったナイフが使われた、というだけのことだ。
まぁ、0.1%くらいはありえる・・・かな?

俺「ナイフか・・・」
Dの指紋が付いたナイフ。今はどこかに落ちているのか、それとも誰かの手の内にあるのか。

もしも・・・と思う。
霊感のまったく無い(と思う)俺と違って、雨月だったら、
そんな怪しいナイフに遭遇した場合、何か助かる術があるのかもしれない。
鮎川さんもそうだ。彼女も廃校で何かを見た人だ。彼女も霊感持ちなのだろうか。
神尾さんは?違うだろうな。違っていて欲しい。俺と一緒であって欲しいと思う。

この4人の中で、俺と神尾さんは何も見れないし、感じることもできない。
そう思うと不安になる。ドラマや映画だと・・・真っ先に災難に遭うキャラだ。
主人公は雨月と鮎川さんの二人。

俺「ハァ・・・」
だったら、自分の身は自分で守らなければならない。
彼女・・・神尾さんも守ってやらなければ。

新たな決意に燃えた俺は、取り敢えず筋トレから始めたのだった。


445 :本当にあった怖い名無し:2008/09/11(木) 10:26:22 ID:Zf/BtvQm0
[連鎖]、乙。
シチュエーションが面白いですね。

>>444
最後の1行は笑いましたww

446 :本当にあった怖い名無し:2008/09/11(木) 13:07:41 ID:s3eme7Gk0
赤緑来てたー。
いつも楽しみにしてるよ。
でも、本格的にラノベになってきたな…。
まぁ、好きだけど。

447 :本当にあった怖い名無し:2008/09/11(木) 13:50:39 ID:sTUBi0uaO
同意
なんかモロに厨設定過ぎて…正直オレはもういいや
目に見えて劣化していくっていう、最近じゃ珍しいパターンだな

448 :本当にあった怖い名無し:2008/09/11(木) 14:56:41 ID:dVUfeau80
ウニさんと教授待ち。

449 :本当にあった怖い名無し:2008/09/11(木) 16:34:35 ID:s3eme7Gk0
勝手に同意してこき下ろされても…。

個人的な妄想だが、
雨月→鮎川→北上→神尾→(雨月姉?)→
と続いて、最終的には一軒家の悪霊と繋がるのではとwktkしてる。
赤緑もここに書いた作品を「赤緑シリーズにまとめた方が…」って言ってるし。
たぶん北上パートはライト色が強いんじゃね?

しまった、完全に俺はファンになっているorz

450 :本当にあった怖い名無し:2008/09/11(木) 16:35:41 ID:Mvef1j1E0
そっか?
どう最初に繋がるか興味深いよ。

451 :本当にあった怖い名無し:2008/09/11(木) 16:36:57 ID:Mvef1j1E0
ごめん、450は447へのレス。

449のように私も期待してるのでガンバレ。

452 :本当にあった怖い名無し:2008/09/11(木) 17:11:46 ID:4znEjzUqO
赤緑乙

453 :本当にあった怖い名無し:2008/09/11(木) 18:58:41 ID:bjAeDMQ1O
鮎川に期待

454 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/11(木) 23:53:44 ID:Zf/BtvQm0
番外編(高校生) 1/9

長い話ばかりで恐縮しているのと、兄貴編を書いてみたくなったので、サイドストーリーを投下します。
教授は出ません。郷土史もありません(汗)。

運動系は得意なほうだったけど、特に頭が良かったわけでも、経歴のスペックがあったわけでもない。
なのに、中学、高校と、つけられたあだ名は【アニキ】だった。同級生からも、なぜか上級生からも。
当時、まだ小学生だった妹は、最初は可愛く、
「お兄ちゃん」
と呼んでくれていたんだけど、俺の悪友たちに感化されて、すぐに、
「ダメ兄貴」
が代名詞の定番になった(泣)。

そんな時代の話。

455 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/11(木) 23:54:32 ID:Zf/BtvQm0
番外編(高校生) 2/9

俺の一学年上に、名高、という先輩がいた。
高校時、俺は陸上部と心理学研究会という眉唾なクラブに所属してた。名高先輩は、その陸上部のほうで世話になった人だ。
おとなしくて気弱な性格だったけど、考えなしに行動する俺を絶妙にサポートしてくれたりして、意外と頼りになる先輩だった。
そして、足は抜群に速かった。

名高さんが3年に進み、クラブにも出てこなくなって疎遠になった頃、妙な噂を聞いた。
「受験ノイローゼらしいよ」
彼は、見るからに厳しい家で育てられてるといった内向的な雰囲気を持っていたから、プレッシャーがきついことは、簡単に想像ができた。

気になって、話を聞きにクラスまで行ったこともあったけど、要らん世話を焼く周囲に、
「あんまり関わらないほうがいいんじゃない?」
と押しとどめられて、結局、声をかけることもなく放置してしまった。

456 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/11(木) 23:55:05 ID:Zf/BtvQm0
番外編(高校生) 3/9

もう肌寒かった10月の半ば。
深夜まで漫画読んで遊びほうけていた俺は、なんとなく視線を感じて、2階の部屋の窓から眼下を覗いた。
名高先輩が立ってた。影が異様に薄かった。
俺はすぐに玄関を飛び出して、先輩が立っていた位置に行った。
けど、もう痕跡はない。

先輩の存在が消滅するイメージが繰り返し浮かんだ。
焦ってあちこちを探すと、俺の家から一区画目にある信号の交差点を、左に折れる影が見えた。
家のほうから、お袋の呼び止める声が聞こえたので、
「すぐ帰るからっ!」
と返事をして、俺は先輩を追った。

457 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/11(木) 23:55:56 ID:Zf/BtvQm0
番外編(高校生) 4/9

尻尾を捕まえる、という言葉があるけれど、まさにそんな感じで、俺は、先輩の影という尻尾を追った。
もうちょっと真面目に走りこんどきゃ良かった。全然追いつけねえ。
汗だくになりながら着いた先は、学校だった。
寒気がするほどの不安が襲ってくる。
息は完全に上がっていたけど、頭は冷静になれた。冷静にならないと【間に合わない】と思ったから。
校門をよじ登って、校庭に忍び込む。

闇に包まれた校舎は不気味で、ガキだった俺は、足がすくんだ。
先輩の影はどこにもない。学校に入ったのかどうかも定かじゃない。
でもさあ。
真夜中に、音信の途絶えてる俺の家に来るぐらいなんだぜ?よっぽど思いつめてなきゃ、やらないよな。
ノイローゼの人間が、最期の場に選ぶのは、自宅か学校ぐらいじゃないのかよ。

鍵がかかっているだろう昇降口を避けて、俺は、教室棟の脇にある、螺旋状の非常階段を上り始めた。

458 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/11(木) 23:56:55 ID:Zf/BtvQm0
番外編(高校生) 5/9

階段は、安全基準なんか気にも留めないという造りで、中央部は、最上階から地面まで吹き抜けている。
腰までの手すりはついているけど、そんなもんは簡単に越えられる。
先輩…、まさか、上から降ってこねえだろうなあ(汗)。
振り仰いでも、上部は、鉄階段の底に阻まれて見えなかった。

4階部分に到達して、いよいよ最上階の5階に着こうとしていた俺は、落ちてくる先輩を受け止めるイメージトレーニングに集中していた。
だってな、この先は屋上に到達するしか道がない。俺が無駄足を踏んでいるんじゃなかったら、先輩は屋上か、階段の上部にいるはず。
螺旋の上から、ひょいっと先輩の顔が覗きそうな気がした。
「…俺、来てますよ…」
思いとどまってほしくて、ビビリながらも声をかけた。

459 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/11(木) 23:57:30 ID:Zf/BtvQm0
番外編(高校生) 6/9

そしたらさ。おかしいんだよ。
螺旋階段の下のほうから、カンカンと金属を踏み鳴らすような足音が聞こえてきたんだ。
吹き抜け部分に顔を出して確かめると、3階辺りに足が見えた。
な…なんで先輩のほうが下にいるんだよ?!抜いてきたわけもないのに…。

足は下方に向かっている。
俺も方向転換をして、足を追った。
相変わらず早い。距離を離される。
焦る。なぜかわからないけど、思う。
【あの足が地面に下りる前に捕まえないと】

460 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/11(木) 23:58:17 ID:Zf/BtvQm0
番外編(高校生) 7/9

俺が2階あたりまで下りたとき、先輩は、すでに地上まで数段を残すのみだった。
俺は何も考えずに手すりを越え、吹き抜け部分から下に飛び降りた。

地面までは長かった…。

足裏と足首と膝に、思いがけない衝撃を感じて、悲鳴が出た。
でも、うずくまる前に、階段の出口を塞ぐことができた。
あと1段を残して地面に下りきらなかった先輩は、驚いた顔をして、足を止めた。

その瞬間、すぐ脇の植樹の並木から、盛大な音がして。
屋上から飛び降りたらしい先輩の体が、小枝まみれになりながら俺の目の前に落ちてきた。

461 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/11(木) 23:59:05 ID:Zf/BtvQm0
番外編(高校生) 8/9

携帯を常備する時代じゃなかったから、救急車を呼んでくれたのは、俺の叫び声を聞いて集まってくれた近所の人たちだった。
木がクッションになったのか、先輩は、俺の呼びかけに答えるぐらい元気で、隣りに座り込んでた。
「なんでお前がいるの?」
と聞かれたけど、
「バカヤロー」
としか答えられなかった。

でも、後々まで一番の謎とされたのは、まったくの部外者だった俺が、自殺未遂をした先輩の横で、捻挫で動けなくなっていたことだったらしい。

462 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/11(木) 23:59:45 ID:Zf/BtvQm0
番外編(高校生) 9/9

後に住職になった俺は、妹にそのときのことを話し、
「死に急ぐ人間の信号をキャッチしたいから、俺は坊さんになろうと思ったんだよ」
と説明した。
でも、妹は、
「兄貴、キモイ」
と、冷めた対応をしただけだった…。

463 :本当にあった怖い名無し:2008/09/12(金) 00:18:31 ID:3Stb3Z3n0
乙!
そういうきっかけなのね。


464 :本当にあった怖い名無し:2008/09/12(金) 00:30:35 ID:hJiJ5yBtO
乙です!
もう一回読んでから寝ようっと

465 :本当にあった怖い名無し:2008/09/12(金) 00:31:55 ID:J7mgQORkO
兄貴シリーズも期待出来そうですね

466 :本当にあった怖い名無し:2008/09/12(金) 12:45:55 ID:DZzyq8EBO
教授の人ありがとう(^-^)
また楽しみにしてます♪

467 :本当にあった怖い名無し:2008/09/12(金) 16:40:34 ID:u7Ax2lTRO
ウニと赤緑待ち

468 :本当にあった怖い名無し:2008/09/12(金) 17:33:55 ID:HyJCD1AhO
忍まち

469 :本当にあった怖い名無し:2008/09/12(金) 17:40:43 ID:+pik72iTP
俺はウニとマサさんかなー
早く他の話読みたい

470 :本当にあった怖い名無し:2008/09/12(金) 17:51:16 ID:FqOsue+WO
マサさん読みたい

471 :本当にあった怖い名無し:2008/09/12(金) 19:36:56 ID:V3PDpXVt0
教授面白い♪

472 :本当にあった怖い名無し:2008/09/13(土) 12:25:34 ID:7j45vwBhO
ウニさんとマサさんと教授は上手いな
独特の世界観を持ってる

473 :本当にあった怖い名無し:2008/09/13(土) 13:05:56 ID:llsFpQrj0
投下しづれぇスレだな

474 :本当にあった怖い名無し:2008/09/13(土) 17:43:13 ID:hqDy6nc/O
書き手なら黙って投下

冷やかしならカエレ

475 :本当にあった怖い名無し:2008/09/13(土) 19:29:04 ID:0t17f/dSO
マサさんって誰?

476 : ◆BxZntdZHxQ :2008/09/13(土) 23:44:51 ID:GatzUoUy0
二つくらい前のスレの終盤で、身近の複数人の話を投下していいか相談した者です。
少々時間があいてしまい、現状と合致するか不安もありますが、
枯れ木も山のにぎわいということで、スレ汚しお許し下さい。

477 :見えない人1/2 ◆BxZntdZHxQ :2008/09/13(土) 23:47:09 ID:GatzUoUy0
見える人と、見えない人がいる。
霊感の有る無しとか、そう言う事ではない。
「見られる」側の「何か」の話。
だから、見られる人と、見られない人がいる…そう表現するのが正しいかも知れない。

俺はこの間、久し振りに会った従妹からこんな話を聞いた。
彼女は母の妹の娘で、仮に美保と呼ぶ。
美保は彼女の父方の親戚の葬儀で、田舎に帰ったと言う。

かなりの地方のことではあるが、今では葬儀は家ではなく、斎場で行われる。
通夜の後、翌日まで線香を絶やさない為に、
斎場に数人が残って番をするのが通例だった。

斎場の宿泊室には、美保を含むいとこはとこ、合わせて5人ばかりが残った。

美保のいたフロアはエレベーターの正面がホールで、そこに祭壇がある。
左に手洗い、喫煙所があって、その向こうが階段。
右には葬儀の際の受付になるカウンターと簡易なクローク、
その裏側に精進落としの飲食が出来るスペースがあり、
向かいに給湯室と宿泊室、一番奥に非常階段があった。

親類の中でも比較的若い面子だった為、一同は定期的に棺の前を行き来する以外は、
寝むこともなく、雑談したり夜食を取ったり、和やかな時間を過ごしたと言う。
田舎を出てバラバラに就職したり進学したのだから、
全員が顔を合わせる機会は暫くなかった。話す事は沢山ある。

478 :見えない人2/2 ◆BxZntdZHxQ :2008/09/13(土) 23:49:10 ID:GatzUoUy0
何度目かにホールへ行く為に宿泊室を出た時、視界の左端に誰かがいるのが見えた。
美保が振り返ってみると、給湯室の入口にかかった暖簾が、僅かに揺れている。
一緒に部屋を出たもう一人以外は、全員宿泊室にいたと思う。
それでもその時はさして気にも留めずにいたのだが、
手洗いに立つ度、建物の外の自動販売機に飲み物を買いに出た時、
喫煙所に行く時、また線香を替えに行く時、何度も、その度に。

朝までの長い時間、視界の隅に給湯室の入口が入る度に、
何者かの影がそこを出入りするのが見えていたと言う。

最初、美保は(小母さんかな…?)と、亡くなった人を思い浮かべたそうだ。
視界の隅に見える影は、小柄で少し太めな女性の様だったからだ。
しかし、どうやら違う。
知らない誰かの気配がしていた。
美保は何度かその姿を見定めようとしたが、
しっかりと視界に入れようとすると、影は霧散して見えなくなる。
俺にも経験があるが、視界の外れギリギリの部分でしか捉えられない何か、
そんな存在なのだろう。

夜が明けるまで、影は忙しく立ち働いていた様だ。
彼女は今夜もそこにいるのか、もうどこかに行ってしまったのか、
それは俺にも美保にも判らない。

479 :見える人見える人1/3 ◆BxZntdZHxQ :2008/09/13(土) 23:51:11 ID:GatzUoUy0
見える人と、見えない人がいる。
霊感の有る無しとか、そう言う事ではない。
「見られる」側の「何か」の話。
だから、見られる人と、見られない人がいる…そう表現するのが正しいかも知れない。

随分前に、母親の妹、つまり叔母の嫁ぎ先で、人寄せがあった。
一家が転居する前の家だから、10年から昔だ。
夜の9時を回ったくらいだろうか。
酒もつまみも切れて、買い出しに出ると言う話になった。
席上で唯一素面だった大人、要は下戸の俺が行く事になり、
案内にその家の娘の美保が付けられた。
大人、と言ったが、俺も美保も当時は学生。
コンビニも今程煩くなかったのかなぁ、と思う。

目的の店までは歩いて20分近い。
長い坂を延々と上り、右に大きな寺、左に馬を慰霊する碑がある。
石碑の方へ道を折れ、住宅街の中を抜けて幹線道路へ出るコースだ。
美保が言うには、途中にある祠の前を通ると毎回体調が悪くなるので、
この大回りのコースでしか行かれないと言う事だった。

家を出て、件の寺の門前の坂に差し掛かる。
美保は買い物メモに書かれた「6Pチーズ」がツボに入って、一人で延々笑っていた。
俺が何度「ロッピー」と言い直しても、
「ロクピー…」と呟いてはうひゃうひゃとエロい笑いを繰り返す。
馬鹿だ。思い出してみると、酔っ払っていたのかも知れない。
俺はすっかり面倒臭くなって、美保より3メートル先ばかり前をずかずかと歩いていた。

480 :見える人2/3 ◆BxZntdZHxQ :2008/09/13(土) 23:53:10 ID:GatzUoUy0
すると、ちょうど坂の中程あたり、
俺の5、6メートル先の民家の前に、人が立っているのが見えた。

ちょうど門の横に電柱があり、街灯がその人物を照らし出している。
門にも玄関にも灯りはなかったが、充分な光量がある。
閉じた門の前で、男性が背中を丸めて家の方を向いている。
50〜60代のごく普通のおじさんで、髪は白髪混じり、茶色っぽいパンツに、
白いシャツ、ウォームグレーのニットベストを着ている。
昼間なら、住人が庭掃除のついでに門の前を掃いてる、そんな感じだ。

だが、今は夜だ。男性の手には箒もない。

上からの照明で影が落ちた、顔に重ねられた年齢は読み取れるが、表情は判然としない。
俺は何だか収まりの悪い感覚に襲われて、あまりじろじろ見ない様に目を逸らした。
一見マトモに見えるが、変質者だったりしたら厄介だ。こちらは女連れだ。
そうだ、美保は、美保はどうしている?

ととととと、と軽やかな足音がして、女の手が俺の右腕を掴んだ。
左側に徐々に近付いて来る例の男から離れる様に、美保がぐいぐい引っぱっていた。
「美保」
「前見て、でも走らないで。」
俺は訳も判らず美保に手を引かれて、坂を上り切った。

道を折れて幹線道路の灯りが見える頃、黙っていた美保が口を開いた。
「…ああいうの、あんまり見えてるって顔しない方がいいよ。」
え?と俺が聞き返すと、美保は呆れた様に言った。
「男の人、足元見なかったの?」

481 :見える人3/3 ◆BxZntdZHxQ :2008/09/13(土) 23:55:14 ID:GatzUoUy0
美保は髪型やら服装やら、男の姿形を説明した。それは確かに、俺が見た人物と同じだ。
しかし、美保は意味ありげに、男の足を見たかと言う。
確かに、俺は彼の靴を見た記憶がない。
足元を見ていないのだ。

買い物を済ませた帰り道、坂を下り始めると、男性はまだ坂の途中にいた。
俺は美保の話に懐疑的だったし、幽霊に足がないとか、あんまり信じていない。
従妹にぐいぐい引っぱられて道の端を歩きながら、俺はこっそり男の足元を見た。

足はあった。

裸足の足が、地面から離れて10センチ程上で、ぶらぶらと揺れている。

俺は最初に感じた収まりの悪さの正体に気付いて、美保の手をぎゅっと握り返した。
それで彼女も察したらしく、「ね?」と短く応えた。

坂を下り切って、俺はそっと振り返った。
坂の中程の家は見切れていて、男の所在は判らない。

街灯の灯りで、自然な影が付いていた。
肌の色も服の質感も、全て具に見ることが出来た。どう見ても、実在の人間だ。
だけど、生きた人間があんな風にぶら下がっている訳がない。

美保はその後も何度かそこを通ったそうだが、あれ以来その男の姿は見ていないと言う。
家に関係のある誰かだったのか、通りすがりだったのか、それは判らない。
しかし、あれだけハッキリと姿が見える事、それには何か思うところ、
意味があるのかも知れないなぁと、俺は今でも時々考える。

482 : ◆BxZntdZHxQ :2008/09/13(土) 23:57:46 ID:GatzUoUy0
以上です。

>>479でコピペをミスってますが、タイトルは「見える人」1個が正しいですι

いずれまたお邪魔したいと思いますm(_ _)m

483 :本当にあった怖い名無し:2008/09/13(土) 23:58:55 ID:l7N96xZS0

ようやく、見える人、見えない人の意味が分かった。
見える人こええ

484 :本当にあった怖い名無し:2008/09/14(日) 00:02:00 ID:ftOE0w5kO
>>482
乙でしたノシ

見えても見えなくても、何か嫌な感じですよね…ι

485 :本当にあった怖い名無し:2008/09/14(日) 00:06:58 ID:7r2PLX3sO
ご新規さん乙です。

斎場にいついてる人って誰なんだろう…。

486 :本当にあった怖い名無し:2008/09/14(日) 07:26:40 ID:EsrdEXB6O
BxZntdZHxQさん、乙です。
不条理さがほんのり怖いですね。
手慣れた文章も目をひきました。

487 :本当にあった怖い名無し:2008/09/14(日) 18:39:18 ID:mzp68rhV0
>>482乙。
これ本人?

ttp://www39.atwiki.jp/hyakuwa08/?page=%E7%AC%AC%E5%85%AD%E5%8D%81%E4%B8%83%E8%A9%B1

ttp://www39.atwiki.jp/hyakuwa08/?page=%E7%AC%AC%E5%85%AD%E5%8D%81%E4%B9%9D%E8%A9%B1

488 :本当にあった怖い名無し:2008/09/14(日) 19:20:55 ID:EsrdEXB6O
>>487
>>1のまとめサイトに
普通に載ってる…

489 :本当にあった怖い名無し:2008/09/14(日) 23:50:06 ID:B7/RUqO30
>>487
すごい、よくトリップが同じなんて気づいたなー

490 :本当にあった怖い名無し:2008/09/15(月) 00:27:34 ID:2ZgJCNLT0
>>488-489たまたま昨日今日その辺読んでただけなんだ、近い所に固まってたんだよ。
でもまとめに入ってるのか。
大発見した思ってたよ。

491 :本当にあった怖い名無し:2008/09/15(月) 10:44:37 ID:lSnTb92W0
やっぱり同じ作家が新規のように振る舞ってるだけなんだな

492 :本当にあった怖い名無し:2008/09/15(月) 12:04:50 ID:FytpjGDd0
別に新規と偽ってる訳じゃないでしょ
いとこシリーズの続きじゃん

493 :本当にあった怖い名無し:2008/09/15(月) 16:03:57 ID:yZkoT7v3O
新規のように振る舞いたいなら、別のトリにすると思うんだが

494 :本当にあった怖い名無し:2008/09/15(月) 16:31:35 ID:2hAR3I9iO
>>491
こういうボケが
いっちゃん腹立つ

495 :本当にあった怖い名無し:2008/09/15(月) 16:58:37 ID:f1mkoG3R0
でもここはにちゃん

496 :本当にあった怖い名無し:2008/09/15(月) 17:00:15 ID:nxFy7i9K0
そう言えば、コピペ荒しってアク禁になったのかな?だからこんなに平和なのか

497 :本当にあった怖い名無し:2008/09/15(月) 20:56:05 ID:6fUosZ3J0
そう言えば忍とか藤原とかが終わったら入れ替わるように新規が来たよね。
言っちゃ悪いけど、こんなマイナーなスレに待ってましたとばかりに新規があんな連投するほど話をストックしてるのもおかしな話かなーなんて思ったりして。

498 :本当にあった怖い名無し:2008/09/15(月) 20:59:18 ID:f1mkoG3R0
え?忍、終わったの?

499 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/15(月) 22:59:43 ID:1TVHnl7i0
ちょっとお久しぶりです。
忙しくなってしまった。

500 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/15(月) 23:00:19 ID:1TVHnl7i0
甕 1/8

空気の冴え渡る極寒の頃、兄貴が教授を連れて家に来ることになった。
久しぶりの訪問に、父と母は目を輝かせる。
…この人たちは、教授の本性を知らないから(汗)。

玄関先まで迎えに出たのは、母と私。
振る舞いの上品な教授は、最初の訪問から、母を虜にしていたようだ。
「お父さんより魅力的」
と、はるかに老いた教授と較べられる父…立場なし…。

母の誘導で土間から家に上がりこんだ教授は、狭い廊下の脇によけていた私に、
「今度は少し遠出をしよう」
と告げて、先に進んだ。
「蕎麦はもういいですよ」
教授の後ろから、軽口を叩きながらついていこうとした私。

でも、そこで足が固まった。

501 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/15(月) 23:01:13 ID:1TVHnl7i0
甕 2/8

教授の背中に、長い髪の【何か】が張りついてる。のが見える。
裸の女性の後姿にも見えるけど、体型が異様…。細い。とにかく痩せている。骨格標本に皮が張りついているみたい。
肌の色は、死人のように土気色だった。
教授の動きに合わせて、操り人形のごとく、くらくらと揺れる。

「何してんだ?」
最後に入ってきた兄貴が、立ち止まった私の後ろから、能天気な声をかけてくる。
私は兄貴を玄関に押し戻し、母と教授に聞こえない小声で聞いた。
「見えた?兄貴、見えた?」
「は?」
見かけは織田○道みたいなくせに、兄貴は全然気づいてなかったらしい。
でも、
「教授の後ろに、餓鬼みたいな人が…」
と私が教えると、心当たりがあったようで、
「ああ。ついてきたのか」
と、あっさり認めて、さっさと居間に行ってしまった。

厄介なモノを連れてくるのは、教授だけにしてよ〜。

502 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/15(月) 23:02:00 ID:1TVHnl7i0
甕 3/8

居間の座卓に全員が座ったときには、教授の後ろのアレは見えなくなっていた。
それでも、ビクビクしながら酒を注いだりしてたけど、父と兄貴が、例によって羽目を外し始めた頃には気にならなくなった。

「最近はどの辺りを勉強してみえるんですか?」
父が鼻の頭を赤くして、はしゃぐ。
田舎の農家の次男坊だった父には、こういう学問的な話に触れることが、自分のステータスを高めることにもなっているらしい。
「興味があるのは東北ですが、まだお話できるような成果にはなっていませんね」
教授も、この環境の中では、穏やかな笑顔ができるみたい。
「今度は東北行き?」
私が尋ねると、
「広島だよなあ、教授?」
と、すっかり出来上がってる兄貴が口を挟んだ。
「そうだね。そちらが先だ」
教授も相槌を打つ。
母が兄貴に、
「教授に向かってなんですか、その口のききかたは」
と叱った(笑)。

503 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/15(月) 23:03:04 ID:1TVHnl7i0
甕 4/8

「広島というと、まさか原爆ですか?」
父の言葉に、私は内心で(郷土史と戦争は関係ないでしょ)と突っ込んだけど、教授は、
「ええ。それがらみです」
と肯定した。
「原爆で被災した【ある道具】の出所を調べたいと思いまして」
「それが、回りまわって、いま、うちの寺にあるわけ」
兄貴が付け加える。

兄貴の話に因ると、それは小さな甕(かめ)らしい。
水入れとして使ったもののようだけど、いまではひび割れて、保水力を失っている。
兄貴のお義父さん、つまり先代の住職、が存命のときに、教授が寺に持ち込んだものだ。
教授はそれを【呪具】だと紹介した。

「呪いがかかってる…って、ことですか?」
私が確認すると、教授と兄貴が同時に、
「そうだよ」
と、返事をした。
「あの甕は、水を欲しながら得られず、飢えて死んでいった人間の魂がこもってるんだ」
教授は、たぶんサービス精神なんだろうけど、わざと陰にこもった声で続ける。
父も母も、兄貴さえ、その暗い雰囲気を楽しんでいるようだった。

でも、私は笑えない。だって。
…さっきのアレは、じゃあ、その呪具からとり憑いてきたモノなの?

504 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/15(月) 23:04:22 ID:1TVHnl7i0
甕 5/8

その甕は陶器質のものであるらしい。
【質】というのは、陶器としては完成されていない、土器と陶器のあいのこみたいな質感だから、なのだそう。
そうすると、かなり古い年代の物ではないかと勘ぐるけど、教授は、
「古墳時代までは行っていないでしょう。せいぜい遡って、奈良時代」
と答えた。
それでも、学術的には価値が高いんじゃないの?

「僕の実家の蔵にあったものでね」
酒に強い教授は、それでも少し酔ったのか、身の上話を始めた。
「由来も何もわからないんですが、代々、こんな呪いの話が語り継がれているわけです」
「我が家には一代に1人は狂人が生まれるのだとか。そして、こっそりと隠される…つまり、家族の手で葬られるわけですな」
「僕の世代には僕と妹がいるのですが、どう見ても、狂人資質なのは僕だ。だから、僕自身、粛清される自覚があったんです。でも」
そんな話をしている間も笑みを絶やさない教授だったけど、次の言葉は、少し、表情を翳らせてた。
「残念ながら、選ばれたのは僕ではなく、僕の妹でした」

505 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/15(月) 23:05:00 ID:1TVHnl7i0
甕 6/8

話の途中だったけど、私は席を離れた。
見える…。
教授の後ろの【餓鬼】が、教授の肩口にのしかかりながら、顔を上げようとしているのが。
…見たくない。

台所で塞ぎこんでいると、兄貴が顔を覗かせた。
「酒の追加を持ちに来た…って、何やってんの、お前?」
坊さんのくせに何も気づかない兄貴に八つ当たりした。
「教授の後ろにくっついてるあれは何なの?!兄貴、本当に見えてないの?!!」
兄貴は…困ったように首をかしげる。
「うん。まったく見えてない」
「もーっ!!!」
怒りを通り越して、呆れた。

506 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/15(月) 23:06:48 ID:1TVHnl7i0
甕 7/8

「それ、たぶん、教授の妹さん」
兄貴は、私の正面のテーブル席を確保し、ほお杖をついて、話し始めた。
「教授の妹さんは、10代の頃に家を出て独り暮らしを始めたんだ。理由はよくわからないけど」
「家を出てからはほとんど音信不通。教授も、自分の性格に負い目があったもんだから、会いに行ったことはなかったらしい。…つまり、妹さんが家を出た原因が自分にあると思ったんだな」
「ところが、元気にやっていると思った妹さんは、アパートで餓死した。就職先を解雇されて、収入がなかったんだ」

にわかには信じられない話だった。
でも、兄貴の補足で、なんとなく納得はした。
「いまも生活苦は他人事じゃない時代だけど、教授の若い頃は高度経済成長の真っ只中だ。世の中が豊かになっていく一方で、切り捨てらた人たちは、少数ながら、いたんだよ」

まるで贄だな、と思った。
多くの人間が裕福に満たされるための、犠牲…。

507 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/15(月) 23:07:56 ID:1TVHnl7i0
甕 8/8

兄貴に促されて席に戻った。
教授の背中には、まだアレがいたけど、誰も気づいていないようだ。
兄貴が、教授に追加の酒を注ぎながら、言う。
「あの甕さあ、ときどき喋るんですよ。中身は聞き取れないんだけど、もんのすごくやかましい」
教授が興味深そうに聞く。
「それは1人の声かね?」
兄貴は笑いながら答える。
「いえいえ。代々の呪いの継承者が集まってるから賑やかですよ」
そして、自信ありげに付け加える。
「そのうち、みんなまとめて成仏させますから、まあ、安心しててください」

その瞬間、教授の妹さんの姿は、淡くなって、消えた。

家族には、
「大口を叩くな」
と馬鹿にされた兄貴だけど、案外頼りになるのかもしれない。
なんて思った。

508 :本当にあった怖い名無し:2008/09/15(月) 23:30:01 ID:bZKPA1ZAO
面白いなあ。乙

509 :本当にあった怖い名無し:2008/09/15(月) 23:45:10 ID:hMoUzoDMO
教授乙
興味深いんだけど、なんだか切ないようなやりきれない気持ちになるなあ…
投下ありがとう。
次のお話も楽しみにしています。

510 :本当にあった怖い名無し:2008/09/16(火) 01:48:14 ID:u+wD92jD0
信じたくないけど今でも餓死する人はいるよね
「おにぎり食べたい」のおじさんとか、貰った米抱えて市役所の植え込みで亡くなったおばさんとか
カーペンターズの妹の方とか

511 :本当にあった怖い名無し:2008/09/16(火) 02:20:01 ID:kr4olceM0
>>510
カーペンターズのカレン・カーペンターズって、拒食症(神経性無食欲症)からくる
合併症による心停止だよ。


512 :本当にあった怖い名無し:2008/09/16(火) 02:21:18 ID:+QMNJWdv0
教授お疲れさま〜
折角だから、お兄さんも一緒に行けたら良いのにねぇ…忙しくて無理だろうけど

513 :本当にあった怖い名無し:2008/09/16(火) 19:59:46 ID:OF0dSmBY0
たまに見える人?が私の方をすごく気にしたように見てる気がして
私何か憑いてんの?って気になる
気のせいかなあ
見える人いたら私がどういう人間か当ててもらえますか?

514 :本当にあった怖い名無し:2008/09/16(火) 20:53:12 ID:bI6RR3ZW0
スレ違い ここ行け
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/occult/1221424442/


515 :本当にあった怖い名無し:2008/09/17(水) 08:45:33 ID:qDjdLcPc0
初めてこのスレ覗いてみたけど、なに、この褒め殺しばかりのレスは?
「○○さんのおかげでオカ板が好きになりました!」とかありえないっしょ!

516 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/17(水) 09:28:37 ID:TUAZD5IU0
[出会い]
1/12
時刻は11:00、目覚ましの音で目が覚める。
今日の講義は3限と4限だ。今から準備して、大学行って、お昼食べて・・・うん、バッチリだ。
古乃羽でも捕まえてお昼を一緒に食べようと思い、携帯を取り出すが、止めておく。
そうだ、今はきっと「大事な時期」ね。
古乃羽はなんと、雨月君と付き合い出した。
デートをした、なんて話は聞かないけど、電話とメールでよく連絡を取っているらしい。
古乃羽を取られたようでなんだか寂しい気もするが、仕方ない。
ここは一歩引いて、付き合い始めのこの時期を大切に過ごしてもらおう、という私。
なんて健気なんだろう。今度古乃羽に言って、何か奢らせよう。
雨月君、これで彼女を振ろうものなら許さないんだから・・・。

結局家でお昼を済ませて、大学へ向かうことにした。


517 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/17(水) 09:32:04 ID:TUAZD5IU0
2/12
キャンパス内を歩いていると、何人かが挨拶をしてくる。
まだ2年だが、我ながら知り合いが多い。
初対面でも普通に話しかけてしまうので、たまに引かれることもあるが、
大抵の人は打ち解けて、親しくしてくれる。
挨拶しつつ歩いていると、普段ここでは見慣れない人がそこにいた。
子供だ。
小さな女の子が道の脇に立っている。なんでこんなところに・・・?

周りを歩いている人も、なんだろう?と首を傾げるが、そのまま通り過ぎて行ってしまう。
まったく・・・。明らかに場違いで、困っているかも知れないのに。
周りの目は無視して、話し掛けてみることにした。

私「ねぇ、どうしたの?誰か探しているの?」
女の子は自分の胸くらいの背の高さ。
中腰になって話し掛けると、女の子が顔を上げ、目が合った。


518 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/17(水) 09:37:34 ID:TUAZD5IU0
3/12
その瞬間、ハッとした。この子・・・すごく綺麗だ。
ただ可愛いだけじゃなく、美人だ。軽くだがお化粧もしているみたいで、魅力的な顔をしている。

女の子「・・・」
女の子は何も答えず、少し首を傾げ、大きな目でじっとこちらを見つめてくる。
白い肌に真っ白なワンピース。どことなく良い香りもする。
この子は将来、どんな女性になるだろう。末恐ろしいというかなんというか・・・。
今のままでも、そこら辺の男だったらイチコロかもしれない。変な趣味が無くても。

私「私、美加、って言うの。あなたは何ていうお名前?」
しゃがみ込んで女の子より目線を下にする。
女の子は答えてくれた。

女の子「わたし、優理」
私「ゆうりちゃん、ね。可愛いお名前ね」
優理「ありがとう」
ニッコリ微笑んでお礼を言ってくる。
なんて可愛いのだろう。思わず抱きしめたくなる。


519 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/17(水) 09:46:47 ID:TUAZD5IU0
4/12
私「誰かを探しているのかな?それとも、誰かを待っているの?」
優理「・・・・・・」
答えず、ただじっとこちらを見つめてくる。
困ったな・・・あ、そうだ。
私「ゆうりちゃん、上のお名前は何ていうの?」
優理「・・・・・・源川」

みなかわ、か。知り合いには居ない。後で事務にでも行って探してもらおうかな。
本来なら講義の始まる時間だが、今日はパスだ。今はこの子を一人にしておけない。
私「ゆうりちゃん、ここで誰か待っているんじゃなければ、お姉ちゃんとお茶飲みに行かない?」

言ってから気付いた。お茶って・・・。この子くらいの年齢ならジュースで誘うべきだ。
それに何かこれって・・・誘拐とか思われそう。
優理「うん!行くー」

こちらの思いとは関係なく、いい返事が返ってきた。
ラウンジに行こう、と私が手を伸ばすと、彼女は軽く握り返してくれた。
なぜか冷たいイメージがあったが、普通の暖かい、小さな手だった。


520 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/17(水) 09:51:24 ID:TUAZD5IU0
5/12
構内のラウンジに着き、オレンジジュースを2つ買って席に座った。
少女は向かい合って座って、嬉しそうにジュースを飲んでおり、
カバンに常備しているスナック菓子を出したら喜んで食べてくれた。
名前はどんな字を書くのか聞いてみると、「源川 優理」と綺麗な字で私の手帳に書いてくれ、年齢を聞くと、9歳だと教えてくれた。
私もフルネームを教える。
「神尾美加」。上から読んでも下から読んでも、カミオミカ、というと、面白そうに笑ってくれた。

どこかの教授の子供かと思い、聞いてみる。
私「優理ちゃん、パパかママと一緒に来たの?」
優理「・・・優理ね、パパもママもいないの」
うわ、しまった。いきなり失敗だ。
私「あぁ・・・ごめんね。変なこと聞いちゃった」
優理「ううん。平気だよ」

じゃあ、ここには何で来たのだろう?兄か姉でもいるのかな?と思ったが、
これ以上肉親関係で質問するのはどうも気まずい。
優理「お姉ちゃん、あのね・・・」
私「なぁに?おかわり?」
優理「んーん、だいじょうぶ。ありがとう。あのね、優理のお友達になってくれる?」
うーん、なんて可愛いいのだろう。礼儀正しいし、育ちが良いのだろうか。
私「もちろん。私も優理ちゃんのお友達になりたいな」
と言うと、優理ちゃんの顔がパッと明るくなり、最高の笑顔を見せてくれた。


521 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/17(水) 09:56:26 ID:TUAZD5IU0
6/12
優理「嬉しい!よろしくね、お姉ちゃん」
私「こちらこそ、優理ちゃん」
こちらまで笑顔になる。いいなぁ、この子。

優理「お姉ちゃんに、私の一番のお友達、紹介するね」
優理ちゃんはそう言うと、手に持っていた熊のヌイグルミを見せてくれ・・・あれ?
手に・・・持っていたっけ?さっきまで手ぶらだったような・・・?

優理「この子ね、ラットって言うの。男の子よ。挨拶しなさい、ラット」
優理ちゃんはヌイグルミの頭をペコリと下げる。
ラット、って確かネズミだったような気もするけど、まぁいいか。
それと、ラットと聞いて頭に浮かんだフレーズは、何故か「解剖」だった。ヤダヤダ・・・。

私「よろしくね、ラット君。優理ちゃん、可愛いお友達がいるのね」
優理「うん。この子ね、ママがくれたの」
今は亡き母親の、形見のヌイグルミ・・・なんだかウルッときた。
私「そうなんだー。すごく可愛いね」
よく見てみると、確かに可愛い。全長30センチくらいの熊のヌイグルミ。
洋服はお手製だろうか?毛並みもきちんとお手入れがされているようだ。


522 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/17(水) 10:04:43 ID:TUAZD5IU0
7/12
それからしばらく、ラット君のお家のお話や、お国(どこかの王子様らしい)の話となった。
微笑ましい、とはまさにこのことだろうな。

しかしそんな時間を邪魔する2人組がやってきた。

女「きゃーー、なにそれーーーかわいいーーー」
ラウンジに来たカップル。その女性の方がヌイグルミを見つけ、大きな声を出して近づいてきた。
別にそれだけなら構わないのだが、その子はテーブルの上に座ってお菓子を食べていた(設定の)ラット君を勝手に持ち上げ、抱きかかえた。

私「あ、こら、ちょっと・・・」
女「ねぇ〜これ、これ欲しいー買って〜」
相手の男に向かって謎のおねだりをしている。売り物じゃないっての。
男「んー、熊かぁ、いいね〜」
男は優理ちゃんを見つけ、交渉してくる。

男「これ、君のかな?ちょっとさ、売ってくれない?2000円出すよ」
優理「・・・私の大事なお友達なの」
男「じゃ、3000円でどう?子供には大金だろ?あんまりケチるなって、な」
優理「・・・・・・」
先ほどまでニコニコしていた優理ちゃんの顔が曇る。
頭にきた。ガツンと言ってやろうと思い席を立・・・と、そのとき。


523 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/17(水) 10:10:46 ID:TUAZD5IU0
8/12
女「いたっ!」
ヌイグルミを抱えていた女の子が声を上げて、ラット君を床に落としてしまった。
見ると、女の子の手から少し血が滲んでいる。
女「いったぁ〜・・・ちょっとー、針出てたわよ!?」
優理ちゃんは急いで椅子を降り、落ちたラット君を抱きかかえて、また椅子に戻ってくる。
女「検針もしてないの?いらない!そんな不良品」
男「おいおい、これで金取ろうって、信じられねぇな」
ムカッ

私「誰も売るなんて言ってないでしょ?勝手に取り上げて、そんな言い方しないでよ!」
女「何よ、うるさいわね。いいよ、もう、いこ?」
男「ん、あぁ。まったく、詐欺かよ」
一体どういう頭の構造なのか・・・怒りを通り越して、嘆かわしい。
去っていったおバカ2人は放っておいて、優理ちゃんを慰めないと。

私「優理ちゃん、気にしないでね。あんなの・・・」
優理「うん、大丈夫・・・。お姉ちゃん、ありがとう」
優理ちゃんは落とされたラット君の埃を払い、身だしなみを整えていた。
出ていた、という針が気になったが、優理ちゃんは平気みたいだ。

やがて綺麗になったラット君を見つめ、優理ちゃんはしばらく何事か考えているようだったが、突然こう言ってきた。
優理「お姉ちゃん、あのね・・・」
私「なぁに?」
優理「優理のお家に、遊びに来てくれない?」


524 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/17(水) 10:20:05 ID:TUAZD5IU0
9/12
私「え・・・」
いきなりのお誘い。優理ちゃんは私をじっと見つめてくる。
優理「お家に、来て・・・ね?」
見つめてくる・・・なんて綺麗な目だろう。吸い込まれそうだ・・・。
私「・・・うん」
断る理由なんてあるだろうか。こんな可愛い子の誘いを断るなんて。
優理ちゃんは嬉しそうに微笑んだ。なんて愛くるしい笑顔だろう。

私は席を立ち、手を引かれて歩き出す。手・・・優理ちゃんの手は冷たく、とても大きく感じる。
なんだろうこの感じ・・・。周りの景色が霞んでいき、ぼやけてくる。

子供に手を引かれる女子大生。少しおかしな構図だけど、誰もこちらを見ない。
自分の存在が希薄で、まるでここには居ないかのよう・・・。

ふわふわ、と・・・このまま着いていけば、いいのかな・・・

どこまでも・・・一緒に・・・

・・・・・・

・・・


525 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/17(水) 10:39:04 ID:TUAZD5IU0
10/12
声「美加!」
私「・・・ん」

声「どこにいくの?美加!」
私「・・・ん?」
ハッと気付く、と・・・そこはラウンジを出たところだった。
声の主は・・・古乃羽だ。

私「あれ、古乃羽・・・おはよう」
古乃羽「おはよう、って・・・今何していたの?一人?」
私「ん?一人じゃないよ?ねぇ、優理ちゃん・・・あれ?」
優理ちゃんが居ない。

古乃羽「ゆうりちゃん、って誰?」
私「今まで中で一緒に・・・」
辺りを見渡しても居ない。と、ラウンジの中を見てみる。
さっきまで座っていたテーブルに、ジュースのグラスが2つ。確かに居たんだ。
お手洗いにでも行ったのかな・・・?

古乃羽「もう・・・大丈夫?寝ぼけてない?また講義サボったでしょ」
私「あー・・・バレタ?」
古乃羽「・・・もう。私、4限あるから行くね。美加もちゃんと出ないとダメだよ?」
そうか、もう4限が始まる時間か。
私「あい、古乃羽の仰るとおり、ちゃんと勉学に励みます」
古乃羽「一緒に進級できないと、イヤだからね・・・?」
私「うん。分かった、ごめん。ちゃんと出るよ」


526 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/17(水) 10:48:20 ID:TUAZD5IU0
11/12
がんばってね、と言って古乃羽は次の教室に向かっていった。
えーっと、私はどこだったっけな・・・?頭が少しボーっとする。

優理「お姉ちゃん」
私「わっ・・・、優理ちゃん。どこ行ってたの?」
突然優理ちゃんが現れた。
優理「今の女の人、お姉ちゃんのお友達?」
私「うん、古乃羽って言うの。とーっても良い子よ」
優理「ふーん・・・」
優理ちゃんは古乃羽の後姿を目で追っている。

優理「変わった人だね」
私「ん?そう、分かる?私の昔からの、大好きなお友達よ」
優理「見えるんだ・・・」
私「見える・・・?」
優理「・・・・・・」

優理ちゃんは何か考えているようだ。
優理「お姉ちゃん、これ、あげる」
そう言うと、私の手に何かを渡してくれた。それは小さい、綺麗な石の付いたキーホルダーだった。
優理「それね、翡翠(ヒスイ)って言うの」
私「へぇ・・・翡翠かぁ。綺麗ね。これ、私にくれるの?」
優理「うん。お友達のしるし」
私「ありがとう、大事にするね」
っと、ただ貰うだけじゃ何なので、私も何かあげることにする。


527 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/17(水) 10:59:30 ID:TUAZD5IU0
12/12
確か、あれが・・・カバンを探って・・・あった。
私「じゃあ、優理ちゃんにはこれ、あげるね」
優理「?」
彼女の手にそれを渡す。
中学のときに買った、ペンギンの付いた小さなキーホルダー。
お気に入りでずっと使っていたやつだ。大切に持っていたので、目立った汚れも無い。
優理「わぁ・・・可愛い!」
私「ふふーん、そうでしょう。ペンギンさん、可愛がってあげてね」
優理「ありがとう!ペンギンさん、よろしくね」
優理ちゃんはそう言うと、ニッコリ微笑んだ。

優理「優理、もう帰るね。お姉ちゃん、お勉強するんでしょ?」
私「あ、うん。ごめんね、もっと遊んでいたいんだけど」
優理「ううん。楽しかった。ジュースとお菓子、ごちそうさまでした」
ペコリと頭を下げる。
私「いえいえ。じゃあね、優理ちゃん、またね。ラット君もまた会いましょう」
私は優理ちゃんとラット君に手を振る。
優理「うん。また会いにくるね。バイバイ、お姉ちゃん」

そう言って手を振ると、優理ちゃんは大学の正門の方に駆けていった。
あれ?結局、何をしに来たんだろう・・・
ただ構内に入って来ちゃっただけだったのかな?

ふと腕時計を見ると、4限開始の時間だった。
私は優理ちゃんに貰ったキーホルダーをカバンに入れ、急いで教室に向かった。

一度、正門の方を振り返ってみたが、優理ちゃんの姿はすでに無かった。


528 :本当にあった怖い名無し:2008/09/17(水) 13:47:59 ID:14A44pCiO
赤緑氏、乙。
美加やべーww

529 : ◆DJINKbmZw2 :2008/09/17(水) 16:07:45 ID:4Upx+544O
>>498
事情がありまして暫く投下出来ていませんが、終わってません。
投下出来ない間にまとめておこうと思っています。

530 :本当にあった怖い名無し:2008/09/17(水) 17:45:48 ID:6iNCNZS+0
ウニさんと教授待ち

531 :本当にあった怖い名無し:2008/09/17(水) 18:29:14 ID:WGYvo6Om0
そうやって新規避けしておきゃ先細りだし巧いもんだね

でもまあ>>529忍の人乙

532 :本当にあった怖い名無し:2008/09/18(木) 02:40:06 ID:doGfVdyj0
>>529
だよね。そんな発言聞いた事無かったからビックリしたよ

533 :本当にあった怖い名無し:2008/09/18(木) 04:32:14 ID:OMsIpG53O
>>529
気長に待ってるから無理せずに頑張って下さいね。
水商売系は今は大変そうですからね。

534 :本当にあった怖い名無し:2008/09/19(金) 23:57:24 ID:1qP8oCUFO
バーテンカモン!m(_ _)m

535 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/20(土) 00:40:43 ID:VsVHhltb0
検体 1/11

広島までの行程に備えて、車の整備をした。
今回は、なんだか、私がしっかりしないといけない気がする。
教授の、非業の死を遂げた身内に関わることなのだから。

…きっと、いつもみたいに平静な旅にはならないよね…?

出発の声がかかる前に、問題の甕を見せてもらいたくて、兄貴に頼んだ。
でも、
「駄目」
の一言。
未だに継続中の呪いが、どんなふうに跳ねるか、わからないからなんだって。

2週間ほど経って、鋭い寒さが少し和らいだ頃、教授から連絡があった。出発だ。
新幹線の車内に中国地方の駅名が流れ始めたとき。
私は、やっと、【運転手の自分】が今回の旅に必要なかったことに気づいた。

えー…。
教授、今度は私に何をやらせようと…?(汗)

536 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/20(土) 00:41:32 ID:VsVHhltb0
検体 2/11

電車内では教授といろいろな話をした。
いままでの、冒険じみた旅の話。
人間の生への執着と死への恐怖の強大さ。
死後も現世に留まる意識体(霊魂)が存在するのかどうか。

「妹さんが、もし、まだこの世を彷徨っているとしたら、教授は会いたいですか?」
と聞くと、
「ぜひ会いたいね。飢えて死んでいく気持ちを事細かに聞いてみたい」
と言われた。
やっぱり、教授の発想だ(汗)。
「そういうこと言ってると祟られますよ」
と忠言するけど、教授は楽しそうに、
「僕に降りかかるはずだった祟りは、すべて妹が受けてくれたからね。僕は長生きするよ」
と答える。
うちで身の上話をしていたときの神妙な様子は、完全に演技だったらしい…。

537 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/20(土) 00:42:43 ID:VsVHhltb0
検体 3/11

話の後半になって、問題の甕の出所について聞くことができた。
「あれは、元は、爆心地から1キロほど離れた寺院に祭られていたんだ」
教授の説明に、
「爆心地って原爆ドーム?」
と基本的なことから聞き直さなければならない私(汗)。
「そう」
教授は肯定する。
「ただ、原爆ドームに、直接、落下したわけじゃない。考えてごらん。太陽に匹敵するほどの高熱を発する爆弾が落ちたとしたら、建物の原型が残ると思うかい?」
「…」
そっか。
原爆の熱の威力って太陽並みだったんだ、と、改めて震撼する。
「実際の爆心地は、ドーム傍(そば)の相生橋で、地上に落ちる前に空中で爆発したらしいよ」
教授は補足した。

「その寺院で被爆した甕は、戦後の混乱期に盗難と売買を繰り返され、僕の家の蔵に納まった。いかにも古物だし、価値のあるものだと思われたんだろうね」
教授は甕の写真を見せてくれた。
黒ずんだ表面は気味悪く爛れて、【いわくつき】の雰囲気がありありと見て取れる。
「この溶けたような外見は、原爆で?」
と聞くと、
「たぶん」
との答え。

538 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/20(土) 00:44:42 ID:VsVHhltb0
検体 4/11

「僕の家の者は、誰も甕の出所を知らなかった。我が家には、古物商から説明された【呪い】の話が伝わっていただけだ」
「そんなものを、よく買う気になりましたね」
私は教授一家の【趣味】に呆れた。
教授は笑って言った。
「確かに自虐的な趣味だ」
でも、と続ける。
「僕も、一目見たときから、この甕に惹かれるものがあったんだ。理由はいまでもよくわからない。呪いに引き寄せられたのかもしれないな」
「その興味のおかげか、すぐに甕の破損と原爆を結びつけることができた。そして、広島と長崎の爆心地の、史跡、郷土資料館、寺社を回るうちに、広島のS寺で以前保管されていたという情報を得た」
「郷土史に興味を持ったのもこの頃だな。歴史には、遺しても忘れてもいけない事実が潜んでいるとわかったからね」

余談ながら、私は聞いた。
「歴史研究家になろうとは思わなかったんですか?」
だって、歴史に比べて郷土史の評価は、低いと思わない?
「すぐに、証拠を出せと色めき立つ連中を相手にするほど、時間の無駄はないと思わないかね?」
教授はつまらなさそうに愚痴る。
なんだか笑えてしまった。

539 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/20(土) 00:46:01 ID:VsVHhltb0
検体 5/11

「情報を得て、すぐにでもS寺に行って話を聞きたかったが、残念ながら、その直後に妹が死んだ。甕は厳重に蔵の奥にしまわれて、見ることさえできなくなってしまったんだ」
肩をすくめる教授。
そ、そんな反応でいいの?妹さん、可哀相じゃない?(汗)
「それから十数年が経って、蔵を仕切っていた僕の父が死んだ。ところが、また残念ながら、僕には甕を取り出せない理由ができてしまったんだ」
「えっと…」
ちょっとややこしくなってきたので、時間をもらって計算してみた。

教授は、いま60代前半。戦後生まれだと言ったから、62、63歳ぐらい。
妹さんが亡くなったのは、教授が20歳前後だから、いまから42、43年前。
それから10数年経って教授のお父さんが亡くなったんだから、これは30年ぐらい前のことなのね。で、教授は30代半ば…ぐらい?

「その理由ってなんですか?」
と聞くと、教授は複雑な顔をして、言った。
「僕に息子ができた。つまり、代替わりしてしまったんだよ。甕の呪いは、今度は息子が被ることになる」
「えっ?!」
私は、いろんな意味で、驚いた。
教授…奥さん、いたんだ…。
私の失礼な感想を、気づいたんだろうけど無視して、教授は続けた。
「僕にも人並みな感情があるんだと、あのときは感心したよ。息子に害が及ばないように、すぐに、住職の寺に甕を預けて供養を頼んだ」
「それで、息子さんは、いま…?」
と聞くと、教授は、少し困ったような顔をして、頭を掻いた。
「健在だよ。離婚した妻が連れていったから、何年も顔を見てないけどね」
「………」
…やっぱり…、って言っちゃ、ダメだよね(汗)。

540 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/20(土) 00:47:25 ID:VsVHhltb0
検体 6/11

広島駅を降り立ち、タクシーでS寺に向かう。
運転手さんの話によると、S寺は原爆で完全に焼失し、いまあるのは近年に建て替えられた物らしい。
運転手さん自身は年嵩でもなかったけど、土地柄か、戦前から戦後にかけての情報には明るくて、
「あの寺は行者さまが立ち寄られた所だそうで、原爆が落ちる前までは、境内に清水が湧き出る井戸があったんですよ」
と案内してくれた。
教授が、
「【行者さま】というのは修験道の開祖の役小角(えんのおづぬ)のことだな。彼は竜神の異名も持っていて、水の神としても慕われている」
と教えてくれた。

S寺は小さな寺だった。
お手水と本堂と、それから、脇に「御霊水の井戸」と書かれた祠がある。
確かに井戸ぐらいの大きさだけど、扉は締め切られていて、中は見えない。
教授は、すぐ隣にある民家に向かった。こういうこじんまりしたお寺は、住職さんがお隣に住んでいる場合が少なくない。

私は本堂の前で待った。
すぐに教授と、Tシャツにスラックスという普段着の住職さんが出てきた(笑)。
堂内に通してもらえたので、教授の隣りで、かしこまって話に耳を傾けた。

541 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/20(土) 00:49:01 ID:VsVHhltb0
検体 7/11

教授が甕の写真を見せる。
「こちらについて伺いたいのですが、ご存知ですか?」
住職さんは頷きながら、
「この甕は、実物は見たことがありません。戦前までこの寺でご供養差し上げていた物らしいのですが、そのときの住職は原爆で亡くなりましたので」
と答えた。
思わぬところで被爆者の末路を聞いて、私は、浮かれた気分が吹き飛んだ。
教授は、
「お気の毒さまでした」
と悼んで、続ける。
「この甕は、いま、僕が管理して、あるお寺に預けています。幸いにして呪詛の効果は現れていませんが、この寺では、どのようにしてお祭りをしていたんでしょうか?」
その質問に、住職は、
「この甕は水を強く欲するので、絶えず御霊水を注いでお慰めしていたようです。その井戸も、原爆でつぶれてしまいましたが」
と答えた。

そっか…。祠で覆ってあったのは、すでに井戸の形を成してないからなのね…。

542 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/20(土) 00:51:04 ID:VsVHhltb0
検体 8/11

教授はさらに踏み込む。
「この寺にあるとき、甕は、なにか災いを起こしましたかな?」
住職は笑って首を振り…。
でも、すぐに思い返して、声を潜めた。
「災いと言っても、戦時中のことでしたので」
と注記して、説明する。
「この甕を管理していた先々代の住職は、先ほども言ったように、原爆で一家すべて亡くなりました。寺に縁のあった先代の住職が、その惨状を目にしたのは、投下から3日後のことだったと言います」
「先々代とそのご両親は焼け焦げ、修行中だった息子さんは、身重の奥様を引きずりながら、御霊水の井戸まで辿りついて息絶えていたようです」
「奥様は家の中にいらっしゃったのか、ガラスの破片で背中に大怪我をなされていました。先代の住職の呼びかけには一言、二言、応えられたそうですが、その後は、ただ、『水が欲しい』と言って、事切れました」

………。
私は…。
原爆って、ただの歴史だと思ってた。
遺物だと思ってた。

「『水が欲しい』ですか…」
教授は考え込んでいるようだった。
甕は餓死を誘うらしいけど、関係あるの…?

543 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/20(土) 00:52:32 ID:VsVHhltb0
検体 9/11

「ここからは、あまり話を広げないようにお願いします」
住職はさらに小声になった。
「私自身、この話をどこまで伝えていいものか迷っているのですが、身に納めておくのも心苦しいので」
と、本音を吐露し、教授と私に【悪夢】を伝授する。
「先代の住職が、焼け野にご遺体を並べて供養していたとき、米兵が寺に来て、安置してあったご遺体の中から奥様を連れて行ったそうです」
「…それはどういう意味ですかな?」
教授は眉をひそめる。
「よくはわからなかったそうですが、米兵たちは盛んに『サンプル』と言っていた、ということです」
と、住職の返事。

私も意味がわからなくて、教授の顔を見た。
教授は、少し怒っているのかもしれなかった。
「つまり、被爆者の検体として、奥方が選ばれたということですな」
初めて聞く怖い声だった。
「そう思っております。奥様は…いまもこの日本には帰ってきていないのかもしれません」
住職は抑揚のない声で答えた。

544 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/20(土) 00:56:23 ID:VsVHhltb0
検体 10/11

寺を出るときまで把握できていなかった私に、教授は、ゆっくり歩きながら説明してくれた。
「原爆は、なぜ投下されたと思う?」
「えっと…第二次大戦を終わらせるため…ではなかったのですか?」
答えてから、どこかの政治家が同じことを言って非難を浴びたことを思い出した。
「威嚇という説もある。むしろ、米国はそう主張してきた。だが、それだけじゃない」
教授は断言する。
「原爆の技術はドイツからアメリカに渡って来たが、開発計画はずっと秘密裏に行われてきた。マンハッタン計画…と言ってもわからないか」
笑われたけど、わからないものはわからない。首を横に振る。
ただ、
「威嚇目的なら、すごい兵器を保有していることは、むしろ公にするのでは?」
という私の意見は、的を射たようだ。
「そう。原爆の威力は、すでに日本でもSF的な知識で知れ渡っていたから、敵対国が持っていると知れば、たやすくパニックになっただろう」
教授は肯定して、
「でも、アメリカはその手段を取らなかった」
と続ける。
「原爆がどんな効果をもたらすのか。それを知るためには、どうしても実戦で使う必要があったからだ。広島の街と人民は、アメリカの興味本位の検体にされたんだよ」

私が教授の怒りの意味を本当に知るのは、この後、広島の街を回って、原爆の実態を知ってからだった。
けれど、筆舌に尽くしがたいので、それは割愛する。

545 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/20(土) 00:58:27 ID:VsVHhltb0
検体 11/11

「でも、教授…」
寺をはるかに後にしてから、私は思い出して、教授に伝えた。
「甕のこと…【呪い】とは、なんとなく関連付けられましたけど、このお寺に来る以前の軌跡は聞いてこなくてよかったんですか?」

暗い表情で考え込んでいた教授は、ぱっと顔を上げて、頭を掻いた。
「忘れてたよ」
そのまま踵を返して、住職の家を再訪問する。

やっぱり、私、ついてきてよかった…(汗)。

546 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/20(土) 00:59:53 ID:VsVHhltb0
ごめんなさい。まだ甕シリーズ続きます(汗)。

547 :本当にあった怖い名無し:2008/09/20(土) 01:59:01 ID:TVodB3eq0
乙。
気長に待ってるよ。

548 :本当にあった怖い名無し:2008/09/20(土) 03:50:48 ID:eMI3p7j90
何かとてつもなくアレな出来事があったのかなぁ。
続き楽しみに待ってます。

549 :本当にあった怖い名無し:2008/09/20(土) 20:52:45 ID:CUKHCHoq0
少しは内容について語れよ腐女子どもが。
褒め殺しすることしか出来ないのか?だからこのスレくせえんだよ

550 :本当にあった怖い名無し:2008/09/20(土) 21:42:34 ID:W63Aa5HT0
内容について語らないキモオタが騒ぐなよ

551 :本当にあった怖い名無し:2008/09/20(土) 23:05:34 ID:Tl5C/wB+0
褒めはするけど殺しはしないよ。

552 :本当にあった怖い名無し:2008/09/21(日) 07:13:53 ID:raIMmdDu0
 腐女子(ふじょし)、もしくは腐女(ふじょ) とは、
 男性同士の恋愛を扱った小説や漫画を好む趣味を持った女性のこと。
 「婦女子」(ふじょし)をもじったネットスラングである。

ホモネタなんて全く興味ないな…

553 :本当にあった怖い名無し:2008/09/21(日) 10:22:07 ID:K4p4iaJZO
こいつナニ言ってんだ?

554 :本当にあった怖い名無し:2008/09/21(日) 13:52:11 ID:yWOxFhqYO
ホモには興味ないが
キャラ萌えはあるなWW

555 :本当にあった怖い名無し:2008/09/21(日) 15:22:02 ID:4oO4szUQ0
きめーんだよ お前は↑
キャラ萌えとか一番質悪いな。こういう輩ほんとに消えて欲しい


556 :本当にあった怖い名無し:2008/09/21(日) 15:26:48 ID:yWOxFhqYO
>>555
お前は何しにきてんだ?

557 :本当にあった怖い名無し:2008/09/21(日) 18:45:47 ID:ihjxQE6t0
チックショウ、こうも軒並み長文化してくると、3行シリーズもありに思えてくるから困るぜ。
まーあれらは最後に「幽霊がいました」とつくだけのネタに過ぎないが、3行で本気に怖がらせる事を考えると面白いと思う。
無駄を極力省いた俳句のようなオカルト話ってステキやん?

誤解してもらっては困るが長文を否定する訳じゃない。
楽しませてもらってます!

558 :本当にあった怖い名無し:2008/09/21(日) 21:10:50 ID:oRdB19To0
>>557
【霊感持ちの友人知人】が出てくるなら
ぜひ!!!

559 :本当にあった怖い名無し:2008/09/21(日) 23:32:49 ID:Ejmh+9Mq0
スレタイがおかしいだろ
なんで「霊感持ちの友人・知人」ってピンポイントなんだよ?だからキャラ萌えな展開気味になるんだろ
幽霊がいました

560 :本当にあった怖い名無し:2008/09/21(日) 23:54:16 ID:K4p4iaJZO
なに不毛な流れ作ろうとしてんだよ

このスレ荒らしたいのか?

561 :本当にあった怖い名無し:2008/09/21(日) 23:55:08 ID:oRdB19To0
>>559
こう言っちゃなんだけど
まったく面白くない

562 :本当にあった怖い名無し:2008/09/23(火) 00:18:59 ID:Vn786F910
昨日背後霊を呼ぶ儀式をしまいした
夜寝る前に「背後玲様おいでくださいませ」と数回唱える
幽霊がいました

563 :本当にあった怖い名無し:2008/09/23(火) 13:13:11 ID:Bxv9yEZ90
投下がないと誰も書き込まないのか?

564 :本当にあった怖い名無し:2008/09/23(火) 17:40:44 ID:4e8ULoC9O
携帯からすみません
投下


家から近いという理由で入った高校はほとんどがDQNで、もちろん僕もその中の一人だった


そんなバカ校での生活にも慣れてきた頃、悪友の佐藤と共にDQN先輩から飲み会のお誘いを受けた

場所はDQN先輩の友人の家だったのだが、その人(西園さん)が訳ありな人らしく高校生の分際でアパートで一人暮らしをしていた

夏だったが鍋を囲み酒をしこたま飲み全員良い気分になってきた頃、DQN先輩が話し始めた

DQN「あー酔った酔った。そーいえばお前ら怖いもの好きだったよな?」

僕と佐藤はオカ板住人だ
そこから話しが合い仲良くなったのだ
この事はDQN先輩には話してある

565 :本当にあった怖い名無し:2008/09/23(火) 17:43:38 ID:4e8ULoC9O
DQN「実はこの家な、出るんよww」

いきなりの事で?になっている僕と佐藤

西園「ごめんごめん、先に話すと二人がビビって来ないと思ったから黙ってたんだ」

さらに??な僕ら

まとめると、このアパートの裏が墓地になっており深夜になると部屋の中で声が聞こえたり、窓越しに幽霊が見えたりするらしい

なんてベタな…
そんな話はオカ板で散々見飽きてる

つい佐藤と二人で笑ってしまう

566 :本当にあった怖い名無し:2008/09/23(火) 17:46:31 ID:4e8ULoC9O
DQN「余裕だなwwじゃあ、俺と西園はコンビニに酒買いに行ってくるわ。お前らチビんないようになww」

と先輩二人が出ていってしまった

二人きりになっても恐怖感は全然なく、オカ板住人なめんなよwwむしろ大歓迎ww
などと余裕ではしゃぎあっていたその時、

「………a…jい…」


何かが聞こえる

佐藤の方を見ると佐藤も僕を見て固まっている
どうやらこいつにも聞こえたらしい

耳を澄ます

「……おi…fp……おーい…n…」

また聞こえた
どこだ?どこから聞こえる?

567 :本当にあった怖い名無し:2008/09/23(火) 17:51:33 ID:4e8ULoC9O
「…おーい゛………ぁぁ…」

音が大きくなって来てる
佐藤「おい、外からじゃないか?」

佐藤に言われ窓を開けて外を見回す
ぽつんと立つ外灯に照らされて眼前に広がる墓、墓、墓

ちょww雰囲気ありすぎwww
なんて二人で強がりながら注意深く見回す

「お゛ーーい……itた…」
また聞こえた。さっきよりさらによく聞こえるようになってきた

568 :本当にあった怖い名無し:2008/09/23(火) 17:54:19 ID:4e8ULoC9O
佐藤「おい!あれ何だ!?」
佐藤が指差した方を見る

墓地を越えて150mぐらい先に白い何かがいる

「お゛ーーい゛…tげ…」

あれだ!
あの白いのが叫んでる!

佐藤「あいつ何て言ってるんだ?」

まだ少し遠くてはっきりとはわからない

「お゛ーーい!!み……だ…」

佐藤「え…あいつこっちに走って来てないか?」

569 :本当にあった怖い名無し:2008/09/23(火) 17:57:16 ID:4e8ULoC9O
確かに。距離は100mぐらいになっている。
でもまだよく見えない

90m………70m………


その姿が認識できた瞬間心臓止まるかと思った

佐藤「見えた!何だあれ!?」

外灯に照らされたそれは異常に細く骨が浮き出た真っ白な体にでかい頭部、見開いた血走った目、真っ赤な口だけが笑ってる

そいつがすごい早さでこっちに向かって走って来てる
どう考えても人間の体のバランスじゃない

570 :本当にあった怖い名無し:2008/09/23(火) 18:00:37 ID:4e8ULoC9O
佐藤「あいつ…こっちに向かって来てる…よな?」
佐藤の声が震えてる

僕もいつの間にか全身がブルブルと震えていた

そして、距離が50mを切りようやくあいつが何を言っているのかがわかった



「お゛ーーーい!!見づげだぁぁアぁ!!!」


この世の者とは思えない声
…40m……30m…

そいつがもうはっきりと見てとれる

逃げたいのに体が動かない
目も反らせられない

571 :本当にあった怖い名無し:2008/09/23(火) 18:06:15 ID:4e8ULoC9O
…20m……

もうダメだ
涙で視界が歪んできた
う゛ぅ
佐藤も同じ状態らしい

…10m……5m…

真っ赤な口から糸が引いてるのが見える
目は虚ろなのになんでこんなに楽しそうな表情をしてるんだ

あいつが両手を広げた
もうダめ



バン!!!

後ろから急にでかい音がしたと同時に体が動いて振り向いた

572 :本当にあった怖い名無し:2008/09/23(火) 18:08:09 ID:4e8ULoC9O
DQN「わりーわりー遅くなっちまったなー」

西園「お前らカップラーメン食うだろ?ん?どーした?」

先輩がドアを閉めた音だった

佐藤「ぜ…ぜぇんばぁーい゛ィぃ…」

佐藤が西園さんに泣きながら抱き着く

西園「ちょwwどーした?」
安心してその場にへたり込む僕
窓の外は静かな日常に戻っていた

DQN「二人してなに泣いてんだwwってお前ズボンwww」
慌てて下を見る
…もうどーデモいいです

573 :本当にあった怖い名無し:2008/09/23(火) 18:14:53 ID:4e8ULoC9O
その後、先輩二人に事の全てを話したが相手にしてもらえず、僕はお漏らし野郎とずいぶんからかわれる事となるorz

お寺の人にも聞いてみたが詳しいことはわからず仕舞い
ただ、アパート周辺は大昔に戦場だったようで多くの庶民が無念の死を遂げているそうです。
まぁ、関係ないと思うけど


長々と駄文に付き合ってもらいありがとうございました。

574 :本当にあった怖い名無し:2008/09/23(火) 18:37:38 ID:pDJ5tCnE0
え、でも見つかっちゃったんだよねw

575 :本当にあった怖い名無し:2008/09/23(火) 21:09:17 ID:KnX3ZbFGO
創作でいいから
もう少し話を膨らませてくれることを期待w

576 :本当にあった怖い名無し:2008/09/23(火) 23:13:49 ID:7FtSnWNf0
シリーズタイトルは「お漏らし野郎」ですねわかります

577 :本当にあった怖い名無し:2008/09/24(水) 03:07:55 ID:wrYguR0t0
おーい、ここはシリーズ物スレだ。単発ものはスレ違いだよ。何のための住み分けだよ
住人は誰も指摘しないどころか勝手にシリーズ物だと認識しする始末かよ!作者は一言も「シリーズ化します」的なこと言ってないよ?
なんかもう、ルールも糞もないのかよ
こういう流れが一番危ないんだよ分かってる?スレの主旨と関係ない話を何のためらいもなく受け入れる、3行怪談や
コピペシリーズもアリとなってしまう。荒らしの思う壺だ。
ちゃんと仕切れや!

578 :本当にあった怖い名無し:2008/09/24(水) 03:36:48 ID:AseU/tSQ0
>>577が仕切ってくれてるから大丈夫。
>>564
面白かった。ここに投下したからには責任もってシリーズ化するように。

579 :本当にあった怖い名無し:2008/09/24(水) 05:47:21 ID:vmy5Perl0
ポーニョポニョポニョ
魚の子
幽霊が出ました

580 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/24(水) 09:48:44 ID:8InAxZ8c0
[呪いの業]
1/10
チクチクする。
明美はまた右手首の傷を確認した。
針で刺してしまったところが、ずっとチクチクと痛む。
明美「あの、針・・・変なばい菌でも入ったんじゃないでしょうね」
テレビを消しベッドに座り、一人つぶやく。

傷は小さく、別に深くも無いのに、その周りが痣のように変色している。
そこがチクチクと痛むのだ。
明美「まったく、サイテー・・・」
ラウンジにいたあの女かあのガキか、今度会ったら慰謝料でも請求してやろうか。
どうもイライラしてしょうがない。携帯を取り、彼氏に電話してみる。

明美「あー、幸雄?ちょっと聞いてよー」
幸雄「ん、あぁ、どうした?」
夜も遅い時間だったが、すぐ電話に出てくる。
何でも言うことを聞いてくれるし、何でも買ってくれる。
幸雄は明美にとって自慢の・・・便利な彼氏だった。


581 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/24(水) 09:52:48 ID:8InAxZ8c0
2/10
明美「ほら、昨日さー、ラウンジで怪我したじゃない?あたし。あの汚いヌイグルミのせいでさー」
幸雄「あ、あぁ、あれな。ひでぇ奴らだったな」
明美「そう。でさぁ、その傷がずっと痛いのよねー。ちょっとさ、明日病院に連れていってくれない?」
幸雄「あ、おう。そんなに痛いのか?」
明美「うん・・・ずっと、すごく痛いの」
ちょっとチクチクする程度だが、すごく痛いといっておこう。

幸雄「そう、か。俺もさ、何かさ、左目がずっと痒いんだよ」
明美「・・・はぁ?」
幸雄「だから、昨日からさ、何か目が痒くてさ」
明美「ちょっと、何?目が痒いのと、針で刺されて酷く痛がってる私と、一緒にしてるわけ?」
幸雄「いや、そんな訳じゃ」
明美「信じらんない。明日、朝早く迎えに来てよね。こっちはすごく痛くて大変なんだから」
幸雄「あ、ああ。うん。分かった。ごめんよ、朝一で行くよ」

明美は携帯を切り、ベッドに横になる。これくらい言っておけばいいか。
そしてそのまま、これをネタに今度何を買って貰おうか、などと考えつつ、寝てしまった。


582 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/24(水) 09:58:30 ID:8InAxZ8c0
3/10
チクチク・・・じゃない。ウズウズする。
気持ち悪い・・・なにか蠢いているような・・・。
明美は嫌な感じに襲われ、目を覚ました。
体を起こしてベッドに座り、ベッドランプを付け、時計を見る。2:30を過ぎたところだった。
そして眠りを妨げる忌々しい手首を見て、明美は凍りついた。

目だ。
手首の傷が横長に開いて・・・そこから目が覗いている。
瞼もまつ毛もない目がそこにあり、キョロキョロと動き・・・明美と目が合った。

明美は理解出来ず、口を開けたまま、声も出なかった。
ゆっくりと手首を裏返し、ベッドに伏せる。いやな汗が出てきた。
夢・・・だ。きっと悪い夢を見てるんだ。
しかし感覚がある。手首で何かが蠢いている感覚が。気持ち悪い・・・!
明美は助けを求めるように、何があるわけでもない暗い部屋を見渡した。
そこで、別のものを見てしまった。

部屋の隅に誰かいる。
ベッドランプの灯だけではよく見えない。幸雄・・・?と思ったが、そんな訳はない。
誰なの?と言おうとしたところで、更なる異常が始まった。


583 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/24(水) 10:02:25 ID:8InAxZ8c0
4/10
壁から手が、天井から足が、床から頭が出てきた。
それも少しだけ出てきた、ということではない。
無数の真っ黒な人影が、壁や天井、床から沸いてくるのだ。
大して広くない部屋に、どんどん沸いてくる。
明美は目を見開き、唖然とする。叫び声を上げたいのに、なぜか声が出ない。
何?一体、何?理解できない。頭で、理解が、できない。

人影は増え続け、ベッドの上にも沸いてくる。明美は完全に囲まれてしまった。
しかしそれらは襲い掛かってくる訳でもなく、ただ明美の方を向いて立っている。
顔も黒く、表情は見えない。

明美の頭は混乱し、いよいよその限界を超えそうになったとき、声が聞こえてきた。
クスクスと笑う声。女の子の、笑い声だ。

ふと気付くと、人影の中、明美のすぐ目の前に小さな女の子が立っていた。
真っ白なワンピースを着ている。
ベッドランプだけの薄暗い中でも、その子の姿だけははっきりと見えた。


584 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/24(水) 10:08:35 ID:8InAxZ8c0
5/10
少女「ねぇ・・・どんな気分?」
少女はクスクスと笑いながら、明美に話しかけてきた。
しかし明美は何も答えることができない。
少女「そっか、もう話せなかったね」
言葉を発せないことを知っているようだ。少女はフフフと妖しく笑う。
それを見て明美は思う・・・なんて・・・綺麗な子だろう。

少女「手首、気持ち悪いでしょ」
少女は明美の手首を持ち、目の前に掲げる。
少女「ほら、これで楽になるよ?」
そう言うと、少女は果物ナイフを明美に差し出した。
確か台所にあった小さな果物ナイフだ。そうだ、これで・・・。
明美は虚ろな表情でそれを受け取り、左手に逆手で持ち、右手首の目に狙いを定める。

ナイフを目に近づけると、明美の頭の中に声が響いた。
「やめてやめてやめてやめて―――――」
明美は思う。いいぞ、こいつ、怖がってる。私に散々嫌な思いをさせて・・・許さない。


585 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/24(水) 10:14:44 ID:8InAxZ8c0
6/10
明美はナイフを強く握り締めると、手首の目に突き刺した。
その瞬間、頭の中に叫び声が響く。
目から血が噴き出し、涙のように流れていく。
その声を聞いて、明美の口元に笑みが浮かぶ。苦しめ、こいつめ・・・!
さらに力を込め、ナイフを一気に根元まで刺す。
血がますます噴き出すと共に、断末魔の叫び声が頭の中に響いた。
明美の顔に恍惚の笑みが浮かぶ。
やった・・・フフフ、やったんだ・・・アハハ・・・。

そしてそのまま・・・明美は意識を失った。


その様子をじっと見ていた少女は、満足気な笑みを浮かべると、その姿を消した。
それと同時に、部屋中にいた人影も消えていった。


586 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/24(水) 10:18:57 ID:8InAxZ8c0
7/10
・・・数日後。

明美の死体が友人によって発見される。
死因は、自ら手首を切っての失血死。


それと時を同じくして、明美の交際相手であった幸雄の死体も発見される。
なんらかの刃物で、左目を奥深くまで突き刺された刺殺体であった。



587 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/24(水) 10:25:44 ID:8InAxZ8c0
8/10
都会の雑踏。
12月のこの時期、昼間から人々は忙しそうに行ったり来たりしている。
私はビルの屋上に座り、膝の上にお友達をのせ、何を考えるでもなく下を眺めていた。

寒い季節だが、私には関係ない。いつでも、お気に入りの・・・ママが作ってくれた、お揃いの白いワンピースを着ていられる。
ママのことを思い出すと、いまだに悲しくなる。もうあれから・・・20年以上経っているのに。

誰かが来た。誰か、と言ってもすぐ分かる。
声「優理、こんなとこで何してるんだ?」
私は振り向かずに答える。
私「兄様、お具合はいかがですか?」
兄様・・・暁彦(あつひこ)はそんな私の言葉を笑い飛ばす。
暁彦「にいさま、か。やめろやめろ、そんな気持ち悪い喋り方。もっと自由に話そうぜ?」
私は振り向き、その姿を見る。
長髪に、黒いジャケット。ピアスに指輪・・・。
私は兄様のそんな格好が嫌いだ。昔は違ったのに・・・すっかり変わってしまった。何もかも。


588 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/24(水) 10:32:50 ID:8InAxZ8c0
9/10
暁彦「なぁ、この前あの大学の学生2人が死んだの・・・おまえだろ」
私「・・・うん」
暁彦「やっぱりなぁ・・・いやいや、怖いねぇ、優理は」
ニヤニヤと笑っている。そんな表情も嫌いだ。
私はラットを抱え、立ち上がる。
暁彦「ん、今度はどこに行くんだ?」
私「・・・パパとママのところ」
暁彦「そうか。親父とお袋も喜ぶよ、うんうん」
私「・・・・・・」
おやじ、おふくろ・・・。昔は兄様もパパ、ママと呼んでいた。
もう、姿かたちだけでなく、言葉使いも変わってしまった。

暁彦「そうだ、優理」
兄様は立ち去ろうとする私を呼び止める。
暁彦「お前さ、なんでお袋の姓を名乗ってるんだ?源川ってさ」
私「・・・別に、意味なんてない」
暁彦「へぇ・・・。ま、いいけどさ。寺坂の名が泣くぜ?」
私「・・・」


589 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/09/24(水) 10:38:43 ID:8InAxZ8c0
10/10
私は姿を消し、その場を立ち去る。
ママの姓を名乗っているのは、意味がある。
ママの事、あの頃の事、まだママが生きていた頃のことを、忘れたくないからだ。
パパも兄様も優しく、幸せだった頃のこと。
そう、毎日が楽しく、幸せだった・・・ママが病気で亡くなるまでは。
あれ以来、パパが何だか怖くなり・・・兄様も変わり、いや変えられ、私も変えられてしまった。

あの頃住んでいた洋館に着く。
パパが亡くなってから今はすっかり廃墟だが、ここは誰にも手を出させない。
私が全部守る、と決めたから。私の大切なものを汚す人間は、誰であろうと容赦しない・・・。

ここにはまだパパとママがいるんだ。
ママは・・・ママの一部は人里離れた一軒家で”生活”していたけど、誰かのせいで存在が消えてしまった。
でもここにはまだ残っている。パパとママは一緒にここに・・・いるんだ。

兄様はバランスが崩れかけていて、もうダメかもしれないけど、私にはいくらでも時間がある。
私がきっと、あの頃の幸せな、暖かな時間を取り戻してみせる。
どんな手を使ってでも、きっと取り戻してみせる・・・。


590 :本当にあった怖い名無し:2008/09/24(水) 11:34:56 ID:l5ABN/zw0
なるほどねー。ここは単発ものも容認してるのか。へーw

もうテンプレいらないねww

またコピペ荒らし(アク禁らしいけど)やら3行怪談らが投稿されても文句言わないでね!www

591 :本当にあった怖い名無し:2008/09/24(水) 11:40:42 ID:A1HzfkqrO
赤緑乙

どうつながっていくのか気になる

592 :本当にあった怖い名無し:2008/09/24(水) 13:35:08 ID:YlplVl6pO
>>赤緑氏

頼むから同人板でやってよ
レスの数とかで空気読んでもらえないかなぁ…

593 :本当にあった怖い名無し:2008/09/24(水) 13:58:02 ID:B1fowZt3O
赤緑氏、乙!
一軒家の霊って男じゃなかったのかw
主要4人の活躍待ってるぜ

594 :本当にあった怖い名無し:2008/09/24(水) 14:35:39 ID:8Xm1yNu30
一軒家に除霊しに行った男を、殺して悪霊に仕立て上げたのが
優理の母親の一部ということ。

でも、誰も言わないけど一軒家の霊の話って、随分前に洒落怖に載ってたよな。

あとウニさん、夏休みも終わってずいぶん経つんだけど、まだまとめられないの?

595 :本当にあった怖い名無し:2008/09/24(水) 14:39:09 ID:B1fowZt3O
>>594
スマン
まとめで読み直すよorz


596 :本当にあった怖い名無し:2008/09/24(水) 16:56:57 ID:l5ABN/zw0
>>594
何こいつ?「まだまとめられないの?」って何様なんだよ?
ただ読むだけの乞食のくせになんで上から目線なんだか。

597 :本当にあった怖い名無し:2008/09/24(水) 22:44:08 ID:8bUAjDhMO
昨日DQN先輩投下した者です。また投下させてもらいます。

598 :監視カメラ:2008/09/24(水) 22:47:50 ID:8bUAjDhMO
高1の秋

地元で霊が出ると噂のカラオケで合コンをした。
そこはDQN先輩のバイト先でもあり、色々と優遇してもらい大変楽しい時間を過ごさせてもらった。

合コンの中身はどーでもいいので割愛させてもらうが、僕らの使った部屋が件の霊が1番目撃される部屋だったらしい。

と言っても実際の怪現象はドアノブがガチャガチャ動いたり、部屋のドアが誰もいないのに勝手に開いたり閉まったりしたぐらいで、何回目かでDQN先輩がキレて

「しつけーんだよクソ女!!またぶっ殺すぞ!!!」

と叫んだらすっぱりと収まってしまい、酔っ払っていた僕らは「霊弱すぎww」「むしろ合コン参加希望ww」などと大爆笑してしまった程だ。

599 :監視カメラ:2008/09/24(水) 22:53:00 ID:8bUAjDhMO
その数日後、佐藤と2人で西園さんの家に呼び出された。「この前はありがとうございました」
「西園さん、あのお持ち帰りした人とどーなったんすかw」
などと先日の御礼などを言いながら家に上がるとDQN先輩がビデオテープを手に持ち笑顔で待ち構えていた。
DQN「これ何だと思う?w」
佐藤「まさか…裏物ですか?ww」
ちょww流れ的に違うだろww
DQN「ははwそれぐらい強烈だww」

座ってさっそく見せてもらった。そこに映し出されたのは白黒の映像でアングルが天井ぐらいの高さのものだった。

これ、監視カメラの映像ですか?

DQN「そーだよ。」

え?どこの?

DQN「見てりゃわかる。」

600 :監視カメラ:2008/09/24(水) 22:55:21 ID:8bUAjDhMO

映像は真ん中に廊下、右側にドアが一定の間隔でいくつか並んでいて、左下に時刻が出ていた。
しばらく見ていると1番手前のドアが開いた。僕が出て来た。
あれ?これこの間のカラオケじゃね?何でこんなもん持って来たんだ?
そんな事考えながら何分かたった時気付いた。

こんぐらいの時間の時にドアノブ動かなかったっけ?
佐藤「あっ、そーだ!確かにこんぐらいだった!」

まさか…
DQN先輩と目が合う。

!!!!!!

一気に鳥肌が立った。

笑ってる。すごく不快な笑みを浮かべてる

ヤバイ。絶対危ないもんが映ってる。
僕は自然と顔が下を向いてしまっていた



西園「あっ。」

601 :監視カメラ:2008/09/24(水) 23:01:17 ID:8bUAjDhMO
佐藤「え…誰だこれ…」


やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい
汗が吹き出してくる

けど…
見てはダメだと頭で理解していても、好奇心が内から内から沸き上がって来てしまう。顔がゆっくりと上がってしまう。
徐々に徐々に


あぁ…見ちまった…

テレビの中ではロングヘアーの女が俯きながら僕らの部屋の前に立っていた。
手をドアノブに掛けて腕だけが機械的に動いてる。

思わず息を飲んでしまった。だってあの時は誰もいなかったから。もうテレビから目が離せない
隣にいる佐藤も何も言えずに固まってるのが見えないのにわかってしまう

602 :監視カメラ:2008/09/24(水) 23:07:52 ID:8bUAjDhMO
ガチャガチャやってた女が今度はドアを開け閉めし始めた。
この後はどーなるんだっけな…あぁ…DQN先輩が怒鳴り付けたんだ…

そんな事を考えている内に女は俯きながら部屋に入り始めた。しかしすぐに部屋から出て来た。相変わらず俯きながらゆっくりとゆっくりとテレビの下に歩いて消えていく。
はぁ…よかった…何も起きなかった…
大きな息を吐き出し安心した僕は煙草を取り出し火を付けようとした

佐藤「うぉっ!」

!?

汗がまた吹き出して来た。思わず煙草を落としてしまう。手が震えてる


だって…だってテレビ画面いっぱいに女の顔が写ってるんだぜ?
大きな口を開けて見開いた目でまっすぐこっちを見て。

603 :監視カメラ:2008/09/24(水) 23:15:02 ID:8bUAjDhMO
ガン!!

とっさに僕はテレビの電源を切り、DQN先輩に殴りかからん勢いで叫んだ

何でこんなん映ってんだよ!あん時何もいなかったじゃねーか!!

DQN「わりーわりー。落ち着けってwいやー、そんなビビるとは思わなかったわw」

佐藤放心状態。
西園さん笑いまくり。この人もイカれてる

DQN「それにな、あん時もずっとあのクソ女いたぞ。こっち恨めしそうに睨んで。お前らてっきり見えてんだと思ったわww」

これ聞いた時もう怒りなんて一気に吹っ飛んじゃったね。この人凄すぎる
だってあれ見えててあんな事叫んだんだもん








「またぶっ殺すぞ」

604 :本当にあった怖い名無し:2008/09/24(水) 23:18:07 ID:8bUAjDhMO
終わりです。
まだいくつかあるので、また時間がある時に書かせていただきます。

605 :本当にあった怖い名無し:2008/09/24(水) 23:24:31 ID:RUjQkpZl0
普通につまらん・・・・ほんのりあたりに移動してくれ

606 :本当にあった怖い名無し:2008/09/24(水) 23:50:32 ID:B1fowZt3O
>>604
待ってる!

607 :本当にあった怖い名無し:2008/09/24(水) 23:55:56 ID:soKGj/Sm0
>>604
面白かった。またよろしく!

608 :本当にあった怖い名無し:2008/09/25(木) 03:02:38 ID:yJP6/LS7O
ネタ続編キボン。

609 :本当にあった怖い名無し:2008/09/25(木) 15:21:04 ID:zKlSyEsH0
いや、もう良いです。げっぷ。
口直しに教授の人キボン!

610 :本当にあった怖い名無し:2008/09/25(木) 16:28:56 ID:8EEscOac0
スルーもできないイタイ子が多いな

611 :酉を忘れた教授の人orz:2008/09/25(木) 16:35:06 ID:QvfxVQUXO
>>609
どもですw
26日の締め切り過ぎたらヒマになる予定!
…急いで書きます(汗)

612 :本当にあった怖い名無し:2008/09/25(木) 19:15:21 ID:bWZq3EpK0
なあ、シリーズ物って長文じゃないと駄目なのか?ラノベ風じゃないと駄目なのか?キャラ萌え重視じゃないと駄目なのか?
創作じゃないと駄目なのか?
知り合いに勧められたから覗いてみたんだけど、酷すぎるぜ

613 :本当にあった怖い名無し:2008/09/25(木) 21:42:14 ID:zKlSyEsH0
>>612
じゃあここはあなたに合いませんね。
残念ですが、さよおなら。

614 :本当にあった怖い名無し:2008/09/25(木) 23:27:46 ID:Y3N1K6UOO
>>612全然ダメじゃない
ダメじゃないが…そう思われても仕方ない状況なのは確か

つまらないラノベでも一応褒め称えなきゃ!みたいな風潮はどうかと思うよな

615 :本当にあった怖い名無し:2008/09/25(木) 23:49:41 ID:V/z8lr4CO
叩きは少なからずあるし続き読みたきゃまず労うのは当然
自分がつまらないものが褒められると面白くないってか

616 :本当にあった怖い名無し:2008/09/25(木) 23:50:46 ID:wlVDI1ZT0
>>612
実際キャラ萌えじゃないのが微妙な扱いなのは事実
ただ、ラノベ調でもいいのも悪いのもある訳で
内容がいいのが増えれば
駄目なのはそれなりに淘汰されて行くと思いたいな
まずは投下してみたら?

そもそもキャラ萌えだ創作だって追い出された人もいる訳だし
そんな人が二人も外部で実話だって言って書き続けてるし
なんだかね

617 :本当にあった怖い名無し:2008/09/25(木) 23:59:56 ID:GAYaYY67O

褒め称えなきゃいけない風潮


618 :本当にあった怖い名無し:2008/09/26(金) 00:17:18 ID:6Nai7iC/0
ここの褒め称え方は気持ち悪いよ。少しでも批判すれば上のように過剰に反応するしさ
この反応の仕方もみんな同じなのがまた。。。。
同人サークルってこんな感じなのかな

619 :本当にあった怖い名無し:2008/09/26(金) 00:38:49 ID:gHDLXu2TO
以前の追い出しの時は腐女子は出ていけって流れだったけど、今度は何のせいにするんだろう
ラノベ?キモオタ?
作者をスポイルするのが本当に好きだね

620 :本当にあった怖い名無し:2008/09/26(金) 01:07:47 ID:vyL8wX+TO
マサさんの方、『呪いの器』すごいよかったです!
いつも本当に楽しみにしてます!
これからもよろしくお願いします!ありがとうございました!(・∀・)ノ

621 :本当にあった怖い名無し:2008/09/26(金) 05:41:46 ID:NjUvEGPcO
え、マサさんの人、ここに書き込んだ事あったっけ!?

622 :本当にあった怖い名無し:2008/09/26(金) 07:51:00 ID:mE5lfEf2O
>>619
取り敢えず因縁つけて、作者が反応するのを待ってるんだろうな

初めてここを覗いた人が、褒め称えなければいけない風潮があると
本当に感じるのならば、それは『あらしに負けて出て行って欲しくない』
っていう作者に対するスレ住人の総意から来る流れなんだと思うよ



623 :本当にあった怖い名無し:2008/09/26(金) 07:55:23 ID:Yg8zKB7A0
あのな、ここに書き込んでる人はそれぞれお目当ての作者を
それぞれに応援してるんであって、全部ほめてる訳じゃねえよ。
判る?
むしろ批判したら出て来たみたいだな、あんたW>>612

624 :本当にあった怖い名無し:2008/09/26(金) 16:43:17 ID:c1PGzUFl0
まあウニ以外いらない

625 :本当にあった怖い名無し:2008/09/26(金) 19:39:21 ID:9RZvbht40
>>623
それはねえだろ。褒め言葉にしろ非難する言葉にしろ、どれも似通ってる
もしかして人気スレだと思ってる?ほんの数人しかいないよここ。それぞれ応援してるほど人いないって。
それぞれ応援するんなら、「乙!」等の数行レスだけじゃなくてもっと話について掘り下げて語ればいいのに。
とってつけたような擁護レスにしか見えない。
俺もこのスレ好きだけど、正直ああいう流れは大嫌い。
だから褒めもしないし、けなしもしない。

>>622
まあそうだろうなあ。それと>>620のような言動もどうかと思う。
マサってこのスレに投下したことないのに、なぜあんな事言ってるのか。
おそらくこのスレに呼び込むためだろうとは思うけど、業者の宣伝レスのようでこれも気持ち悪い。




626 :本当にあった怖い名無し:2008/09/26(金) 20:03:20 ID:ELMTjhSf0
>>1
> 考察や、好きな話について語り合いましょう。

ほとんど語られること無いよね(´・ω・)
シリーズ物以外でレスがつくのは大体「乙 or 待ってます」かスレ自体の批判と荒らし

627 :本当にあった怖い名無し:2008/09/26(金) 21:01:20 ID:2p4HNhJK0
>>623
あんたの言いぐさは馴れ合いはしてませんって事だろうが「応援してます」って発想がもう馴れ合いだろww
そんなスタンスで2ch見てるのかよ
同人板でやれよw
それに輪をかけて「お目当ての作者〜」ってww
さーくーしゃー?ただのコテだろ。素人だろ。おーめーあーてー?きめえええええええ

628 :本当にあった怖い名無し:2008/09/26(金) 21:52:22 ID:IukQS9GP0
読んで満足。
続き期待の意味を込めて「乙」ぐらいしか言う事ないです。
気の利いた感想レスつけるのも読者の務めでしょうか。


629 :本当にあった怖い名無し:2008/09/26(金) 22:52:38 ID:ozO3rXdA0
そもそもオカ板なんて馴れ合いスレばっかりじゃん。

630 :本当にあった怖い名無し:2008/09/26(金) 23:01:39 ID:2p4HNhJK0
応援してる作家の作品に対して感想が「乙」しかないって、どんだけ頭使ってないんだよww猿かよ
話をよんで乙、以外の感想ないなんてありえんぞ。面白いと思ったなら尚更!
満足したんだろ。どこに満足したか書けばいいだけの話。
キャラ萌えとか言ってるから物語になんの感想も持てないんだろww
もう、「つまらんけどとりあえず盛りあがってます的なレスしとくか」丸出しじゃーんww
>気の利いた感想レスつけるのも読者の務めでしょうか。
これにそれが滲み出てるよ気をつけて!感想なんて自然に出てくるものでしょうが。
「気の利いた」なんて言ってる時点で「無いけどなにか思いつかないと」ってのが滲み出てるよ!

631 :本当にあった怖い名無し:2008/09/26(金) 23:09:38 ID:IukQS9GP0


終わるまでは黙って進展を見守るスタンスなだけです。
シリーズが完結した暁にはいろいろと書くこともあると思います。




632 :本当にあった怖い名無し:2008/09/26(金) 23:11:17 ID:IukQS9GP0
>>630
知的なレスありがとうございます。

ご高説ありがとうございました。

633 :本当にあった怖い名無し:2008/09/27(土) 04:38:35 ID:JWEs9NUq0
どう贔屓目に見ても荒らしなんだから構うな

634 :本当にあった怖い名無し:2008/09/27(土) 07:40:46 ID:gx6+7uiv0
>>630
彼女の紐パンの結び目に手を、まで読んだ。

635 :本当にあった怖い名無し:2008/09/27(土) 19:48:29 ID:kCbchHLe0
あんな程度で荒らし扱いするって・・・2ちゃんではありふれた風景でよ。

636 :本当にあった怖い名無し:2008/09/27(土) 23:34:59 ID:P95Ks2pj0
まあ、作者とそのファン(笑)に対する批判意見は有無を言わさず荒らし・自演扱いですからね!ヒャハ!

637 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/28(日) 00:11:30 ID:F7jXgblw0
私は「乙」一言でもじゅうぶん嬉しい(笑)。
明日は投下できます。
…できる…はず…(汗)。

>>598
DQN先輩と私は行動パターンが一緒なので、見てて冷や汗ものです…。
続き、待ってますねっ。

638 :本当にあった怖い名無し:2008/09/28(日) 00:35:57 ID:eEOK3+vq0
なんて言うか、上手く言葉に出来ないんだ
すごく感動しても言葉にしちゃうと薄っぺらくなると言うか…
ほんの数行なんだけど思ってることをそのままに伝えるのは凄く難しい
だから自分は一言しか言えない事が多い
申し訳ないと思う(´・ω・`) オバカですまん

書き手の人は凄いなあといつも思っとります

>>637
無理するとこのごろ寒いから風邪引くよ
2chは逃げないから自分のペースで書いてくだされ

639 :本当にあった怖い名無し:2008/09/28(日) 00:39:38 ID:LOeNAFnh0
あまり連投されると「早く終わっちゃうじゃないか!」と気が気でない。
かといってウニレベルは絶対イヤ。
我儘な読者でスマソ

640 :本当にあった怖い名無し:2008/09/28(日) 02:36:17 ID:4PKUKu08O
>>637
楽しみにしてます!

641 :本当にあった怖い名無し:2008/09/28(日) 10:00:29 ID:gvhQa1bvO
教授の人楽しみにしています。
トリ思い出してよかったね。

642 :本当にあった怖い名無し:2008/09/28(日) 10:11:15 ID:n0k17LJD0
>>639
やはりあなたもそう思いなさるかw

643 :本当にあった怖い名無し:2008/09/28(日) 14:58:24 ID:b5mdllFm0
>>638
そんな完成度高いわけでもないのに大げさすぎる。自分で言ってるとおり馬鹿なんだよ。
完成度が高ければ高いほど、色んな色んな感想が湧いてくるものだ。
と、いうか口を揃えて「凄くて言葉に出来ない」「乙ぐらいしか言えない」
と言う人ばかりだね?なんで?

・自演だから
・感想も書けないほどの馬鹿ばかりだから
・つまんないけど、このスレを盛り上げるためにあえて「乙」と言って励ますため

どっち?
どっちにしろ、感想が皆無なのはどう考えても不自然。

644 :本当にあった怖い名無し:2008/09/28(日) 16:08:05 ID:2fY36rcm0
↑突っ込んだ感想書かないのは、クズに揚げ足取られたり粘着されたりするのが嫌だからだよ

645 :本当にあった怖い名無し:2008/09/28(日) 16:55:42 ID:4mVHE15l0
>>643
答え
ここは感想スレじゃないから。お前の書いたものなんか乙も言えないよ。あほう。

646 :本当にあった怖い名無し:2008/09/28(日) 17:19:37 ID:Pk4DHy6QO
意見言いたい奴は避難所なり作れば?

647 :本当にあった怖い名無し:2008/09/28(日) 21:52:15 ID:j6h4hYUj0
>考察や、好きな話について語り合いましょう。

テンプレも読めない馬鹿は書き込むなよマジで。
それと、感想スレじゃないから感想書かないってマジで言ってるのか?それじゃあ他の投稿スレで溢れてる感想レスは
なんでしょうね?
投稿スレで投稿された話に感想がつくのは当たり前。感想禁止って訳でもないのに「感想スレじゃないから」なんて
くだらない反論してんじゃねーよ

648 :本当にあった怖い名無し:2008/09/28(日) 21:56:42 ID:j6h4hYUj0
>>644
それを恐れずに話を投下してる作家がいるってのに・・・・
作品に批判がつくのはしょうがないとして、感想に対しての批判が嫌って馬鹿じゃねーの?自意識過剰にも程がある
もう、それならサイトつくってそこで馴れ合ってろよ。2chでやるには打たれ弱すぎるよ

649 :本当にあった怖い名無し:2008/09/28(日) 21:58:45 ID:P59sD7/10
どこでもそうだけと
何でこういう奴って、自分に都合の良い部分しか抜き出さないんだろ?w

650 :本当にあった怖い名無し:2008/09/28(日) 22:14:04 ID:3ufH2E6w0
感想書く書かないについてはどうでもいいけど
選択肢が三つある場合は
「どっち?」じゃなくて「どれ?」のがいいと思うよ

651 :本当にあった怖い名無し:2008/09/28(日) 22:25:14 ID:4mVHE15l0
愚図愚図言うな。黙って読んでろって意味だが、申請のあふぉだったか・・・。
感想に対しての批判って言ってるの分けわかめでこわいんだけど。
なにそんなに真剣なの?作者なの?ばかなの?しぬの?
こんなんで話投下されると思ってんの?ていのうなの?

652 :本当にあった怖い名無し:2008/09/28(日) 23:00:44 ID:FI1BcTNt0
話の感想は書かないけど、人を叩くときは饒舌なのが笑えるwwww

653 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/28(日) 23:29:45 ID:F7jXgblw0
羅漢の門 1/8

広島のS寺で聞いた甕の情報は、奈良県のある遺構に関係していた。
1日で訪問するには移動距離があったので、この日は広島に泊まり、翌日、奈良まで戻ることにした。

飛び込みのビジネスホテルに個室を取ってもらった私は、
「少し疲れたかな。具合が悪い」
と、隣室で早々に寝てしまった教授を気にしつつ、兄貴に電話をした。
「お疲れ」
兄貴の労う声が、広島の街で抱え込んできた戦争の重さと、明日への不安を軽くしてくれる。
「うん。疲れた」
と、素直に泣き言を伝えた。

今日の行動を簡単に伝え、明日の予定を告げると、兄貴は、
「藤原京?」
と、ことさらに興味を惹かれた様子で食いついてきた。
そう。明日の訪問先は橿原市にある藤原京の発掘現場。
藤原京っていうのは、教科書では馴染みのない名前かもしれない。
実際、教授に詳しく説明してもらうまで、私も、どの時代に当たるのかがわからなかった。

654 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/28(日) 23:31:45 ID:F7jXgblw0
羅漢の門 2/8

「藤原京って、大化の改新時に飛鳥から遷都された都だろ?中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)と中臣鎌足(なかとみのかまたり)が建てたんだっけ?」
ほらほらほら。兄貴も勘違いしてるぞ(笑)。
「それが違うんだってば。中大兄皇子は後に天智天皇になってるよね。遷都は、その娘の持統天皇の時代だよ。30年後ね」

聖徳太子や蘇我氏が活躍した飛鳥時代。政治、宗教、文化ともに大きく花開いた時代だったようだけど、途中で【乙巳の変(いっしのへん)】という暗殺事件が起こって、様相が一変する。
中大兄皇子と中臣鎌足が、当時の最高権力者だった蘇我入鹿を殺し、世代交代を図ったのだ。
その後に行われたのが、有名な大化の改新。
私は、暗殺事件そのものが大化の改新って言うのかと思ってたけど、正確には、税金の納め方などを法で整備した政治改革のことらしい。

大化の改新を経て、都を手中にした中大兄皇子(天智天皇)と中臣鎌足(藤原氏の始祖)は、さらに大きな力を得るために都を移した。
藤原京は、中国の風水の思想を取り入れた造りになっていたそうだ。
南の入り口に当たる門は【朱雀門】、北は【玄武門】、東には【青龍門】、西には【白虎門】。
都の道路は碁盤の目で区切られ、中央の門から順に数字が割り当てられている。
その後に作られた平城京も平安京もこの造りを真似ているから、京都の通りは今でも、一条通、二条通、という名称なんだって。

655 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/28(日) 23:32:50 ID:F7jXgblw0
羅漢の門 3/8

「その構造を強く勧めたのが藤原氏だったらしいよ」
と、私は、教授の受け売りを説明し続けた。
「藤原氏はもともと神官の能力を持った家系だったの。だから、藤原京を造るときにも、自然の気の力を重んじたんだって」
「神官…ねえ…」
兄貴は、意味ありげに繰り返す。
「なあに?おかしなこと言った?」
と聞くと、
「陰陽師って知ってる?」
と、逆に聞き返された。
…えっと…。安倍晴明みたいな人のこと…?

「陰陽師は、風水と同じく中国から渡ってきた陰陽道っていう思想を実践する人のことね。清明もその1人だけど、その以前の有名人が藤原不比等(ふじわらのふひと)」
兄貴が出した名前に、思わず、
「その人!藤原不比等が当時の実権を握ってたんだよ」
と大声で賛同してしまった(汗)。
そっかあ。歴史的にも有名人だったんだ。

656 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/28(日) 23:34:16 ID:F7jXgblw0
羅漢の門 4/8

私の反応に笑いながら、兄貴は続ける。
「陰陽道っていうのは、正しい気の流れを司る目的があったから、しばしば、怨霊…つまり、負の気ね、それを抑える呪法も行ったんだ」
「うんうん」
兄貴の話は教授の話と合致する。
「俺も方法は詳しく知らん。護摩壇や祈祷は陰陽道でも行われていたらしいけど。さっき、お前が言った【四神の門】は結界の一種だな。魔を都に入れないための手法だ」
そうだよ、兄貴。さすが、破戒僧でもお坊さんだ。
「教授が言うには、藤原京は、門の他にも、大和三山を結界にしてるらしいよ。だから、3つの山に囲まれた土地に建てる必要があったんだって」
と補足すると、兄貴は、
「なるほどねえ」
と感心する。

657 :本当にあった怖い名無し:2008/09/28(日) 23:35:09 ID:FI1BcTNt0
>愚図愚図言うな。黙って読んでろって意味だが、申請のあふぉだったか・・・。

ここって「語るスレ」でもあるんだが、誤字を訂正しないほど頭湧いてるのか?
しかし君は誹謗中傷が好きだね。人格を疑うわ。ま、ここの住人は君のそう言う暴言に対してスルーだろうけどね。
相変わらず
作者と取り巻きに対する批判は袋叩きで、そいつらの暴言はお咎め無しだね。

658 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/28(日) 23:36:27 ID:F7jXgblw0
羅漢の門 5/8

「そこで甕の話に戻るけど」
長い前置きに区切りをつけて、私は話題を変えた。
「あの甕は、藤原京の朱雀門のさらに南で、飛鳥から怨霊が入り込むのを防ぐ役割をしていた、と、S寺の和尚さんが言ってたの」
「怨霊って…蘇我入鹿か?」
兄貴の察しが格段によくなったので、話が早い。
「そう。藤原氏にとっては、自分の一族が直接手にかけた入鹿を、ことさらに怖がる理由があったみたいなんだ」
「入鹿は祟ったって言うしな」
兄貴も笑いながら賛同する。
実際、入鹿の霊を慰めるための首塚が、いまでも飛鳥寺に残されている。

「甕が怨霊を防いだってことは、結界を張るのに使われたってこと?」
兄貴の質問に、私は答える。
「藤原京には飛鳥からの直通道路があって、怨霊もその道を通って都に侵入する可能性があったわけ。だから、その道路、【中つ道】の途中に霊力のある甕を埋めて、人は通れるけど魔は通れないって意味づけをしたみたいだよ」
「甕の霊力って…あの厄介な祟りのこと?」
電話口で兄貴が苦笑する。

659 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/28(日) 23:38:25 ID:F7jXgblw0
羅漢の門 6/8

ここからは、S寺の住職の話から、教授が導き出した甕のいきさつになる。
藤原京の安泰のために施された中つ道の結界には、多数の修験者が関わったらしい。
修験者というのは、山岳などの厳しい自然の中で苦行を積んだ僧侶たちのこと。
彼らは、寺院を持たないことから、一般の僧侶よりも下の階級に見られ、後の時代には羅漢(らかん)とも呼ばれた。
五百羅漢など、屋外に野ざらしにされている仏様を、現在でも見ることがあるでしょ?ああいう待遇。
藤原氏は、修行で高次の霊力を得た羅漢たちを強制的に集め、中つ道のどこかに拘束して、藤原京のために祈らせたのだろう。
たぶん、寝食すらまともに与えずに。
呪具として、羅漢たちと一緒に置かれた甕は、彼らの飢えの苦しさを受け入れた。何人もの餓死者の無念を。
それが祟りの正体だ。
と、教授は推察している。

「ありえるな。あの甕の呪力は、一人二人の恨みじゃ追いつかないからね」
と、兄貴。
「いまでも、声が聞こえる?」
と私。
「ああ。あれはハッタリ。お前が教授の妹さんを怖がってたから、ああ言えばおとなしく甕に戻ると思って言っただけ」
と、兄貴…。
……ほんっとに、ほんっとに、兄貴って、霊感ないんだね(汗)。

660 :本当にあった怖い名無し:2008/09/28(日) 23:38:32 ID:FI1BcTNt0
>>649
その言葉、そっくりそのまま君らに返すよ。
「感想スレじゃないから」というレスに対して、「テンプレに「語るスレ」とある」と返しても無視してるのは何故?
ちなみに、都合の良い部分のみってどこの部分を言ってるのか明記しなさいよ。
具体的なことは何一つ書かないね信者って。

661 :本当にあった怖い名無し:2008/09/28(日) 23:40:05 ID:FI1BcTNt0
おっと!作家様の登場ですか。
さてさて今回も感想なしで褒め殺しで終わるのかな?
話の感想よりこういう罵倒の方が盛りあがるってどうよ?

662 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/28(日) 23:42:00 ID:F7jXgblw0
羅漢の門 7/8

「ところで、教授はまだ起きてる?」
兄貴が聞くので、教授の体調がよくないことを伝えた。
「あらら…。もし重篤化したら、お前、病院とか手配できる?」
「病院に連れて行くことぐらいはできるけど…」
正直、心細い…。
「兄貴が来てくれたら嬉しいんだけど…」
と伝えると、兄貴は、
「うーん」
と唸って、考え込んだ。
「俺も行ってやりたいけど、明日、檀家の一人が亡くなる予定だから、待機してないといけないんだよね」
「…」
よ、予定?(汗)
「縁起の悪いこと言わないでよ」
と叱ると、兄貴は声を潜めて言う。
「だってさ、いま本堂の横で電話してんだけど、本堂にその爺さんが来て座ってんだよ。あれ、絶対に実体じゃねーぞ」
反射的に時計を見た。午後10時に近い。
足元から寒気が上ってきた。
「私1人で大丈夫だから!兄貴が来ると、教授、余計に弱りそうだから!」
【丁重に】断ると、
「その意気だ」
と兄貴は笑った。

663 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/28(日) 23:42:58 ID:F7jXgblw0
羅漢の門 8/8

電話を切ってから、教授の部屋を見舞うと、案の定、教授は高熱を出し始めてた。
「救急車、呼んでもらいましょうか?」
と聞くと、
「明日には引くだろうから、様子見で」
と弱々しい答えが返ってきた。
心配だったので、自分の部屋には帰らずに、教授の部屋のソファで転がった。
心細い。
ルーツが知れるにつれ、甕が力を増して、教授を連れて行きそうで。

664 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/09/28(日) 23:44:06 ID:F7jXgblw0
応援、ありがとうございます。

665 :本当にあった怖い名無し:2008/09/28(日) 23:45:58 ID:LOeNAFnh0
教授Z!
乙じゃなくてZなんだからねっ!

666 :本当にあった怖い名無し:2008/09/28(日) 23:48:55 ID:CTTAWfOTO
教授凸!

667 :本当にあった怖い名無し:2008/09/28(日) 23:55:01 ID:FI1BcTNt0
さっそく定型の言葉か・・・しかも「乙じゃなくてZだからね」って、褒め言葉も自分の言葉で言えないのかねえ。情けない・・
しかしまあ、この話で感想言えって言う方が酷か。
講釈が8割で物語としての形を成してない。面白い、つまらんという以前の問題だ。
連載モノだからこう言うのもありなのかねえ。
一応タイトル付けてるんだから、物語の途中の部分を抜き取っただけのものはどうかと思うよ。
連作にするなりしてきちんと一つのエピソードを書かなきゃ。

668 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 00:12:11 ID:beSIbfHU0
ID:FI1BcTNt0
粘着批評する暇があるなら何か書いてくれよ

669 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 00:20:23 ID:lS/rRDEK0
書いてるじゃん。
シリーズ物という前提で単発タイトルはやめた方が良い。この話だけを読む人がいることも考えないと。

670 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 00:23:28 ID:7ndcflnt0
要は言い負かしたいだけだろ。
根が子供なんだよ。
こういう類いは相手するだけ無駄。
暇つぶしの相手させられるだけだからね。
放置が1番だよ。

671 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 00:42:45 ID:l4sd0OeT0
教授Z!乙じゃなくてZ!
私も大化の改新=蘇我入鹿暗殺だと思ってたw
また勉強させて貰いました。続き待ってます!

>>667
粘着質といい、斜め上発言といい同国人とは思えんわw
やっぱり彼の国の人なの?

672 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 01:06:24 ID:AI5Lq+w10
教授、乙です。
この時代の話が好きなのでものすごく嬉しい。
本音を言えばそれこそ入鹿暗殺の辺りの怪しい話にまつわる
藤原氏の暗躍の名残とか教授が見つけないかな〜って思いながら
wktkして待ってます。

673 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 01:07:15 ID:eFJlOrX5O
>>667
お前帰れ

674 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 01:50:05 ID:9pZuQW5lO
オカルト系のサイトで、オオツキ教授シリーズのまとめを読んで、どうしても一言言いたくてやって来ました。
まず、教授シリーズはキャラやストーリー展開もなかなか良くて読み応えがあって良いと面白いと思います。
が、神仏の話で誤った史実やこのスレを知らない読者に、大きな誤解を抱かせるような表現にはもう少し気をつけて頂けないかと思います。
よそのサイトの読者なんて知らないよ、と言われればそれまでですが、教授の話を楽しみにしている読者が他のサイトにもいるのは確かなので、是非御一考頂ければと思います。

675 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 01:50:20 ID:F7ez38cmO
教授のお話が大好きな1人です!
これからも色々なお話聞かせて下さい!

お願いします!!

応援してます♪

676 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 02:28:02 ID:fX0jIb7d0
>>674
前にも気付いた方に指摘されて、まとめサイトの管理人に修正して貰っていましたね
歴史だの宗教だのは人や時代によって解釈も変わってくるみたいだし、間違いに気付いたら指摘して直してもらいましょうって感じですか?
今時、聖徳太子は厩戸王子って習うらしいね?


677 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 03:37:39 ID:8ZQ3LTo0O
ストーリーとして楽しめたらそれでいい。
知識として読んでる人は居ないよ。
オカ板だし。

678 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 05:11:38 ID:WMcRFW9o0
オオ○キ教授は、今もご健在なんだろうか…なんか心配。

679 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 07:16:48 ID:WEmHQbl+0
>>630
応援してても読むのは時間ある時にするからとりあえず乙だけ言っとく
作者のモチベ下がらんようにな

680 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 07:25:43 ID:WEmHQbl+0
あと基本的にマンセーだから感想とかあまり沸いて来ない
ウニなら師匠ハァハァとか京介ハァハァとかそんな程度?
他には話の疑問点とか聞くくらいか

逆にアンチ発言ならある程度は沸いて来るけどなw
〜〜はありえないだろとか、〜〜キメェとか、怖くない、とか

肯定するより否定する方が簡単なんだよな
とりあえず読者に対して「マンセーが足りない」って言われても困るんだよ、ちょっとマンセーのお手本を示してみてくれや

681 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 08:36:18 ID:V1tSfio30
面白くないからミリって言い出すぞwww

682 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 09:59:10 ID:ZzDkE8JO0
教授の人乙です。
今回は史実をそれなりに自分で調べると、余計に物語が奥深くなります。
教授が心配な展開になって来ましたね。
教授の物語は人間の歴史のどろどろした闇の部分の怖さがあります。
これからも期待あげ〜。

>>667涙目w
こんなに沢山の人間が書き込むのも、自分が否定されるのも
想定外だったんだろw
ショックで書き込めないか あ〜あ か わ い そ う そ

683 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 10:54:59 ID:0tYtcPcs0
>>682
むしろ思う壺だろ、きっと大漁で喜んでるよ
どうせしばらくしたらまた感想のレスなんて少なくなるだろうし

684 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 13:49:05 ID:ZzDkE8JO0
>>683
多分感想を欲しがるのは大抵投稿者だと思うんだよね。
だから、667はここかどこかに投稿して碌な感想もらえなかった奴だと思う。
そうするとむしろ教授の人に皆から励ましの感想一杯、自分は批判されるわで
今悔し涙流してると思う。マゾなら話は別だけど・・・www


685 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 19:42:25 ID:DH6K3NA40
>>682
>ショックで書き込めないか あ〜あ か わ い そ う そ

君はニートなのか?日曜の深夜から早朝、はたまた平日の昼間に書き込める人が羨ましいわw
仕事あるので寝ただけだが?

>こんなに沢山の人間が書き込むのも、自分が否定されるのも
想定外だったんだろw

何を言ってるのか。元々「乙ばかりで感想がないのはどうなんだよ」って話で、誰も「書き込み無いな」とは言ってない。
俺が否定される?ただの人格攻撃ばかりで内容についてのきちんとした反論は皆無だが?
「あほ」「くず」「マゾ」「粘着」
こんな小学生レベルの罵倒レスしか貰ってませんが?こんなレスされたからショックで書き込めないだろ、とか・・・・
ただの一回で良いから、まともな反論貰えませんかね?



686 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 19:46:47 ID:DH6K3NA40
>>684
>多分感想を欲しがるのは大抵投稿者だと思うんだよね

拡大解釈も甚だしい。「感想を求めてる」のではなくて、「なんでこのスレは感想する人がいないんだ?」と言ってるだけで。
今度は「相手にされなかった投稿者が暴れてる」と都合の良い妄想ですか?
反論するならきちんと相手の発言を吟味してからにしてくれ。ただの妄想で貶めるなんて小学生のすることだよ。

687 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 19:50:29 ID:ZzDkE8JO0
>>685
なんだよ、ただの構ってちゃんか、情けなす・・・。
自分に才能がないから→あらしの書き込み→反応良いw→うれしい←今ココ・・・。
以降放置します。皆さん、すいませんでした。マジレスして。

688 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 19:56:55 ID:DH6K3NA40
なんでここの住人って、揃いも揃って人格攻撃ばかりで、相手の具体的な発言に絡めての議論が出来ないんだろう?
何一つまともな議論できないよなあ。
だから何度も書き込んで答えを聞きたいのに、感情的なレスばかり。しまいには「粘着」呼ばわり。

テンプレに「考察や、好きな話について語り合いましょう。」ってあるから「なんで感想無いの?」って聞いてるのに
「ここは感想スレじゃない」とか「避難所作れば」とか「黙って読んでろ」とか、もう話にならない。
それじゃあ、テンプレから外せよ。

689 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 20:00:10 ID:DH6K3NA40
>>687
ほら、さっそく根拠のない罵倒ですか?
何を根拠にお前は言ってるの?きちんと俺の発言に対しての反論をしろよ。
なにが「情けなす」なのか。そっくりそのままお前に返すよ。

690 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 20:02:05 ID:cO18FkK8O
>>688
教授の人本人が乙でいいよって言ってるのに
なんで部外者が不満たらたらなの?


691 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 20:04:23 ID:4zltIaZ+O
ウニまで801板に書き込みしたのがショックだ。
書くのめんどくさいとか、ダラダラ遊んでばかりいるとか・・・
それでも同人誌作りたいからゲスト投稿させろとか・・・



なんか、がっくりきた。
シリーズ物スレの書き手は腐女子と馴れ合いたくなる習性でもあるのか?

692 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 20:16:48 ID:DH6K3NA40
>>690
作者うんぬんは関係ない。ファンの事を言ってる。
投稿された話に対して何も語ることがない、って人ばかりなのはどうなんだよ?って事を言ってるだけ。
「語ることはない」という意見自体は否定しない。
でも、ここは評判の良いシリーズ物が投稿されてて、「応援してます」と言う人も多い。
なら、普通は好きな作家の作品に対して色んな考察がされるんだけど、ここはそう言う流れが皆無。

他のスレではこういう事はあり得ない。つまらん話ならスルーされるが面白い話なら次から次へと感想が述べられる。
例えば、ひとりの商業作家のスレがあって、新刊が出ると当然そのスレはその新刊の感想で埋まるはず。
「好きな作家の作品」だから語ることは山ほどあるはず。
それがなぜこのスレ「だけ」、なにも語られないのか。不気味すぎる。


693 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 20:19:19 ID:IXWisQ6WO
>>691
そりゃグダグダ文句ばっか言うオカ板住人より、どんなんでも絶賛してくれる801板の方がいいんじゃねw
801に理解あるフリをしておけば構ってもらえるしww
ただ、あれは酉バレの釣りだと思うけど

694 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 20:40:09 ID:cO18FkK8O
>>692
好意的な感想を書けば必ずアンチレスがついて
それを作者が見て意欲をなくすのが怖いからだよ

いまも貴方みたいな屑が居座ってるせいで
作者が離れていかないかって
すごく心配でイライラしてる

695 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 20:50:29 ID:DH6K3NA40
感想にアンチレスがついたことなんてあった?しかも必ずって・・・・。ただの詭弁じゃん。
感想に作者が引くほどの否定レスなんて付いたこともないのに、もの凄いネガティブ思考だね。しかも妄想だし
そう思うならもうテンプレから「考察〜」外したらどうかね?
そんな疑心暗鬼になってるならどんな小さな否定レスにも過剰反応してつまらなく感じるだろうねw


696 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 21:59:38 ID:ZzDkE8JO0
みんな屑には構うな。
喜ばせるだけだ!
俺は正当な事を言っているんだ!
とか思ってるんだろうが、どっこい。
こいつ師匠スレでも相手にされてなかった奴だよw
向こうのスレ読んでみwwwかなり笑えるww
構わないのが一番良い。放置しろ。
投稿者に気持ちよく投下してもらいたいならそうしろ。


697 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 22:24:14 ID:DH6K3NA40
お前が一番構ってるじゃん。

>俺は正当な事を言っているんだ!
とか思ってるんだろうが、どっこい。

は?俺は単純に疑問点を述べただけで、一言も「俺が正しい。俺に従え」とは言ってない。
今度は捏造ですか?
むしろお前の方が「俺は正当なこと言ってる」と言ってるだろ。
師匠スレがなんだって?またまた都合の良い妄想ですか?残念だけど俺じゃないよ。恥ずかしい奴め。
結局まともな反論は何一つせず、最初から最後まで誹謗中傷個人攻撃でしたね。
人を屑と罵るお前は正しいとでも思ってるのか?
ただ自分と意見が違うってだけでこんなに感情的になって罵詈雑言を並び立てる人間こそいらない。
こんな奴が「乙!」「応援してます!」なんて言ってるんだろ?

しかし、作品の感想は何一つ無いのに、罵詈雑言は泉のように湧いてくるね。分かったろ?これがお前の本性だよ。

698 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 23:21:46 ID:RhKbXcbxO
携帯ROM専だけど一言











作者以外全員黙ればいいと思うよ

699 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 23:23:02 ID:DH6K3NA40


356 本当にあった怖い名無し sage 2008/09/19(金) 19:49:45 ID:gZ+r2vId0
もうこのスレ落とせよ
なんでウニがここじゃなくてシリーズ物スレに投下してるのか考えたことあるのか?
「語るスレ」なのに語る奴皆無で「話題がない」とか馬鹿カヨ
師匠シリーズが好きなら語ることあるんじゃないのか?


もしかしてお前が言ってたのはこのレスかい?
なるほど、同じ事言ってるな。ただそれだけ。
つーか、「相手にされてない」って言ってるけど直後のレスで相手してるレスが二つ連続であるんだが、お前には
都合が悪いから見えなかったようだなw

700 :本当にあった怖い名無し:2008/09/29(月) 23:27:22 ID:IXG1Y1YhO
変なのはアク禁解除されたのかな。
無視しときましょうよ。

701 :本当にあった怖い名無し:2008/09/30(火) 01:26:00 ID:/Y+xzDzG0
妙にスレが伸びてると思ったら・・・

すべてID:ZzDkE8JO0が絡んだのが悪い

702 :本当にあった怖い名無し:2008/09/30(火) 07:00:47 ID:EPLntHAZ0
議論がどうのといってるけどID:DH6K3NA40が何について議論したいのか分からん
感想が乙とか頑張れとか簡単なものしかないです?
それについてどう議論しろっつうねん

必死こいて読書感想文書けとでも言いたいのか
たかが同人小説にそこまでの感想は沸かない、そもそも投稿されてるものほぼ読んで無いし、まあ書きたい人は書けば?

とにかくウニさえいればそれでいいんだよ

703 :本当にあった怖い名無し:2008/09/30(火) 07:35:01 ID:9JeHQ8k30
>>691
頼む! kwsk
801板は拒否反応があって近寄れません。

704 :本当にあった怖い名無し:2008/09/30(火) 12:04:07 ID:qYLlJtpmO
>>703
エラーが出るので改行だけいじってある。
878:相談 ◆oJUBn2VTGE 2008/09/29 16:29:13 vkN6pf5R0 [ウニ]
こんにちは。〆切のない生活に余暇をダラダラ遊んでばかりいるウニです。
オカルト道の師匠にまつわる話を書いている者です。
次はいつまでに書く! とか宣言した方がいいような気がしています。
今は「ビデオ」という話を書きかけてめんどくさくなり、投げていますが
そろそろなんとかしようという気になってます。
他にも書きかけで放置してある「師匠」の話がいくつかあります。
実はその中に一つだけどうしても紙媒体で書きたい話があり、どうしようかなぁ
と思いながら放っておきましたが最近「同人誌」という方法を思いつきました。
しかしながらそちらの情報に疎く、周囲にも詳しい人がいないためどういう
ものなのか、このところネットで調べていましたが素人の自分一人ではキツイ
と結論しました。
そこで相談なのですが、虫のいいのは承知でお願いします。
どなたかゲストで書かせてもらえませんでしょうか?
B5 2段組9ポイントで30〜40ページ(15〜20枚)
です。B5より小さいと、ある理由でちょっと都合が悪いです。
まだ話は完成してませんが、あと2ヵ月くらいあれば出来るかと。
ゲストという形でなくてもかまいません。他にどういう形があるのか教えてください。
もしくはしかるべきサイトなりに誘導をしてくだされば幸いです。
フリーメールのアドレスを取得しました。以下までご連絡を!
aaaikknoruy@mail.goo.ne.jp
(この相談関係以外のメールには多分お返事しませんのであしからずご了承下さい)
補足。
このスレに書き込みしたのはそういう方面に詳しい人が多そうだったのと、自分が
ウニ本人であることを証明するのに2chのトリップくらいしか思いつかなかったので…
また、紙媒体で作ったあと、その話はいずれ2chにも投下します。電子媒体では話と
して成り立たないというワケではないし、紙媒体を手に入れられなかった人が読めない
というのも変なので。

705 :本当にあった怖い名無し:2008/09/30(火) 12:16:54 ID:qjRS2dB0O
>>704、乙
なんかスゲー事になってんな

「紙媒体でやりたい話」って、まさか田舎(後ry

706 :本当にあった怖い名無し:2008/09/30(火) 12:35:37 ID:NOxRZFe2O
やっぱり酉バレじゃないか!?

707 :本当にあった怖い名無し:2008/09/30(火) 12:57:50 ID:XECI9yRY0
やっぱりっていうかどう考えても釣りじゃないか

708 :本当にあった怖い名無し:2008/09/30(火) 13:00:06 ID:ja6UHqwv0
あらら、ウニ酉バレしたのか
ウニは携帯厨みたいにカタカナを半角では書かないからな

709 :本当にあった怖い名無し:2008/09/30(火) 13:04:51 ID:ja6UHqwv0
あっ、元スレ見つけた
あっちは半角じゃないね。って事は本人の可能性もあるぽ

710 :本当にあった怖い名無し:2008/09/30(火) 14:06:39 ID:9JeHQ8k30
>>704
ありがとう!感謝!!

ウニの発言を聞くと、なんか複雑だなぁ。
言うに事欠いて同人て?
もしもこの書きたいものが田舎・後編だったら・・・。
皆を他の話で引き止めつつ、肝心な後編を期待させつつ書かずに引っ張ってる理由って・・・。
お金にしたいから???デスカ


711 :本当にあった怖い名無し:2008/09/30(火) 14:34:36 ID:qYLlJtpmO
>>708
俺の使ってるとこだとカタカナは全部半角になっちまうんだよ。混乱させてすまない。

712 :本当にあった怖い名無し:2008/09/30(火) 15:57:05 ID:G0BSM79P0
やっぱ田舎後編のことだよなぁ<紙媒体
まあでも二次創作で書かれて書く気なくなってたのでないならよかった
そして其れを踏まえたとしても早く書いてくれw

713 :本当にあった怖い名無し:2008/09/30(火) 18:39:58 ID:/arPqu5v0
こんなネットストーカーみたいな事されたら気持ち悪いだろうなあ

714 :本当にあった怖い名無し:2008/09/30(火) 18:56:37 ID:hVAhryuo0
ウニには心底失望した。
よりによって同人活動とかありえない。
しかも紙媒体うんぬんって事は本格的に商業活動を視野に入れてるよね。
どうせなら「超」ー1に挑戦して欲しかった。
ハッキリ言える

ウニは死んだ

715 :本当にあった怖い名無し:2008/09/30(火) 18:59:15 ID:hVAhryuo0
しかし、「どうしても紙媒体で書きたい」というのが解せないな。
「どうしても売って金が欲しい」って事なのか?人に読んで欲しいならネットでの投稿が良いだろうしねえ

716 :本当にあった怖い名無し:2008/09/30(火) 20:02:04 ID:E+oDy12pO
著作権を確立したいって事か?

717 :本当にあった怖い名無し:2008/09/30(火) 20:43:30 ID:5AQbPn9S0
>実はその中に一つだけどうしても紙媒体で書きたい話があり、どうしようかなぁ
>B5より小さいと、ある理由でちょっと都合が悪いです。

>また、紙媒体で作ったあと、その話はいずれ2chにも投下します。電子媒体では話と
>して成り立たないというワケではないし

この二つから見るにただ2chに投稿したのでは使えない何らかの仕掛けを使いたいってだけなんじゃねーの?
まぁ後々お金稼ぎする準備とか妄想出来なくも無いけどさ

718 :本当にあった怖い名無し:2008/09/30(火) 23:37:30 ID:Lw5NiOIhO
この世に存在できない形を図示するつもりなんだよ。
期待。

719 :本当にあった怖い名無し:2008/10/01(水) 02:12:54 ID:SegEjm7q0
決まった所でページをめくらせたいとか
ページを何らかの形に折り曲げることによって違うページから特定の文字を拾って読ませたいとか
光に透かして表裏で見ると何かの文章や形が浮かび上がるとか
とびだすえほんとか袋とじとか

可能性は色々だし楽しみにもしてるけどさ…
ウニの書き込みに垣間見える姿勢には正直がっかりした

720 :本当にあった怖い名無し:2008/10/01(水) 02:27:16 ID:BmDkwtKo0
つかほんとにウニなん?

721 :本当にあった怖い名無し:2008/10/01(水) 04:08:41 ID:VMWHtfgW0
単に「絵」部分が必要な話だからじゃ…?

722 :本当にあった怖い名無し:2008/10/01(水) 16:35:28 ID:ni1lnrRL0
つかコピペいいからURL貼ってよ

723 :本当にあった怖い名無し:2008/10/01(水) 17:02:44 ID:qgNFuuouO
>>722
阿呆か。全年齢板に18禁のURL貼れるわけないだろが。
見たけりゃ、自分で801板のスレ見て来いや。

724 :本当にあった怖い名無し:2008/10/01(水) 17:28:50 ID:ni1lnrRL0
>>723
わざわざ晒してる癖に変なとこだけ良識的なんだなw

725 :本当にあった怖い名無し:2008/10/01(水) 17:51:24 ID:qgNFuuouO
>>724
俺が晒したわけじゃねーよwww良識以前の問題だろが。
801板に抵抗ある奴だって多いの理解しろよ。

726 :本当にあった怖い名無し:2008/10/01(水) 17:53:23 ID:ni1lnrRL0
いや別にブラクラ貼るわけでもないのに、たかが2chのスレ晒すのにそんな抵抗あんの?w

727 :本当にあった怖い名無し:2008/10/01(水) 17:54:06 ID:bAbEMlj40
mixi ID=10778208

女子大生の-Len-といいます☆mixiのトップに乳首立っちゃった写真載せてるので見てください☆
今PCでAV見てたらムズムズしてきちゃってオナニーしたくなってきちゃったんで・・・
Hなメールで興奮させてくれた方には電話エッチしちゃいます♪
mixiIDを一応のせておくのでメッセージください。
激しくしたいので、激しいメールまってます


728 :本当にあった怖い名無し:2008/10/01(水) 19:43:31 ID:/Afv/qTm0
ところで、801板とこのスレの違いってあるの?
基本褒め殺しでキャラ萌えを自負しているだろここの住人。
外野から見ればキモさは変わらんぜ
まあ、それはともかくウニ終わったな。
もうここに投下せずに801板に引っ越せばいいよ

729 :本当にあった怖い名無し:2008/10/01(水) 19:50:04 ID:WOcyYQ0B0
このスレがキモいのはわかるけどホモとか見たくないから
801に投下は勘弁してほしいなあ

730 :本当にあった怖い名無し:2008/10/01(水) 22:07:06 ID:asSHU9930
投下お待ちしております

731 :本当にあった怖い名無し:2008/10/01(水) 22:49:22 ID:lx1cFZ1U0
801とかはどうでもいい。
とにかく田舎後編を書くんだ。
お永井しますよ。何回土下座すりゃイイんすか。

732 :本当にあった怖い名無し:2008/10/02(木) 02:55:32 ID:LAblAxgP0
最新50で、お話がひとつも投下されてない…

733 :本当にあった怖い名無し:2008/10/02(木) 11:59:08 ID:FWyM/DVM0
>>732
ここは実質801板のヲチ板だから仕方ない。

このスレも801のスレも気持ち悪すぎる。
とっととオカルト板から出てけよキャラ萌えジャンキーども

734 :本当にあった怖い名無し:2008/10/02(木) 16:17:22 ID:y5vnNm+Q0
ここでやはり教授の人にお願いしたい。
自分的にはウニのひとひねりある怖さよりも、ストレートに
伝わる教授の方が怖くて好きだ。
ちょっと今回長くて待たされるのがアレだけど。
期待、キボンあげ!

735 :たぶん酉はこれ!の教授の人 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/02(木) 19:18:47 ID:wcj6nnZdO
>>734
面目ない。
モデムが壊れてネットに繋げない状態ですorz
下調べをしたいんだけどなあ…。

どなたか、藤原京の朱雀門が現在どんな状況なのかご存じありませんか?
…なんちて…(笑)

736 :本当にあった怖い名無し:2008/10/02(木) 21:25:37 ID:HADUq8wQ0
教授さん、>>674に対しての返答が聞きたいのですが?


737 :本当にあった怖い名無し:2008/10/02(木) 21:34:57 ID:y5vnNm+Q0
>>735
調べてみた。
遺構になってる。路の跡に看板に説明書き。門なんて影形もない。
門どころか宮殿もその辺のただの草地に成り果て、ほんとに遺構。


738 :オオ〇キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/02(木) 22:01:49 ID:wcj6nnZdO
>>736
ああ、まとめを読んでくださった方ですか。
返事をおろそかにしてしまってすみません。

【史実と違う】としている部分がよくわからなかったのですが
どの話のことですか?
前に【お諏訪さま】という話で、
主人公の妄想幻覚部分を追及されたことがあったけど、
それかな?

>>737
ありがとうございましたっ!
ほんとにほんとにほんとに助かりました(嬉)。
明日、ネット喫茶から投稿してみます(笑)。


739 :本当にあった怖い名無し:2008/10/03(金) 00:16:03 ID:twYNOvPq0

                                            糸冬
                                       -----------------
                                        制作・著作 NHK


740 :本当にあった怖い名無し:2008/10/03(金) 01:23:53 ID:jQjP8XKvO
ここの霊感ある人に質問なんですが目をつぶって家の窓を空けていく
霊感テストを知っていますか?これってやったら何かしら霊象を引き起こしたり
しませんかね?

741 :本当にあった怖い名無し:2008/10/03(金) 02:05:59 ID:mG3GCfeu0
普通に考えたら、そこで何かしら見えた場合の恐怖感等々で、
何かある毎にこじつけて考えてしまう場合はあるでしょうね。

存在に気付いたことを知られたら、相手によっては危険かも知れないけど、
よほど怨みでも持たれていた相手ならともかく、
それだけで霊障はないんじゃないでしょうか。

742 :本当にあった怖い名無し:2008/10/03(金) 07:49:25 ID:jQjP8XKvO
なるほど。気付いても気付かないふりすれば大丈夫ってことですかね?

743 :本当にあった怖い名無し:2008/10/03(金) 08:24:08 ID:MIb2IWSqO
マサさんシリーズの新作が、何処かに投稿されてたようだが、誰かしらね?

744 :本当にあった怖い名無し:2008/10/03(金) 08:37:17 ID:76V6NLoTO
されてません。

745 :本当にあった怖い名無し:2008/10/03(金) 08:40:46 ID:MIb2IWSqO
>>744
確か 呪いの器 って題名だった気がするんだが見間違いかな?スマン

746 :本当にあった怖い名無し:2008/10/03(金) 09:01:36 ID:XiFrpoXG0
>>743=745
ググれ!
普通に出てくるぞ、横着者め!!したらば、の
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/9405/1209619007/
のレス番48〜81までだ。
あ、もしかして釣り?か。

747 :本当にあった怖い名無し:2008/10/03(金) 09:14:57 ID:MIb2IWSqO
>>746
ありがとう僕初心者だから
ググるとかよくわかんないから

748 :本当にあった怖い名無し:2008/10/03(金) 09:16:22 ID:XiFrpoXG0
>>747
半年ROMれ!!

749 :本当にあった怖い名無し:2008/10/03(金) 09:38:57 ID:/rsNgugh0
>>746
お前マサさんだろ?

750 :本当にあった怖い名無し:2008/10/03(金) 15:24:16 ID:mG3GCfeu0
>>742

気付いた時の驚き方は色々あるでしょうが、
「息を呑む」仕草が多い人は要注意だと思います。
気付かないふりが難しい。

ここよりも、相談できそうなスレッドを探してみた方が良いかも知れません。

751 :本当にあった怖い名無し:2008/10/03(金) 21:14:10 ID:Kj+dkfVr0
>>738
ログ読めよ。細かく指摘してるじゃん。
創作書くなら別にどうでも良いけど、史実と違う内容はまずいだろ。
「創作だからどうでも良い」なんて言う意見が住人には多いようだけど、適当な発言すんなって。


752 :本当にあった怖い名無し:2008/10/03(金) 21:15:48 ID:Kj+dkfVr0
>>743
>>746
洒落コワの「掲示板まとめ」というコンテンツにあるよ

753 : ◆.QTJk/NbmY :2008/10/03(金) 22:33:41 ID:ZDoEuVQ9O
も…もし投下を待ってくださっている方がいるなら、
申し訳ないけど、今日は待たないでください(汗)。
書ききれない。


約束破ってすみません。


754 :本当にあった怖い名無し:2008/10/03(金) 22:43:15 ID:dgXqtiEfO
のんびり待ってますー

755 :本当にあった怖い名無し:2008/10/04(土) 12:56:41 ID:wy0yarAeO
801板ウニの発言、どう思う?文体が変わったから別人だと言うヤツもいたが、俺はウニが途中から作家目指して本腰いれたせいだと思ってたんだ。

756 :本当にあった怖い名無し:2008/10/04(土) 13:00:55 ID:wy0yarAeO
2チャンとの著作権問題があるので、同人誌と言う発想なんだろうが、本音はメジャーデビューしたいんじゃないかな?

757 :本当にあった怖い名無し:2008/10/04(土) 13:01:48 ID:wy0yarAeO
おまいらわかってるな…。


夢の映画化に向けて出版社へ電凸するんだ!

アドレスもご案内済みだ。やるしかないっしょ!


758 :本当にあった怖い名無し:2008/10/04(土) 13:03:23 ID:wy0yarAeO
おまいらわかってるな…。


夢の映画化に向けて出版社へ電凸するんだ!著作権問題は出版社がなんとかしてくれる。

アドレスもご案内済みだ。やるしかないっしょ!


759 :本当にあった怖い名無し:2008/10/04(土) 13:29:08 ID:ohANdrH10
生き人形か

760 :本当にあった怖い名無し:2008/10/04(土) 20:16:42 ID:Nn/FBiHK0
>>753
指摘されたことに対してははぐらかしてばかりなのは何故?
なーんかなあ・・・・

761 :本当にあった怖い名無し:2008/10/04(土) 20:36:10 ID:VdhFGLxa0
>>760
はぐらかしてはいないと思う。時間なさそうだし。
教授の人の経験した事と歴史的事実とされる事が本当に違うか
どうかは証明できないと思う。人の事言うなら出来ますか?
それをやろうとするとこんな所に書き込みは出来ないだろう。
専門板行かないとダメだろうし。ここオカルトだし。
昔学校で習った歴史すら、今結構嘘になってる事も多い。
昔の事は文献が頼り。しかし、その文献も時の権力者によって
捏造される事もある。だから素人の証明は難しい。
建物とか物的証拠なら出来るけど。それ以外はまず無理。
そしてここは歴史板ではない。フィクション板だと思え。
ホント素直すぎ。何でも人の言う事鵜呑みにし過ぎ。
それともただいちゃもん付けたいだけ?
そして怪しいと思ったら自分で調べろ。
そしてそれをここに書き込んでみろ。人を頼り過ぎ。何様?w

762 :本当にあった怖い名無し:2008/10/04(土) 20:58:12 ID:+nhvemf40
>>761
言い方は悪いと思うが同意。

763 :本当にあった怖い名無し:2008/10/04(土) 21:14:47 ID:12DDnW0/O
本人乙と云わざるを得ない

764 :本当にあった怖い名無し:2008/10/04(土) 22:43:15 ID:Nn/FBiHK0
>>761
なんでこんな必死なんだよ・・すげえ怖いよ・・・・
内容も矛盾してるしさ

>教授の人の経験した事と歴史的事実とされる事が本当に違うか
どうかは証明できないと思う。

>フィクション板だと思え。

本人が実際に体験した話と思っているのか、創作だと思ってるのかどっちよ?
というか、真実の歴史と、伝えられてる歴史が違うとか話大きくしてるけど、それが教授の話にも当てはまるとか
電波も大概にしろ。じゃあ教授の歴史観はどこからきたんだよ?

>そして怪しいと思ったら自分で調べろ。

おいおい、調べろって、自分で「歴史的事実とされる事が本当に違うかどうかは証明できないと思う。」
って言ってるじゃん。
自分で調べて勉強してきた人が指摘してきたんだろ。俺の事はそう言われても仕方ないけど、初めに指摘してきた人には
何と言うの?「真実の歴史と違うかもしれんだろ」とループするの?死ぬの?


765 :本当にあった怖い名無し:2008/10/04(土) 23:36:39 ID:LDi3oIXBO
>>764は師匠スレでも痛いことしてる真性

766 :本当にあった怖い名無し:2008/10/05(日) 01:41:47 ID:Ja/nIO13O
オレは>>764のレスを途中までしか読んでないけど


正解だったみたいだなw

767 :本当にあった怖い名無し:2008/10/05(日) 06:33:02 ID:HB8OhzFP0
俺は>>764の言うことも一理あると思うわけがないというのは嘘

768 :本当にあった怖い名無し:2008/10/05(日) 08:38:18 ID:IBqrIpvW0
>>765
本当だ。前からあっちで騒いでて相手にされない奴か。
それでこっちに八つ当たりしてんのか。みっともないw
初めに指摘した人ってのもこいつの自演でしょwwwますますみっともry

769 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/10/05(日) 09:10:06 ID:34cNrvA10
[日記]
1/9
●1985年 2月5日
私は知った。
この世界には神も仏もいない。
いるのは人間のみ。なんて残酷な事実だろう。
希望も何もあったものじゃない。

昨夜、妻の容子が亡くなった。34歳という若さで、だ。
彼女と結婚して15年。2人の子供にも恵まれ、幸せな家庭だった。
それが崩れ去った。
この悲しみはどうすればいいのだろう。

娘の優理は昨夜からずっと泣いていたが、今は疲れて寝てしまった。
暁彦は呆然としていた。かなりのショックを受けてしまったようだ。
私も同じで、涙さえ流れない。私と暁彦の分も、優理が泣いてくれているようだ。

●1985年 2月7日
妻の亡骸を葬ってやらねばならないが、
優理が母親の元から離れようとしない。困ったものだ。

暁彦は部屋に篭ってしまった。食事を持っていくと、何も言わずそれだけは食べてくれる。

私はどうすればいい?


770 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/10/05(日) 09:14:28 ID:34cNrvA10
2/9
●1985年 2月9日
優理が眠っている間に、亡骸を庭に埋めた。
このようなことは本来許されないのだろうが、妻を焼却し骨にするなんて私には出来ない。
あの美しい姿のまま・・・土に還って欲しい。

目を覚ました優理が泣き叫んでいたが、母親は天国に行ったのだと説明する。
いつまでも優理のことを見守っているよ、と言うと分かってくれたようだ。
聞き分けの良い子だ・・・が、まだ幼い。きっとまた泣き出してしまうだろう。

暁彦は相変わらずだ。何とかしなければ。
しかし私も気力がない・・・。

●1985年 2月12日
優理の部屋から話し声がしたので入ってみると、
鏡に向かって会話をしていた。
相手は母親、としているようだ。
残酷だが、母親はもうここには居ない、と言うと、やはり泣き出してしまった。

暁彦は部屋から出てくるようになった。・・・が、すっかり無口になってしまった。


771 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/10/05(日) 09:22:26 ID:34cNrvA10
3/9
●1985年 2月18日
夜中、優理が突然泣き出すことが多い。
一緒の部屋に寝るようにしているが、父親の私ではやはり母親の代わりは無理だ。
寝不足の日が続く・・・。

●1985年 2月20日
疲れが抜けない。沈んだ気持ちから抜け出せない。
これで自分が倒れたら、子供達が・・・。しっかりしなければ。

●1985年 2月25日
ひたすらに本を読んでいる。
気分を紛らわせなければ、私まで駄目になってしまいそうだ。

優理が人形と遊んでいた。確か妻から貰ったヌイグルミだ。
そんな姿を見ると、私の心は押しつぶされそうになる。

●1985年 3月2日
興味深い本を見つけた。少し没頭してみよう。

無口で愛想の無くなった暁彦を見ると、イライラしてしまう。
自分の責任だろうに、私は駄目な父親だ。


772 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/10/05(日) 09:26:31 ID:34cNrvA10
4/9
●1985年 3月8日
この世界には神も仏もいない。
いるのは人間のみ・・・ならば。
人間は、神になれるのではないだろうか。その業を行えるのではないだろうか。

私はこれからの生涯を掛けるべき、目的を見つけた。
子供達のためにも、きっとやり遂げてみせる。

――――――

●1985年 12月5日
あれから8ヶ月。
必要とされるものは、大半揃った。
財産のほとんどをつぎ込んでしまったが、構わない。

計画は、優理に手伝ってもらおう。
まだ幼いながら、母親に似て、優理は美しい。
彼女こそ相応しいだろう・・・。

●1985年 12月25日
世間はクリスマスだ。
去年の幸せな時間を思い出してしまう。
優理は特にそうだろう。今は部屋にいるが、きっと泣いているに違いない・・・。

2人の子供よ。今にきっと、最高のプレゼントをあげるからな。
それまで我慢してくれ・・・。

773 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/10/05(日) 09:29:11 ID:34cNrvA10
5/9
●1985年 12月28日
準備が整った。
しかし、まずは実験をしなければ。優理で失敗するわけにはいかない。
実験の相手は決まっている。暁彦だ。
実の兄妹である訳だし、これ以上の実験体は存在しないだろう。

●1986年 1月5日
・・・失敗だ!
やはり無理なのだろうか?それとも何かが足りなかったのか?
しかしここで止めるわけにはいかない・・・。

●1986年 1月28日
突き止めた。これだ。
媒体に問題があったのだ。
しかしこれは、どうすればいい?
今の時代でこれを大量に手に入れるには・・・?
単純な話だ。そこら辺に居る。
優理なら問題なく連れて来てくれるだろう。

●1986年 2月4日
妻が亡くなってから1年。
待っていろよ、容子。


774 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/10/05(日) 09:33:07 ID:34cNrvA10
6/9
●1986年 3月5日
優理はよくやってくれている。
身なりを整えたその姿は、我が娘ながら心を奪われる。

それに比べて、暁彦の態度が悪くなってきた。
少し頭がおかしくなっているのかもしれないが、まぁ、問題はない。


●1986年 7月16日
頃合だ。明日だ。明日決行する!

●1986年 7月17日
優理は気付いているだろうか。
自分が、誰もが望んで止まないものを手に入れたということを。

しかし、しばらくは様子を見ることにする。
もし本当に成功なら、この応用で妻を蘇らせるのだ。
暁彦も治してやらなければならない。


775 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/10/05(日) 09:36:52 ID:34cNrvA10
7/9
●1987年 7月21日
1年振りか。
優理は美しい姿のまま、1年前と何の変化も見られない。
容子が亡くなってから2年以上経ってしまったが、ついに彼女に会える日がきた。

●1987年 7月22日
なぜだ?
なぜ?なぜだ?なぜなんだ?

あれは容子じゃない。あんなもの、容子じゃない!

●1987年 7月29日
祖父が死んでからずっと空き家になっていた家に、あれを隔離した。
あれをどうやって連れて行くか悩んでいたが、どうやってか、優理が連れて行ってくれた。
しかし、あれは一体なんだったのだろう・・・。

●1987念 7月30日
優理が嬉しいことを言ってくれた。
容子は、その魂は、まだここに居るというのだ。

どうやら私のやり方が間違っていたようだ。
優理は全てを知っているのだろう。
あとは優理に任せるべきか?


776 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/10/05(日) 09:39:22 ID:34cNrvA10
8/9
●1987年 8月2日
ここに居るというのに、私は容子に会えない。
優理はその存在を感じているようだが、私にはさっぱり分からない。
会いたい・・・美しかった彼女に、会いたい。

●1987年 8月3日
優理に何とかできないかと頼んでみたが、今はまだ何ともならないと言う。
時間が必要だと言い、それも何年掛かるか分からないと言われた。
頭にきて、思わず優理を叩いてしまった。優理は悲しそうな顔をしていた。

しかし分かって欲しい。
私は今、41だ。容子は34で亡くなった。
今後何年掛かるか知らないが、私はどんどん老いていく。
年齢差は開く一方・・・これには耐えられない。
死人は年を取らないし、優理もまた年を取らない。
暁彦の成長もかなり遅くなっているが、暁彦はいずれ、姿かたちが崩れてしまうだろう。

私もまた優理のようになることを考えたが、暁彦と容子の失敗を見てみると、
その勇気はない。暁彦のようにいずれ崩れる運命になるのは最悪だ。

一番良いのは・・・私も死んでしまうことだろうか?


777 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/10/05(日) 09:43:02 ID:34cNrvA10
9/9
●1987年 8月6日
先日考えたことが、まさに正しい道に思えてきた。
私が死んでも、いずれ優理が目覚めさせてくれる。
しかも、死ねばきっと容子に会えるだろう。

死ぬことにした、と優理に話すと、泣き出してしまった。
寂しいから嫌だというが、暁彦がいるだろう。
変わってしまったが、あれでも兄だ。それに私も、ずっとここに居る。
そう言って抱きしめ、頭を撫でてあげると、やっと泣き止んでくれた。
そして優理は諦めたような顔をすると、ヌイグルミを抱えて部屋に戻っていった。

甘えたいのが痛いほど分かる。しかし私はもう限界だった。
いつか、また家族4人で会えたときには、きっと・・・。

死に方は決めている。
また優理が泣いてしまうだろうから、死体は見せる訳にはいかない。
私は毒を飲み、家の焼却炉でこの身を焼こう。


それでは一時の別れだ。
愛する2人の子供、暁彦、優理。

また会う日まで。

――――――――――
〆寺坂 三矢


778 :本当にあった怖い名無し:2008/10/05(日) 10:16:55 ID:DJeXHuqYO
おー繋がったか


779 :本当にあった怖い名無し:2008/10/05(日) 12:28:58 ID:rueIkkX4O
赤緑氏、乙。
反〇の術?

780 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/05(日) 13:38:26 ID:MDy0AQwp0
ネット喫茶からなので、勝手がわからない。
途中で連投規制に引っかかったらすみません。

781 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/05(日) 13:40:08 ID:MDy0AQwp0
ハルさん 前編 1/12

翌日になっても、教授の熱は引かなかった。
とりあえずチェックアウトをし、ホテルで聞いた総合病院にタクシーを回す。
教授の性格からして、熱があっても奈良に行くって言うかなと思ったけど、おとなしく診察を受けてくれた。

午前いっぱいはかかるという解熱用の点滴が始まったとき、私たちのベッドにやってきた人がいた。
30歳前後の容姿の整った男性で、名前を晴彦と名乗った。
…教授の息子さんだった。
夕べ、兄貴から連絡が行き、駆けつけてくれたのだという。

「そろそろ自分の歳を考えなよ、父さん」
ハルさんの軽口に、教授は、歓迎しない面持ちで答える。
「お前の顔を見たら、余計に具合が悪くなった」
もうっ。なんでそんな言い方するかなあ?見てるこっちがハラハラするよ。
ハルさんは一向に気にしない様子で、自分の携帯の画面を教授に向けながら、言った。
「昼前には母さんも来るから。もっと熱が上がるかもね」
画面に出ている着信メールの文面には、
『晴彦へ。いま、大阪駅を出ました。あまりお父さんにつっかからないように』
と書かれている。
ハルさん、守ってないじゃん(笑)。


782 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/05(日) 13:41:07 ID:MDy0AQwp0
ハルさん 前編 2/12

すぐに教授が寝てしまったので、私とハルさんは処置室から出て、待合のベンチで話をすることになった。
「どうもすみません。ご迷惑をおかけしまして」
と良識的な挨拶をしてくれるハルさん。
教授に向かってないときは、ごく普通の人なんだ(笑)。
「こちらこそ、教授に無理させちゃったみたいですみません」
と、私も謝る。
「昨日の行程はそんなにきつくはなかったんですけど、教授、ちょっとボケてたし、もともと調子が悪かったのかも」
と付け加えると、ハルさんは、
「【あれ】のルーツを調べていたんですってね。親父は、あの壷のことになると、かなり神経質になるんですよ」
と、私に非がないことを重ねて強調しながら、続ける。
「恥ずかしい話ですが、親父とお袋は離婚していまして。その理由も、どうも、あの壷の呪いとやらがお袋とオレに降りかかってこないようにという配慮があったみたいなんです」
「…離婚されたのは、教授から聞いてましたけど…」
そんな理由だったなんて…驚いた。
「馬鹿でしょ?妄想もたいがいにしやがれ、ですよね」
苦笑しながら吐き捨てるハルさんは、教授と離れて暮らしてることを、納得してないように思えた。


783 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/05(日) 13:42:06 ID:MDy0AQwp0
ハルさん 前編 3/12

ハルさんは、仕事の関係上、現在は岡山で暮らしている。
お母さんは大阪なので、ハルさんのほうが一足先に広島まで着くことができたらしい。
お母さんが病院に着いたら、入れ替わりに、ハルさんは私を家まで車で送ってくれるという。
そこまでしてもらうと心苦しいので断ると、
「途中で藤原京にも寄ってあげますよ。興味あるでしょ?」
と、心中を見透かされた。
…はい。一人でも行こうと思ってました(汗)。
それでも、
「家まで送ってもらうとなると、ハルさんは、また岡山まで帰ってこないといけないわけだし…」
と逡巡したけど、
「いや。もうそのつもりですから」
と聞かない。
やっぱり教授の息子さんだ…。


784 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/05(日) 13:42:56 ID:MDy0AQwp0
ハルさん 前編 4/12

よくよく話を聞いてみると、ハルさんは、私を送ってくれるついでに、今晩は兄貴のお寺に泊めてもらうよう。
「住職と会うのは3年ぶりぐらいかな。電話ではちょくちょく話をするんですが」
兄貴からはハルさんのことを聞いたことがなかったので、驚いた。
「ハルさんと兄貴が知り合ったのって、やっぱり、あの甕がきっかけですか?」
と尋ねると、ハルさんは、バツが悪そうに頭を掻きながら、
「そうなんですよ。高校生のときに、初めて、親父にあの寺に連れて行かれて、オレも供養…供養って言うのかな?…を受けました。お兄さんはまだ養子に入られてなかったので、会ったのは数年後になりますが」
と、言った。
兄貴がいまのお寺に婿養子として入ったのが7年前だから、その頃からの付き合いってわけかあ。長いよね。
「兄貴は、仏門に入ってからしばらくは、家に寄ることがなかったので、ハルさんのことは全然知りませんでした。ごめんなさい」
非礼を謝ると、ハルさんは人懐っこい笑顔を浮かべて、
「オレは住職の妹さんのことはよく聞かされていましたよ。紹介しろとさんざん迫ったけど、断られまくった経歴もあります」
と冗談を返した。

なんかいいな。ハルさんって。
気さくで楽しい人。



785 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/05(日) 13:43:33 ID:MDy0AQwp0
ハルさん 前編 5/12

そして、教授の奥さんというのが、また、驚くほど秀逸な人だった。
こちらも教授の枕元で初めてお会いしたのだけど、品はいいし、顔立ちも綺麗だし、口調はセレブだし。
教授の知識と、奥さんの人格と、ハルさんの魅力で、この一家は敵なしで世渡りできるんじゃないかと、本気で羨ましかった。

その後、早々に病院を出た私とハルさん。
どんな旅になるんだろうと過剰な期待に胸を躍らせていた私に、ハルさんは、
「奈良まで3時間で行くから、車に酔わないでね」
と不吉なことを言った。

………結論。
ハルさんとドライブするのは、もう二度とごめんだ!


786 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/05(日) 13:44:18 ID:MDy0AQwp0
ハルさん 前編 6/12

けれど、そのおかげで、昼近くに広島を出たにもかかわらず、日の高いうちに橿原に着くことができた。
ただ、到着したとき、私は半分失神状態で、立ち上がることもできなかったけど(汗)。

しばらくして、スピードの恐怖から、なんとか回復。
先に車を降りていたハルさんに続いて車外に出ると。
春先とはいえ、凍りつくような盆地の冷たさが皮膚を刺した。
「寒い…」
と、思わず漏らす。

若干、西に傾いた薄日が、雲の切れ間から頼りなげに覗く。
耳成山から吹き降ろしてくる北風が、発掘されかけた古の都の形骸の上を渡っていった。
ハルさんが、
「奈良は暑さも寒さも格別だから」
と、後部座席から、自分の物であろうマフラーを出して、貸してくれた。

こんな、観光客もいない寂しげな場所にいるというのに、少し、心が温かくなった。


787 :オオ○キ教授:2008/10/05(日) 13:51:45 ID:MDy0AQwp0
ハルさん 前編 7/12

あまり時間もないので、すぐに朱雀門のあった場所を探そうということになった。
「殺風景なとこだな」
先を歩くハルさんが愚痴る。
藤原京は、礎石の跡が点在するばかりで、大路の形さえ復元されていない荒れ野だった。
「復元プロジェクト自体が去年始まったばかりだから、無理ないか」
と呟くハルさん。
そういえば、ハルさんは、ここまでの道程にも迷うことがなかった。藤原京について、いろいろと下調べをしてきてくれたのかもしれない。

「ハルさん自身は、郷土史や歴史に興味はあるんですか?」
と尋ねると、
「年表程度は知ってる」
と笑って、
「親父みたいにのめりこむことはなかったけどね。あの人、君の前では適当なことばかり言ってるようだけど、行政から頼まれてる市史編纂では、ちゃんと時代考証してるんだよ」
と付け加えた。
教授がそんなまともな仕事をしていたことにも驚いたけど、ハルさんが、教授の仕事をしっかりと把握していることも意外だった。
やっぱり、ハルさんは、教授のこと、慕ってるんだな…。


788 :オオ○キ教授:2008/10/05(日) 13:52:56 ID:MDy0AQwp0
ハルさん 前編 8/12

「ハルさんのお母さんは、教授のこと、どう思ってるんですか?」
私がいきなり踏み込んだ質問をしたので、ハルさんは面食らったようだった。
「『どう思ってる』って…どう答えたらいい?」
と、反対に聞いてくる。
んー…。
「つまり、お母さんもハルさんも、本当は、教授とこんなふうに別々の暮らしをするのは不本意なのかな…と思って…」
かなり正確に伝えられた、はず。

ハルさんは、空を仰ぎながら少し考えて、そして、言った。
「この旅行が始まる前に、住職を介して、親父から伝言があった。あの壷を壊すつもりだって」
「え?!」
今度は私がビックリした。
「壊すって…そんなことしてもいいの?」
「知らない」
ハルさんは、悲壮感もなく、笑う。
「オレは大賛成したよ。あんなものに、生きてる人間がいつまでも振り回されてちゃ駄目だから」
アレがなくなってくれたら、オレたちは親父の家に戻るよ、と、ハルさんは楽しそうに話した。


789 :オオ○キ教授:2008/10/05(日) 13:57:09 ID:MDy0AQwp0
ハルさん 前編 9/12

「………」
私は、教授の背中に張りついていた餓鬼のような妹さんのことを、ハルさんに伝えられなかった。

2週間前、兄貴と教授が我が家に来た夜に、恐らく、甕の処分の話が出たんだ。
だから、甕に取り込まれている妹さんが教授にくっついてきた。自分の住処を奪わないで欲しい、と。
兄貴はそれを知ってるはずなのに、甕を壊すことに賛成なの?

「甕を壊さなくても、一緒に暮らすことはできるじゃないですか…」
嫌な予感。すごく嫌な…。
壊すだなんて、言葉にしただけでも祟られそうな…。
ハルさんは、
「壊したほうがスッキリする」
と取り合ってくれない。
「でも、古いものをただ壊すのは抵抗があるから、親父も、ルーツぐらいは調べておきたかったんだと思うよ」
ハルさんの認識は、ただの古物に対してのものだ。
「こんな、何もない藤原京まで来てやったんだから、そろそろ呪いとやらも成仏してもらわないと」
生者のみの観点でものを言う。

「壊さないでください」
私は、私自身の意思なのか、他の誰かの意思なのか区別がつかない思いに捉われて、ハルさんに嘆願した。
ハルさんは、言葉に詰まった様子で、私を観察している。


790 :オオ○キ教授:2008/10/05(日) 13:58:12 ID:MDy0AQwp0
ハルさん 前編 10/12

「なぜ反対なの?」
ハルさんが穏やかに尋ねた。
私は、いろいろ考えすぎてて、うまく説明できなかった。
「なんとなく…」
「…ま、そういうこともある、か」
ハルさんは、私のあやふやな言葉を否定も肯定もしなかった。

「正直、ためらってる部分も、少しはある」
ハルさんは、ゆっくりと歩みを再開しながら、語りだした。
「叔母さんが早死にしたのは、職を失ったせいと、家に戻りたくないという意地の結果だと思ってる」
教授の妹さんのことだ。
「広島の話も聞いたけど、アメリカによる被爆実験以外の何者でもないだろうと感じるし」
S寺の悲劇の話。
「あの壷…甕っていうのか?…が、実際にどんな災いを起こしたのか、オレにはまったくわからない。あんなものがあろうがなかろうが、叔母さんは死んだし、原爆は落ちただろう」
ハルさんは立ち止まった。
「でもねえ」

…なんだろう。
朱塗りの門が、ハルさんの頭上に見える。

「君が、甕を壊すのを【なんとなく】反対してるのを見て思ったんだけど、オレも、【なんとなく】意固地にアレを破壊してほしいんだなあ…。これって、同じ理由のような気がしない?」


791 :オオ○キ教授:2008/10/05(日) 13:58:49 ID:MDy0AQwp0
ハルさん 前編 11/12

私が甕を壊してほしくないのは、封印として機能している物がなくなってしまって、教授に災いが及ぶのが怖いから、だ…。
ハルさんは、甕そのものがなくなれば、教授や奥さんやハルさんへの厄災が消えると…思ってる?

「どうすればいいのかわからないけど、甕を壊すのは、怖いです」
と正直に告げると、ハルさんは、
「それはわかる。オレも小心者ですから」
と、笑った。

笑いながら、門を…私にしか見えていないだろう朱雀門を…ハルさんはくぐった。
藤原京の安全な結界の外への、一歩を。

目の前に、朱のヒビが入った真っ暗な空が、いきなり広がった。
その空をバックに、巨大な生首が目の前に現れた。
瞳孔の裏返った死人の瞳。鮮血を噴き出した苦悶の口元。

792 :オオ○キ教授:2008/10/05(日) 13:59:57 ID:MDy0AQwp0
ハルさん 前編 12/12

地面の下から、大音響で読経が流れ始めた。

争っている。
大首と、地中の声が。

「捕縛せよ!!」
後ろから怒鳴る声が聞こえて、肌色のボロボロの布が生首に向かって投げられた。
布にはミイラ化した頭がいくつもついていた。幾人もの餓死した人間の皮をなめして縫い広げられた、呪具だった。
生首は、その呪具を噛み千切りながら、突進してきた。
私とハルさんは、その口に飲み込まれた。
ハルさんの手の温かさを、最後に感じたような気がする。

気がつくと、朱雀門も消え失せた荒野の中、私は一人で倒れていた。
ハルさんは。
………いなくなってしまった。


793 :本当にあった怖い名無し:2008/10/05(日) 15:09:06 ID:PwQN1zLhO
ハルさ〜ん

794 :本当にあった怖い名無し:2008/10/05(日) 15:31:44 ID:EtiHZ3Ne0
>>792
ドキドキしながら続きに期待

795 :764:2008/10/05(日) 19:09:02 ID:Xo/th+uE0
>>768
いやいや、師匠スレなんて行ったことないし、教授の話とは何の関係もないじゃん
はぐらかすなよ
おまけに指摘した人も俺じゃないし。
勝手な思いこみでみっともないって言われてもw
そうやって決めつけてごまかすのが君たちのやり方か?みっともないのはそっちだよ

796 :本当にあった怖い名無し:2008/10/05(日) 19:27:33 ID:08YHEeLNO
指摘してきた人に「御指摘の部分は何処ですか?」と聞いてその返事が無いから待ってるのでは?
ちなみに俺は視点の私と筆者が同一と思ってない
創作でも楽しめればOK、ただ天津神の表現についてはちょっと不満を述べましたが

797 :本当にあった怖い名無し:2008/10/05(日) 19:30:03 ID:HB8OhzFP0
>>795
所詮同人創作なのに矛盾点指摘しても何か意味あんのか
しかも一般人にはよく分からん矛盾点なんだろ、正直どうでもいい

まあ教授の話は一個も読んでないがw

798 :764:2008/10/05(日) 20:54:08 ID:Xo/th+uE0
>>796
ちょっとこのスレを読み返したみた。びっくりした・・・・
「お諏訪さま 中編」後の>>381〜のレスで歴史等の指摘絡みのやり取りがあるんだが、きっちり教授も参加してるジャン
>>738でも自覚あるのに「それかな?」って何なんだよ・・・わざとか?

>>797
矛盾というのは教授の話じゃなくて、>>761の言動。
例えば

・「教授の人の経験した事と〜」と、体験談と認識しておきながら「フィクション板だと思え」

・「歴史的事実が本当かどうかは証明できない」と言いながら人には「怪しいと思ったら調べろ」と発言
 え?だって歴史的な文献では証明できないんじゃないの?だったら幾ら調べてここで述べても>>761は上の発言を繰り返すだけじゃん
 そもそも、指摘した人は調べて勉強したから指摘できたんだが。

799 :本当にあった怖い名無し:2008/10/05(日) 23:10:55 ID:Ja/nIO13O
>>798
先に謝っておきます
不愉快な思いをさせてしまうと思うので、、、ごめんなさい

貴方ほんとうに気持ち悪いですよ
揚げ足をとるのに夢中のようですが、他者のレスから文意を汲む事には慣れていないようですね
貴方が必死に矛盾だと指摘しているレスは、残念ながら貴方以外の方々にとってはそれほど奇異なものではないのですよ

「行間を読む」という言葉を聞いた事はないでしょうか
相手の立ち位置や考えのベクトルを加味したうえで、もう一度相手のレスを読んでみましょう

貴方が他住民からどのような目で見られていたかが理解できるはずですよ

800 :本当にあった怖い名無し:2008/10/06(月) 18:45:17 ID:wbbDDccV0
ハルさん無事だと良いねぇ

801 :764:2008/10/06(月) 19:40:21 ID:ERZ8DiLQ0
>>799
そんなご託はどうでも良いんだよ。
なんで、どうでも良い事「だけ」必死に述べてるの?肝心の内容について述べてくれよ
別に不愉快なんて思わないよ。ここの住人はこういう個人攻撃がデフォだからねw


>貴方が他住民からどのような目で見られていたかが理解できるはずですよ

この言葉、そのままお返ししますよ。ここの住人の作者を持ち上げる言動がどんなにキモがられてるか分かりませんか?
批判が起こるとその内容についてはどんな些細なことでも全否定、そして批判を逸らすように批判した人を全住人で人格攻撃の嵐。
気持ち悪いのは住人だよ。




802 :764:2008/10/06(月) 19:53:17 ID:ERZ8DiLQ0
>貴方が必死に矛盾だと指摘しているレスは、残念ながら貴方以外の方々にとってはそれほど奇異なものではないのですよ

そう思うなら根拠を示してよ。「奇異ではない」なんてアバウトな表現で具体的な反論はなしですか?相変わらずだね。
他にも、

・行間読め
・相手の立ち位置や考えのベクトル

など、曖昧すぎて話にならん。
あのね、そういう以前の問題なんだよ。行間読もうが、相手の立場に立とうが矛盾は矛盾だよ
むしろそう言う読み方すればするほど矛盾点か際だつんだが。
おかしいと思わないのはお前に読解力がないだけの話。

例えば俺が奴の立場として、教授の話が実話だと認識してるのに「フィクションだと思え」なんて言うわけない。
どう考えても間逆だろ。

「歴史的事実は証明が難しいから、教授の話の歴史描写が誤ってる、と言う指摘はおかしい」と思ってるなら
そのソースが怪しいのに「調べてから言え」なんてとても言えない。

さてお前の考えを一つで良いから述べてくれ。人格攻撃じゃなくて。

803 :本当にあった怖い名無し:2008/10/06(月) 20:01:22 ID:AFA7H6s8O
わかったから、ずっとコテ764で居てね☆

804 :本当にあった怖い名無し:2008/10/06(月) 20:06:33 ID:dzfep6JA0
だから実話、体験談だという設定のフィクションだろ、何をムキになってんの

805 :本当にあった怖い名無し:2008/10/06(月) 20:42:05 ID:V5IaRYf8O
熱くなんなよ。
こんなフィクション板の話の設定を丸呑みするほど、住民もバカじゃないでしょ

806 :本当にあった怖い名無し:2008/10/07(火) 00:11:55 ID:xCdgtDiPO
>>764いい大人が喚くなよ
根拠々々騒いでるけど、>>802以降のレス見たんだろ?

たまにはジムでも行って汗かいてきなよ
いくらネットで雄弁でも、実生活じゃ何の役にも立たないのは自分が一番良く知ってるだろ?
2ちゃんなんて暇潰しくらいに考えるのが丁度いいと思うぞ


がんばれ!
がんばれ!

807 :本当にあった怖い名無し:2008/10/07(火) 01:04:03 ID:KFp+HOWT0
相手しなければいいだけなのにホントバカばっかりだな
そんなに続けたければ別スレ立てて相手してるヤツ全員そこに引き篭もっててくれよ

808 :本当にあった怖い名無し:2008/10/07(火) 02:58:06 ID:qSv0q5QLO
私は2ちゃんのお馴染みさんだから
経験上これだけは言っておこう。

教授、マンセイ!!

809 :本当にあった怖い名無し:2008/10/07(火) 15:17:54 ID:omoMCoHq0
最新の話に対するレス

赤緑:>>778-779 一言レス

以上

教授:>>793-794 >>800 一言レス

以上

「歴史的事実〜」に対するレス
>>761-768
>>795-799
>>801-807

住人馬鹿だろwwwww

810 :本当にあった怖い名無し:2008/10/07(火) 16:12:30 ID:Ou+KS7xhO
馬鹿なら馬鹿で良いんじゃないか?
住人が馬鹿だと何か迷惑かかるのかい?

811 :本当にあった怖い名無し:2008/10/07(火) 16:37:55 ID:ySyo5aGS0
そもそも住人というほど住人じゃない
投稿されてる話し1個も読んでないからな
その反応とか読んでるだけww
だからそっちに反応が多いんだろw

812 :本当にあった怖い名無し:2008/10/07(火) 21:03:09 ID:usAq/S7v0
俺も話全然読んでないwここの住人ヲチが面白くてねえw
読んでないから話の反応がないんだろみんな?

813 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/07(火) 23:37:28 ID:lk2bBc8i0
やっとネットが復旧したっ。
前中後編で区切ってるのに、更新遅くてすみません。

それと、いまさらながらお返事を。
>>672
うっ。
不比等近辺の藤原氏についてはアンチ的な資料しか読んでないので、地雷を踏みそうだなあ(笑)。
でも、そういうリクは嬉しいです。できるだけ事実を裏付けてやってみますね。

>>676
【厩戸王】のことですね。まあ、一応皇室の血筋ですし、【王】がついても…い、いいのかなあ(汗)。
当時は聖徳太子なんて名前では呼ばれていなかったようで。ただ、いまはその呼称のほうが一般的なんで、訂正せずにいかせていただきます。

たくさんの方に、教授と晴彦を心配していただいてありがとうございます。
あと、気を使ってくださった方も、感謝。

順調に行けば、中編は明日投下します。

814 :本当にあった怖い名無し:2008/10/08(水) 03:57:39 ID:sS3kkUrJO
>>812
きもきもきもあーきもももも、
だからお前はキモイのじゃ!
まじキモきもゆす、ゆすすキモ、
キモイ!助けて〜〜〜!キモキモ菌。
ばーか!!
あーすっきり(^ー^)

815 :本当にあった怖い名無し:2008/10/08(水) 19:02:07 ID:u7Wp9Ojn0
中編とか・・・もうラノベ丸出しだな。早く終わらせろよ

816 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/08(水) 23:45:48 ID:4edWM6XR0
一応お断り。
この物語はフィクションです。

ハルさん 中編 1/15

パニックに陥った私は、3度押し間違えてから、兄貴の家に電話を繋げた。
兄貴は、
「いまから通夜」
と慌てた様子だったけど、尋常じゃない私の声音から、危機的なものを悟ったらしい。
「いま、どこ?」
と、
「お前に何かあったのか、晴彦に何かあったのか、どっち?」
と、短い言葉で質問してきた。
「いま、藤原京」
「ハルさんがいなくなったの」
聞かれたとおりに答えると、
「わかった。晴彦の携帯に連絡を取ってみるから、ちょっと待ってて」
と電話を切られた。

携帯の待ち受け画面に映る秒針が、34秒を数えたとき、兄貴から着信があった。
「ハルさん、出た?!」
と勢い込むと、兄貴は、
「圏外だった」
と、感情を抑えた声で答えた。

817 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/08(水) 23:46:14 ID:4edWM6XR0
ハルさん 中編 2/15

溜息と同時に、
「状況がわからん。説明してくれ」
と兄貴が言う。
私はさっきの幻覚も含めた成り行きをすべて話し、意識をなくしていた時間がほんの5分ほどであったことも伝えた。
「5分ありゃ、視界から消える距離まで行くことはできる」
現実路線で考えようとする兄貴。
でも、すぐに、
「お前をほったらかして、どこかに行くようなヤツじゃないな」
と考え直した。

あの大首がハルさんを食べてしまったんだ。
私は確信していた。
でも、兄貴に伝えるために言葉にするのは、ハルさんの未来を完全に奪ってしまうような気がして、とても怖かった。
ただの行方不明だと、自分でも思っていたい。

黙っていると、兄貴は、
「とりあえず、お前は人のいる場所まで行け。そこで夜になったら、いろんな意味で二次被害だ」
と指示した。

818 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/08(水) 23:47:06 ID:4edWM6XR0
ハルさん 中編 3/15

畝傍の駅まで歩いてから、北上する電車に乗った。
奈良駅を降りてからは、人のいるほうへと、半分、無意識に、足は三条通に向かう。
気持ち悪い…吐きそう。
ハルさんを藤原京に置いてきてしまった。
商店や土産物屋が並ぶ賑やかな一角に、小さなビジネスホテルを見つけて、反射的に飛び込んだ。
とにかく横になりたかった。

部屋を借り受け、ベッドに倒れこむと、携帯に、兄貴から電話が鳴った。
「いま、どこ?」
さっきと同じ質問。でも口調はいくらか穏やかになってる。
「奈良駅の近くのホテルにチェックインして、いま、部屋の中にいるよ。人はたくさんいるから、大丈夫」
私は忠実に答えた。
「そっか。それならいい」
兄貴はほっとした様子で言って、
「あとはこっちで手配するから、お前は、明日の朝にでも帰って来るんだぞ」
と、付け加える。

819 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/08(水) 23:47:31 ID:4edWM6XR0
ハルさん 中編 4/15

…手配って、なんだろう。
…兄貴の言い方は、まるで、事務処理のことみたいだ。

「私、帰らないよ。ちょっと休んだら警察に行ってくる。そして、明日は藤原京に戻る」
と伝えると、
「帰って来い」
と強要された。
「帰れるわけないっ!」
と抵抗すると、
「晴彦は探さなくていい」
と断言された。

頭が痛いっ。
兄貴なんか大っ嫌い!

「ふざけんな!」
と兄貴に怒鳴った。
兄貴は、
「お前なあ…」
と呆れたようだったけど、
「とにかく帰れ」
と、意見は曲げなかった。

820 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/08(水) 23:47:55 ID:4edWM6XR0
ハルさん 中編 5/15

怒りに任せて携帯を切り、財布だけ持って、部屋を出た。
人間が突然消えてしまったんだ。警察は捜してくれるはず。

駅前の交番に向かう途中、兄貴から何度もコールがかかった。
全部、無視した。
交番の前で深呼吸して、できるだけ冷静になる。
一言…一言がちゃんと伝わればいい。
『友だちを探してください』
って。

20分後、私は駅の端のガードレールに腰掛けて、兄貴に電話をしてた。
「『事件性が薄いから、もう少し待ってみたら?』って言われた…」
「だろ?子どもでもないのに、緊急に警察が動くか」
兄貴は呆れている。
「じゃあ…ハルさんを探してもらうには、どうしたらいいの…?」
私は半泣きになりながら、兄貴に指示を請う。
…兄貴は沈黙している。

821 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/08(水) 23:48:31 ID:4edWM6XR0
ハルさん 中編 6/15

「お前には急なことだったから、慌てたかもしれないけど」
やがて、兄貴は、言い含めるようにゆっくりと話し出した。
「俺も晴彦も教授も、こんなことはあるだろうと、覚悟はしてた」
「…」
甕の祟りのことを言ってるのは理解できた。
現実感はなかったけど。

兄貴は続ける。
「だから、晴彦はもういい。それより、晴彦を探すことで、お前にまでアレが関わってくることのほうが困る」
「よくない」
また押し問答になるのは承知で、私は反論した。
「ハルさんが祟りなんて受けるわけない。ハルさんは何も悪いことはしてないんだもん」
「呪いだか何だかのせいで、家族がバラバラで暮らさなきゃならなかったんだよ。甕を壊したくなるのは当然じゃない」
「教授の妹さんが死んだのは、祟りっていうより、自分で招いた結果でしょ?ハルさんとは違うもん」

甕は、私が思っているより、ずっと強力な呪具だったのかもしれない。
だけど、まったく猶予も与えずに、こんなふうに暴力的に人間を取り込んでしまう道具なんて、ありえるんだろうか。
納得できない。
全然理解できない。
だから、ハルさんは甕の呪いを受けたんじゃない。何かのトラブルで失踪しているだけ。

822 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/08(水) 23:49:04 ID:4edWM6XR0
ハルさん 中編 7/15

「…ったく」
電話口で、兄貴は盛大な溜息をつく。
「嫌な気分にさせるだけだと思って黙っててやったのに」
って言うけど…何?
兄貴の声が重く、聞き取りにくくなった。
…何?教授が…何…?

「晴彦が行方不明になったと聞いて、すぐに教授に電話をしたら、奥さんが出た」
兄貴が説明を繰り返す。
「時を同じくして、教授も断続的に嘔吐が続いているそうだ。栄養剤の点滴が間に合わなくて、このままだと脱水症状を起こす。そしたら…」
死ぬかもしれない、と、兄貴は言った。
教授が死ぬかもしれない、と。

どうやってホテルまで帰ったんだろう。
体の下にベッドの感触はあるけど、今が現実なのか夢の中なのかも、よくわからない。

教授にまで害が及ぶなんて…。
もう、甕が関係ないとは言えない…。

823 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/08(水) 23:49:41 ID:4edWM6XR0
ハルさん 中編 8/15

夢うつつに、私は、藤原京での光景を反芻していた。
大きな首は…死相が強く浮き出てて、あのときはよくわからなかったけど…それほどの歳ではないように感じる。せいぜい40歳ぐらい…。
喉は、一直線に切り取られていた。大きな刃物で薙いだような傷跡だった。
藤原京に仇を為そうとしたところからも、入鹿の首としか思えない。

それが、ハルさんを飲み込んだ……ことに……。

私は、少しずつ違和感を感じ始めた。

甕は入鹿を封じるための呪具だったと、S寺の和尚は言った。
もう少し補足すると、甕をS寺に持ち込んだのは、修験道の祖、役小角の弟子に当たる人たちだったらしい。
広島で乗ったタクシーの運転手さんが話してくれたように、小角はS寺に井戸を作った縁のある人だ。だから、後の弟子たちがS寺を訪れたとしても、不思議はない。
弟子たちは、同門の修験者たちが、藤原京安泰のために入鹿と戦わされ、命を落としたことに、やるせない気持ちを持っていたのだろう。
だから、彼らの無念が詰まった甕を寺に託した。
彼らが成仏する後世まで、ずっと祈りを捧げてやってほしいと。

824 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/08(水) 23:50:23 ID:4edWM6XR0
ハルさん 中編 9/15

甕に封じられた負の思念は強大すぎて、時には関係した生者を取り込んでしまうことがあった。
教授の妹さんは、収入の道を断たれたことによる餓死。
S寺のかつての住職の一家は、被爆し、水を欲して死んでいった。
藤原京を守った修験者たちの成れの果ては…あの、大首を捕縛するために布状にされたミイラ…?
そして、教授は脱水症状を起こすかもしれないという。体内の水を奪われて。

だけど、ハルさんは?
ハルさんは大首に呑まれた。つまり、ハルさんを襲ったのは、甕の祟りじゃなくて、入鹿だってことだ。
ハルさんは甕の呪いを受ける運命を持っていたかもしれないけど、今回のことは当てはまらない。
運命と不運は重さが違うよ。
ハルさんは、他の人たちみたいに、絶対に死ななきゃならないわけじゃない!

考えなきゃ。
どうしたらハルさんは助かる?
入鹿からハルさんを返してもらうのだから、やっぱり、入鹿ともう一度会わないと。

兄貴に電話して、
「入鹿と会うには、どこに行ったらいい?」
と聞いた。
兄貴は、かなり長い沈黙のあと、
「お前って、やっぱり俺の妹だな」
と自虐的に言った。
…要するに、【馬鹿】ってことだ。

825 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/08(水) 23:51:04 ID:4edWM6XR0
ハルさん 中編 10/15

「入鹿の痕跡は飛鳥に点在してるけど、行ってどうするんだ?」
と聞かれたので、
「わからないけど、そこしかハルさんを探す方法がない気がする」
と答えた。そして、さっき行き着いた考えを伝えた。
兄貴は、一応、真面目に聞いてくれたけど、最後には、面倒そうに、
「晴彦を諦める気がないってことね」
と投げやりに呟いた。

私には、むしろ、兄貴のそのドライさのほうが不思議だ。
そう訴えると、
「明日死ぬ人間を今日救ったとしても、意味はないだろ」
と、謎かけみたいな返事を返された。

あとで考えてみると、兄貴の言ってたのはこういうことかもしれない。
甕の呪いが実在するなら、もし今回ハルさんを助けることができても、いつかは、また向こうの世界に取り込まれてしまう。
そのときまで、ハルさんは、飢えに怯えながら生きないといけないことになる…。
『オレも、意固地にアレを破壊してほしいんだなあ…』
と言っていたハルさんの本心は、もう決着をつけてもらいたいという意味だったのかもしれない。

826 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/08(水) 23:51:35 ID:4edWM6XR0
ハルさん 中編 11/15

結局、兄貴が折れて、私は明日、飛鳥を探訪することになった。
「明日の午後には俺もこっちを出るから、気の済むまでがんばってくれ」
と、多分、エールではなく皮肉を送られた。
だから、気づかないふりして、
「うんっ。がんばるね!」
と言い返してやった。

電話を切り、強制的にでも寝ようと缶ビールに手を伸ばす。
頭痛は相変わらずひどかったし、不安の波が定期的に襲ってきたけど、そのたびに、
「明日はハルさんを見つけるから、大丈夫」
と繰り返した。

やっとのことで寝つき始めたころ、はめ殺しの窓を強風が叩いた。
北風の吹き荒らす音が、密閉されている室内にまで侵入してくる。

………もし。
もしハルさんが、藤原京に戻っていたら。
この寒風の中を、凌ぐ術も持たずに放置されているとしたら。
朝まで悠長に待ってもいいのだろうか。
私一人、暖かい部屋で寝ていてもいいのだろうか。

数十回の寝返りのあと、私は、荷物をまとめてホテルをチェックアウトした。
駅前からタクシーを拾い、藤原京に向かってもらう。

827 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/08(水) 23:52:01 ID:4edWM6XR0
ハルさん 中編 12/15

長い道程だった。
最初は饒舌だったタクシーの運転手は、ほとんど口を開かない私と、深夜に荒れ野に向かう不可解さから、次第に無口になっていった。
気味悪がらせるのは申し訳なかったので、努めて明るい声で、
「一緒に遊びに来た友だちとあの辺ではぐれちゃって。先に帰ろうかと思ったんだけど、やっぱり気になるんですよね」
と言い訳した。
すると、運転手さんは、
「ああ。車が放置されていたっていう、あれかね。橿原の警察がレッカーしたらしいよ」
と、思いがけない情報をくれた。
「そ…その車の持ち主は…見つかったんですか?」
と、震える声を押さえながら聞くと、
「さあ。よく知らんけどね。なんなら、警察に行きましょうか?」
とタクシーを回してくれることになった。

大きな警察署の建物の横には、ハルさんの車が無造作に置かれていた。
礼を言って、タクシーと別れを告げる。
運転手さんは、
「友だちは明日にでも見つかるよ」
と励ましてくれた。

828 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/08(水) 23:52:31 ID:4edWM6XR0
ハルさん 中編 13/15

建物に入り、電気の点いている部署のカウンター越しに呼びかける。
奥から、眠そうな顔をした40代ぐらいの私服のおじさんが出てきた。刑事さんらしい。
奈良の交番に届け出たことを告げると、FAXを確認しに行ったあと、応接セットのある隅の空間に通してくれた。

刑事さんの話によると、車の持ち主は現れていないということだった。
期待していただけに、かなり落胆した。
刑事さんは、私に同情してくれたようで、
「明日、捜索をしましょう」
と言った。

明日。
希望の持てるキーワードが繰り返されて、不覚にも涙がこぼれた。

829 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/08(水) 23:53:01 ID:4edWM6XR0
ハルさん 中編 14/15

警察署を出た。
…けど、とりあえずどうしよう…。
朝まではまだ遠い。外をうろついて夜を明かすのは、時間的にも体力的にもきつかった。
近くでまたホテルを借り、朝まで休んでおこう、と思う。

視界の隅にハルさんの車が映った。
私は、周囲に不審がられないように、そっと近づいた。
「明日には見つけてあげるからね」
中に向かって、そう呟く。

ハルさんは、一緒にいた数時間でも把握できるほど、さりげなく気遣いをしてくれる人だった。
高速道路はものすごい勢いで飛ばしたけど、一般道は全然スピードを出さない。理由を聞くと、
「歩行者がいるときは、車は凶器と一緒だから」
と、ポリシーを覗かせた。
そんな人だ。
死んでしまっては惜しい人だ。

830 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/08(水) 23:53:55 ID:4edWM6XR0
ハルさん 中編 15/15

私は窓に触れた。特に意味のない行動だった。
すると、手がふわりと入り込んだ。
ぎょっとする間もなく、車内から強い力で引っ張られた。
重力が暗転して、体が浮く。

長い浮遊感のあと、地面に落ちた。
背中の痛みに、しばらく起き上がることができなかった。
真っ暗。どんなに目を凝らしても、真っ暗。
寒いのと、狭いのだけは、わかる。

怖い。
耳を塞いで体を丸くした。

見えない。
見えないけど、何かがいる。
大勢の気配。

闇の中に、重々しい読経の声が流れてる…。

831 :本当にあった怖い名無し:2008/10/09(木) 01:43:01 ID:kBtevbUP0
うわ〜続きが早く読みたいー

832 :本当にあった怖い名無し:2008/10/09(木) 06:48:08 ID:zXXQVH6S0
いちいち断らなくてもフィクションだなんて皆分かってるよ
一部のキチガイが必死にそれを認めさせたいだけw

833 :本当にあった怖い名無し:2008/10/09(木) 07:01:22 ID:XghXNsaeO
何このスレ

834 :本当にあった怖い名無し:2008/10/09(木) 09:41:52 ID:A+/VanM30
う〜〜んダメだ、これ。
ハルさんってハルマリさんだろ?
RDオタですか?
まあ、諏訪の事と朱雀門と羅生門を取り違えてる所で
フィクションは確定してたけどね・・・。

835 :本当にあった怖い名無し:2008/10/09(木) 10:09:06 ID:VB1fTgYK0
創作は創作とわかった上で楽しむことができる。
困るのはリアルなのかファンタジーなのか判断がつかない話だ。
初期師匠とか。

836 :本当にあった怖い名無し:2008/10/09(木) 10:15:30 ID:XLXZuNnb0
>>835
何が困るんだ、俺はそっちの方が楽しめる
最初から創作ですとか言われると一歩引くな
夢くらい見させろ的な意味で

837 :本当にあった怖い名無し:2008/10/09(木) 12:50:38 ID:VB1fTgYK0
>>835
リアクションに。
たとえば師匠が普通にいるとしたら、聞きたいこととかたくさんあるじゃん?
リアルなら問題なし、フィクションなら嫌な質問になるかなとかさ。
楽しむ分には全然困らんw

838 :本当にあった怖い名無し:2008/10/09(木) 19:22:00 ID:Jx5IBjJJ0
なんでウニの真似して超長編創作なんて投下するかね。もうラノベはお腹いっぱい。
山コワにいた作家は短編でクオリティの高い話で良かったのに。
長編でも面白ければいいけど、ラノベ全開でキャラ萌え前提だからちっとも面白くない


839 :本当にあった怖い名無し:2008/10/09(木) 20:34:22 ID:XLXZuNnb0
じゃあ読むなよクズ
俺は読んでない

840 :本当にあった怖い名無し:2008/10/09(木) 22:11:34 ID:CNhlHUoWO
>>教授の人
俺は面白かったよ。続きも待ってるw
あんまり無理はしなくていいからさ。


841 :本当にあった怖い名無し:2008/10/10(金) 00:46:56 ID:8mZ8Ols60
山コワといえばN.W.さん。
復活召喚降臨アゲ!

842 :本当にあった怖い名無し:2008/10/10(金) 00:50:01 ID:W8wEqtzuO
>>33
府中太極研修会のインチキ和式太極拳家 矢嶋新一

身長160センチ前後のチビで髭ズラのキモメン

B型

未婚恋愛経験無し

朝鮮人と学歴にコンプレックス有り

趣味はオカルト全般

自らをテンプル騎士団の末裔と思い込む重傷ぶり

コウゲン病で死にかけムーンフェイスになったこと有り

ヘタレの癖にアルケミストの名でmixiを荒らし各方面から〆出されて孤立

ガスパニックにて素人にシバかれ経験有り
http://www.google.co.jp/gwt/n?u=http%3A%2F%2Fmembers.ld.infoseek.co.jp%2Fshidao%2Fpage007.html&hl=ja&source=m&output=xhtml1_0&gsessionid=FpkVcAfd0AQ
アルケ矢嶋新一のブログ
http://clinic.to/alchemist

843 :本当にあった怖い名無し:2008/10/10(金) 05:21:53 ID:PlYuHFbMO
マジで愚痴しか言わないクズはしねばいいと心から思うけど、
それとは全く関係なく夕方安藤優子?のでてる番組で死刑囚にぶっちゃけ、情をかけるうんたらやってたし、
まぁ死ねって言うのは言い過ぎかなとも思うよ。
だからつまりはあんまグダグダ五月蝿いこといわないでね。まじウザイ。

844 :本当にあった怖い名無し:2008/10/10(金) 06:31:18 ID:gXIDDSHC0
釣りですよね?

845 :本当にあった怖い名無し:2008/10/10(金) 07:59:28 ID:6S8Ci5twO
         |
      プラプラ |
  ∩___∩   |
  |ノ_ノ丶_丶  |
  / ●  ●|  (=)
 |  (_●_)ミ J
 彡、  |∪|ノ
(⌒v  丶ノv⌒)
`\ /   丶_ノ
   ̄    |
         |
      ぷちっ|
  ∩___∩  从|
  |ノ   丶  |
  / ●  ●| (=)し
 |  (_●_)ミ/`ノ
  彡、 |∪| ノ /
  /  丶ノ  / ノノ
 /     /
`/     /

  ムシャ       |
   ムシャ     |
  ∩___∩   |
  |ノ   丶  |
  / ●  ●|  J
 |  (_●_)ミ・
 彡、 |ヒ(=)ノ∴
  /  丶ヘ 丶 。
 |  ( \|
 |   \_ノ

846 :本当にあった怖い名無し:2008/10/10(金) 19:50:38 ID:AaWgdLlO0
愚痴しか言わないって、なんでコテでもないのに愚痴のレスが同一人物だと思うんですかァ?
愚痴がウザイってならサイト立ち上げてそこでやってね。2chだぜここは?

847 :本当にあった怖い名無し:2008/10/11(土) 00:45:00 ID:bz8FYusMO
>>846
愚痴しか言わない、のが同一人物とはどこにも書いてないのに。。
嵐本人だからなのか、被害妄想強くなんのはw

848 :本当にあった怖い名無し:2008/10/11(土) 06:45:40 ID:fbO2eNzcO
>>846
>>847
他行ってやれよ。
うざいのはお前ら2人とも。

849 :本当にあった怖い名無し:2008/10/11(土) 09:51:30 ID:0Y9JYjGM0
>>847
ほんとだよな、同意w

850 :本当にあった怖い名無し:2008/10/11(土) 12:44:14 ID:h0xzaXksO
教授シリーズ、回を重ねるごとにつまらなくなってるのは気のせい?

ウニ来ないかな

851 :本当にあった怖い名無し:2008/10/11(土) 16:10:41 ID:wxV4ljnqO
>>850
気のせいではないと思う。
あなたにとってはつまらない。

私は話は楽しめるんだけど、主人公がちょっと苦手だ。

852 :本当にあった怖い名無し:2008/10/11(土) 16:35:01 ID:u2RUKzHv0
ウニと教授以外だと赤緑と忍といとこ?
みんな元気か?

853 :本当にあった怖い名無し:2008/10/11(土) 18:29:43 ID:0Y9JYjGM0
ウニ…安心と信頼の元エース
教授…最速のシリーズ職人

854 :本当にあった怖い名無し:2008/10/11(土) 19:46:17 ID:DZ7Brw/v0
>>847
日本語ちゃんと理解しろよ

>マジで愚痴しか言わないクズはしねばいいと心から思うけど、

これ、明らかに一個人に対して言ってるだろ。

匿名の複数のレスに愚痴レスがあった。
この場合「愚痴レスばかり」「愚痴が多い」と言うのが普通。
「愚痴しか言わない」ってのはおかしいだろ。誰の発言なのか分からないんだから

「しか」ってのは発言者が特定できていてその人物が愚痴ばかりの場合のみ適用できる。
しかもその後「クズは死ねばいい」と言ってるね。これも一個人に対して向けられた発言だね。

そういうのも読み取れなくて脊髄反射でとんちんかんな反論するから馬鹿にされるんだよw

855 :本当にあった怖い名無し:2008/10/11(土) 19:48:20 ID:DZ7Brw/v0
更に言えば、ここの住人って愚痴がある度自演扱いしてるしね

856 :本当にあった怖い名無し:2008/10/11(土) 20:08:01 ID:BaB4Ai5F0
一レスの中で愚痴しか書いてない奴も、愚痴しか言わない奴なわけだけど。

857 :本当にあった怖い名無し:2008/10/11(土) 20:09:21 ID:BaB4Ai5F0
例えば
お前等まだやってんのかよ、くだらねーな。

858 :本当にあった怖い名無し:2008/10/11(土) 20:10:58 ID:BaB4Ai5F0
>>857←これ、愚痴しか言わない奴

個人に絞る必要はないね

859 :本当にあった怖い名無し:2008/10/11(土) 23:29:59 ID:JXdsGCHL0
>>854
確かに一理も二里もある、とオモ
批判したって良いじゃないか!
愚痴って何だ?批判ってどれだ?
その辺曖昧でマンセーばっかりだからな、このスレ。
楽しんでるのは投下してる香具師だけだろ?
ラノベ長編になったら長つまんねえし。

860 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 00:00:15 ID:vLufbSfLO
>>854
あ〜〜キモイ、キモイよお前、マジ死んでぇ〜〜〜
図鑑に載ってないキノコ食べて〜〜〜

861 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 00:49:59 ID:VBSZZm070
この通り、ちょっとでも作者や作品批判(どころか単なる愚痴でも)すると袋叩きに遭います。

>>858
あのさ、「愚痴しか」の「しか」って意味分かります?
例えばAと言う人のレスが5つあったとします。そのレスの4〜5が愚痴なら「愚痴しか」って言えるけど、たった一回しか
愚痴言ってないのにそんな言言い方するのはおかしいっしょ?
個人に絞る以前の話だよ。

862 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 02:44:54 ID:l1M1qoEwO
批判レス書いてる人は一応投下された話を最後迄読んでるんだろうね。
批判レスをちゃんと読んでる人も真面目だなぁ。
自分、批判レスは最後迄読まないつ…か、読めねぇw

863 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04:39:49 ID:ExxRcjAE0
>>854-862
お前ら他所でやれ


864 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05:12:02 ID:PCFks+cEO
っていうか、この稚拙な文章は読むに耐えんよ。
中学生の毒書感想文みたいだよー。

作家を気取りたいなら余所でやれよ。
はっきり言ってオカルト範疇外だろ。

865 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05:13:21 ID:Ka8Cgnhl0
>>861
いいえ。
ある人物がある日、AのIDで愚痴を書き
別の日、BのIDで愚痴以外の事を書いたとしても
コテでも付いていなければ、それが同一人物かは分からない
第三者から見たら、Aは愚痴「しか」書いていかなかった奴です。

ここは一応、シリーズ物を投下し、それについて語るスレとなってる。
投下もせず、語りもせず、単発で愚痴を書き消えた場合
スレの趣旨に沿って、投下、語り合っている人から見れば
愚痴しか言わないクズ、と思われるのではないでしょうか?

866 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05:33:16 ID:PCFks+cEO
おいおい、それこそ愚痴だろ。
お前は何発か投下した、それは認める(たぶん)。
でも怖くないんだよ。

オマイにとって、毛の逆立つように怖いことでも、他人にとっては笑い噺にしか過ぎん。
それはなぜか?
実はそこにこそホントの怖さがあるんだけどな。
だいたい、ホントに洒落にならないくらい怖い噺はな。
自分の生命と等価値だよな。

あっ、イケネー、地雷踏んじゃった…。

そんな経験お前にあるか?
おれ、いま踏んでる。
そのまま踏みっぱなし、その後、足動かしたものかどうか。
迷ってる。

867 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 06:17:17 ID:9193jpP8O
>>866>>865が作者だと思ってんの?

それはともかく、1000行く前に
容量オーバーになりそうだよ。

868 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 08:28:49 ID:l2xQY+/oO
誰か短編でも貼ってさっさと埋めてくれ
小学生レベルの口論もいい加減飽きたし、、、

869 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 11:36:48 ID:MkV0ippf0
>>866
めちゃくちゃだな。
同じ人物が自演して気づかれなかったなら、その二つのレスは独立してるんだから「しか」なんて言うのは日本語としておかしいだろ
お前実生活でどういう生活してるの?どういう会話してるの?
そう言う場面では普通「愚痴レスしかない」となるべきだろ。こんな当たり前な日本語もできないなら書き込むなよ

>ここは一応、シリーズ物を投下し、それについて語るスレとなってる。
投下もせず、語りもせず、単発で愚痴を書き消えた場合
スレの趣旨に沿って、投下、語り合っている人から見れば
愚痴しか言わないクズ、と思われるのではないでしょうか?

ほー、愚痴は一切認めないと言うことですか?愚痴も感想の一部ってのを理解できないようだな
まさに信者脳w
それに、「語り合ってる人」って何のことを言ってるの?一人もいないじゃん
もうさ、マンセー大歓迎、批判・愚痴は認めないってならマジで専用サイト立ち上げてそこでやった方が良いよ。
批判・愚痴が書き込まれただけでこんな過剰反応するなんて異常。

870 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 11:38:21 ID:MkV0ippf0
あー、アンカーミスった。
>>866 ×
>>865 ○


871 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 12:22:17 ID:l2xQY+/oO
たかだか2ちゃんでよくそんな熱くなれるなぁ…

論客、参上!みたいな感じなのかな?w

872 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 13:29:22 ID:J4p7dB+NO
素晴らしい俺様を見て!相手して!構って!
じゃないのw

873 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 14:02:53 ID:lZBIsjGgO
仕事してたら疲れてて、こんなことで議論?するパワーないよなw



874 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 20:58:07 ID:MkV0ippf0
つーか2chでは普通の光景なんだけど
なんでそんなに反応するのか>>871-873


875 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 23:07:12 ID:l2xQY+/oO
オマエが言うなwww

876 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 23:16:21 ID:emqu5cI80
ネットで投下される話って、プロの怪談本とは違う素人の稚拙な文章で語られる妙に生々しい感じが心地良いのに
妙に作家色を出して世界設定やらキャラ設定やらを作ってるから興ざめする。
小説読むなら本職の作家の本買うわ
ここはシリーズ物スレであって、同人作家の腕試しの場ではないんだよ。
あえて言おう、同人作家が悪であると

877 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 23:43:01 ID:oCzY3Zdr0
>>868
8k位のが3つありますけどね。
埋めるならその前に次スレがいりますよね?
チャレンジして、立ったら投下しましょうか…?

878 :本当にあった怖い名無し:2008/10/13(月) 00:26:14 ID:2GqNfDqdO
是非お願いします

879 :本当にあった怖い名無し:2008/10/13(月) 01:50:29 ID:fhZKlaTz0
次スレ
【霊感持ちの】シリーズ物総合スレ6【友人・知人】
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1223829762/

立った模様なので、様子を見ながら行きます。
新しいのを1つ、既に落ちた別スレに投下したのを2つのうちから行かれるだけ。
満了まで若干足りない可能性もありますが御了承下さい。

では、埋め草に軽いのを…。

880 :いまはない1/4 ◆BxZntdZHxQ :2008/10/13(月) 01:53:14 ID:fhZKlaTz0
土地持ちの醜い女を娶った男がおりました。
この妻が事故で亡くなり、男は後妻を貰うのですが、これが次々と病に倒れ亡くなる。
ようやっと無事であった女が産んだ子は、最初に死んだ醜い女に生き写しでございました。
女の霊は子供の口を借り、男が自分を殺した事を明かします。
旅の途中の高名な僧侶が祈祷を致しまして女は成仏するのですが、
実は殺された女の父もまた、貰った後妻の醜い連れ子を殺しており…

と、こんな感じで、お坊様であったり霊能者であったり、
霊的なセンスを持つ知人であったりが種を明かしてくれる事ばかりであれば、
苦労はしないとは言わないが、自分の中で一応の決着がついたりはするのだろう。
しかし残念ながら、納得の行く説明が出来る経験があまりない。
不条理さがほんのり怖い、と言ってくれた人がいるが、
俺自身も、理屈の通らない訳の判らないモノに出会うと困る。煩わしい。
うっすらと、怖い。

呆気にとられて、どんな感情の引き出しを開けていいか判らない。
そんな事もある。
そんな、全く訳が判らないモノの話をしようかと思う。

ある埠頭にまだ見本市会場があった頃だ。
その頃姉の名義で同人誌即売会に出まくっていた従弟に付き合って、
俺も度々そこに出入りしていた。
後に俺の方がその関係の職についたのも妙な話だが、
兎に角当時はついて行って、今では子供に売ってくれない様な本を買ったりしていたのだ。

881 :いまはない2/4 ◆BxZntdZHxQ :2008/10/13(月) 01:56:05 ID:fhZKlaTz0
従弟のトモは子供の頃から、たまにおかしなモノを視る。
人の形をしたものだけなら俺も同じなのだが、これが全く意味不明な事を言う。
雷が鳴る前の空に雷獣がいる、地下鉄の換気口の上にドラゴンが留まっている。
この辺は子供の戯言、長じて厨二病、そんな気もする。オタクだし。
だが、夕暮れの電柱の下に半透明で不定形の何かが滞っているのが見えた、
この位になって来ると、何だかありそうな気がして来る。
だから俺はトモの話を、七割信じていた。
ファンタジックな何かは誇張でも、何かを視ているのは本当だと。

晴れた秋の日、のどかな午後。
有名な怪獣の名前で呼ばれていたドーム型の建物の中に、
会議机が規則正しく、入口がある壁面に並行な列になっている。
参加者は事前に料金を添えて申し込みをして、
この机の半分もしくは一本を販売ブースとして借りる訳だ。
俺達は窓がある壁面から3、4列ほど中に入り、列が角になる一つ手前にいた。
窓の方を向いている場所で、机の右半分だ。

昼過ぎにはそれなりにいた客も落ち着いて、2時を回る頃には通路を歩く人もまばら。
しかし引き上げるにはまだ早く、俺達はだらだらと時間を潰していた。

何となく会話が途切れて、俺は入口の方…左側を見るともなく見る。
左手に座っていたトモも、何故だかそっちを向いた。
隣のブースの人は、下を向いて熱心に本を読んでいる。
その向こうにはお客さんがいて、本を吟味しているようだ。

882 :いまはない3/4 ◆BxZntdZHxQ :2008/10/13(月) 01:58:29 ID:fhZKlaTz0
ぽーん。

唐突に、通路を白い箱が横切る。

『それ』は買い物をしている人の膝の向こうあたりから、突然現れた。
一辺が30センチ位の立方体で、画用紙か何かのような、少しざらついた質感に見える。
箱は緩やかな放物線を描いて飛び、下を向いている隣の人、
トモ、俺の前辺りを頂点にして、反対側の机の端、通路の角へ消えた。

俺が左から右へ追う間、隣のトモも同じ動きをしたのが分かった。
箱が見えなくなると同時に、俺達は顔を見合わせた。

「今、この位の箱が……」
「今の白いこんなの……」

二人が身振りで表した大きさは、殆ど一緒だった。
二人とも、ざらっとした白い箱が飛ぶのを見ていた。
俺は席を立って通路の角まで確認に行ったが、それらしい箱はない。
そもそも、誰かが箱を投げたり蹴ったりしたにしては、妙に滞空時間が長いのだ。
それに、箱の紙質がざらついていたと言うよりは、
何だか粒子の荒れたフィルムで映像を見ているような…そんな気がした。

徹夜明けでもないし、酒や薬は一切やっていない。
でも、俺達が見たのは幽霊でも怪物でもなく、白い箱。
怖くはないが、およそ怪しい話に違いはない。

883 :いまはない4/4 ◆BxZntdZHxQ :2008/10/13(月) 02:00:38 ID:fhZKlaTz0
オカ板に来てから、同じように白、
あるいは黒や灰色のこういうモノを見た話が、他にもある事を知った。
追随して、俺もこの一件を書き込んだりもした。
その事を最近トモに話したら、「そんなことあったねぇ」と笑った。
「東館ではその箱だけど、俺は新館の2階で鬼見たよ。2メートル位背があって、
人ごみから頭一つ出てた。あれ、怖かったなぁ……。」
は!?と聞き返すと、あれ、言わなかったっけぇと間延びした答えが返って来る。

見本市会場は取り壊され、今は商業施設になっている。
俺達の前を飛んだ箱や、トモが見た鬼などは、今となっては確認出来ない。
もしかしたら今でもその姿は見られるのかも知れないが、
怪異を読み解く力のない俺達には、一体なんだったのか分からずじまいだ。

あれが何か読み解ける人がいたら、その正体を教えて欲しい。

884 :お前のじいちゃん1/2 ◆BxZntdZHxQ :2008/10/13(月) 02:02:43 ID:fhZKlaTz0
俺の従弟の智宏は、天然と言うか、ちょっと空気を読まない男だ。
ガンオタでゲ−オタのヤツが、いつもの様に友達の家に遊びに行った時の話。

少し時間は早かったが、住宅街のど真ん中で、
真夏の陽射しの下時間を潰すような場所もないので、智宏はさっさと門をくぐった。
勝手知ったるなんとやらで庭を横切り、
インターホンのチャイムが鳴るか鳴らないかのうちに玄関の戸を開けた。

…ら、そこに白髪に白い顎鬚をたくわえた、立派な老人が立っていた。
こりゃまずいとさすがの智宏も頭を下げて、「あ、おじゃまします。」とだけ言った。
黙って睨み付ける老人の横を抜けて階段を駆け上がると、
上がってすぐの友達の部屋に飛び込んだ。

「なあなあ!お前のじいちゃんカッコイイな!」

885 :お前のじいちゃん2/2 ◆BxZntdZHxQ :2008/10/13(月) 02:04:53 ID:fhZKlaTz0
友達にとっての、その日のヤツの第一声はそれだった。
怪訝な顔をする友達に、玄関で会った老人のことを興奮気味に話す。
「ねえねえ、あの軍服本物!?」
そこまで言って、友達は初めて口を開いた。
「…うち、じいちゃん家にいないんだけど。」

言われてみれば、広い家には友達と兄弟しかいない。何か事情があるのだろう。
しかもじいちゃん、多分旧日本軍の、結構偉い人の格好(原文のまま)。

「軍服って言ったらあの人かなぁ……」
友達に連れられて、智宏は普段入った事のない仏間に通された。
「あの人?」
指差されて見ると、長押の上にずらりと並んだ古い写真の中に、さっきの老人がいた。
「俺も良く分からんけど、曾じいちゃんの兄弟かなんかだよ。」
もちろん、とっくの昔に亡くなっている。
そう言われて、智宏は初めてゾッとしたと言う。

何だか昔の映画みたいに色褪せた感じの人だったなぁと後になって思ったそうだが、
そんな事はその場で気付いて欲しい。
日本軍コスの生きたおじいちゃんがいる家って言うのも、それはそれで怖いけど。

886 :神隠し ◆BxZntdZHxQ :2008/10/13(月) 02:07:07 ID:fhZKlaTz0
オタ友の松岡は京都の出身で、時々不思議な話を聞かせてくれる。
古い家の中の奇妙な現象、今でも晴明の逸話よろしく呪物が埋まっている場所、
深泥池の裏側に廻りこもうとすると、いつも雨が降り出して行かれない…、
ぱっと書き出してみても、そんなエピソードが思い出される。

そんな松岡がまだ小さかった頃、少し怖い事があったと言う。
真夏の夕方、一人川べりで遊んでいた松岡の所に、白っぽい着物の女性がやって来た。
女は白くてのっぺりした顔で、目が狐のように釣り上がっていた。
松岡は女に手を引かれて、バス通りへ歩いて行ったと言う。
通りへ出ると、松岡の良く知らない方角へと、女は歩を進める。
バス停より遠くへ行ってはいけないと言い聞かされていた松岡は、
急に怖くなって、その女の手を振り払って逃げたそうだ。

家に帰り着いて暫くは、女が追って来るような気がしてとても怖かった。
しかしやはり子供なので、一晩寝れば、怖かったことなどすっかり忘れてしまっていた。

だが実はその日、近所では松岡と同じ年頃の女の子が行方不明になっていた。

松岡が白い女に連れて行かれそうになってから3日後、
いなくなっていた女の子が見つかった。
少女は神社の境内、それも3日間、何度も探された場所にいた。

大きな石灯籠の、灯りを点すその空間に。
ぴったりと嵌め込まれた女の子は泣きもせず、ただぼんやりとそこにいたそうだ。

それだけ話した後、女と事件の関係は分からないが、もしも逃げ帰らなかったら、
そこにいたのは自分だったかもねぇ、と松岡は困ったような顔をした。

887 :枯野 ◆BxZntdZHxQ :2008/10/13(月) 02:10:12 ID:fhZKlaTz0
以上です。ありがとうございましたm(_ _)m
やっぱりちょっと足りなくてごめんなさい。

百物語、まさか気付く人がいると思っていなかったのでちょっと驚いたw

888 :本当にあった怖い名無し:2008/10/13(月) 02:18:36 ID:PhF9SfEMO
>>枯野さん
乙でしたノシ
白い箱…不思議ですね。生き物なのか、無機物なのかも謎ですよね…。
お友達も、連れていかれなくて良かったですよね。その女の子はその後何とも無かったんですかね?

889 :本当にあった怖い名無し:2008/10/13(月) 02:21:09 ID:+9yt25O7O
次スレ&投下乙

同人誌って…何かすごいタイミングで笑ってしまったw
確かに、大抵は見たものが何かなんて説明出来ないよな…

神隠しコワイ(((;゚Д゚)))

890 :本当にあった怖い名無し:2008/10/13(月) 03:13:58 ID:STflm9Mc0
枯野乙
たまには短いのあると新鮮だな
で、やっぱり同一人物なのね>酉

京都の話はいろいろあるんだろうか
京都のどの辺の人なのかね?
松岡氏の話に興味あるな

891 :本当にあった怖い名無し:2008/10/13(月) 06:26:18 ID:1Ibo1VjMO
枯野さん、乙
いま436kバイト。
長文投下がなければ1000まで行くか。

こんだけ叩かれたら
教授はもう来ないだろうしW

892 : ◆DJINKbmZw2 :2008/10/13(月) 09:55:03 ID:adn+FyG3O
養護施設では季節毎に色んなイベントがある。ゴールデンウイークの遠足もその一つだ。
普段より一時間早く起きて寮母から渡されるリュックと水筒を受け取り、食堂に置いてある大きなヤカンからお茶を水筒に入れる。
ヤカンの数からして、水筒には半分くらいの量にしなければいけないが、施設の子供達は早い者勝ちの理論で行動する。
何人かの水筒は水道水で満たされただろう。当時、まだ血尿が出ていた病弱少年だった忍は当然、遠足に行く事をやんわりと寮母から止められていたが、どう言いくるめたのか参加していた。
早朝から施設をゾロゾロと寮母と室長の後をついて歩く何十人もの子供は傍目から見ると異様な光景だっただろう。幼児組は施設で留守番だが、忍と言う立派なお目付け役が居る僕は無言で歩き続けるだけだった。
歩きながら、水筒に口をつけてお茶を飲みながら、山道に入って行った。室長の様子からすると毎年、ここに来ている様子だった。
もうすぐ、山頂だと聞かされた頃に僕の後ろを歩いていた忍が何か呟いていることに気付いた。耳に意識を集中して何とか言葉を聞き取った。

「おいで…おいで…おいで」

病弱を装っていた忍は最後尾を歩いている。そばに、呼び掛けて来るような生き物もいるはずがない。

893 : ◆DJINKbmZw2 :2008/10/13(月) 09:56:15 ID:adn+FyG3O
何を呼んでいるのかは聞く気にもならなかった。ただ、背後で繰り返される言葉だけが怖かったので、自然と忍から離れるように早足になった。
そうやってたどり着いた山頂は広場のようになっていて粗末な木のベンチがいくつかあるだけだった。ベンチに座れるのは暗黙の了解で園長、寮母、室長と順番が決まっている。
ベンチに座る権利の無い人間は地面に座り込み、弁当を広げる。煮物の汁が染み込んだ、お握りが三つと漬物が数切れ。そんな弁当でも天気の良い野外では美味しく感じられた。
弁当を食べ終わり、自由時間が与えられたが当然のように忍と僕は行動をともにしなければならない。

「ちょっと着いてこい。トイレ行ってきます」

一言目は僕に、二言目は所在なさ気にしている寮母へ投げかけた言葉だ。当然のように忍に着いていくように寮母に言われ、忍の後を歩く。
登って来た山道を少し下ってから薮の中に入って行く。

「小便だけなら、この辺ですれば?」

薮をかきわけて前を進む忍に声をかけたが返事は無く、ただ薮の中を滑るように下って行く。

「おいで…おいで…おいで…」

薮の先に舗装されていない、かろうじて車道だと分かる程度の場所まで辿り着いた時に、ようやく忍が足を止めた。何かを呼ぶ声に数歩、距離をあけて横に回り込む。

894 : ◆DJINKbmZw2 :2008/10/13(月) 09:57:23 ID:adn+FyG3O
何もない空間に両手を広げて何かを抱え込むようにしている。呼び掛ける言葉はずっと続いていたが、少しずつ広げた手が狭まっていくのをぼんやりと見ていた。

「おいで…おいで…おいで…おいで…」

繰り返される言葉を聞いているうちに吐き気に襲われた。吐き気がする程の不快感の中、忍の手を見た。抱きしめて撫でるような手の動きをしながら、徐々に空間は狭まっていく。

「いい子」

唐突に言葉が終わる。握り潰すように忍の両手が合わさり、不快感が消えた。忍は薄笑いを浮かべながら指を組んでいる。

「今のって何してたんだ?」

「さ迷ってるのが居たから保護したんだよ」

心の底から嬉しそうな返事が返された。追求しようと思った矢先、背後から僕と忍を捜す寮母の声が聞こえてきた。

「収穫したし戻ろう」

その言葉で寮母達の元へ急ぐ。固く閉じられた両手は開かれて何事も無かったように薮をかきわけていた。
僕達が広場に戻ると既に一時間近くたっている事を告げられ、僕だけが怒られた。信用の無さは健在だった。慌ただしくリュックと水筒を持ち、全員で山道を下る。
早く施設に帰りたかった。あの時、感じた不快感から離れたかった。真後ろを歩いている忍が、また何かに呼び掛けるのでは無いかと気が気じゃなく、自然と急ぎ足になっては寮母に忍の面倒を見るように言われた。
背後から嘲笑交じりの小声。

「もう居ないから大丈夫だよ、お前が怖がる必要はない」

ようやく養護施設に戻り、一息ついた夜から忍が熱を出して丸二日、寝込んだ。食事も満足に取れない状態なのに忍は笑っていた。

「いい拾い物だったから熱ぐらいなら喜んで引き受けるよ」

895 : ◆DJINKbmZw2 :2008/10/13(月) 09:58:18 ID:adn+FyG3O
終わりです。

896 :本当にあった怖い名無し:2008/10/13(月) 11:45:24 ID:o2qj+hIY0
>>880->>887
枯野さん、乙です。
レトリックの使い方と文章の削げ方が慣れてますね。
個人的には、もっと長文で読んでみたいですがww

>>892->>895
忍の人、乙です。
弁当の中身の記述が、侘しい味を出していてよかった。
忍、その環境から救われるといいですね。

897 :本当にあった怖い名無し:2008/10/13(月) 13:20:25 ID:2GqNfDqdO
枯野氏&忍の人、乙です

898 :本当にあった怖い名無し:2008/10/13(月) 13:27:28 ID:cBHmQcg60
枯野さん、忍の人乙です。
変なことが気になったんですが、
松岡君は男の子、神隠しにあった子は女の子。
どっちでもよかったのかな。

忍は集めたモノや今回拾ったモノをどうするんでしょうね。
それ考えると怖い。

899 :本当にあった怖い名無し:2008/10/13(月) 14:30:35 ID:AQse8r6b0
ダブル乙。
教授の中の人も待ってるよ。

900 :本当にあった怖い名無し:2008/10/13(月) 18:52:27 ID:/ptgFoH90
感想がない、と批判があった途端感想レスのオンパレードwww
なんかもう哀れでならない

901 :本当にあった怖い名無し:2008/10/13(月) 21:16:49 ID:t07xCLbeO
赤緑さん待ってるよ!

902 :本当にあった怖い名無し:2008/10/13(月) 23:40:19 ID:wX5jaJi90
まとめサイトのシリーズ物と同一作者の違いって何?

903 :倉庫 ◆G5DS5Oo8XM :2008/10/14(火) 00:19:47 ID:8qScl1Sh0
>>902
特に違いはないです。
違いがあるとすれば、フィクション臭がするかしないか。
でも忍の人とかケイさんとかはノンフィクションらしいので……境界線はあやふやです。
「漣じい様」は洒落怖本スレに投下された、自分の体験談という形なので同一作者に入ってます。

あと、今のデータの一部は洒落怖差分の方から引き継いだものなので、その名残でもあります。

904 :本当にあった怖い名無し:2008/10/14(火) 00:20:53 ID:7St9MNBJ0
倉庫乙と言わざるを得ない。

905 :本当にあった怖い名無し:2008/10/14(火) 00:32:48 ID:JTAqwRlU0
ただコピペしてるだけだろ。お前でも出来るよ。
つーかこのサイトの管理人って、ここで批判する人を叩きまくってるやつだろ?すぐ分かったけどさ。
やり方がせこいんだよバーか

906 :本当にあった怖い名無し:2008/10/14(火) 02:00:08 ID:7St9MNBJ0
他人が褒められたり認められたりするのが癪に障るのかい?
ご愁傷様です。

907 :本当にあった怖い名無し:2008/10/14(火) 09:30:57 ID:SSnE0BCg0
> 考察や、好きな話について語り合いましょう。

これもう外しちゃえばよかったのに
話について語るやつなんていないだろ

908 :本当にあった怖い名無し:2008/10/14(火) 10:01:45 ID:+utHfSAf0
>>907
いや、必要だと思う。
でないと、結局教授みたいに史実と違う事を書いても信じる人が出て来るだろう。
最初ノンフィクションのノリだったし。素直にそれ信じちゃった人多いと思うよ。
フィクションの弊害。だからフィクションの後出しした時に叩かれたと思う。
話の内容云々じゃなくて、事実関係の誤認に繋がるのでイクナイ。
書く人もちゃんとその辺を勉強してから書いてもらいたい。
それとあまりに作中本人のキャラ萌えが酷いと同人臭くなるので勘弁。

909 :本当にあった怖い名無し:2008/10/14(火) 12:15:49 ID:Putw96NQ0
教授の話しで素直に信じてしまうような間違った歴史的事実が書かれたことってあったか?

910 :本当にあった怖い名無し:2008/10/14(火) 13:40:39 ID:+utHfSAf0
>>909
その発言痛い。ってか読んでないだろ尾マイ。

911 :本当にあった怖い名無し:2008/10/14(火) 13:56:05 ID:RgI+iTiTO
>>909
構うな構うなw
またループするだけだ。


912 :本当にあった怖い名無し:2008/10/14(火) 13:58:22 ID:SSnE0BCg0
>>908
教授への批判を俺に言われてもな・・・(´・ω・)

> でないと、結局教授みたいに史実と違う事を書いても信じる人が出て来るだろう。
> (略)
> 話の内容云々じゃなくて、事実関係の誤認に繋がるのでイクナイ。

それは鵜呑みにして信じるほうにも問題があると思うけど
指摘はあってもいいと思うけど、話の内容について語り合ってる人っていないだろ

913 :本当にあった怖い名無し:2008/10/14(火) 15:50:16 ID:+utHfSAf0
>>912
スマソ。許してくれい。そしてあんた頭いいなw
その通りだ。

914 :本当にあった怖い名無し:2008/10/14(火) 19:47:57 ID:CJLdFOjd0
なんで鵜呑みにして信じるのが問題あるの?
あんな歴史的な事、ほとんど誰も知らなかった事柄だから鵜呑みにしてもしょうがいないだろ
問題は「フィクションだから大して問題じゃない」という奴らの方だと思うぞ
話はフィクションでも、描かれてる題材はノンフィクションなんだから、軽々しく考えたら駄目だろう。
映画でも小説でもそう言うことあったら萎えるだろ?

915 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/14(火) 22:14:41 ID:AUdMLshn0
地元の方に対して、大変失礼な記述があるかもしれないので、再度お断りしておきます。
この話はフィクションです。

ハルさん 後編 1/15

失神と覚醒を何度も繰り返した。
意識をなくして安穏の世界に入っても、悪夢が追いかけてくる。

私は狭い和室に転がり、天井を見ていた。
ひどい空腹。
水を飲みたい、と、切実に思う。喉さえ潤えば、動く力が戻ってくるのに。
でも。
…でも、蛇口をひねることができない。
出てくる液体は、無色透明な飲料水じゃない。黄色味を帯びた粘液で、嘔吐後の吐瀉物のような臭いがする。
何日も前から、そんな現象が続いていた。調べてもらおうにも、発生する費用を払うツテが、私にはない。
仕事を解雇されたのは、社長に囲われることを断った腹いせだ。
だから、私は悪くない。
だけど、こんな罰を受けるのは、やっぱり、私に原因があるんだろうか。
私は、このまま、干からびて死んだほうがいい人間なんだろうか。

理不尽な悲しみに目を覚ますと、頭上から修験者たちのしわがれた声が降り注いだ。
顔の上に、唾液のような異臭を放つ液体が降りかかる。
覗き込んでいるんだ…。
その光景を想像したとき、私の意識はまた途切れた。

916 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/14(火) 22:15:08 ID:AUdMLshn0
ハルさん 後編 2/15

次の夢はやたらと眩しかった。
室内なのに、天井からの強烈な光源が私を照らす。
目を閉じようにも、瞼ひとつ動かせなかった。もう死んでいるんだ、という自覚が、私にはあった。
膨れた腹にメスが入る。痛みはないけど、激しい動揺がある。
大きく切り開かれた子宮から、取り出される私の赤ちゃん。
どこにも傷はない。綺麗な体。
私自身は大怪我と大火傷を負ったのに、赤ちゃんは無傷だ。
嬉しかった。
それだけが救いだったのに。
金色の髪をした女が、赤ちゃんを私の隣りに寝かせ、解体を始めた。
ひどいひどいひどい!!!
私たちは人間として扱われることさえないのか!

「…うー…」
暗闇の中、意味もなく呟いてみた。
自分が、いま目を覚ましているのか、まだ生きているのか、確認したかった。
生きてるみたい。…残念(笑)。

917 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/14(火) 22:15:58 ID:AUdMLshn0
ハルさん 後編 3/15

だってね。
むごい死に方を迎えるために生きるのなら、もうこのまま止まりたいんだ…。
死が訪れる瞬間を待つ生き方は、辛い。
ハルさん。教授。一緒に行ってくれるよね。
もし先に行ってるなら、待ってて。

「小角さま」
途切れかけた意識に、訴える声がある。
「小角さまが守護されたという藤原を我らも守ってまいりましたが、このあまりの仕打ち。もはや不満を抑えきれませぬ」
別の声。
「鎌足を平癒したという小角さまを信じて、ここまで藤原京を守ってまいりましたが、地下深くに埋められ、餓死した同胞を見るにつれ、信念が揺らいでおります」
その瞬間、修験者たちの慟哭が闇に満ちる。

【鎌足】のキーワードを、頭の隅で、ぼんやり捉えた。
中臣鎌足のこと…だ。後の藤原鎌足、つまり、藤原氏の始祖。
小角は鎌足と面識があったんだな…。それも、病気を治療してあげるような近しい間柄だったんだ。
修験者たちは、自分の始祖に当たる小角に傾倒していたから、藤原氏にも協力を厭わなかった。不比等に代替わりしていたとしても。
でも。

でも。
教えてあげなきゃ。
小角は、藤原氏と天皇によって、数年後に無実の罪で流刑されるんだよ。

918 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/14(火) 22:16:35 ID:AUdMLshn0
ハルさん 後編 4/15

空気に修験者の怒りが満ちた。
「やはり!」
「藤原は裏切ったか!!」
「小角さまは我らを見限ったのではない。藤原が我々から小角さまを遠ざけていたのだ」
「我らは小角さまに見捨てられたのではない」

修験者たちの生き生きと決起する様を見るのが嬉しかった。
私自身の鼓動が減少していたとしても。

「もはや、蘇我(入鹿の姓)を調伏する意味は、我らにはない」
「むしろ、藤原に敵する者同士、蘇我に肩入れして死のうではないか」
「蘇我、万歳!」
「蘇我よ、藤原を滅ぼしてくれ!」
「蘇我よ、我らの力が及ぶ限りの未来、藤原に仇を為し続けてくれ!!」
延々と続く呪詛の声。

そして。
私は、3度目の夢に引き込まれていった。

919 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/14(火) 22:17:21 ID:AUdMLshn0
ハルさん 後編 5/15

1300年前の衣装を身につけた役人たちが、地面に掘った穴から、ミイラ状の遺体を引きずりだす。
「修験者とはいえ、ただの人間だな。醜い死に様だ」
そう言いながら向かった先は、飛鳥川の河川敷。
最後まで職務を全うした修験者の骸は、背骨に沿って切り開かれ、皮と内臓・骨に分けられた。
四肢も同じく骨を取り除かれ、敬虔な阿羅漢は皮一枚の布にされる。
次々と運び込まれる餓死体を、役人たちは無表情に縫い合わせた。
首を残したのは、個人を識別するためではなく、単に、グロテスクな外観が呪力を高めると信じられたためだ。

可哀相に…。
私は心底同情した。
可哀相に。あなたたちは、藤原京のための道具なんかじゃないのに。

朱雀門に入鹿の大首が現れた。
役人は、修験者たちの亡骸の呪具を、入鹿に向かって放った。
呪具は、けれど、役人の思惑通りには働かなかった。
入鹿を封じるはずが、逆に体内に入って力を増し、ついには藤原京の結界を破った。

藤原京は、当時、最新の建築様式を誇った都だったにもかかわらず、16年で平城京に遷都し、近年まで存在さえ確認されなかった。
対照的に、入鹿の都である飛鳥は、歴史にはっきりと名を残した名都とされている。

ハルさんは、藤原討伐をめざす修験者たちに取り込まれながら、私だけを安全な地帯へ押しやってくれた。
だから私は、最後のハルさんの手の温かさを覚えてるんだ。

920 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/14(火) 22:18:29 ID:AUdMLshn0
ハルさん 後編 6/15

【美耶、死ね!!!】
黒板に大きく書かれた自分へのメッセージを見たとき、私は何を思ったんだっけ…。
それまでも、けっこう陰湿なことされてたけど、人目を隠れてのことだったから、私自身も虚勢を張れた。
そんな見栄張りな私だったから、クラス中に【自分がイジメられてること】が知れたこの行為、かなり凹んだはずなんだよね…。
死にたいと思ったんだっけ…?
そこまで思いつめたんだっけ?

「何それ?」
私が買い込んだ綿ロープを見て、兄貴が怪訝な顔をしてた。
そうだ。あのロープは自殺用に準備した物だったんだ。
なら、なぜ、私は、いま生きているんだろう。
誰かが止めたわけじゃない。自分で思い留まったんだ。
生きたかったから。死にたくなかったから。

…まだ、私は死んでない。
体は凍ったみたいに冷たくて動かないけど。
助けを呼ぶ声さえ枯れているけど。
まだ、私は死んでない。
死にたくない。

921 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/14(火) 22:19:23 ID:AUdMLshn0
ハルさん 後編 7/15

突然、携帯電話が鳴った。
反射的に動いた指が、着信コールを押す。
兄貴の声が小さく流れてくる。話したくても、もう電話機を掴む力がない。
「…お…」
お兄ちゃん、と、呼んだつもりだった。
兄貴の声が大きくなって、焦っているのがわかる。
「美耶?!お前、いま、どこにいんの?!」
…またその質問…。ワンパターンな兄貴…(笑)。

視界には、凍てつく冬の星空と、凍った大地が見える。外だ。
しかも、ハルさんの車のすぐ脇で、私は倒れてる。
橿原の警察署にいる、と、伝えたかった。そうすれば助かる。
だけど、声が出ない。声が出ないよ。

強烈に眠くなった。
最後に兄貴の声が聞けて、なんか、安心した。

機能を停止しかけた脳の中に、けたたましいクラクションが響いた。
ハルさんの車からかな。
そんなわけ、ないか。

922 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/14(火) 22:19:54 ID:AUdMLshn0
ハルさん 後編 8/15

快晴だったはずの奈良盆地は、私が見つかった直後から、豪雨に見舞われたらしい。
飛鳥川が決壊し、流域には大きな浸水被害が出た。
藤原京は、一時、湖になってしまったようだ。
入鹿が殺された飛鳥板蓋宮(あすかいたぶきのみや)も、入鹿の首塚も、蘇我の祖である蘇我馬子の埋葬された石舞台(異説あり)も、史跡が破損するなどの損害を被った。

その飛鳥川の濁流に乗って、川底に堆積していた人骨がいくつか地上に押し上げられた。
地元の新聞によると、藤原京のあたりで定期的に起きていた失踪者の骨ではないか、ということだ。
その骨に混じって。
ハルさんは発見された。

923 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/14(火) 22:20:26 ID:AUdMLshn0
ハルさん 後編 9/15

3日後に奈良の総合病院で目を覚ました私が聞いたのは、不思議な奇跡の話だった。
私は、ハルさんの車の陰で、誰にも見つからずに凍死しかけていたらしい。
兄貴とは電話で繋がっていたけど、兄貴も状況がわからずに途方に暮れていた。
そんなとき、電話越しにもはっきりと聞こえるほどの大きさで、クラクションが鳴った。

橿原の警察署の人が、私を見つけて助けてくれた。
彼は、
「あの無人の放置車が君のことを教えてくれたんだよ」
と言った。

………ハルさん。
また、助けてくれて、ありがとう。

924 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/14(火) 22:21:09 ID:AUdMLshn0
ハルさん 後編 10/15

ベッド脇でお見舞いのケーキを切っていた母が、ふと目を上げた。
私もつられて見ると、教授の奥さんがニコニコしながら立っていた。
「おかげさまで、夫は無事に退院しました。いまから家に帰します」
「まだ歩くことは難しいので、本人は駅のロビーで待たせてありますが、美耶さんには大変感謝しています」
そう言ってくれる。

兄貴から話は聞いていた。
あの夜、私自身は地下の闇の中でもがいていた記憶しかないけれど、教授の枕元には、妙な神格を身につけた私が現れたらしい。
そして、
「いま、小角を説得してる。呪いを解くには、竜神の力が必要だから」
というようなことを、時代がかった言葉で伝えたそうだ。
それを見た奥さんは、胸騒ぎを覚えて、すぐに兄貴に連絡を取った。
兄貴が私の携帯に電話をし。
私は、止まらない悪夢から生還することができた、というわけ。

広島から、わざわざ途中下車して奈良に寄ったという奥さんは、もう一つ、嬉しいニュースを私に教えてくれた。
「晴彦、そろそろ点滴が取れそうなの。リハビリついでに美耶さんの病室を訪問するって行ってたから、来たら声かけてあげてくださいね」

そっかあ。
ハルさん、もうそんなに回復したんだ。
私も早く元気になろうっと。

925 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/14(火) 22:21:49 ID:AUdMLshn0
ハルさん 後編 11/15

午後の浅い時間。
私は、温かい布団の中で、うつらうつらとまどろんでいた。
頭の片隅に、母と一緒に病院に来ていた兄貴の、暇つぶしに本を繰る音が、染みる。
「おっ。もう起きられるようになったのか」
突然、兄貴が立ち上がった。
私は目を開けなかった。なんだか、顔を合わせづらい。
「ここまでヒイヒイ言いながら辿りついた」
ハルさんは笑いながら、すぐ真横のベンチに身を預けた。
「生還の感想は?」
ハルさんにベンチを譲り、兄貴が私のベッドの端に腰掛けてくる。
私は、反対側に寝返りを打ち、ときどき目を開けては、話に聞き入った。
「悪くはない」
と、ハルさんは答える。
「帰りたいとは思ってなかったんだけど、目が覚めたときは、ほっとした」
「そんなもんだ」
兄貴は軽くいなした。

926 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/14(火) 22:22:25 ID:AUdMLshn0
ハルさん 後編 12/15

ハルさんの話によると、ハルさんは、入鹿の首に呑まれた瞬間のことを、
「いきなり地面がなくなって落ちた」
と記憶していた。
そのまま生き埋めになり、わずかな酸素を貪りながら死を待っていたところに、荒れ狂った泥流が押し寄せたのだという。
「水の音はずっと聞こえていたんだ。でも、オレがいたのは川底なんかじゃなかった」
と、ハルさんは断言する。
「飛鳥川には、地上には出ていない支流がいくつかあったんじゃないかな。オレが聞いたのは、その地下水の音だったような気がする」
「飛鳥の水脈かあ…。【亀石】なんて、水辺には程遠いのに、水がらみの伝説が残っているしな」
兄貴も楽しそうに賛同してた。

「変な話だけど」
ハルさんが声を潜めたので、私は、さらに耳をそばだてた。
「オレが窒息して死にかかってたとき、美耶ちゃんの心臓がリンクしてきた、気がする」
どきん、と、した。
「何、それ?」
兄貴が怪訝な声を出す。
「つまり…美耶ちゃんのエネルギーをオレがもらってしまった、というか…。だから、この子、数時間であんなに衰弱しちゃったんじゃないかな」
ハルさんの言い方には罪悪感が含まれていた。

私は、もちろん、ハルさんに怒りなんか湧かなかった。

927 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/14(火) 22:22:57 ID:AUdMLshn0
ハルさん 後編 13/15

そのあと、兄貴は、ハルさんが消えたときの私のうろたえた様子を、ハルさん本人に伝えた。
…あとで絶対に殴ってやる(汗)。
ハルさんは、ときどき笑いを交えながら、聞いてた。
そして、
「今度、甕の呪いを受けそうなときには、美耶ちゃんと一緒に行動はできないな」
と気遣ってくれた。
そしたら、兄貴が、
「もう甕はないぞ。お前たちが見つかったと聞いたときに、粉々にしてきたから」
と言った。

…そっか。
兄貴の言葉に、納得した。
病院に運ばれて眠っていた間に見た、最後の夢には、眼光の鋭い修験者が出てきた。
彼は甕を脇に抱え、白金に輝く天空に飛翔していったから。

928 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/14(火) 22:23:50 ID:AUdMLshn0
ハルさん 後編 14/15

ハルさんが兄貴の心配を盛んにするので、私は起き上がって、伝えた。
「呪いはもうない」
兄貴たちが不思議そうな顔をした。
言葉を続ける。
「竜神がすべてを持ち去った。私との契約は果たされた」

直後、我に返った。
恥ずかしかったので、布団をかぶって、2人からそっぽを向いた。
兄貴が、
「教授と奥さんが見たのは、これかあ」
と笑ってる。

そして、教えてくれた。
「教授の仮説によると、美耶は、古代シャーマンの能力を持ってるのかもしれないって」
「邪馬台国の王となった卑弥呼を頂点として、日本にはそれ以前から持衰(じさい)と呼ばれるシャーマンの血筋があった。神がかりで自然と融和し、人間に恵みをもたらす一族だ」
「いまの宗教や神降ろしなんか足元にも及ばないスーパーマンとして崇められていたようだけど、能力が衰えると、次の世代への贄として殺されたそうだ」

ハルさんが続けた。
「たしか、諏訪にもそんな風習があったな。8歳の子どもを諏訪湖に沈める」

929 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/14(火) 22:32:00 ID:AUdMLshn0
ハルさん 後編 15/15

生贄、人柱、人身御供。
教授からはいろんな言い方を教わった。
そのどれもが、多くを助けるための少数の犠牲なのだということも。

イジメもそうだよね。
私が爪弾きにされているあいだ、クラスはまとまってた。

人間は怖い。
神のせいにして、同族を平気で殺す。

ハルさんが言った。
「美耶ちゃんは大丈夫だよ。オレが恩返しするからね」

…困ったけど、…ちょっとだけ嬉しかった。

圧倒的な多数に死を望まれる贄は、【尊い犠牲】なんて美談にされることも多いらしい。
だけど、そんな死に方、喜べるわけがないと思う。
「僕は美談は信じない」
と、かつて、教授は言った。
「人間は、生きたいと思うことが当たり前なのだから」
と付け加えて。

930 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 00:05:14 ID:Putw96NQ0
教授きてたのか
乙!

931 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 01:00:43 ID:CrlZZb/IO
教授乙です

932 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 01:18:48 ID:4lZYtlBVO
教授の人、乙です!

933 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 01:33:29 ID:hKc7CIb40
教授、乙です。
今回の甕から始まる一連のお話で
オカ的な部分のどこがフィクションで
どこが史実を基にした部分なのか知りたいっすね。
専門的な知識は自分には全くないんだけど好きなのでw

甕が蠱毒としてではなく、この話に使われたような方法で
呪詛返しに使われていたということに元ネタがあるのか。
生皮をつないで作ったブツはキショイですが
昔むかぁしにはそういうものもあったんでしょうか。

934 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 07:07:38 ID:6fjtCxzt0
>>914
鵜呑み〜の部分は自己責任で後はよろしく、って事なんでしょ。
投稿している方にすれば。
だから、あくまでもフィクションだからね、違う供述があっても突っ込まないでね、と言っている。
しかし、素直な人は今まで信じていただろうし、書き込みにも
どこが真実と虚構の境目か見分けられない人も未だにいるみたいだし。
これらを踏まえると、あなたの軽々しく考えるな、と言う意見には大賛成だ。


935 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 08:05:17 ID:CTZjpceP0
素直な人が信じてしまうから事実と違う事は書くなと言うことか。
オカ板で言う事じゃないなw

936 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 08:27:51 ID:6fjtCxzt0
>>935
ハッキリ言うと、腐女のキャラ萌えラノベはいらん!
と言う事だ。
主人公の名前みなもさんにすればヨカンベw

937 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 09:17:24 ID:/IPshiyX0
「ハッキリ言うと」って意見が全然違う方向にいってるじゃねーか・・・
このスレにいるのってこんなのばっかりなのかよ

938 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 10:00:32 ID:2k+ypamo0
そうなんです、すみません

939 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 13:55:00 ID:SKB1VNYd0
「事実を基にしたフィクションは書くな」ってことダヨ。
無茶を言うなw

940 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 14:36:21 ID:WuIUDzK8O
教授、乙。
常識のあるヤツは、どこがフィクションで
どこがノンフィクションか
だいたいわかるんで
これからも教授色でお願いします。

941 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 15:42:39 ID:omsPVuWgO
教授の中の人は天皇家が嫌い?

942 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 17:44:17 ID:tocMnEvd0
中高年未満で好きな奴いるのか?
比較的若い層は無関心or嫌いが大勢を占めてんじゃねえの

943 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 18:05:51 ID:omsPVuWgO
いや世代的にどうとか聞いている訳じゃないのですが


944 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 18:40:53 ID:hkzOxqKpO
どこまでがフィクションとか、投下直後の作者本人に聞く事じゃないだろ
興醒め以前にいくらなんでも失礼過ぎると思うんだが、、、


945 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 19:10:34 ID:9iCfV/zM0
教授さんもしのぶも他の作者も乙です。
楽しんでます。

教授の人。
フィクションだと解らず噛みつくようなのは放置でいいですよ。
普通に理性のある人はそんなことわざわざ言われなくても解ってると思うので、
最初の「フィクションです」は無くてもいいと思う。

噛みつく人もここを読んでいるって事はある程度こういうのが好きなんだろうから、
なんでもかんでも「それはおかしい」だの言うのは無粋過ぎると思う。


946 :sage:2008/10/15(水) 20:22:58 ID:YzkaVb7bO
まこと超乙

947 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 21:03:15 ID:8jF1A+tx0
>>945
ふー・・・なんて中身のない発言なんだろう。
都合の悪いことは放置で良いよ、マンセー意見だけを見てろってか?
さんざん揉めてから「フィクションです」と断りを入れたってのに、また蒸し返すのかこの馬鹿は。
ドラマなどの「フィクションです」という断りもまさにいまの様な議論が起こったから加えられんだよな。
>理性のある人は〜分かってる
とか、分からない(事実だと認識している)人の為にやってると言うことが分からないのか。
この話を初めて読む人がこれからも出てくるだろう。
そう言うことをお前は全く理解できてないな。
>なんでもかんでもおかしい〜
なんでかんでもおかしい、と言ってるわけではないだろう。
おかしいことはきちんと対処すべきだよ。お前社会人じゃないんだろうな。
無粋とかじゃないよ。責任だよ責任

948 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 21:04:36 ID:8jF1A+tx0
>フィクションだと解らず噛みつくようなのは放置でいいですよ。
もの凄い勘違いをしてたんだね・・・・
フィクションだと分からず噛みついてるわけじゃないのに。ログ読み返せ

949 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 21:19:44 ID:6fjtCxzt0
>>947に同意だ。事実をもとにしていないフィクションだから
叩かれているのだ。
デタラメの事実の上に物語を構築するのは虚構の世界でキモイ
ラノベ以外の何物でもないだろうが、馬鹿が。
それを皮肉って934は936に続いている。ゆとりは理解不能か・・・哀れな。
理解していないのは恐らく937,939とか944,945だな。


950 :オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY :2008/10/15(水) 22:07:22 ID:SlgRSYFq0
>>930 >>931 >>932 >>933 >>940 >>944 >>945
どうもありがとうございます。
ってか、思ったよりたくさんの人が読んでくれていて感動しました(笑)。

>>933
甕の使われ方は書いてなかったと思います。次回の番外で。
フィクションかノンフィクションかは、興味があれば検索してください。

>>945
ありがとう。
ただ、事実とすることで、人を不快にさせる物語ってあると思うの。
特に、今回は地域系スレッドの方々にコッソリお世話になったので、配慮しました。

>>941
この質問、大好きです(笑)。答えは【非】ですね。
天孫系を悪とする記述と、藤原を否定する話は、元にした資料の影響です。

951 :本当にあった怖い名無し:2008/10/16(木) 00:09:45 ID:1tf0aCyv0
>>1に「実話、創作不問。」って書いてあるんだからどっちでもいいだろうに
くだらない議論に無駄な労力を使う奴等だな

>>947
> なんでかんでもおかしい、と言ってるわけではないだろう。
自分が気に入らないから噛み付いてるんですよね

>>949
> デタラメの事実の上に物語を構築するのは虚構の世界でキモイ
> ラノベ以外の何物でもないだろうが、馬鹿が。
本をあまり読んだことが無いんですね
たまには外に出たほうがいいですよ

952 :本当にあった怖い名無し:2008/10/16(木) 01:38:39 ID:sPHeBPMf0
>>949 >>951
二人とも煽りすぎだ。頭を冷やしなされ。
誰が読んでも不快な文章になってるぞ。



953 :本当にあった怖い名無し:2008/10/16(木) 02:25:40 ID:qrL38AcY0
教授Zでした。
ところでお前ら次スレの方にも保守カキコヨロ。

次スレ
【霊感持ちの】シリーズ物総合スレ6【友人・知人】
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1223829762/

954 :本当にあった怖い名無し:2008/10/16(木) 07:04:56 ID:JeNDJ/rF0
教授はいちいち反応しすぎ、長くやれるタイプじゃないな

955 :本当にあった怖い名無し:2008/10/16(木) 08:25:06 ID:qNCNbG5c0
あれをスルー出来てるから問題なし

956 :本当にあった怖い名無し:2008/10/16(木) 12:57:16 ID:FxBNKjyG0
だな。お仲間とだけ仲良くやって周りが見えなくなるタイプだ。内輪と外野の温度差に気づいてないんだろう。
これからも続けるならネタが尽きるのは自明の理。苦し紛れにキャラ萌えに走るしかないんだろうな。
マンセー意見だけにレスして、批判はスルー、これって正しいとでも思ってるの?
教授のせいでこんなに荒れるなら専用スレ立ててやってくれんかな?迷惑だよ」

関係ないけど、次スレ立てるの早すぎないか?なんで800台で建てたんだよ?

957 :本当にあった怖い名無し:2008/10/16(木) 14:21:12 ID:Y5WsdANbO
>>956
レス数の前に容量の上限が見えたから、前回の轍を踏まない様にしたのかと。
でも思う程長文書く人がいなかったんだな。
次スレ立てるタイミングのルールあると分かりやすいね。

958 :954:2008/10/16(木) 14:32:23 ID:hE/BUhGQ0
>>956
「だな。」ってお前誰に同意してんの?

959 :本当にあった怖い名無し:2008/10/16(木) 15:32:00 ID:iZ/F8bHKO
>>958
オレも思ったw

脳内のお仲間と仲良くやって周りが見えなくなるタイプなんだろw

960 :本当にあった怖い名無し:2008/10/16(木) 17:23:14 ID:rxRkEVP5O
個人への中傷で書き込み禁止要請したら
何人か一斉にいなくなりそうだなw

961 :本当にあった怖い名無し:2008/10/16(木) 21:05:03 ID:Txf5hAJJ0
>>960
個人中傷は主にここの住人が批判した人を叩く時にしか見かけないんだけど。
つーか、要請って何?

962 :本当にあった怖い名無し:2008/10/16(木) 21:15:02 ID:Txf5hAJJ0
>>958-959
普通に流れを読んでたら分かると思うけど。
どう考えても上のレスの「あれをスルーしてるから問題なし」に対しての「だな」だろ?

「あれをスルーしてる」=批判レスをスルーしてる

そのあとの「お仲間とだけ仲良くやって周りが見えなくなるタイプだ。」で読み取れるだろ普通。



963 :本当にあった怖い名無し:2008/10/16(木) 23:37:05 ID:iZ/F8bHKO
>>962ネット上とはいえ、久々にホンモノ見たわ
バカの論理ってスゲーな

964 :本当にあった怖い名無し:2008/10/17(金) 03:45:42 ID:zo4QrKjuO
>>963
禿同ww

965 :本当にあった怖い名無し:2008/10/17(金) 06:43:12 ID:OCp6BTQc0
>>962
問題なし、に同意して批判してるとかねえだろ、わかんねえよw

966 :本当にあった怖い名無し:2008/10/17(金) 09:08:55 ID:zo4QrKjuO
>>962
「あれ」≠批判レス
「あれ」=粘着野郎=おまえ
普通に流れを読んでたら分かると思うけど。

天然だとしたら、怖いわ、おまえ。
釣り?

967 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/10/17(金) 10:16:39 ID:T/LqxZPQ0
[いざない]
1/12
町外れにある古びた洋館。
普段ここを訪れる人は少ない。
と言うのも、この辺りは人通りが少ないことに加え、この建物の存在はとても”薄く”、
普通の人にそれと認識されることが滅多にないからだ。
誰かが何らかの理由でそのようにしていると思われる。

今、ここを訪れようとしている男――名前を遠野と言う――のように、
少々の霊感持ちであればここを見ることができる。
しかしそれこそが、この館に住む者の意図することであった。


968 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/10/17(金) 10:18:58 ID:T/LqxZPQ0
2/12
いかにも怪しい洋館・・・、こんなものがここにあったとは。
遠野は思う。
中々の掘り出し物かもしれない。まずはどれ程のものか、安全確認だ。
大して危険も無いようなら、ちょっとした肝試しに使えそうだし、
こういう所なら女の子の受けも良さそうだ。

と言っても、もちろん中では何が待ち受けているか分からない。
が、自分が感じるところでは・・・問題ない。微弱なものしか感じない。
それに、こちらにはありがちだが魔除けの代表、アメジスト入りのお守り袋もある。

時刻は夕暮れ時。
遠野は真っ赤に染まった空を何となく見上げてから、館の扉を開け、中に入っていった。


969 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/10/17(金) 10:22:31 ID:T/LqxZPQ0
3/12
玄関ホールで辺りを見渡してみる。
多少薄暗いが、懐中電灯が必要な程ではない。
空気は・・・いい。陰鬱で人気を感じない空気が流れている。上々だ。
2階に続く階段があるが、そちらは後回しにし、遠野は1階を探索することにした。

ホールから奥へと歩みを進めていくと、いくつかの装飾品が目に入る。
洋館にはぴったりな、かなり錆びているが、槍を持った中世の甲冑なんてのもあり、遠野はほくそ笑む。
壁にはいくつか絵が掛けられていたような跡がある。
おそらく掛けてあった絵は、盗まれたか、主が売り払ったか、といったところだろう。

やがて、リビングらしき大部屋に出た。
天窓から明かりが差し込んでおり、この部屋は明るい。
大きなテーブルやソファなど、埃まみれだが、裕福な家庭を思わせる家具が置かれている。
キョロキョロと見渡しながらリビングを通り過ぎ、続いている隣の部屋に向かう。
ここはダイニングキッチンというものだろう。
素人目にも中々センスの良さが分かる家具、棚には食器が納まっている。


970 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/10/17(金) 10:27:58 ID:T/LqxZPQ0
4/12
・・・と。
遠野は不可解なことに気付く。
何で家具や食器が置かれたままになっているんだ?

ここは別荘という類のものではないだろう。建物自体もやや老朽化しているし、特に手入れもされている様子は無い。
ここの主は、家具も含め、館ごと置き去りにして新天地にでも行ったのか?
あぁ、そのうち売り払うつもりだったのかも知れない、か。
まぁいいか。金持ちの考えることは分からん。

1階には他に2,3の部屋があったが、特に何もなく、遠野は2階へと向かった。


971 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/10/17(金) 10:31:35 ID:T/LqxZPQ0
5/12
遠野が2階を後回しにしたのには意味があった。
玄関を入ってすぐ、2階に何かいるような気配を感じたからだ。
そして実際に上がってみて確信する。廊下の突き当たり、重そうな扉のあの部屋に何か居る。

元からここに居るものか、または外から来てここに棲みついたものか・・・?
いずれにせよ、あの部屋でここのメインイベントが待っているのだろう。
遠野は他の部屋には見向きもせず、真っ直ぐ奥の部屋に向かった。

扉の前で、ポケットからお守りを取り出す。またこれに頼るか。
今まで何ヶ所か心霊スポットに行ったことがあり、ここ以上に強い霊気を感じるところもあったが、このお守りがあれば平気だった。

握り締めると不安や恐怖が拭われる・・・よし、この程度なら問題ない。
遠野は扉を開け、部屋の中に入った。


972 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/10/17(金) 10:38:48 ID:T/LqxZPQ0
6/12
部屋の中は思ったよりも暗かった。壁の上に小さい窓が付いているだけだからだろう。変わった造りの部屋だ。
徐々に目が慣れてきた遠野は、扉は開けたままにし、部屋の中へと進んだ。
少し、何か・・・重い空気が流れているのを感じる。
遠野はお守りを握り締めた。大丈夫、大丈夫だ。

部屋の中を見渡してみると、いくつかの家具が目に入る。
本棚、クローゼット、書斎デスク、と・・・
そこに場違いなものを見つけ、遠野はハッと息を呑む。
この細長い台、これは・・・解剖台?
書斎デスクの後ろに、小さな解剖台があった。

何か、グロテスクなイメージ・・・嫌な感じ・・・すごく、嫌な感じだ。
デスクの後ろには近づかないようにして、暗がりの中、他を見渡す。
と、壁に絵が掛かっているのを見つける。

絵は、若い女性の肖像画だった。とても綺麗な女性だ。
絵の下には[1971.3.23 容子]と書いてある。
遠野はしばし絵を見つめていた。

声「お袋の絵だよ、綺麗だろ?」
突然、後ろから声がした。


973 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/10/17(金) 10:41:45 ID:T/LqxZPQ0
7/12
遠野は飛び上がらんばかりに驚き、慌てて振り向く。
そこには長髪の男が立っていた。いつの間に・・・?
男「ようこそ、我が家へ」
男はニヤニヤ笑っている。
遠野は少し後退りをする。
なんだ、こいつは・・・?普通の人間のように見えるが・・・何か異常を感じる。
男「ここは親父の”仕事場”でね。それはそれは熱心に”働いて”いたよ」
変にアクセントを付け、フフン、と鼻で笑いながら男が喋っている。

遠野はようやく口を開く。
遠野「え・・・っと。ここは、君の家・・・か?」
男「あぁ。あんたは大事なお客さまって訳だ」
男はそう言うと、こちらに近付いてくる。
遠野「ま…まて!止まれ!」
男は、何だ?という顔をして立ち止まる。

遠野「俺には、分かるぞ・・・。お前、何者だ?」
男はまたニヤニヤした笑いを浮かべる。
男「さぁ、何者だろうな。どう見える?」


974 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/10/17(金) 10:46:26 ID:T/LqxZPQ0
8/12
どう、と言っても、遠野にはただの長髪の男にしか見えない。
しかし何か・・・危険な相手であることは確かだ。
遠野はお守りを前にかざす。
遠野「・・・俺に、近寄るな!」
男「どう見える?俺の姿は、どう見える・・・?」
男は構わずに近寄ってくる。何故だ?これが・・・効かないのか?
遠野「来るな・・・来るな!」
今まではこれで近寄ってくるものは居なかったのに・・・

男は何事もないように、遠野の目の前まで来る。
男「何を持っているのかな?」
そういうと、男は遠野の差し出している腕を掴み、捩じ上げる。
遠野「あっ・・・ぐぁっ・・・」
遠野はそのあまりに強い力に、お守りを落としてしまう。
男「大事なものが落ちたぞ?」
男はそのまま遠野を床に投げ伏せ、落ちたお守りを拾い上げる。

男「弱いなぁ・・・こんなオモチャ、ここじゃ意味ないぜ?」
男はお守りの袋からアメジストを取り出し、手の平で転がしている。
やがて男が手を強く握り締め、広げると・・・粉々に砕けたアメジストがサラサラと手からこぼれていった。
遠野は倒れたまま、信じられない目でそれを見ていた。


975 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/10/17(金) 10:52:52 ID:T/LqxZPQ0
9/12
男「さぁ、どうする?あと何かあるか?」
男は屈みこんで遠野に聞く。
しかし遠野にはもう何もない。後は・・・助けを乞うだけだ。
遠野「頼む、もうここには来ないから・・・」
男は遠野が言い終わる前にその首を掴み、宙吊りにする。
遠野「あ、ぐぅ・・・、や・・・ぁ・・・やめ・・・」
男「苦しいか?いいぞ!命乞いをしろ!」
命乞い・・・?するさ!嫌だ、死にたくない!

遠野は必死で懇願する。
助けてくれ!まだ死にたくない!やりたいことが沢山あるんだ!
苦しくて上手く声が出せないが、必死で願う。
生きたい!死にたくない!嫌だ、嫌だ嫌だ!
首を絞められ、遠野の意識は徐々に薄れていく・・・が、助けを乞い続ける。
嫌だ、死ぬのは嫌だ・・・助けて・・・
死にたくない、死にたく、ない・・・
死にたく・・・

擦れていく遠野の目には見えていなかったが、男は冷ややかな目でそれを見ていた。
そしてそれ以上に冷たい視線が・・・いつからか部屋の入口に立っていた少女からも向けられていた。


976 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/10/17(金) 10:59:44 ID:T/LqxZPQ0
10/12
「どうだ?優理」
泡を吹いて意識を失った男を放り捨て、俺は妹に聞いた。
小さな水晶のような石を持った優理は、しばらくそれを見つめて・・・答えた。
優理「うん。大丈夫・・・」
俺「そうか・・・よしよし」
ニヤリと笑い、俺は床に倒れた男の様子を見る。よし・・・まだ、生きているな。

優理「それ、どうするの?」
男「あぁ、ちょっと思い付いたことがあってな」
優理「・・・そう。部屋、あまり汚さないでね」
優理はそう言うと、大事そうに石を抱えて自分の部屋に戻っていった。

汚さないで、か・・・。

・・・・・・

・・・忌々しい

あぁ!忌々しい!
まったくあいつの態度には毎度毎度腹が立つ。
妹の癖に俺に命令するとは!汚さないで?こんな汚い部屋を、か?これ以上どう汚せって?


977 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/10/17(金) 11:02:46 ID:T/LqxZPQ0
11/12
優理は”完璧”な存在なんだろう。俺と違って、だ。
だから上からものを言ってくる。自分が俺より偉いと思っているのだろう。

徐々に崩れていくこの感じ、この苦しみなんて、あいつには分からないだろう。
いつまでもあの姿のままで居られるあいつには・・・!

親父が俺を実験台にしたのは知っている。
それも頭にくることだが、それ故に、少なくとも今の優理が在るのは、俺のお陰な訳だ。
なのに何故・・・俺だけがこんな苦しい思いをしなければならない?
考えれば考えるほど、腹立たしいことばかりだ。


・・・が、しかし。
今あいつがやっていることには大いに協力する。
この家をある種の人間にのみ見えるようにして、その人間だけを集める。
そして死の恐怖を与える。
その時の思念?感情?よく分からないが、命への執着心、生きたいと強く思うその願望をあの石に集めている・・・らしい。
言葉や、その思考に力を持っている人間の、そういった思念が必要だという。
親父とお袋を生き返らせ、そして俺を治すためには。


978 :赤緑 ◆kJAS6iN932 :2008/10/17(金) 11:09:26 ID:T/LqxZPQ0
12/12
そのためにここでこうしている訳だが、俺はもっと効率のいい方法を思いついた。
もっとここに人を呼び込む。そのために、餌を撒くんだ。
こいつを使えばいい。

こいつの、ここで俺と会った記憶を削り取り、外に放り出す。
そうすればきっとこいつは、勝手に噂を流してくれるだろう。
町外れに怪しげな洋館がある。心霊スポットってやつだ。
大丈夫、自分は無事に戻ってきた。そう言ってくれるだろう。
まぁ、無理に削ったこいつはそのうち死んでしまうだろうが、関係ない。

噂を聞いた霊感を持たない人間がこの近辺に来たとしても、ここを見つけられずに帰るだけだろう。
しかし、もし霊感持ちが一人でも居れば、ここを見つけ、入って来てくれる。
それが目的だ。

優理と違って、俺には時間がない。
このまま崩れ去るのは嫌だ。
きっと俺は、誰にも負けない完璧な存在になってみせる。
そのためにも、もっと、もっとここに人を呼び寄せるんだ・・・。


979 :いかせ屋ケンちゃん:2008/10/17(金) 11:54:57 ID:E3quBex50
み−つけ、いかせ屋ケンちゃん参上
あと、21
こスレ、こスレ
逝かせてやれ
弟子達、集まれ

980 :本当にあった怖い名無し:2008/10/17(金) 13:38:25 ID:qrmPgAj9O
実話でも創作でも構わないとテンプレにある以上は創作も受け入れるべきなんだろうけどさ・・・
創作なら書き手の技量が問われるんだからクオリティーを下げないで欲しい。
赤緑も教授も回を重ねるごとに劣化している気がする。
初心に返り最初の投下を読み直して欲しい。

981 :本当にあった怖い名無し:2008/10/17(金) 13:41:55 ID:uJ87OtA10
読む側の目が肥えてきてるんだよ

982 :本当にあった怖い名無し:2008/10/17(金) 15:24:45 ID:GvDrHFY00
は?今までドンだけ読み物読んでないんだよ?
普通につまんなくなってるんだよ。
赤緑は論外だし、教授は前にいた霊感主婦友を見るようでウザクなってきた。
>>950のように全レス返しとかありえんわ。
馴れ合いはやっぱり悪だな。

983 :本当にあった怖い名無し:2008/10/17(金) 16:04:38 ID:B2AxsVRs0
レスしてもしなくても文句書かれるのは気の毒だなぁ…

984 :いかせ屋ケンちゃん:2008/10/17(金) 17:31:20 ID:hxeiI+Om0
あと、16
こスレ、こスレ
逝かせてあげて

985 :いかせ屋ケンちゃん:2008/10/17(金) 17:32:47 ID:hxeiI+Om0
1000まで逝って、天まで逝って

986 :いかせ屋ケンちゃん:2008/10/17(金) 17:33:59 ID:hxeiI+Om0
なんだ坂、こんな坂
ここスレ!ここスレ!

987 :本当にあった怖い名無し:2008/10/17(金) 23:04:26 ID:69KgIxNI0
>>967->>978
赤緑さん、乙。
兄ちゃん、イライラするほど悪人っぽくて好きです。
新規の遠野じゃなくて、4人の誰かのピンチシーン&復活シーンが見たい。

988 :本当にあった怖い名無し:2008/10/18(土) 00:07:06 ID:l0I1qdMv0
乙ー

989 :いかせ屋ケンちゃん:2008/10/18(土) 10:03:37 ID:vxM5vRGu0
イエ−イ、
さすらいの、いかせ屋ケンちゃん参上
故スレ、故故レス、故故スレ、故スレ
故スッて、一気に逝かせて上げて
弟子共、集まれ、1,000闘体制じゃ

990 :本当にあった怖い名無し:2008/10/18(土) 12:21:25 ID:/eu7s6CVO
梅揚げ

991 :本当にあった怖い名無し:2008/10/18(土) 12:40:00 ID:YbNDH9Yo0
ume

992 :本当にあった怖い名無し:2008/10/18(土) 13:42:34 ID:6rfcoHcDO
梅干し

993 :本当にあった怖い名無し:2008/10/18(土) 16:28:44 ID:6CPrgwS40
うめうめ

994 :いかせ屋けんちゃん:2008/10/18(土) 18:54:05 ID:XtJ9f9Ct0
あと、6
さあ−、故スレ、故スレ、故故レス、故スレ
コスリ倒して、1000まで、逝かせて

995 :いかせ屋けんちゃん:2008/10/18(土) 18:54:54 ID:XtJ9f9Ct0
あと5つ

996 :いかせ屋けんちゃん:2008/10/18(土) 18:56:07 ID:XtJ9f9Ct0
クライマックス!あと、4つ

997 :いかせ屋けんちゃん:2008/10/18(土) 18:59:43 ID:XtJ9f9Ct0
なんだ、スレ、こんな、スレ
逝てまえ!逝てまえ!

998 :いかせ屋けんちゃん:2008/10/18(土) 19:00:37 ID:XtJ9f9Ct0
あと、2つ

999 :いかせ屋けんちゃん:2008/10/18(土) 19:01:15 ID:XtJ9f9Ct0
あと、1つ

1000 :本当にあった怖い名無し:2008/10/18(土) 19:01:43 ID:wHMwMeMmO
1000


1001 :1001:Over 1000 Thread
                      γ
                      (
                      _ノ

                   /
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        (  _   ,、'"    ̄
         `ー--─'"
千本目の蝋燭が消えますた・・・
新しい蝋燭を立ててくださいです・・・

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